ロッテが逆転勝ちでオリックス戦の連敗を3で止め、首位日本ハムとの差を2.5とした。ロッテは2点を追う6回にズレータの犠飛、サブロー、オーティズ、今江、TSUYOSHIのタイムリーなど打者一巡の猛攻で7点を挙げ逆転。先発・清水が9回に2点を失い、完投目前で降板するも、8回2/3を10安打8奪三振4失点で、8月2日楽天戦以来の5勝目。2人目・小林雅に23セーブ目。オリックスは後藤の7号ソロなどで先制するも、先発・デイビーが6回に崩れ、来日初の10敗目。5位楽天とのゲーム差は2.5となった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | x | 7 |
千葉ロッテは1日、オリックス18回戦(千葉マリン)を行い、7−4で逆転勝ちし、連敗を2で止めた。0−2の6回に打者12人の猛攻で7安打を集中し一挙7得点。エース清水は完投目前でストッパー小林雅にマウンドを譲ったが、8月2日の楽天12回戦(千葉マリン)以来の5勝目を挙げた。2日は同19回戦を行い、小林宏が先発予定。
清水が今季5勝目を挙げた。「投球内容に完璧は望まない、粘りながらですか」と振り返るように、被安打10と毎回のように走者を出す投球ながら何とか4失点にまとめ、苦しんでつかんだ約1ヶ月ぶりの白星だった。
8月2日の楽天戦(千葉マリン)で4度目の勝利を手にした後なかなか次の1勝ができず、3度足踏みした。「いつも変わりなく投げている。勝ち負けは打線との巡り合わせもあるが、月始め(の登板)はいつもいい」と“運”も味方にした。
球数は146を数え、完投目前の降板だったが、久々のエースの力投。勝負所でスプリット系のボールが生きた。指揮官は「清水に期待したのはチームに勝利をもたらすこと。それをしっかり実現してくれた」と笑顔を見せた。
5回までわずか1安打とデイビーを攻めあぐねていたが、今江が体を張った好タックルで生還すると、それまで沈黙していた打線がうそのようにつながり、この回打者12人の猛攻でオリックスの投手陣を一気に打ち崩した。
2点を追う6回、今江が低めのフォークを左前打すると、早川の絶妙なバント安打などで3つの塁を埋め、ズレータの中堅ライナーで三走の今江が猛チャージ。送球が一塁側ファウルエリアを転々としている間に二塁から西岡も一気に生還し、同点とした。
「タイミング的にはアウトだったが、普通にスライディングしてもだめだったのであれしかないと思った」と今江。この気迫あふれるプレーでチームが1つになった。勝ち越し打を放ったサブローは「今江のファインプレー。あの走塁でしっかりしないと、と思った」と振り返った。
首位日本ハムとのゲーム差は2.5に縮まった。サブローは言う。「ここからは負けられない」。目指すは1位でのクライマックスシリーズ進出。殊勲の今江は「05年の時のようなビッグイニングが出せれば。打線がつないでつないでいければもっと勝っていける」。その言葉は力強かった。
ロッテ今江の気迫のタックルが反撃のノロシだった。2点を追う6回裏無死満塁から3番ズレータの浅い中犠飛で三塁走者の今江が突っ込む。ダイレクト返球でホームでのタイミングはアウトだったが、体ごと捕手にぶつかりセーフ。ボールが後にそれて、二塁走者の西岡も同点のホームを踏んだ。
「チームが勝つこと優先ですから、普通に行ってもダメだと思っていた」と振り返った。バレンタイン監督も「今江のハッスルプレーで勝利を確信できた」。そこから3連打で5得点。左前適時打のサブローは「PLの後輩が見せてくれたから燃えるものがあったよ」。この回打者12人、一挙7点の猛攻で逆転に成功した。今江は「終盤の集中打は日本一になった05年の戦いぶりと似ている」とニヤリ。首位日本ハムとは2.5ゲーム差になった。
執念が大量点を呼び込んだ。ロッテが2点を追う6回。無死満塁からズレータの浅い中飛で三塁走者・今江が突っ込む。タイミングはアウトだったが、捕手・日高に体当たりで落球を誘った。「あれしかなかった。日高さんには申し訳ないけど、勝ちたいですから」二塁走者もかえって同点。打者12人の猛攻でこの回一挙7得点で逆転だ。
5回までデイビーの前に1安打。6回先頭で左前打した今江が気迫を見せた。決勝打のサブローは「今江の走塁で自分もしっかりせなと思った。あの打席は気持ちが勝った」。全8安打のうち7安打を集中させ、ビッグイニングを作った。
今江は左手有こう骨骨折で5月27日から約2ヶ月間も戦線離脱した。今も痛み止めを飲んでプレーすることもある。「手も良くなってきた。流れも来ている」首位・日本ハムとは2.5ゲーム差。逆転優勝へ今江の完全復活は欠かせない。
ロッテは6回に7得点。今江のファイトあふれる走塁が逆転勝利をもたらした。0−2の6回無死満塁で三塁走者だった今江は、ズレータの浅めの中飛で本塁へ突入。ブロック体勢をとる日高に激しく体当たりし、落球(記録は坂口中堅手の失策)を誘って、一気に二走まで迎え入れた。この直後に勝ち越し適時打したサブローは「今江のガッツあるプレーで、自分の中に燃えるものがあった」。チームメートを鼓舞する好走塁だった。
ロッテ・今江のショルダータックルが逆転勝利を呼び込んだ。2点を追う6回無死満塁、ズレータの浅めの中飛で三塁走者として本塁へ突入。相手捕手・日高に体当たりをかまし落球を誘って、二塁走者の西岡まで迎え入れた。これを機に打者12人による7安打で一挙7得点。左手甲骨折から7月末に復帰して以来、初のお立ち台で「タイミング的にアウトだったのであれしかなかった」と笑顔を見せた。チームは連敗を2で止め首位・日本ハムに再び2.5ゲーム差に迫った。
ロッテが6回に一挙7点を奪い逆転した。0−2で迎えたこの回無死満塁から、3番ズレータの中犠飛と悪送球の間に同点に追い付くと、続くサブローの左前打で勝ち越し。なおも1死一塁からオーティズが左翼線へ適時二塁打。その中継が乱れる間にオーティズも生還して突き放した。オーティズは「走り疲れたよ。記録だけでもランニングホームランにしてもらいたい」と笑顔で話した。
ロッテは0−2の6回無死満塁からズレータの犠飛に失策が絡んで同点。さらにサブロー、オーティズの適時打など打者12人で7長短打を集めて一挙7点を奪い、逆転した。清水が8回2/3を4失点で5勝目、小林雅は23セーブ目。
0−2の6回無死満塁で三塁走者の今江は、ズレータの浅めの中飛で本塁へ突入。ブロック体勢をとる日高に体当たりし、落球(記録は坂口中堅手の失策)を誘って、一気に二塁走者まで迎え入れた。この直後に勝ち越し適時打のサブローは「今江のガッツあるプレーで、自分の中に燃えるものがあった」と話すほどチームメートを鼓舞する好走塁だった。