11月3日11月3日前日2日にFA（フリーエージェント）権行使の意向を表明したロッテ小林雅英投手（33）が3日、近日中にも代理人と契約することを明かした。メジャー移籍を視野に入れ、日本と海外では言葉だけでなく細かな契約ルールも違うことから、米球団との移籍交渉に関しては代理人へ全面委任する意向だ。その代理人選びについては「向こうから声を掛けてもらいました。正式に決定しましたら、近いうちにお知らせしたいと思います」と説明した。同僚小宮山らメジャー経験者からは、現段階でアドバイスなどはもらっていないという。残留を希望するロッテを含め国内球団とは自ら交渉する。
薮田はFA権行使について、前日までと状況が変わっていないとした。既にFA権行使の意向を示している小林雅と同様、海外移籍には興味を持っている。ロッテ側との次回交渉後にも正式表明するつもりだが、交渉日時は未定で「（権利行使については）決まり次第お話しします。いつも同じ答えですみません」と、進展がないことを強調した。
ロッテから戦力外通告をつけた藤田宗一投手（35）が3日、千葉マリンスタジアムでの練習後、他球団からの高評価を喜んだ。ソフトバンク、ヤクルトなど数球団が獲得に興味を示していると報じられ、「新聞で見たぐらいですけど、こんなにたくさんとは。嬉しいですね」と笑った。7日の合同トライアウトいは参加せず、契約の申し出を待つ意向で「ロッテに対して投げたいのもあるけど、1番は1年投げて、何で放出したんだと思わせたい」と誓っていた。
千葉ロッテ・バレンタイン監督は3日、物議をかもしている1日の日本シリーズ最終戦で中日・落合監督は同シリーズ史上初の完全試合まであと3人だった山井を交代したことについて考えを語った。
「あの場にいた人間でないし、ベンチにいた訳じゃないのでどういう経緯でそうなった（継投策）かは分かりません」と切り出し、「一般的に1−0の試合で、ピッチャーが8回まで好投し、素晴らしいクローザー（抑え）がいる場合は、経験のある（先発）ピッチャーならそのまま続投の可能性もあるが、絶対的なクローザーがいる場合は継投も考えられる」とした。
また「優勝の懸かったシリーズ最後の試合でなければあの決断（継投）はなかったと思うが、監督の仕事は試合に勝利すること。チームの勝利を最優先にしたことはチーム、地元のファン、地元の球場にとっても非常に良かった。あの試合で勝利したことは素晴らしいこと」と話した。
ロッテから戦力外通告を受けた藤田宗一投手（35）が3日、複数球団からのラブコールに「嬉しいです。行きたいと思うところ（球団）もある。色々話をして、決めたい」と心境を明かした。
王監督がGMを務めるソフトバンクが獲得に名乗りを上げ、ヤクルトも調査を開始するなどベテラン左腕への評価は高い。この日、千葉マリンでウエートトレなどを行った藤田は練習後「新聞で（獲得表明を）見ただけ。こんなに（興味を持つ球団が）あるとは…」と笑顔を見せた。
自身の中で希望球団もあるが「ロッテを相手に投げたいというのは二の次。『何で（ロッテが）出したんだ』と思わせたい」と早くも“古巣”に対し、闘志を燃やした。7日のトライアウトは受けず、他球団との交渉解禁日となる8日を待つ。
ロッテのバレンタイン監督が、FA宣言した守護神・小林雅の移籍を“容認”した。「長い年月プレーしてつかんだ権利。チームにとどまってくれれば何よりだが、駄目ならより良い契約を勝ち取ってほしい」。薮田もFA移籍する可能性が高いが、若手救援陣の成長にも手応えを感じていることから「もし何人かFAで抜けても、その穴を埋める選手が出てくると信じている」。また、セ2位の中日が日本一になったことに「メジャーでワイルドカードのチームが世界一になっても不満の声は上がらない。CSなど今のシステムは完璧。文句を言うなら巨人ぐらい」と持論を展開していた。
FA宣言から一夜明けたロッテの小林雅は、メジャー挑戦に向けて着々と準備を進めていることを明かした。メジャー球団との交渉の際の代理人については「向こう（代理人）から話がきている。近日中に決まるので、決まったらお知らせします」。藤田らに数日前からメジャー挑戦の意向を漏らしていた守護神は、すっきりした表情で千葉マリンでの秋季練習に汗を流していた。
ロッテを戦力外となった黒木知宏投手（33）と藤田宗一投手（35）が、ともに12球団合同トライアウト（7、27日）を受けないことを明らかにした。秋季練習中の千葉マリンに姿を見せた黒木は「練習をしながら、話がくるのを待つことになります」。ソフトバンク、巨人など複数球団が興味を示している藤田は「嬉しいですね。ロッテに対して投げたい気持ちはある。来年1年間1年間フルにやって成績を残し、周囲が“何で出したんだ”というふうになればいい」と話した。
ロッテから戦力外通告を受けた藤田宗一投手（35）が3日、千葉マリンスタジアムでの練習後、他球団からの高評価を喜んだ。
「ロッテに対して投げたいのもあるけど、1番は来年1年投げて、何で放出したんだと思わせたい」と“恩返し”を誓った。
巨人、ソフトバンク、ヤクルトなどが獲得に興味を示していると報じられており「新聞で見たぐらいですけど、こんなにたくさんとは。嬉しいですね」と笑った。
メジャー移籍を視野に入れてフリーエージェント（FA）権行使を明言したロッテ・小林雅英投手（33）が、米国の大手マネジメント会社「SFXベースボール社」（本社・米イリノイ州）と代理人契約を結ぶことが2日、明らかになった。同社はレッドソックスの主砲、デービッド・オルティス内野手（31）ら超大物選手と多数契約。大リーグ球団に太いパイプを持つだけに、メジャー入りへ強力な援軍となる。
準備は整った。FA権行使を明言した小林雅が、米屈指の巨大マネジメント会社にバックアップされ、移籍に向けて動き出す。
「あの『SFX』が日本のコバヤシと契約することになった。実績のある優秀なクローザーと聞いている」。大リーグ関係者は証言した。小林雅が日本時間2日、メジャー移籍を視野にFA宣言したという情報は米球界にもすぐに広がった。
今季は2勝7敗27セーブに終わったが、初の7年連続20セーブを記録して通算227セーブ。日本を代表する守護神への関心は高い。前日の会見で小林雅は「日本の球団との交渉は自分が行い、大リーグは代理人にお願いする」と話したが、早速「SFXベースボール社」と代理人契約を結ぶ方向となった。
「SFX」は、野球選手を専門にマネジメントする会社で、米球界では最大級の組織として知られている。松井秀喜、松井稼頭央の代理人として有名なアーン・テレム氏がかつて所属。レッドソックスの主砲オルティス、ヤンキースの守護神リベラ、エンゼルスの主砲ゲレロらスター選手ら50人以上のメジャーリーガーほか、レ軍のフランコナ監督の代理人業務も行っている。松坂が昨オフにレ軍に入団した際、辣腕をふるったやり手代理人のスコット・ボラス氏に匹敵する影響力をメジャー全30球団に及ぼしているという。
同社はレ軍の岡島、ドジャースの斎藤隆ら日本のリリーフ投手の活躍に注目。現状では唯一の契約日本人選手として、小林雅に白羽の矢を立てたようだ。名門のヤンキース、レッドソックスはじめ、小林雅に興味があるといわれるカブス、マリナーズなど、今後獲得に名乗りをあげる球団との交渉でも好条件を引き出す能力を備えている。
FA宣言から一夜明け、日本の各球団は小林雅獲りに関して静観している。大型マネジメント会社の援護で、メジャー移籍が一気に現実味を帯びてきた。
ロッテから戦力外通告を受けた藤田が、千葉マリンスタジアムでの練習後、他球団からの高評価を喜んだ。巨人、ソフトバンク、ヤクルトなどが獲得に興味を示していると報じられており「新聞で見たぐらいですけど、こんなにたくさんとは。嬉しいですね」。合同トライアウトには参加せず、契約の申し出を待つという。「ロッテに対して投げたいのもあるけど、1番は来年1年投げて、何で放出したんだと思わせたい」と“恩返し”を誓っていた。