わたしはかもめ2007年鴎の便り(8月)

便

8月13日

小野、悪い流れを全力で断つ

14日の西武戦に先発する小野は「勝ちにつながる投球をしたい。せっぱ詰まっていますから」と語気を強めていた。前回の登板で約4ヶ月ぶりの3勝目を挙げたものの、仲間達へ迷惑をかけてきた思いは強い。チームもここ5ゲームで5位オリックスに2連敗、再開の楽天に1勝2敗と厳しい戦いが続いているだけに、自らの投球で悪い流れを断ち切りたい。

◇発売

ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(35)がプロデュースするTシャツが完成。帳面には本人の腕のタトゥーと同じ「野球魂」、裏面にもメッセージが入る。価格は2500円(税込み)で20日よりTEAM26オンラインショップの先行分から順次発売される。

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小林雅FA移籍も、在京セに関心[スポニチ]

15日にフリーエージェント(FA)権を取得するロッテの守護神・小林雅英投手(33)が今オフ、他球団移籍も視野に入れて権利を行使する可能性があることが13日、明らかになった。関係者によると本人は在京セ・リーグ球団に興味を示していると言われており、6年連続20セーブの日本記録保持者によるFA宣言となれば今オフ、各球団による争奪戦が展開されることになる。

小林雅のFA権行使について関係者は「移籍も含め、色々考えると聞いている」と話した。

小林雅は01年から6年連続20セーブの日本記録を樹立。昨年8月は史上3人目の通算200セーブも達成した。今季17セーブで日本記録更新へあと3と迫っている。15日、プロ9年目でFA権利取得となる同投手は今季で2年契約が満了する。長期の稼働が困難なクローザーにおいて、小林雅は抑え転向後、8年にわたって安定した実績を残している。権利の行使となればFA戦線の超目玉となるのは確実だ。

関係者によると小林雅は在京のセ・リーグ球団に興味を抱いているという。3球団中、巨人は05年から小林雅を編成担当がマーク。今季は暫定で抑えを務める上原が先発復帰後の守護神候補として熱視線を送っている。横浜は守護神・クルーンが今季で2年契約が切れる。ヤクルトは抑えの石井弘、五十嵐を故障で欠いており、高津も2軍調整中とあって各球団、クローザーはノドから手が出るほど欲しいのが現状。

本多球団部長は小林雅について「契約のことなので何も言えない」と慎重な姿勢を示しているが、「球団の顔」の引き留めは今オフの最重要策でもある。球団側は昨オフの契約更改から引き留め策を打ち出しているが、小林雅以外にもFA権を既に取得、または今季中に取得する選手が合計6人にも上る。球団は05年に約28億円、昨年は約31億円の赤字を計上。今年以降は05年レベルまでの赤字縮小を目指しており“FA資金”は潤沢とは言えない。

ロッテからFAによる他球団移籍は96年ダイエー(当時)に移籍した田村藤夫だけ。98年ドラフト1位で入団して以来9年間を過ごしたロッテに愛着もあり、守護神のニックネーム「幕張の防波堤」としてファンに親しまれている小林雅は本紙の取材に対し「シーズン中ですから。オフに考えて決めます」とだけ話した。今後の球団の対応、本人の決断次第で今オフのFA戦線は一気に過熱しそうだ。

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星野ジャパン北京五輪プレ大会へ出発…金獲りの土台作る![サンスポ]

星野監督ら野球日本代表は15日、来年の本番を見据えた北京五輪プレ大会(18〜23日)へ出発する。北京は食品、大気汚染など、環境問題が取りざたされている。選手の健康管理のため、マスク、飲料水、目薬、シャンプーなどは日本から持ち込み、現地では生野菜は食べないことを徹底させる。「知りえる限り、色々なことを情報として持って帰りたい」と星野監督。北京で勝つための土台を作ってくる。

◇グッドラック北京2007(北京五輪プレ大会)派遣一次登録選手

位置背番氏名投打所属
投手46植村祐介右右日本ハム
13高橋秀聡右右ソフトバンク
11大田原隆太左左ソフトバンク
21内竜也右右ロッテ
菊地正法左左中日
49若竹竜士右右阪神
15村中恭兵左左ヤクルト
越智大祐右右巨人
90深町亮介右右巨人
29佐藤剛士右右広島
28※加藤幹典左左慶大
19※久米勇紀右右明大
17※大場翔太右右東洋大
20※長谷部康平左左愛知工大
18※宮西尚生左左関学大
捕手63渡部龍一右右日本ハム
3金沢岳右左ロッテ
6斉藤俊雄右右横浜
内野手細谷圭右右ロッテ
56柴田亮輔右左オリックス
66大和右右阪神
67大塚淳右右ヤクルト
61坂本勇人右右巨人
1※小窪哲也右右青学大
外野手5佐藤吉宏右左日本ハム
55岡田貴弘左左オリックス
58高橋勇丞右右阪神
60田中大二郎左左巨人
54吉田圭左左広島
9※加治前竜一右右東海大

※は大学生。菊地正法(中日)、越智大祐(巨人)、細谷圭(ロッテ)は辞退。

◇グッドラック北京2007(北京五輪プレ大会)試合日程

月日現地日本ホーム−ビジター球場
予選リーグ
08-1810:3011:30中国−フランス五ケ松第二
18:0019:00日本−チェコ五ケ松第二
08-1910:3011:30フランス−日本五ケ松
18:0019:00チェコ−中国五ケ松
08-2018:0019:00フランス−チェコ五ケ松
19:0020:00中国−日本五ケ松第二
準決勝
08-2210:3011:30予選2位−予選3位五ケ松第二
18:0019:00予選1位−予選4位五ケ松第二
3位決定戦
08-2310:3011:30五ケ松第二
決勝
08-2318:0019:00五ケ松第二

[注]「五ケ松」の「ケ」は木へんに果。

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ソフトバンク、処分軽減申し立て行わず…ドーピング問題[サンスポ]

ソフトバンクは13日、使用していた薬品から禁止薬物のフィステナリドが検出され、日本プロ野球組織(NPB)から20日間の出場停止処分を受けたリック・ガトームソン投手(30)を「厳重注意」処分とし、NPBには処分軽減の異議申し立てを行わないことを発表した。

ソフトバンクは10日の処分発表時に、球団は今年2月の春季キャンプ時に本人から申告を受けながら医事委員会への照会を怠った球団側の不手際で同投手には責任がないとした。そのためガトームソンの出場停止20日間が重すぎるとし、軽減を求める異議申し立てを行う方針だった。

だが、ガトームソンがヤクルト時代からこの「飲む育毛剤」を服用。当時から禁止薬物のフィステナリドが含まれているとの警告を受けており、その事実をソフトバンクに伝えていなかったことなどが発覚。ガトームソン自身の過失が確認された。そのためソフトバンクは、申し立てを行わないことを決定。この日、球団の竹内孝規最高執行責任者(COO)がヤフードーム内で会見して発表した。

竹内COOは「7月13日のドーピング検査後の摂取薬申告を錯誤して“NONE(なし)”と記入した。本人も無過失とはいえないと判断した」と説明。20日間の出場停止処分を受け入れるとともに、球団からも「厳重注意」処分を科した。

また球団は

(1)
支配下全選手に対して内服する全薬品を再申告させ、禁止物質の含有の有無を再点検する
(2)
アンチ・ドーピングについての専門医師と新たに契約する

などの再発防止策に取り組む方針も発表した。

◇王監督「防げた」

王監督は、ガトームソンのドーピング問題について「うちの問題だけでなく、野球界、スポーツ界全体の問題。大きなことなんだという気持ちをもっていれば防げた」と話した。14日からは首位日本ハムとの3連戦。ガトームソンの出場停止に加え、新垣も負傷で欠くなど、先発投手陣のやりくりは苦しい。それでも「直接対決は、我々にとってチャンス」と前向きだった。

◇竹内COOら処分

ソフトバンクは13日、ガトームソンのドーピング問題に関連し、事前に同投手から使用薬の申告があったにもかかわらず、必要な手続きを怠ったとして、同日付で竹内COOをけん責処分とすると発表した。また、角田球団代表に7日間の出勤停止と10%の減給1ヶ月、福地管理部長に10%の減給1ヶ月の処分を科した。

ソフトバンク・ガトームソン
「自分でも意識が甘かったと思う。(出場停止処分の解ける)3週間後、帰ってきたときにベストを尽くすだけ。」

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ソフト処分軽減異議撤回…ガトーに球団から厳重注意[報知]

ソフトバンクは13日、服用している発毛剤から禁止薬物「フィナステリド」が検出され、日本プロ野球組織(NPB)から20日間の出場停止処分を受けたリック・ガトームソン投手(30)を処分なしから一転して「厳重注意」に、NPBに対して行う予定だった処分軽減の異議申し立ての撤回を決めた。

わずか3日間で方針転換となった。球団は11、12日に再調査を実施。ガトームソンがヤクルト時代に警告を受け、発毛剤を変更した事実を球団に伝えていなかったことが判明した。この日、福岡ヤフードームを訪れたガトームソンは「自分の認識が甘かった」と謝罪した。

球団では2月の春季キャンプで各選手に服用薬品のリストを提出させたが、ガトームソンの分だけ禁止薬物の確認が漏れていた。当時のトレーナーと連絡を取り、事実確認した竹内球団COOは「(トレーナーは)申告書は受け取ったけど、失念されてしまったようだ」と、首をかしげた。

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立川がベルナルド直伝フック打法で勝つ![ニッカン]

プロ野球ロッテの元4番打者の立川隆史(31)がベルナルド直伝の「豪腕フック」でプロ初勝利を狙う。K−1 TRYOUT2007 SURVIVAL(16日、ディファ有明)のプロデビュー戦に向け13日、千葉・船橋市内で練習を公開。今月上旬まで元K−1戦士マイク・ベルナルドの南アフリカのジムで修行を積んできた。教えを胸に、プロ格闘家としての道を開く。

鋭い形相でサンドバッグに向かった。3日後に迫ったプロデビュー戦。パンチ、キックを連打する立川の表情は、プロ格闘家そのものだった。デビュー戦の相手は190センチ、100キロの閻文凱(中国)。「体格ではかなわない。でも気持ちで負けませんよ」と力を込めた。

元K−1戦士ベルナルドのもとで、先月下旬から約2週間の合宿を敢行した。1日約4時間。アーツ、フグをなぎ倒した「豪腕フック」などの打撃技を伝授された。バッティングの腰の回転とパンチのそれとが似ていることも分かった。ベルナルドとのスパーリングで防御も学んだ。技術だけでない。常に前進する精神力も学んだ。「『ばかになれ』と言われた」。この日もベルナルドの教え通り、練習から気持ちを出した。

人生を懸けたデビュー戦には心強い援軍もつく。約50人のロッテの応援団の来場が決まった。野球の時のようにトランペットで応援される可能性もある。「嬉しいですね。やる気も出ます」。デビュー戦でMVPに選ばれれば、年末のK−1 WORLD GP決勝大会でのオープニングファイト出場権を得る。格闘家転向から約5ヶ月。第2の人生の勝負の時が来た。

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