7月31日7月31日楽天が今季5度目の2ケタ得点で勝利し、1日で最下位を脱出した。楽天は1回にリックのタイムリーで先制。3回には礒部の2点タイムリー、4回には鉄平、山崎武の連続タイムリー二塁打などで4点。その後もリックの2点タイムリーなどで追加点を挙げ16安打で11点を挙げた。先発・岩隈は6回6安打8奪三振3失点で5月4日以来の2勝目。2005年から続く自身のロッテ戦連勝を4とした。ロッテは、今江、里崎の2点タイムリー、サブローの7号2ランなどで追い上げたが及ばず。先発・吉井は3回0/3を10安打5失点で8敗目。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北楽天 | 1 | 0 | 2 | 4 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 11 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 2 | 7 |
前半の大量失点が響き、連敗を喫した。先発ローテーション生き残りのかかった吉井だが、勝負球が甘く4回途中6失点。移籍後3連続KOに「早い回に試合をつぶしてしまい申し訳ない」と、大きく肩を落とした。終盤には、最大8点差を一打同点という場面まで追い上げただけに、ちぐはぐな試合運びが波に乗れないチーム状況を浮き彫りにした。
夏の恒例企画“出血大サービス”で、ほぼ満員に。ファウルゾーンにせり出した内野席を除いてすべてが自由席となり、入場料は大人1500円、子供500円に設定された。さらに「ビアスタジアム」と銘打ち、通常600円の生ビールが半額の300円に。試合は敗れたが、バレンタイン監督は「序盤からいい打撃を見せていた。それが後半、得点につながった」と反撃を評価していた。
ロッテは終盤の反撃も及ばず、両軍合わせて28安打の乱打戦で競り負けた。9回に7号2ランを放つなど、猛打賞の活躍を見せたサブローだが「（点を取るのが）遅いですね。交流戦の頃は序盤から点を取ってましたから」。5回までに8点のリードを許した展開を悔やんだ。
ロッテ吉井は4回途中6失点で、移籍後3連続KO降板となった。「早い回に試合をつぶしてしまい申し訳ない思いがあります。（6回に味方が3点を返し）追い上げムードになっているので、逆転してくれると信じています」と、ベンチから声援を送った。