わたしはかもめ2007年鴎の便り(9月)

便

9月20日

千葉ロッテ8−1福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ロッテが4カードぶりのカード勝ち越しを決め、2位ソフトバンクとは2ゲーム差。ロッテは2回早川の2点タイムリー、ベニーの12号3ランなど打者一巡で7得点を挙げ先制。7回にはベニーの今日2本目となる13号ソロでリードを広げた。ロッテ先発の小野は6回2/3を投げ8安打、1失点で6勝目を挙げ05年から続くこのカードの連勝を4とした。ソフトバンクは4人の継投の前に9安打を放つも、7回本多のタイムリーによる1点に抑えられた。先発の大隣は2回の乱調が響き3敗目。首位日本ハムとのゲーム差は2.5に広がった。

123456789R
福岡ソフトバンク0000001001
千葉ロッテ07000010x8
小野
「絶対負けられないと思ってマウンドに向かった。いい形で後につなげることができた。」(7回途中1失点で6勝目)
バレンタイン監督
「いい内容で力強かった。ゴロを多く打たせて、チームを勝利に導いてくれた。」

ページトップ

ベニー2発4打点

ロッテが快勝で、2位ソフトバンクに2ゲーム差に迫り、地元開催のクライマックスシリーズ(CS)へ望みをつないだ。この日2本塁打4打点のベニーは「(シーズン)終盤に来て良い戦いができている。似たような結果が出るのではないか」。リーグ2位から日本一へ上り詰めた、05年のチーム状態とダブらせた。

2回、ベニーの左越え3ランなど4安打と3四球から、試合を決める一挙7点を奪った。前日同様、先発要員の清水と渡辺俊がブルペン待機。総力戦の構えだったが大量リードもあり危なげなく振り切った。

CSの千葉マリン開催分の先行抽選販売は、締め切りを待たずに既に完売している。選手だけでなく、2位以上確保を厳命するフロントも「CSは地元の応援がアドバンテージになるのは間違いない。この3連戦を勝ち越せたのは大きい」。05年の再現を視野にとらえて、笑顔で口をそろえた。

小野
「前回悔しい投球だったので、取り返すつもりでマウンドに上がった。」(今季6勝目)

ページトップ

ボビー、揺さぶり“口撃”でソフトバンクに連勝[夕刊フジ]

ボビーマジックがハマり始めた。20日、ソフトバンク戦でロッテが8−1と快勝。ライバルに連勝でクライマックスシリーズ(CS)開催権のある2位通過が見えてきた。

「今日は大きな試合だった。でも明日(21日)の楽天戦も大きな試合と思っているよ」。気を引き締めたバレンタイン監督だが、笑顔を浮かべたのは1点を先制した2回1死満塁の場面。指揮官が審判へ、マウンドのルーキー大隣のボークをアピールしたのだ。

「(セットで)足が止まっていない。同じ動きがあればボークをとって欲しいと伝えた」。新人や日本球界の経験が浅い外国人投手に対して、バレンタイン監督が仕掛ける揺さぶり攻撃。コレが見事にハマったのか、制球を乱した大隣から西岡が押し出し四球、早川が2点タイムリー、ベニーが12号3ランと、一挙7点のビッグイニング。

「大隣に影響した?それは彼に聞いてくれ」とそっけないが、ハマった仕掛けにご機嫌だ。

今回の連勝で2位ソフトバンクから2ゲーム差。CSの第1ステージ開催権のある2位通過を狙える状況だが、ここでバレンタイン監督が、今季1番のボビーマジックを仕掛ける。21日楽天戦でベテラン吉井を先発で起用するのだ。

10連戦中の7試合目となる楽天戦。先発陣の疲労軽減を考えて中6日ローテを守るのが狙いだが、それ以上に吉井の男気にかける構えだ。

今季途中でオリックスから移籍した吉井は3試合に先発して0勝2敗、防御率16.43。この日まで2軍で調整中だったが、「持ち味をどう使うか熟知して打者を打ち取る真のプロ」と、メッツ時代からのボビーチルドレンの奮起に期待するのだ。

「絶対に子分は見捨てない」(球団関係者)といわれる指揮官。ハマればチームに勢いを与える大バクチで苦境を乗り越える構えだ。

ページトップ

ベニー2発、集中打で8得点の快勝、小野力投し6勝目[千葉日報]

千葉ロッテは20日、ソフトバンク21回戦(千葉マリン)を行い、3番・ベニーの1試合2アーチの活躍などで8−1で大勝、首位日ハムに4.5差とした。打線は2回に打者10人で大量7得点を挙げて勝負を一気に決めた。先発の小野は7回途中を1失点、6勝目。21日から敵地で楽天2連戦を行い、第1戦はベテラン吉井が復帰先発予定。

◇「本当に長かった」

ベニーが昨年8月24日の西武戦以来となる1試合2アーチ。今季初のお立ち台に、「ここまで来るのに本当に長かった。2回はみんなが1つになっていいイニングだった」と胸を張った。

最初の一発は、ビックイニングとなった2回の第2打席。打った瞬間、それと分かる左越え3ラン。チェンジアップ、直球で2ボールから134キロを完璧にとらえた。

2本目は7回の第4打席。2死無走者、1ストライクから内寄りの133キロを豪快に振り抜いた。「小野がいい投球をしていたので何とか打ちたかった」。大隣とは8月25日に初対戦し、2打数1安打1四球。「前回タイミングが合っていたので、いいイメージを持って打席に入れた」と満足げだった。

◇2回の好機、一気7得点

もらった好機は逃さない。勝負の鉄則だが、2回に押し出し四球を含む3四球に長短打を絡め、打者10人の猛攻で大量7点を奪い、新人左腕を一気に攻略。この回以外の攻撃は淡白な攻めを繰り返しただけに、小野にとっても強烈な援護射撃となった。

1死満塁。この絶好機にオーティズがカウント2−1から142キロを振り抜き、ライナーで遊撃手の左へ。「真ん中付近に来たストレート。前回(8月25日)対戦した時は2打数無安打に抑えられた。その時の反省を生かし、しっかりと打ち返すことができた」。これで打線に火がついた。

その後2死満塁とし、西岡が四球を選んで2点目。続く早川がカウント1−1から139キロの外角直球を右前に打ち返した。「チャンスだったので必死に食らいついていった。このカードを2勝1敗で終わるのと負け越すのでは大違い」と力を見せつけた。

さらにベニーが特大3ラン。「ハッピーな試合をして気持ちを高めて仙台に乗り込みたい」と言わしめるほど力強さあふれる一撃。試合前、高沢打撃コーチが「そう簡単には打てない」と話していたが、ずらりと並んだ右打者がワンチャンスに畳み掛けた。

試合のなかった首位日本ハムとのゲーム差を4.5とした。21日から敵地で楽天2連戦。「打って勝つことで疲れを忘れたい」(オーティズ)「絶対に勝ちたいという思いがある」(早川)。逆転優勝に向け、一歩ずつ歩みを続ける。残り13試合、選手が目指すのはもちろん勝利だけだ。

ページトップ

ロッテ猛攻、タカに2差、小野、1失点で6勝目[毎日新聞]

◇ベニー、2発で4打点

相手の弱みを的確につかみ、たたみかけるような攻撃で7得点。31年ぶりの日本一になった05年の爆発的な強さをほうふつとさせる、ロッテの2回の先制攻撃だった。

ソフトバンクの先発・大隣の制球が定まらないのを見て取った先頭のズレータが四球で出塁すると、里崎が右前打で続く。竹原が犠打で送って二、三塁。堀が四球で歩き、オーティズが「連戦の疲れは、打って勝つことで癒やしたい」と甘い直球を逃さず左前にはじき返し先制。2死後、西岡が冷静に押し出し四球を選んで2点目を挙げ、続く早川が右前打を放ってさらに2点を追加し、とどめはベニーの左越え3ラン。序盤で試合をほぼ決定づけた。

今のロッテと、05年の強さとでは比べるまでもないと見る向きもある。例えば05年の優勝に貢献した2ケタ勝利を挙げた左腕セラフィニ、強打者フランコは今はいない。だが今年加入した戦力に目を転じると、先制適時打のオーティズ、ソフトバンクから移籍のズレータ、オリックスから加入の早川…と、役者ぞろいだ。

首位の日本ハムには21日にもリーグ優勝マジックが点灯する可能性もあるが、この夜のような攻撃ができる底力を持つロッテだけに、ペナント奪還を諦めるのはまだ早い。

バレンタイン監督
「小野はいい投球内容だった。打たれた安打は多かったがゴロだったし、野手のいるところに飛んでいたらアウトになっていた。」
ベニー
「2本塁打を放つのが、今日で終わりにならないようにしたい。」(2回に12号3ラン、7回に13号ソロを放ち、今季初の1試合2本塁打)
小野
「7点も取ってもらってふがいない投球をする訳にはいかなかった。1つ1つアウトを取ることに集中して投げた。」

ページトップ

ロッテ・ベニー今季初の2発で大隣を粉砕「いい試合だった」[サンスポ]

ベニーが怪力ぶりを発揮。2回に12号3ラン、7回にも13号ソロを左翼席に放り込み、大隣を粉砕した。今季初の2アーチに「いいタイミングで打てたし、いい試合だった」。2位ソフトバンクに2連勝し、ゲーム差が「2」に接近したことで「負けられない試合が続くけど、クライマックス・シリーズは地元で戦う」と言葉に力が込もった。

小野
「2回に7点をもらい、楽に投げられた。1回に川崎を牽制で刺したのがボクの持ち味です。」(6回2/3、1失点)
バレンタイン監督
「攻撃陣はよく振れていて、自信を深めている。」

ページトップ

離されない!ベニー2発4打点[スポニチ]

ロッテのベニーが今季初の1試合2本塁打で4打点の大暴れ。4点を先制した2回、なお2死一、三塁から12号3ランを左翼席に叩き込むと、7回にはダメ押しの13号左越えソロ。「今日で終わりたくない。2本、3本と打てるように頑張りたい」と笑顔を見せた。04年に35本、100打点をマークした主砲も05年以降は20本に届かず、今季もようやく13本。スタメンから外れる機会も多くなったが「(日本一の)05年は優勝の胴上げを千葉マリンでできなかったので、今年は地元で(バレンタイン)監督を胴上げしたい」と言葉に力を込めた。ソフトバンクには2ゲーム差まで再接近。「攻撃陣は非常によく振れている」と指揮官も満足そうだった。

ページトップ

大勝で2位に2差[ニッカン]

ロッテが、序盤のリードを守って連勝した。2回、この日放った全安打の3分の2を集中して大量7点を奪い、試合を決めた。バレンタイン監督も「攻撃陣はよくバットが振れている。いいアプローチもできているし、自信を深めている」と、大勝に納得の表情。2位ソフトバンクとのゲーム差は2に縮まった。

ページトップ

ベニー2発!ロッテ快勝で大隣に雪辱[報知]

ロッテが快勝。2回1死満塁でオーティズが左前打。2死後に早川の2点打、ベニーの12号3ランなどで一挙7点を先行した。7回にもベニーの13号ソロで加点。先発の小野は、7回途中まで1失点で6勝目。

ロッテが大隣から8点を奪った。初対戦だった8月25日は7回途中まで無得点に抑えられ勝ち星を献上したが、今回は違った。2回1死満塁のチャンスで先制の左前適時打を放ったオーティズは「前回の反省を生かし、しっかり打ち返すことができた」。2回に12号3ラン、7回にも13号ソロを放ったベニーは「前回もタイミングは合っていた。いいイメージを持って打席に入れた」とニンマリ。「CSへ励みになる勝利」と胸を張った。

ページトップ

ロッテ、2回に一挙7点で大隣に雪辱!CSへ自信[サンスポ]

ロッテが大隣から8点を奪った。初対戦だった8月25日は7回途中まで無得点に抑えられ、勝ち星を献上したが、この日は違った。制球が不安定だった左腕を確実にとらえた。

2回1死満塁のチャンスで先制の左前適時打を放ったオーティズは「前回の反省を生かし、しっかり打ち返すことができた」。2回に12号3ラン、7回にも13号ソロを放ったベニーは「前回もタイミングは合っていた。いいイメージを持って打席に入れた」としてやったりの表情だった。

首位日本ハムに4.5ゲーム差としたが、現実的には覇権奪取は厳しい状況だ。しかし2位ソフトバンクとの3連戦に2勝1敗と勝ち越し。クライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性がある相手に自信をつけた。ベニーは「CSへ励みになる勝利」と胸を張った。

ページトップ