わたしはかもめ2007年鴎の便り(9月)

便

9月23日

千葉ロッテ8−0オリックス(千葉マリン)

ロッテが、首位日本ハムと3、2位ソフトバンクと1ゲーム差、CSマジック3とした。ロッテは1回、TSUYOSHIの本盗で先制、2回オーティズの8/14以来の7号2ラン、5回早川、サブロー、ベニー、大松のタイムリー、里崎の犠飛で5点を追加。9月19日中継ぎ登板後の先発・渡辺俊は114球、被安打4、奪三振3、四球1、三塁を踏ませず、5月2日日本ハム戦以来の今季2度目、自身6度目、オリックス戦でプロ初の完封勝利で8月23日以来の8勝目。オリックスは今季12度目の完封負けでロッテ戦2年ぶりの負け越し。

123456789R
オリックス0000000000
千葉ロッテ12005000x8
バレンタイン監督
「この時期に、我々が持っているもの全てを出す必要がある。様々な形で得点できるところを見せられた。」(1回、重盗で先制点を奪い)
オーティズ
「チャンスが潰れかけていたので意義があった。」(無死二塁から味方が送りバントを失敗した直後の一発に)

◇渡辺俊4安打完封

ロッテ・渡辺俊は「やっと勝てる投球ができた」と約1ヶ月ぶりの白星を喜んだ。切れのいい直球とカーブを丁寧に投げ、オリックス打線を4安打完封。「(中継ぎを)休ませられて良かった」と胸を張った。チームも首位・日本ハムとのゲーム差を3.5に縮めた。右腕は「追う立場だから全部勝つしかない。これからも勝ちに貢献したい」と頼もしかった。

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俊介「新球」完封

これこそ真骨頂だった。千葉マリンにロッテ渡辺俊あり、だ。オリックス打線に面白いように飛球を打たせていく。27アウトのうち、実に18個がフライ。5回の3アウト目から、最後の打者までの13アウトは全てそうだった。「フライを打たせるような真っ直ぐがあるんです」と、技を隠すことなく振り返った。5月2日以来、今季2度目の完封で、8月16日以来の8勝目。うち7勝が地元というのは、単なる偶然ではない。

投球に幅があった。ゴロを打たせるイメージを逆手に取り、高め真っ直ぐを多投。これにシンカー、スローカーブを交えて絞らせない。「里崎が新たな工夫を入れてくれた」と女房役に感謝する。低めのボールでもゴロではなく、フライを打たせる「技」だった。

19日には中継ぎしたばかりで、中3日だった。「4回も肩をつくった。準備が大変でした」と言うように「あれで、いい意味で気が引き締まった。その分、今日は楽な気持ちでマウンドに立てました」と、効果を認めた。

投打がかみ合った快勝。日本ハムが敗れ、首位とは3.5ゲーム差に縮まった。厳しい状況に変わりはないが、一丸ムードは高まってきた。

大松
「金沢から両親と兄が見に来てくれているので、活躍したいと思っていた。打ったボールは両親にプレゼントしたい。」(5回、8点目の右前適時打)

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渡辺俊狙い通り完封[千葉日報]

千葉ロッテは23日、オリックス23回戦(千葉マリン)を行い、投打ががっちりかみ合い、8−0で完勝。首位へ3.5ゲーム差とした。渡辺俊は5月2日の日本ハム6回戦(千葉マリン)以来今季2度目の完封勝ちで8勝目を挙げた。打線は重盗で1点先制し、オーティズの7号2ランなど大技小技を絡めてそつなく加点した。24日は同24回戦を行い、清水が先発予定。

◇救援の経験がプラスに

渡辺俊が被安打4、1四球でシャットアウト。「久し振りにすっきり勝った。カーブの抜けもよく、変化球もほぼ思い通りに投げられた」。今季2度目の完封勝ちを素直に喜んだ。

アウトの半数以上の18個が飛球。5回2死から8回の二直以外は全てフライで仕留めた。「何も考えずに投げた。1人1人、1球1球積み重ねて行こうと思っただけ」。高めの真っ直ぐが伸び、変化球も切れて相手に打撃をさせなかった。

飛球によるアウトは狙って取った。いつもは辛口の評価をする捕手の里崎は「フライでアウトを取るのがテーマだった。今年1番コントロールが良かったので、リードしやすかった」と珍しく同じ年の右腕をたたえた。

10連戦の9試合目。リリーフ陣の疲れもピークに達している状態。「誰にも(肩を)作らせない。1人で投げてブルペンを休ませる。(ピンチで肩を)作る展開にもしない」とこの日、渡辺俊の胸の内には熱い思いがあった。

連戦中の19日のソフトバンク戦(千葉マリン)で2番手として緊急登板した。「あのときは4回も(肩を)作った」と救援陣の苦労を知ったこともプラスとなり「今日はいい意味で気持ちが引き締まった」。1人で投げ切った充実感からか自然と笑みがはじけた。

バレンタイン監督
「渡辺俊は直球、変化球ともに素晴らしい制球力で、完全に試合のテンポをつかみ、まさに彼の試合という感じだった。ここまでシーズンを通していい投球を続けてくれていたが、勝敗という数字には表れなかったけど、ここから彼らしいピッチングをして勝ちにつながるだろう。」

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ロッテも来たぞ3.5差!渡辺俊が完封で38日ぶり白星[サンスポ]

地面すれすれから、浮き上がる“魔球”。渡辺俊が今季2度目の完封で、38日ぶりの8勝目を挙げた。

「楽な気持ちで投げられ、スッキリ勝てましたね」。被安打はわずか4本。7人の左打者を並べる相手打線を完全攻略。奪三振は3ながら、打者の手元で微妙に浮き上がるボールで、飛球でのアウトは18を数えた。

中3日のマウンド。19日のソフトバンク戦で4年ぶりの中継ぎ登板を経験したことで、試合の心構えを学んだ。「勝てない時期もあり、今まで色々考え過ぎた。中継ぎは突然の登板で、何も考えないから」。中継ぎでは4度も肩を作り直したが「今日はピンチもなく、ブルペンに肩を作らせませんでしたね」と胸を張った。

残り10試合。日本ハムとのゲーム差を3.5に縮め、バレンタイン監督も上機嫌だ。「今日は最初から、彼(渡辺俊)の試合だったね」と喜びに浸った。

「ボクらは追う立場。全試合勝つつもり」と締めくくった渡辺俊。2年ぶりのリーグ制覇へ、ここからロッテが急浮上していく。

◇重盗で先制点

機動力を使って先制した1回の攻撃は見事だった。内野安打の西岡をバントで送るなどして2死一、三塁。里崎の打席の初球に重盗を仕掛け、西岡が本塁に駆け込んだ。一塁走者は足が速くないズレータだっただけに、相手の意表を突くプレーとなった。バレンタイン監督は「様々な形で得点できるのを見せておく必要がある」としてやったりの表情だった。

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マリン大好き渡辺俊、今季8勝中7勝[スポニチ]

ロッテの渡辺俊が復活の完封劇を果たした。「何も考えず、余裕を持って投げられた」。中3日での登板も、114球を投げきり約1ヶ月ぶりの8勝目。100キロ未満のカーブで高めを果敢に攻め、17アウトをフライで稼ぐ芸術的な投球に「素晴らしい制球力。最初から彼の試合だった」とバレンタイン監督も絶賛の嵐だ。19日のソフトバンク戦(千葉マリン)で4年ぶりの救援登板。ブルペンで肩を4度つくり中継ぎの苦労を再確認した。「今までは色々考えて自分を苦しくしたけど、中継ぎは考える時間もない。いい経験になった」。

24日もオリックスを下し、日本ハムがソフトバンクに敗れれば、再び自力Vが復活する。「僕らは追う立場。全部勝つしかない」。今季8勝のうち7勝が本拠地・千葉マリンというサブマリンがフル稼働する。

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渡辺俊、4安打完封で8勝目[報知]

ロッテは渡辺俊が完封で8月16日以来の8勝目を挙げた。114球を投げ緩急をつけて的を絞らせず散発の4安打、3奪三振とオリックス打線を抑えた。打線はオーティズの2ランなどで2回までに3点を先行、5回には5長短打で5点を加えた。

渡辺俊は120キロ台の直球とカーブとのコンビネーションもさえわたり、打者の打ち気をそらし「ほぼ思い通りに投げられた」と5月2日以来、今季2度目の完封に充実感をにじませた。

19日のソフトバンク戦で4年ぶりの救援登板。「何も考えずに1人1人、1球1球の積み重ねだと思って投げた。中継ぎをしたこの前の余韻が残っている中で投げられた」と打者に集中した結果を渡辺俊は強調した。

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渡辺俊が今季2度目の完封[ニッカン]

ロッテは投打の歯車がかみ合い、オリックスに快勝した。中3日での先発となった渡辺俊は散発4安打に抑え、今季2度目の完封で8月16日以来となる8勝目をマークした。打線も11安打に重盗など自在の攻撃で、序盤で勝負を決めた。バレンタイン監督は「(渡辺俊は)素晴らしい制球力。彼の試合という形で投げきりました」と絶賛していた。

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打者一巡で一挙5点[ニッカン]

ロッテが5回に打者一巡の猛攻で5点を追加した。1死一塁から左越え適時二塁打の早川は「ファン、特に子供の印象に残るゲームをしたいと試合前から思っていた」と4点目に喜んだ。さらに1死一、二塁から右越え二塁打のサブローは「良い打ち方ができた。良い打ち方ができているときは右方向にいい打球が飛んでくれますね」と満足そうだ。さらに「勢いが打たせてくれた。チームのムードは最高潮」というベニー、「金沢から両親と兄が見に来ているので活躍したいと思っていた」と気合の入っていた大松の連続適時打でリードを8点に広げた。

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