8月24日8月24日エース清水が、25日ソフトバンク戦（福岡ヤフードーム）での先手必勝を誓った。ゲーム差なしで迎えた、首位挑戦権をかけた2位3位直接対決2連戦。「1つ目を取れれば、後ろの投手も続いてくれる。いかに自分のペースで投げられるか」と意気込んだ。夏休み最後の週末で、満員の相手ファンに囲まれる完全アウエー状態。加えて、離脱した主砲小久保の分もと団結力が高まっているだけに、厳しい戦いへ気持ちを高めた。
不敗神話で首位への挑戦権を得る。2位ロッテは25日から3位ソフトバンクとの2連戦。第2戦先発の小林宏は8月に限れば、2003年から5年越し13連勝中。8月最後の登板で“夏男”の力を発揮する。
8月の小林宏はとにかく負けない。今季も3日の日本ハム戦（千葉マリン）、11日の楽天戦（フルキャスト）と連続完封。18日の日本ハム戦（札幌ドーム）では、6回5失点と3点リードされて降板したが味方が逆転して黒星はつかなかった。
移動日のこの日は初戦に先発する清水と、福岡ヤフードームで休日を返上して調整。「（清水）直さんと連勝して、結果として（8月の連勝が）ついてくればいい」と右腕。優勝争いに生き残るため、まずは3位ソフトバンクを叩く。
5年連続2ケタ勝利中のロッテの清水が、6年連続の自己ベスト達成にこだわらない考えを示した。25日のソフトバンク戦の先発に向けてヤフードームで調整。現在4勝で、リーグ戦残り35試合のうち今後の登板数は6、7試合。67〜73年成田文男（7年連続）に次ぐ6年連続2ケタ達成には全勝がノルマとなるが「目標は目標として置いといて、変わらずに投げていきたい。1位通過した方が絶対に有利」と、個人記録よりもゲーム差なしの3位ソフトバンクを振り切ることに集中する。
ロッテ清水直行投手（31）が25日のソフトバンク戦での先発登板へ向け、24日、福岡ヤフードームで約1時間の調整を行った。ゲーム差なしで迎える2位−3位直接対決2連戦を前に、2戦目に先発が予想される小林宏と一緒に汗を流した。清水は「宏之（小林）と『2つ取って（千葉へ）戻ろう』と話した」。約束した連勝のため、大事な初戦へ入念に準備を整えた。