わたしはかもめ2007年鴎の便り(9月)

便

9月13日

千葉ロッテ1−4北海道日本ハム(千葉マリン)

日本ハムが東映時代の1962年以来となるリーグ1番乗りの70勝到達。2位ソフトバンクも勝ったため、ゲーム差2は変わらず。日本ハムは3回、田中賢のタイムリー二塁打、セギノールの2点タイムリーなどで4点を先制。先発・グリンは3回途中肩の張りで降板するも、その後4投手の継投で逃げ切った。2人目金森が5月25日以来の2勝目、5人目・MICHEALが32セーブ目をマーク。ロッテは先発・小野が5回途中4失点で自己ワーストタイの9敗目。首位日本ハムとのゲーム差が4に広がり、自力優勝が消滅した。

123456789R
北海道日本ハム0040000004
千葉ロッテ0010000001
バレンタイン監督
「打線はもっと安打を打たないといけない。ことごとく、外野の正面を突いた。」

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打線元気なく敗戦[千葉日報]

千葉ロッテは13日、日本ハム22回戦(千葉マリン)を行い、1−4で敗れ、首位日本ハムとのゲーム差は再び「4」に広がった。この首位決戦は1勝3敗と大きく負け越し。先発の小野は3回に4点を失うなど4回2/3を7安打で降板し9敗目。14日は試合がなく、15日から敵地でオリックス3連戦(京セラドーム大阪)が行われる。

◇ヒット足りなかった

終わってみれば日本ハムの5投手に対し、3安打だけ。試合後のバレンタイン監督は「もっと多くのヒットを打たないといけない。勝利に十分な数のヒットが出なかった」と語気を強めた。大事な首位決戦で1勝3敗。現時点で首位日本ハムとは残り2試合だけで、自力優勝の芽がなくなったが、指揮官は「日本ハムは他のチームに多く負けているし、これから先も状況は変わらない」と、気持ちを次戦に切り替えた。

◇大事な一戦に力み、小野「調子は悪くなかった」

「大事な試合だということはよく分かっていた。こんな結果になって申し訳ない」。小野は5回途中を4失点。数字的には決して褒められる内容ではないが、ある程度の力と持ち味は示しただけに、3回の乱調は悔やまれる。

「調子は悪くなかった」と小野。3番・稲葉ら強力な日本ハム打線を前にして「1人1人抑えていくことだけ考えた」と集中力を高めていた。しかし3回、意識した相手の後に、落とし穴があった。この回、先頭打者にピッチャー返しのヒットを打たれ、犠牲バントで1死二塁のピンチに。「稲葉さんが絡む点が多い。その前後(の打者)を出さない。1番のヒチョリ(森本)とケンスケ(2番・田中賢)を気をつける」。しかし、その警戒すべき打者に挙げていた森本に、初球の内角球を強振されて一、二塁間を破られる安打で傷口を広げられ、続く田中賢には真ん中に入った初球の変化球を右翼フェンス直撃の適時二塁打で先制点を許した。

ここで稲葉には敬遠の満塁策を取ったが、痛かったのは4番・小谷野にカウント2−1と追い込んでから内角シュートで死球を与えて痛恨の押し出し。さらにセギノールに内角球をしぶとく左翼手の前に落とされ、2点を失った。

「勝てば(首位決戦は)五分。自分の投げる試合は最低勝ちにつながるピッチングができれば」。1回に無死の走者を許したが後続を断ち、2回は3者凡退と立ち直っただけに、「力みが出てしまった。気持ちが空回りしてしまった…」と言葉は重かった。

バレンタイン監督
「(4失点の)小野は(3回に先制二塁打の)田中賢に投げたのは非常に甘い球だったが、それ以外の球はそれほど悪くなかった。稲葉への敬遠は歩かせた方が切り抜けられると思ったから。(小谷野に)2ストライクから当ててしまったのも痛かった。うちの打線の当たりは外野手の正面を突いた。ヒットが少なく得点につながらなかった。これから先、自分たちがすることができるだけの試合数は十分にある。」

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痛い再び4差、自力V消滅

ロッテは首位日本ハムに敗れ、今カード1勝3敗と負け越した。ゲーム差は再び4へ広がり、残り2試合の直接対決を含め全勝しても、日本ハムがそれ以外で全勝すれば勝率で上回るため、シーズンでの自力優勝の可能性が消滅した。

前夜の相手エースのダルビッシュ攻略の勢いに乗りたかったが、3回に一挙4点を先制され、終始劣勢に回った。相手5投手の継投の前に、1点を返すのが精一杯。バレンタイン監督も「ヒットが出ず、得点につながらなかった」と、沈黙した打線を敗戦の一因に挙げた。

リーグ優勝は他チームの勝利にかかるが、ボビーは「これまでも日本ハムは多くのチームに負けている。過去にはワールドシリーズVのチームが2位の相手に3勝しかできなかったことも覚えている」。気丈に振る舞い、15日からの10連戦へ視線を上げた。

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直接対決4連戦で1勝3敗…ロッテ自力優勝の可能性消滅[サンスポ]

ロッテの小野が3回に崩れた。田中賢に先制二塁打を許した後、敬遠四球で満塁策をとったが、小谷野に対してカウント2−1から押し出し死球。グラブを脚にたたきつけ、不甲斐ない投球を自ら責めた。

結局この回4失点。先制を許した上、5回もたずに降板した小野は「力みが出てしまった。大事な試合だということは分かっていたが、その気持ちが空回りした」と悔しさをにじませた。

首位日本ハムと2ゲーム差で迎えた直接対決4連戦。絶好の反撃機だったが、逆に1勝3敗と負け越し。自力優勝の可能性が消滅した。

「ワールドシリーズで優勝したチームが、地区2位のチームに3勝しかしていないことが過去にはあった。まだ試合数は残っている」。バレンタイン監督は米大リーグの例を持ち出し、ペナントの行方は分からないことを強調した。しかし、2年ぶりの覇権奪取への道は険しくなった。

里崎
「大事じゃない試合は1つもない。へこむ必要もないし、気にしてない。」(自力優勝の可能性消滅)

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小野5回途中KOで自力V消滅[スポニチ]

ロッテ先発の小野が5回途中4失点で降板。打線もわずか3安打に封じられ、自力優勝の可能性が消滅した。3回に4点を奪われた小野は「あの回だけ力んでしまった。気持ちが空回りしてしまった」と力なく話した。これで首位の日本ハムとは4ゲーム差。「まだ十分な数の試合が残っている」とバレンタイン監督は気丈に話したが、リーグ優勝に向けて数字的には苦しくなった。

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自力Vの可能性が消滅[ニッカン]

ロッテは序盤の失点が響き、敗れた。今カード1勝3敗と負け越し、ゲーム差は4へ広がり、自力Vの可能性も消滅した。先発小野が、3回に押し出し死球などから試合を決める4点を失った。小野は「大事な試合ということはよく分かっていたけど、その気持ちが空回りや力みとなってしまった」。試合後、日本ハムナインが勝利のハイタッチを交わす姿に一瞬、視線を送った後に、しばらく顔を覆ってうな垂れていた。

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ロッテ成瀬の天敵はブロッコリー[ニッカン]

ロッテ成瀬が13日、練習終了後に千葉マリン正面にある特設ステージで久保と一緒にトークショーを行った。前夜に日本ハム・ダルビッシュとの投げ合いを制し、今季ここまで14勝1敗。防御率も1.82と絶好調の左腕エースの登場とあって、大勢の人が集まった。ファンからの質問コーナーでは「苦手な食べ物はブロッコリー。中学生のときに嫌な思いをしたので、できれば見たくもないぐらい」と、意外な弱点も明かしていた。

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