9月8日9月8日ロッテが今季4度目の先発全員安打で楽天を下し、3連勝。3位変わらずも、首位日本ハムと2ゲーム差に迫り、クライマックスシリーズ進出マジックを13とした。楽天は3連敗で西武に同率で4位に並ばれた。ロッテは4回までに4点を先制。4回裏、リックのタイムリーで2点を返されるが、5回以降も大松の5号2ランなど、計19安打で今季10度目の2ケタ得点を挙げた。大松は4安打4打点の活躍。久保は8安打2失点、今季2度目の完投で8勝目。楽天は先発・一場が2回2/3を7安打3失点で降板、自身の連勝は3で止まり今季2敗目。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 1 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 10 |
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテは8日、楽天19回戦（フルスタ宮城）を行い、先発全員の19安打で10得点を奪い、10−2で3連勝。3年目の大松が5回に5号2点本塁打を放つなど4安打4打点の大当たり。大松の4安打は今季2度目。久保は2失点、今季2度目の完投で8勝目。9日は同20回戦を行い、渡辺俊が先発予定。
4番・サブローが1回に先制タイムリー。1死一、二塁、7球目の133キロの外角低めの変化球を中前に打ち返した。「打ったのはフォークかスライダー。フルカウントだったので食らいついて打った」と笑みがこぼれた。7日は台風の影響で中止。「2日間、試合がなかったから試合勘がどうなるか心配だったけど、1打席目に結果が出たことでそんなに心配しないで済む」。8回にも左中間に落ちる一打を放ち、10点目のホームを踏んだ。
久保は打線の大量援護を受け、2失点で今季2度目の完投勝利。奪三振と四球はは1つずつ。「味方の攻撃時間が長くなった分、テンポよく投げて、野手のリズムをつくろうと心掛けた」。セットポジションやクイックから両コーナーに投げ分ける持ち味を発揮し、球数は105球の省エネ投球。「投げミスが少なかった。ここにきて自分の思い通りのピッチングがまずまずできている」。昨季の勝ち星を上回る8勝目に満足げだった。
2球目の内角高めの141キロをフルスイングした。5回1死一塁、大松がリードを再び4点に広げる右越え2ラン。「点を取られた直後。追加点を取って久保さんを楽にしたかった」と振り返った。4回2死二、三塁から飛球を1度はキャッチしたが落球。「目測を誤った」。自らの拙守が絡んで2点を献上した直後の打席。1ストライクから高めの直球を迷いなく振り抜いた。「完璧に打つことができた」と胸を張った。第1打席はあえなく三ゴロ。すぐさま見せ場が訪れ、3回2死一、二塁の好機に、高めの速球をコンパクトに打ち返した。「ベンチに戻ってきたとき久保さんから“ナイスヒット”と言ってもらえた」と笑み。久保の登板日は今季ここまで8打数1安打1打点。「何としても打ちたかった」。7回には左前打し、8回にはとどめの右翼フェンス直撃打。二塁ベース上でピースサインでファンの声援に応えた。
今季2度目の4安打で、4打点。「ちょっと出来過ぎ。でもすごくいい状態」と照れたが、10日からは千葉マリンで首位日本ハムとの直接対決4連戦がある。「今後は一戦一戦、大事な試合が続く。1位通過しか狙っていない」。背番号10は吹き出る汗をぬぐいもせず、しっかり前を向いた。
先発全員安打の19安打10得点の完勝で、首位日本ハムへ2ゲーム差に迫った。バレンタイン監督は「うちのチームには良い打線がある」と誇らしげだった。本塁打を含む4安打4打点の活躍を見せた大松も「（台風9号による）中止や暑さの影響もなく、集中することができた。明日も勝ってハムとの4連戦にいい形で臨みたい」と声を弾ませた。
どうにも止まらない。ロッテ打線が大爆発だ。4回までに先発全員10安打で4点を奪うと、5回には大松が右翼席に5号2ラン。終わってみれば19安打10得点の圧勝で、首位・日本ハムを2ゲーム差にとらえた。
4安打4打点と大暴れの大松が胸を張る。4回にはリックの飛球を捕球できず2点適時打にする拙守があったが、それを補って余りある活躍。切れ目のない打線に欠かせない存在となっている。
「我々の打線はどんな日でも多くの安打を出せる。常に力強さを増していけるチームだ」と快勝にバレンタイン監督も上機嫌だ。これで3連勝。V奪回を誓うロッテが、9月に入りますます充実してきた。
ロッテは4回で先発全員安打を記録する19安打の猛攻で3連勝。首位・日本ハムに2ゲーム差と迫った。大松は右越え5号2ランを含む5打数4安打4打点の大爆発。プロ同期の久保の登板日に過去3試合は、8打数1安打の打率.125だっただけに「久保さんの時は打てないことを気にしていた」。シーズン終盤での猛追に、バレンタイン監督は「常に力強さを増してきているチームだ」と逆転優勝に自信を見せた。
ロッテが先発全員の19安打で10点を奪い3連勝。初回にサブローの適時打で先制した後、小刻みに加点。5回には大松の5号2ランで突き放し、終盤も得点を重ねた。久保は2失点完投で8勝目。テンポよく投げて、野手のリズムをつくろうと心掛けたという久保。今季2度目の完投勝利に「投げ損じが少なかった。ここにきて自分の思い通りの投球がまずまずできている」と昨季を上回る8勝目に満足そうに話した。
楽天・先発の一場は2回2/3を7安打3失点とKOされ3連敗。
ロッテが先発全員安打の19安打、10得点で完勝した。初回にサブローの中前適時打で先制すると、5回に大松の今季5号2ラン。7回にもズレータのこの日2本目の適時打などで着実に加点し、首位日本ハムへ2ゲーム差に迫る白星をつかんだ。バレンタイン監督は「シーズンが進むに連れ、力強さを増していけるチームだと思っている」と、満足げな表情で球場を後にした。
ロッテが1回表に、4番サブローの中前適時打で先制した。「フルカウントだったので、食らい付いて打った。2日間試合がなかったから、試合勘がどうなるか心配だったけど、1打席目に結果が出たことで、そんな心配をしないで済むと思う」とコメントした。