わたしはかもめ2007年鴎の便り(9月)

便

9月27日

福岡ソフトバンク0−6千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテが成瀬の今季4度目・自身5度目の完封勝利で2位ソフトバンクに0.5ゲーム差とした。ロッテは1回に竹原の7号ソロで先制、4回竹原の2打席連続8号ソロ、ベニーの犠飛、今江、TSUYOSHIのタイムリーで5点を追加。先発・成瀬は114球5安打4奪三振1四球、チームでは00年小野晋吾、左腕では60年小野正一以来2人目の10連勝、ハーラートップの涌井に1差の16勝目、防御率はリーグトップの1.71。ソフトバンクは今季6度目の完封負けで首位日本ハムとは3.5ゲーム差、先発・和田は3回2/3失点6で10敗。

123456789R
千葉ロッテ1005000006
福岡ソフトバンク0000000000
バレンタイン監督
「成瀬はいつもこのくらいやってくれるから驚きはないけど、素晴らしい。中継ぎを休みにできたのは大きいね。」

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成瀬、完封で16勝、4冠見えた!![報知]

最後まで攻め抜いた。成瀬がソフトバンクを5安打、二塁も踏ませない投球で完封勝利。10連勝で球団では1985年に村田兆治が17勝して以来の16勝目を挙げた。リーグ単独トップとなる4度目の完封で、チームも2位・ソフトバンクに0.5差と詰め寄り「1人で投げ切れたのが良かった。できすぎです」と笑顔がはじけた。

状態が完璧なら打たれない。今季ソフトバンク初対戦となった19日は自己ワーストの11安打を浴びた。左人指し指の爪が欠け、内角の直球を投げきれなかった。しかし、爪も完治し「コースギリギリに投げられた」と前回3安打を許した小久保、田上を無安打。走者を出しては3つの併殺で波に乗った。

21歳の左腕は成長し続けている。今年の夏前に捕手の里崎から「左打者の外にチェンジアップを練習しろ」と言われた。ここ3試合でようやく投げきれるまでマスター。「投球の幅が広がった」と成瀬。里崎も「成瀬は素直なので、どんどん吸収してくれる」と褒めたたえた。

防御率を1.71とし、ダルビッシュを引き離した。1959年の杉浦忠(南海)以来、48年ぶりの防御率1点台、勝率9割以上も目前。西武・涌井に1勝差に迫り最多勝も見えてきた。「欲を出したら良くない。涌井は(横浜高の)後輩なので負けても逆に嬉しいですから」。残り先発は1試合。無欲で投手3冠(最多勝、防御率、勝率)に完封を加えた4部門トップを目指していく。

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ロッテ・成瀬が10連勝!16勝は兆治以来チーム22年ぶり[サンスポ]

強力打線に二塁さえ踏ませなかった。成瀬が今季4度目の完封。「初回から飛ばして、リズムに乗れた」と喜んだ。

ソフトバンクと前回対戦した19日は、7回途中までに11安打。この日は工夫を怠らなかった。右打者の外角に使うだけだったチェンジアップを、左打者の外角にも投げて投球の幅を広げた。里崎からの助言を聞き入れた配球で、5安打に封じてみせた。

自身の連勝を10に伸ばし、ロッテの投手としては1985年に村田兆治が17勝を挙げて以来の16勝目をマーク。横浜高の1年後輩、西武・涌井の勝ち星にもあと1勝に迫った。防御率は1.71。前夜、0.01差に迫られたダルビッシュ(日本ハム)を突き放して、トップを守った。

2位ソフトバンクに0.5ゲーム差。「今日でチームに勢いがついた。次も勢いある投球をしたい」。急成長した左腕がチームを引っ張る。

◇データBOX

ロッテ・成瀬が、7月10日の西武戦から10連勝。ロッテ投手の10連勝は00年小野晋吾以来、7年ぶり。同球団の10連勝以上は

左腕投手としては、60年の小野以来47年ぶりの快挙だ。成瀬は16勝1敗。勝率.941で最優秀投手(最高勝率投手がなる)もほぼ確定した。

バレンタイン監督
「制球力のある投手だから、ストライクが先行すればいい投球ができる。」

◇竹原が初の2発!3番抜擢に応えた

3番に抜擢された竹原が、初の1試合2本塁打。1回は外角寄りの変化球を左翼席へ。4回は高めの直球を右翼席に運んだ。和田からはオープン戦の1本を含め、年間“5発”。「同級生のいい投手と分かっているので、何とか食らいついていこうという気持ちが、いい結果につながっている」と話した。

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成瀬4度目完封!10連勝で16勝目[スポニチ]

投手3冠、そして逆転Vへ望みをつないだロッテ・成瀬の口元が緩む。二塁も踏ませず、リーグ単独トップ4度目の完封。ロッテでは00年・小野以来となる10連勝で、ハーラートップ17勝の西武・涌井に1差と迫る16勝目だ。

成瀬
「今日は絶対に勝たないといけない試合。ギリギリのコースを意識してうまく投げられた。」

直球の最速は139キロ止まりも、左手人指し指のツメが割れるアクシデントに見舞われた前回19日の同カードとは球威が違った。習得したばかりの左打者の外角へのチェンジアップも効果的に決まり、19日は6回1/3で11安打を浴びたソフトバンク打線を散発5安打、3併殺と翻ろう。日本ハム・ダルビッシュに0.01差まで肉薄されていた防御率を1.71まで伸ばし、勝率と合わせて2冠をキープ。バレンタイン監督も「中継ぎを休ませるのに最適の日だった」と称えた。

2位・ソフトバンクに0.5ゲーム差と詰め寄ったが、首位・日本ハムとの4ゲーム差は変わらぬまま。それでも成瀬は「今日で勢いがついた」と胸を張った。可能性がある限り、タイトル独占も優勝も最後まで諦めるつもりはない。

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成瀬4度目完封、二塁踏ませず16勝[ニッカン]

ロッテ成瀬が両リーグトップの今季4度目の完封で16勝目を飾った。5安打に封じ、二塁も踏ませない快投で2位ソフトバンクには0.5差。28日に勝ち、首位日本ハムが敗れると自力Vの可能性が復活するだけに「勢いがついたと思う」と胸を張った。

前回19日ソフトバンク戦は7回途中1失点も、自己最多11安打を浴びた。バレンタイン監督は「(左人指し指)ツメがかけていて万全でなかったから」とかばったが、成瀬は「初回から飛ばしてリズムに乗れた。前回は変化球が見抜かれていたけど、その意識したコースギリギリの変化球が決まった」と満足げだった。

これで自身の連勝を10に伸ばし、ロッテでは85年に17勝を挙げた村田兆治以来の16勝目。前夜、日本ハム・ダルビッシュに0.01差に肉薄された防御率も、1.71として突き放した。現在勝率もトップ、西武涌井の17勝にもあと1勝と迫って投手3冠も見えてきたが、「(涌井は横浜高の1年)後輩なんで負けてもいいかな、というか逆に嬉しい」と無欲を強調した。

序盤に大量援護を受けて危なげない完封劇。「移動の疲れもあったと思うし、1人で投げ切れたのは良かった」。前日はグッドウィルで延長戦を行い、この日は福岡への移動試合で救援陣への気遣いも見せた。15の貯金を稼ぐ左腕エースが、かすかではあるが、逆転優勝への可能性をつないだ。

◇ロッテ左腕2人目

成瀬が今季4度目の完封で7月10日西武戦から10連勝。ロッテ投手の2ケタ連勝は00年小野晋吾以来5人目(7度目)だが、左腕では57年に13連勝、60年に12連勝の小野正一に次いで2人目になる。これで成瀬は16勝1敗。過去に開幕から16連勝(16勝0敗)の投手はおらず、16勝目を挙げた時点で1敗は58年金田(国鉄)66年堀内(巨人)69年高橋一(巨人)05年斉藤(ソフトバンク)に次いで史上5人目。

◇竹原連発

竹原が「ソフトバンク和田キラー」ぶりを発揮し、チームの勝利に貢献した。初回の左越え先制ソロに続き、4回にも2打席連続となる右越えソロを放った。今季8本塁打のうち、和田から4発で「相性ですかね?同い年の投手なんで、とにかく必死に食らいつくことを考えているだけなんですけど」と、笑顔を見せた。

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成瀬、10連勝に4度目完封16勝目![デイリー]

ロッテの成瀬が安定感抜群の投球で今季4度目の完封。10連勝で16勝目を挙げた。打線は1−0の4回、竹原の2打席連続本塁打や今江の2点二塁打、西岡の適時打などで5点。ソフトバンクは二塁も踏めずに完敗。

成瀬の成長は、とどまるところを知らない。「今日は正直、出来すぎですよ」と謙遜したが、9回を5安打に抑え、リーグトップの4度目完封勝利。チームでは00年の小野以来となる10連勝で、85年に村田兆治が17勝して以来の16勝と、記録が並ぶ1勝となった。

快投劇の源は、心に秘めた反骨心だ。前回19日の対戦では、ソフトバンク打線に6回1/3で1失点ながら、自己最多の11安打を浴びた。「前回ボコボコに打たれた借りを返したい」。この試合から取り入れた左打者への外角チェンジアップ。そして、前回は右手人指し指の爪が欠けた影響で投げきれなかった内角直球を駆使し、相手打線に二塁を踏ませない完璧な内容だった。

今季は日本ハム・ダルビッシュ、西武・涌井らエース投手に投げ勝ち「勉強にも自信にもなった」。この日は「目標の投手」という和田との初対戦に勝利した。

これでリーグトップの防御率は1.71。2位ダルビッシュを再び突き放した。勝率.941、4完封もトップ。勝利数は17勝の涌井に1差と迫り、残り1試合の登板ながら、逆転最多勝を含めた“4冠”も射程圏内だ。

これでチームは2位・ソフトバンクに0.5ゲーム差に迫った。敵地では7回、相手ファンがジェット風船を打ち上げたが、成瀬は「見られて良かった」と、相手ファンの応援まで楽しんだ。どこまでも余裕しゃくしゃくの、完封劇だった。

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竹原が2打席連発弾[ニッカン]

ロッテが、竹原の2打席連続本塁打で主導権を握った。ソフトバンク先発和田から、初回の左越え7号先制ソロに続き、4回にも8号右越えソロを放った。オープン戦も含めると、和田からは今年5本塁打目で「自分でもビックリ。同い年のいい投手と分かっているので、何とか食らいついていこうという気持ちがいい結果につながっている」とコメントした。

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