わたしはかもめ2007年鴎の便り(9月)

便

9月4日

千葉ロッテ3−2西武(千葉マリン)

ロッテが1点差で逃げ切り、4日ぶりに2位浮上。首位日本ハムとのゲーム差を2.5に縮めた。ロッテは4回に竹原の5号3ランで先制、そのまま逃げ切った。先発・成瀬は7回を4安打5奪三振2失点で13勝目。自身初となる7連勝で今季西武戦無傷の6連勝。昨年から続く千葉マリンでの連勝も7に。防御率1.79、勝率9.29は両リーグトップ。西武は7回にカブレラのタイムリー、中島の犠飛で1点差に追いつくも反撃及ばず、今季4度目の4連敗。4位楽天とのゲーム差は1に広がり、最下位・オリックスとのゲーム差は1に縮まった。

123456789R
西武0000002002
千葉ロッテ00030000x3
バレンタイン監督
「成瀬は6回まで素晴らしかった。非常に落ち着いていて制球力も良く、投手に必要なものを全て持っている。」

◇西武戦無傷6連勝

西武戦無傷の6連勝で13勝目を挙げたロッテの成瀬は「西武はホームラン打者が多い。厳しく攻めたことでいい投球ができた」と振り返った。序盤は得意のチェンジアップを封じ、直球主体の投球。これが奏功し、6回までわずか1安打に抑えた。終わってみれば7回2失点。強いこだわりを持つ防御率も1点台を維持した。今季唯一の黒星は横浜戦で、パ・リーグにはいまだ負けなし。「これからも負けない投球をしたい」と頼もしかった。

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ロッテお得意様に6連勝…成瀬「最優秀投手」へ前進[夕刊フジ]

立ち上がりから制球が安定し、緩急の変化もさえた。ロッテの左腕、成瀬が7回4安打2失点の好投で、チームトップの13勝目。今季の西武戦は負けなしの6連勝となった。「序盤から調子は良く、厳しいコースに投げられた」。大崩れしない安定した投球内容はこの日も変わらなかった。

防御率1.79でリーグトップを維持。13勝以上の最高勝率投手を対象とするパ・リーグの「最優秀投手賞」のタイトルにも、大きく前進した。チームはソフトバンクを抜いて2位に浮上し、首位日本ハムとも2.5差に。10日からの直接対決での登板も予想され、「絶対に勝ちたい。負けられない」と好投を力強く誓った。

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竹原が3点本塁打、継投で守り抜き2位浮上[千葉日報]

千葉ロッテは4日、西武21回戦(千葉マリン)を行い、3−2で逃げ切り、再び2位に浮上した。0−0の4回、竹原の5号3点本塁打で均衡を破った。先発の成瀬は7回2失点で13勝目。8回から薮田−小林雅とつなぎ、反撃をかわした。5日は同22回戦を行い、小野が先発予定。

◇「完璧にとらえた」

糸を引くような鋭い打球が左翼席に突き刺さった。4回、竹原が0−0の均衡を破る5号3ラン。「完璧に真芯でとらえることができました」。理想通りの打撃に胸を張った。初球136キロの外角球を豪快に空振り。2球目、甘く入ってきた121キロのスライダーを逃さなかった。「何とかしたいという気持ちだけで打ちました」。打った瞬間、本塁打と分かる一撃だった。

3回まで毎回先頭打者を出しながら拙攻で無得点。この回も無死から連打にヒットエンドランを絡めて一、三塁としながら二者凡退。「なかなかランナーを出しながら得点に結びつかないという苦しい展開だった」。結果以上に大きな得点となった。

◇大事な一戦、真っ向勝負貫く

防御率1点台とリーグトップを走る成瀬が西武打線を7回2失点にしのぎ、7連勝で13勝目をマークした。「ファンの声援のおかげ。ホームランバッターが多いので、厳しく厳しく行こうと思った。いいピッチングができた」と最高の笑みを浮かべた。

6回までは「自分の生命線」という伸びのある真っ直ぐと、チェンジアップで打者を牛耳った。7回やや甘く入った球を外野に運ばれ、無死から3連打を許し、犠飛で2点目も失ったが、最後は内角球で二ゴロと力でねじ伏せた。球数は110球を数え、最後はさすがに疲れを隠せなかったものの「勝ち星を意識しないでいつも通り投げた。7回はコースを意識してしまった」と反省したが、「自分の勝ちも欲しいが、チームが勝てて良かった」。大事な一戦の意味をしっかり意識し、真っ向勝負を貫いた。

リーグを代表する左腕へと成長を遂げた21歳はお立ち台で、「ここからが勝負。気を抜かないように、いかに自分のピッチングを続けていけるか。負けないピッチャーを目指したい」と力強かった。

バレンタイン監督
「成瀬は6回まで素晴らしい投球だった。7回はやや制球が甘くなったが、しっかり3つ目のアウトを取ってくれた。今後につながる投球だった。竹原の本塁打はチャンスがつぶれかかった中、非常に大きな当たりだった。」

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成瀬13勝2冠快走!ロッテ2位浮上[デイリー]

「これからも『負けない投手』を目指します」。白星を重ねるごとに、その言葉が、笑顔が自信に満ちあふれていく。ロッテ・成瀬が4日の西武戦で7回2失点の好投、チームを2位浮上に導く13勝目を飾った。

今季早くも7試合目の西武戦に「変化球を見られるしカットされる。苦しい投球でした」と振り返る。6回まで1安打投球も、7回に3連打を浴び、犠飛も許して2失点。1点差と迫られたが、踏みとどまった。「先発としては、いい投球はできた」。西武からは、これで6勝だ。

今回の登板でプロ入り初のシーズンの規定投球回数にも到達。敗戦はわずか1。防御率1.79。勝率.929と驚異の数字が並ぶ。勝率のタイトルである最優秀投手賞獲得の条件である13勝にも到達。防御率もリーグトップを快走で「(タイトル2冠も)いける範囲だと思う」と力強い。

試合途中に日本ハム劣勢を知り「絶対負けられないと思った」。その反骨心、勝負強さが、首位・日本ハムに2.5差と迫る勝利を呼び込んだ。

バレンタイン監督から「活躍するまでは出るな」と言われた選手寮から、今季終了後に退寮する。成績同様に、21歳左腕が独り立ちの時を迎えている。

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ロッテ・成瀬“あっ晴れ”西武戦6連勝!パ相手には11連勝[サンスポ]

肌の感触が変わっていくのが分かった。4回、ベンチ前でキャッチボール中の成瀬の目に、先制3ランを放った竹原の姿が飛び込む。このリードを7回まで守り抜き、勝率のタイトルの条件である13勝目をマークした。

成瀬
「竹原さんが本塁打を打ったときは鳥肌が立ちましたよ。」

パ・リーグのチーム相手には無傷の11連勝を飾り、西武には6連勝。勝率.929はもちろんリーグ1位だ。トップ独走の防御率(1.79)と共に現在2冠。勝ち星でも横浜高で1年後輩の西武・涌井に3差と迫った。

1点リードの7回の攻撃中には、降雨のために25分の中断。勝利投手の権利を得て降板を告げられていたが、成瀬は雨空へ試合続行を願っていた。「自分の勝ち星を考えたら終わってくれた方がいいのでしょうけど、チームの流れもありますし、9回までやって勝った方がいいと思ったんで」。あくまで、チーム優先主義を貫いた。 頼もしき21歳左腕が好投を続け、ソフトバンクを抜いて2位浮上。この日敗れた首位・日本ハムとは2.5ゲーム差に詰めた。

「これからも、負けない投手を目指していきます」。試合後のお立ち台。雨上がりの夜空に向かって、思いっきり雄たけびをあげた。

◇竹原が勝負決めた!今季5号3ランで成瀬を援護

竹原が、成瀬を援護する3ランを放った。4回2死一、二塁で内角低めの変化球をすくい上げ、左翼席に今季5号。3回まで毎回先頭打者が出塁しながら、得点できなかっただけに「なかなか得点できない苦しい展開だったので、何とかしたいという気持ちだけで打った」と、勝負を決めた一打を喜んだ。

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成瀬13勝!西武キラーだ6連勝![報知]

蒸し暑さが残る夜も、歓声に包まれたヒーローインタビューで一気に解消した。負けない左腕・成瀬がいつも通りの仕事をこなした。「自分のピッチングができたし、野手の援護もあった。そして、ファンの声援があってここまできました」。照れながらファンの喝采を浴びた。

雨による中断を契機に7回2失点で降板も、チームトップの13勝目をマーク。勝率は9割2分9厘に上昇し、13勝以上の投手で最高勝率を争う「最優秀投手」のタイトルも見えた。7回は3連打と犠飛で2点を失ったが、相性のいい西武にはこれ以上の失点は許さない。「チェンジアップが見られて苦しかった」と振り返るが、このカード6連勝、パ・リーグ相手に2年越しの12連勝と勝利を積み上げた。

精密な制球力と打者のタイミングを外すフォームは、バレンタイン監督の信頼も大きい。「彼は投手に必要なものを、全て備えている」。指揮官からは活躍するまで寮生活を命じられていたが、それは今季で解禁。来季は1人暮らしする予定だ。リーグを代表する左腕として認められた。

防御率も1.79で、杉浦忠(南海)以来となる48年ぶりの防御率1点台&9割以上の勝率を堅持。「9回が終わってチームが勝っていればいい。自分の勝ちより防御率にこだわりたいし、これからも負けない投球を目指したい」負けないこと。1番難しいテーマを、まだまだ追い続ける。

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負けない“招き猫”成瀬が13勝目[スポニチ]

“招き猫”が白星を引き寄せた。成瀬が7回4安打2失点で、チームを2位に押し上げる今季13勝目。スタンドのファンが、今季わずか1敗の左腕の名前を連呼した。

「今日は(決勝アーチの)竹原さんのおかげです。あとはファンの皆さんの声援あってこそ」。21歳にしては大人びたヒーローインタビュー。球場は再び沸いた。

西武と今季7度目の対戦。「チェンジアップを見られている」と研究されていることを察知。序盤はコーナーを突いて直球主体で押した。4回に竹原の5号3ランで先制。一塁側ベンチ前で打球の行方を見届けた成瀬は「鳥肌が立った」。打線の奮起を意気に感じた左腕は、7回に3連打と左犠飛で2失点も、西武戦無傷の6連勝を飾った。

勝率のタイトルの条件である13勝目に到達。同じくトップを走る防御率1.79と共に初タイトルへ、また一歩近づいた。勝率9割以上、防御率1点台以下となれば実に59年・杉浦(南海)以来、48年ぶり5人目の快挙となるが「いける範囲だと思う。負けないピッチングをしていきたい」と成瀬。バレンタイン監督は2位浮上にも「順位はシーズンが終わって意味を持つ」と油断はない。

ロッテは05年などのプレーオフを除くリーグ戦優勝は70年までさかのぼる。ニックネーム「ニャー」の“招き猫”が、大逆転のリーグVも引き寄せる。

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ロッテ投打の若い力で2位浮上[ニッカン]

パ・リーグも3強が大混戦だ。ロッテが西武を3−2で下し、ソフトバンクを抜いて2位へ浮上。首位日本ハムとは2・5ゲーム差に迫った。0−0の4回、竹原直隆外野手(27)が今季5号決勝3ラン。先発成瀬善久投手(21)は、今季西武戦負けなしの6勝で13勝目をマーク。ロッテで西武からシーズン6勝を挙げたのは、77年の村田兆治以来となった。

ロッテが竹原、成瀬と投打の若い力で2位へと浮上した。まずはプロ3年目の竹原が4回、決勝の左越え5号3ランを放った。竹原は「成瀬とは2軍のときから一緒にやってきた。今日は力になれたかな」と、投のヒーローへ笑顔で視線を送った。

無死一、三塁のチャンスから堀、ベニーが凡退。2死一、二塁となったが、竹原が値千金弾を放った。成瀬が「今まであまりないんですけど、嬉しくて鳥肌が立ちました」と興奮気味に振り返った。バレンタイン監督も「あの本塁打が大きかった」と拍手を送った。

投げてはプロ4年目の21歳左腕、成瀬が6回まで三塁も踏ませない1安打投球を演じた。7回に3連打などで1点差に迫られたが「日本ハムが負けているのは知っていたので、絶対に勝たないといけないと思っていた」とリードを守った。2人は一昨年まで2軍のグラウンドで一緒に汗を流した間柄。「お互い上で活躍しような」と励まし合った言葉が現実になった。今季大ブレークした成瀬に、竹原は「刺激にならないはずはないですよ」と笑った。

試合のなかったソフトバンクを勝率で上回り、2位へ浮上。首位日本ハムは敗れたため、ゲーム差は2.5へと縮まった。竹原は「1位通過して千葉でクライマックスシリーズをやりたいので、精一杯やっていく」。防御率、勝率の2冠を守った成瀬も「これからも負けない投球をしていきます」。投打の若きヒーローが、お立ち台で地元ファンに約束した。

◇兆治以来西武戦6勝

ロッテ成瀬が西武戦で今季6勝目(無敗)。ロッテの投手が西武からシーズン6勝を挙げたのは、77年に村田兆治が当時のクラウンから6勝(無敗)して以来30年ぶりとなった。これで成瀬は13勝1敗(勝率9割2分9厘)。パ・リーグでは86年から最優秀賞率投手の条件を13勝以上としており、勝率のタイトル獲得へ権利が発生した。

◇イースタン連続キング

竹原直隆(たけはら・なおたか)
1980年(昭55)4月21日、岡山県生まれ。関西−城西大−三菱自動車岡崎。03年都市対抗で3本塁打、キューバW杯では5番で4本塁打。04年ドラフト4巡目でロッテ入団。イースタン・リーグでは05、06年と2年連続最多本塁打、06年は最多打点もマークした。183センチ、88キロ。現役の日本人野手では唯一の左投げ右打ち。今季推定年俸1130万円。

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成瀬がキラーぶり発揮し13勝目[ニッカン]

ロッテ成瀬が今季西武戦7戦負けなしの6勝目。防御率リーグトップの座を守ると共に、チーム単独最多の13勝目を挙げた。6回まで1安打投球も、7回に3連打と犠飛から2失点。「チェンジアップを簡単に当てられたり、見逃されたりした。今後は工夫しないといけないですね」。7回裏途中、雨で25分間の中断もあったが、相手へ流れを渡すことなく、チームは1点差を逃げ切って2位へ浮上した。

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竹原が今季5号3ラン[ニッカン]

ロッテが4回に、竹原の今季5号3ランで先制した。8月15日の4号に続いて、同じ西武帆足から121キロのスライダーを左翼スタンドへ運んだ。「走者を出しながら得点に結び付かないという苦しい展開だったので、何とかしたいという気持ちだけで打ちました。完璧に芯でとらえることができました」と貴重な先制弾を喜んだ。

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成瀬7連勝で13勝目!ロッテ2位浮上![報知]

ロッテが逃げ切り、2位に浮上した。打線は4回に竹原の3ランで先行し、これを3投手の継投で守り抜いた。成瀬は7回2失点、自身7連勝で13勝目を挙げた。小林雅が24セーブ目。西武は4連敗で、成瀬には今季6勝目を与えた。

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辞退理由を説明…フルキャスト命名権[報知]

楽天の本拠地フルキャストスタジアム宮城の命名権について話し合う広告審査委員会が4日、宮城県庁で開かれ、球場名使用の辞退を申し出ている人材派遣大手フルキャスト社が、文書で辞退理由などを説明した。委員会には楽天球団も参加し、フルキャスト側にヒアリングを行った。今週末にも次回委員会を開き、球場名変更の時期など詳しい話し合いを行う。

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巨人などがアマ選手の希望反映すべきと主張…ドラフト検討委[サンスポ]

来年度からの制度改革を議論するNPB(日本プロ野球組織)のドラフト制度検討委員会(委員長・根来泰周コミッショナー代行)が4日、都内で開かれ、具体的なドラフト実施方法について次回10月の会議でまとめる方向となった。

この日は、希望入団枠の廃止を決めた新ドラフトで、アマ選手の希望を反映させるかどうかを議論。巨人は「いかなる時代でも希望を聞くことが大事」(清武球団代表)と大学生・社会人については希望球団を表明させた上で入札・抽選を行い、希望通りなら7〜8年、希望がかなわない場合は6年、希望を聞かない高校生は7年など、FA権取得期間と連動させる方式を提案した。広島、ソフトバンクも希望を反映させるべきという意見を持っている。

他の9球団はいずれも現状では希望を聞かずに抽選かウエーバーとの考えである上、アマ球界からの強い要望を受けて希望枠を撤廃した経緯もある。それだけに次回で12球団の意見が一致するかは不透明だ。

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ドラフト制度委、10月会議でまとめ、選手希望とFA期間焦点

ドラフト制度検討委員会が4日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、次回会議で制度の大筋をまとめる方針を確認した。すでに希望入団枠の廃止は決まっており、方法は完全ウエーバーか抽選方式に絞られている。ただ、広島や巨人などから、何らかの形で候補選手の希望は聞くべきという意見が上がっており、ここが現在の焦点となっている。次回10月の会議までに各球団が意見を持ち寄り、まとめ上げる。

委員会をまとめる根来泰周コミッショナー代行は「希望を聞くならば、どのように制度に反映させるか。例えば希望球団に入ったらFAを長く、希望以外ならばFAを短くなどの意見もあるだろう」と語った。ドラフトでは選手の希望を聞かず、FAに集約させるべきという意見を主張する球団もあった。根来代行は「11月のオーナー会議では最終的な承認をもらいたい」と、今後の見通しを語った。

また、今後はアマチュア選手へ球団の魅力をアピールするため、各球団が案内書やインターネットのホームページで積極的にPRしていくことになった。さらにNPB顧問弁護士が、統一契約書の解説書を作製し、入団交渉の際に選手に手渡し、内容を理解してもらった上で契約する方針も確認された。

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