わたしはかもめ2007年鴎の便り(9月)

便

9月28日

福岡ソフトバンク1−2千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテが延長戦を制し3連勝で2位に浮上、ソフトバンク戦4連勝でこのカードの負け越しが無くなった。首位・日本ハムとのゲーム差4は変わらず。ロッテは1回に早川の5号ソロで先制。6回に同点に追いつかれるが延長10回、早川のタイムリーで勝ち越した。2人目で3回1/3を無失点に抑えた川崎が4勝目。4人目・藤田が98年10月11日以来のセーブ。ソフトバンクは川崎のタイムリーで同点とするが、3人目・馬原が勝ち越しを許し4敗目。チームも連敗でロッテと0.5ゲーム差の3位に転落。先発・杉内は7回1失点も勝ち負けつかず。

12345678910R
千葉ロッテ10000000012
福岡ソフトバンク00000100001

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ボビー生き残ったロッテ2位に浮上[ニッカン]

ロッテがソフトバンクに延長10回の末に競り勝ち、9月5日以来となる2位へ浮上した。バレンタイン監督は「我々は全力を尽くすだけ」と、29日からの首位日本ハムとの最後の直接対決2連戦(千葉マリン)へ挑む。

初回の先制弾に続き、10回には相手守護神から決勝打を放った早川は「連勝すれば順位が入れ替わることは知っていた。1番理想的な形で地元に帰れる」。打のヒーローは笑顔で、現在のチーム状態は今季1番と話し、首位撃ちと胴上げ阻止へ意欲を見せた。

4投手の継投で最少失点に抑えた。6回途中から救援で4勝目を挙げた川崎は「ベンチはいい雰囲気」。98年以来9年ぶりにセーブを記録した藤田も「ハムに2つ勝てば『もし』がありますから」と、かすかな逆転Vへの希望に、チーム一丸となって向かえると声が弾んだ。

3連勝は逆転、快勝、接戦をものにしてのもの。29日は福岡から千葉へ移動しての大一番となるが、選手たちは「疲れとか言ってられない」ときっぱり。クライマックスシリーズ地元開催をグッと引き寄せる2位浮上で、最終決戦を前にムードも最高潮だ。

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ロッテ、目の前で胴上げはごめんだ[スポニチ]

ロッテは敵地でソフトバンクに連勝して2位浮上。29日から地元に戻って首位・日本ハムとの2連戦に臨むバレンタイン監督は「目の前の試合に全力を尽くすだけ」と意気込んだ。初回に自己記録を更新する5号ソロ、延長10回には決勝中前打を放った早川は「結果を気にせず思い切りやったのが良かった。目の前で優勝は見たくないし、まだ自分達にも優勝の可能性はある」と胴上げ阻止へ気を引き締め直した。

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早川が左右両打席で全打点!ロッテ2位に浮上し首位決戦へ[サンスポ]

狙った獲物は逃さない。眼光鋭い早川が、チームの2位浮上と逆転Vの夢をたぐり寄せた。

早川
「こんなにバットで活躍できるとは…。勝てば順位が入れ替わると分かっていたので、一戦必勝のつもりでした。」

早川ベンチに最後まで残っていたヒーローは、白い歯を光らせた。延長10回2死三塁、カウント2−0から馬原の153キロ直球を中前へ。1回にも杉内の直球を左翼ポール際に5号ソロを放っていたスイッチヒッターは、左右両打席でチームの全打点をたたき出した。

昨オフにオリックスから移籍した早川の活躍でソフトバンクに連勝。首位・日本ハムのマジック対象チームにもなったことで、バレンタイン監督は「彼は素晴らしい勝負師。我々は間違いなく、明日の試合で全力を尽くす」と興奮をあらわにした。

29日からは本拠地・千葉で、日本ハムとの2連戦が待ち受ける。負ければ日本ハムの胴上げを許す背水の陣だが、敵地でソフトバンクに連勝したことで、チームに勢いが戻ってきた。

「いい勢いで地元に戻れるので、大型連勝できる可能性もあると思う。もう、気持ちを切り替えてやりますよ」。千葉出身の早川が口元を引き締めた。2年ぶりの優勝に向け、奇跡を予感させる言葉だった。

◇バレンタイン監督、采配ズバリ

4投手の継投で鷹打線を1点に抑えた。6回途中から3回1/3を無失点の2番手・川崎を、バレンタイン監督がたたえた。「彼は休養がとれていたし、(私の)決断が正しいことを証明してくれた」とニヤリ。守護神の小林雅が2軍で調整中だが、延長10回2死から投入した藤田が9年ぶりのセーブを挙げるなど、指揮官の期待に応えた。

小野
「粘り強く投げられた。奇跡(の逆転優勝)を信じ、後の試合は中継ぎでも何でもやります。」(先発して5回2/3を1失点)

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ロッテ2位浮上、10回V打[報知]

守護神を打ち砕いた。同点の延長10回、2死三塁。早川がカウント2−0から馬原の153キロの内角直球を振り抜くと、決勝の中前適時打になった。「来た球は全部打つつもりだった。前に飛ばせば何とかなると思っていた」ソフトバンクとの直接対決に連勝、3連勝で2位に浮上した。

まさに独り舞台だ。初回には杉内から左翼ポール直撃となる先制アーチ。自己最多となる5号ソロに「詰まらないようにだけ心がけた。でもまさか本塁打になるとは」と驚きの様子だった。全打点を叩き出した活躍にバレンタイン監督は「早川は最高の勝負師だ。諦めないで大きな勝利をもたらした」と褒めちぎった。

オリックスから今季、ロッテに移籍。プロ6年目で初めて優勝争いを経験する早川だが「あまりイメージわかないですよね」と平常心を保っている。29日からは首位・日本ハムとの2連戦。1敗でもすれば優勝は消滅する。「目の前の胴上げは見たくないし、こっちにもまだ優勝の可能性があるからね」。奇跡を信じて決して諦めることはない。

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早川が先制アーチに決勝打[ニッカン]

ロッテ早川が先制アーチと決勝打の全2得点を稼ぐ活躍で、チームを9月5日以来の2位へと引き上げた。延長10回2死三塁で、カウント2−0からソフトバンク守護神・馬原の153キロ直球を中前へはじき返した。8回の打席では3球三振に倒れていただけに「もう1回(3球勝負が)あると思っていた。日本ハム戦には切り替えていくだけ」。3連勝による2位浮上という最高の形で、29日からの日本ハム最終2連戦に挑む。

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ロッテ3連勝で2位浮上[報知]

ロッテが3連勝で2位に浮上した。1−1の延長10回、二塁打で出塁のオーティズを送って1死三塁。2死後、初回に先制5号ソロの早川が中前打で勝ち越した。最後を締めた藤田は9年ぶりのセーブを挙げた。

6回、同点に追いつかれてなお2死一、二塁のピンチ。左打者の大村を迎えるところでここまでわずか61球の先発・小野を諦め、左腕の川崎を投入。慌てて肩を慣らしてマウンドに上がった川崎は大村を外角低めの直球で一ゴロに仕留めると、そのまま9回まで続投。2位浮上の立役者となった。

バレンタイン監督は「川崎はよく抑えてくれた。自分の決断が正しかったことを、証明してくれた」。クライマックスシリーズ第1ステージでの対戦が濃厚なソフトバンクに幸先のいい2連戦2連勝を飾った。

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ロッテ、継投決まり2位浮上!ライバルに連勝で自信[サンスポ]

6回、同点に追いつかれてなおも2死一、二塁のピンチで、バレンタイン監督が動いた。左打者の大村を迎えるところで先発の小野をあきらめ、左腕の川崎を投入した。

この日の小野は、内外角に揺さぶる投球がさえて五回まで無失点の好投だった。同点を許したとはいえ、降板した時点の投球数はまだ61球。だが、バレンタイン監督は迷わず継投策に打って出た。

その時、川崎は準備が整っていた訳ではなかった。慌てて肩を慣らしてマウンドに上がったにもかかわらず、大村を外角低めの直球で一ゴロに仕留めると、そのまま9回まで投げ続けた。勝ち越しを許さず、2位浮上の立役者となった。指揮官は「川崎はよく抑えてくれた。自分の決断が正しかったことを、証明してくれた」と胸を張った。

日本ハムのリーグ優勝が目前となり、2年ぶりの覇権奪回は厳しくなった。しかし、貪欲に勝利を目指した継投策がズバリと決まり、クライマックスシリーズ第1ステージでの対戦が濃厚なソフトバンクに自信をつける2連戦2連勝となった。

◇早川「こんなに活躍するとは」

早川が延長10回、馬原の153キロの速球をとらえ、中前に勝ち越し打。「三振だけはしないようにした。こんなにバットで活躍するとは思わなかった」と、1回に放った先制本塁打と合わせ、喜んだ。リーグ優勝へのマジックナンバーを2とした日本ハムと、29日から本拠地で2連戦を戦う。早川は「この勢いを地元に持ち帰り、気持ちを切り替えて戦いたい」と、わずかに残る覇権奪取に意欲を燃やした。

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