わたしはかもめ2007年鴎の便り(11月)

便

11月5日

FA宣言、ロッテ小林雅…好条件と不安の背中合わせ[夕刊フジ]

大樹も善しあし…。ロッテからFA宣言した小林雅が5日、メジャー移籍の場合の交渉役として米マネジメント会社で最大手のSFX社と契約したことを明らかにした。

「FA権をどうするか考えていない時に、声をかけられました。今は(SFXの)日本の方と連絡を取っています」。千葉マリンでの練習後、SFXと契約をかわしたことを明かした小林雅。「向こうの方で活動し始めてくれているようです。どこのチームがいいとか、自分で勉強して伝えられたらいい」と、明るい笑顔だ。

SFX社といえば米プロスポーツ界でも最大手。メジャーでもレッドソックス・オルティス、ヤンキース・リベラなどスーパースターの顧客は50人超。だが、日本人選手は今回契約した小林雅が初めてとなる。

「決め手となったのは、日本人で契約したのは初めてということかな。(SFXに)決めようと思ったときに大きな会社だと知ったけど、大きな契約をしている選手も多いし安心感がある」と、本人も熱い期待を寄せている。

寄らば大樹の陰といったところか。最大手となればメジャー各球団にも太いパイプがあり、好条件を引き出してくれる可能性が高い。だが、その一方で不安もあり−と球界周辺から注意を喚起する声もあがっている。

「活躍できればいいけど、もし不発に終われば大手は冷たいモノだよ。顧客は本人だけじゃないしね。大物がたくさんいれば交渉の優先順位はどんどん下になるからね。活躍できなければポイッとされる可能性もある。それを嫌がって、大手を敬遠している選手も少なくないんだよ。日本人で初めてということだけど、善しあしだよね」(米球界関係者)

大樹に寄ったら寄ったで、その後にスターの地位を維持する競争もまた大変だということ。当然、メジャー移籍後の大活躍が前提だ。「生涯に1度きりのFA。色んなことを想定していかないといけない」と小林雅は気を引き締めるが、大樹に寄った後のことも、再考の余地ありのようだ。

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福浦残留、FAしません

FA権有資格者のロッテ福浦は「方向性はロッテ第一。明日(6日)決まるかも知れない」とし、行使せず残留する方針であることを示唆した。6日に行う球団側との交渉後にも、結論を出すつもりだ。今季は右腹斜筋挫傷で約1ヶ月、戦線を離脱した。故障が響き、7年連続の打率3割到達の記録も達成できなかった。自身の評価を再確認するが、残留を前提に話し合う。「(今は)他球団は考えていない。ずっと千葉でお世話になっているし、残りたいというのが1番」と話していた。

◇就任

ロッテは前楽天2軍外野守備走塁コーチの上川誠二氏(47)と、前ヤクルト1軍投手コーチの成本年秀氏(39)のコーチ就任を発表した。配置は未定。

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小林雅、米なら単身

ロッテからFA宣言している小林雅は5日、米球界移籍の際には単身で乗り込むと明かした。千葉マリンでの練習後に「子供の学校のこともあるので(海外移籍の際には)多分、単身で行くことになると思う」と話した。異国の地での単身生活にも不安はない。「人間が住んでいる所。言葉が通じないぐらいで、突拍子もない所ではない。色んな場所で野球も経験しているのでね」。治安など環境面を確認するため、事前に渡米する考えもないとした。この日は、米国の大手マネジメント会社「SFXベースボール社」と契約を結んだことを発表した。

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小林雅、世界最大マネジメント会社と契約[スポニチ]

ロッテからFA宣言した小林雅が世界最大のスポーツ・マネジメント会社「SFX」と代理人契約を結んでいたことを明らかにした。同社は松井秀、松井稼の代理人であるアーン・テレム氏が所属していたことで知られている。「FA宣言する前に契約を結んだ。一番初めに声を掛けてもらったし、嬉しかった」と笑みを浮かべ「もし(米国に)行くとしたら単身になる。ストッパーにこだわりはない。チャンスが多いところで投げたい」とメジャーへの思いを語った。

また、国内の球団から獲得のオファーが来た場合は「話を聞きたい」と交渉の席に着く考えを示した。まだ具体的なオファーはないというが、7年連続20セーブ以上と日本記録を継続中の“幕張の防波堤”の動向が注目される。

◇薮田悩む、福浦は残留へ

今季FA権を取得したロッテの薮田が、悩める胸中を口にした。小林雅と同じくメジャー挑戦も視野に入れているが、この日までの球団と2回の交渉も結論が出ず「3回目はこれから。まだ(行使するか)決まってない」と話した。一方、昨年に権利を取得している福浦は「ロッテを第一に考えている。自分の能力をどう思っているか聞きたい。明日決めるかもしれない」と発言。早ければ6日にも“残留宣言”する見込みだ。

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吉井引退、日本ハムのコーチ就任へ[スポニチ]

ロッテを戦力外となっていた吉井理人投手(42)が5日、現役を引退し、要請を受けている日本ハムの1軍投手コーチ就任を受諾する意向を固めた。10日にも正式に発表される見込みだ。

「正式には何も決まっていないけど、気持ちは固まっている。やめるっていう方法もありかなと思った」。スーツ姿で千葉マリンスタジアムを訪れ、バレンタイン監督らに退団挨拶した大ベテランは、サバサバした表情を見せた。

今季はシーズン中にトレードでオリックスから移籍。先発ローテーション入りを期待されたが、ロッテでは0勝3敗、防御率13.14と不振に終わった。チームが敗退したCS第2ステージ第5戦の翌19日に指揮官から戦力外通告を受け、当初は現役にこだわる姿勢を見せたが、この日は「まだやりたい気持ちは今でもある。でも、来年ローテーションを1年間できるかって冷静に考えたらどうかなと思った」と話した。

熱烈なラブコールを送った日本ハムは豊富な経験を買う。近鉄時代は梨田新監督とチームメートで、バッテリーを組んだこともある。98年から5年間はメジャーで活躍。球団幹部は「米国で学んできた練習のノウハウを伝えてもらいたい。梨田さんのこともよく知っているだろう」とダルビッシュに続く若手の育成に期待している。

沖縄・名護での日本ハム秋季キャンプは11日からスタート。24年間の現役生活にピリオドを打った吉井は、余韻に浸ることなく指導者としての第一歩を踏み出す。

◇成本、上川コーチ就任を発表

ロッテは5日、前ヤクルト投手コーチの成本年秀氏(39)と前楽天2軍外野守備走塁コーチの上川誠二氏(47)の来季コーチ就任を発表した。1軍ブルペンコーチが有力な成本氏は早速「81」のユニホームに袖を通し、千葉・稲毛の室内練習場で行われた練習に参加。「久し振りにロッテのユニホームを着ることができて嬉しい。これからじっくり若手を見ていきたい」と“第2の成瀬育成”に意欲的だった。

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薮田もメジャー視野にFA権行使へ[デイリー]

今季FA権を取得したロッテ・薮田安彦投手(34)がメジャー移籍を視野にFA権を行使することが5日、決定的となった。すでに大リーグ球団との交渉窓口となる代理人の選定を進めており、近日中にFA権行使を表明する見込みだ。

この日、千葉マリンスタジアムでの秋季練習に参加した薮田は「球団とは2度話し合った。(FA行使は)決まったときに結論をお伝えします」と多くを語らなかった。しかし米球界関係者は「薮田は、すでにメジャーの窓口となる代理人選びを進めている」と明かした。

薮田は今季58試合に登板し、38ホールドポイントで初のホールド王を獲得。昨年3月に行われたWBCでの活躍もあり、メジャーでの評価は高い。米球界関係者は「FAとなれば確実に争奪戦になる」と話している。さらに国内の数球団も獲得に興味を示している。

球団は引き留める方針だが、日米をまたいだ争奪戦になることは必至。FA宣言した小林雅、戦力外となった藤田と合わせ、「YFK」全流出が現実味を帯びてきた。

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ロッテ吉井が引退しハム投手コーチに[デイリー]

ロッテを戦力外となった吉井理人投手(42)が今季限りで現役引退し、日本ハムの1軍投手コーチに就任することが5日、明らかになった。吉井は「1年間フルにやれるかと言えば、いっぱいいっぱいだと思った」と現役続行を断念し、日本ハムからのコーチ就任要請を受諾した。

この日、千葉マリンスタジアムを訪れた吉井は、バレンタイン監督らに退団の挨拶。当初は現役続行を希望しており、現在も「男らしく辞めると言いたいが、チャンスがあれば現役でやりたい気持ちがある。もしかしたらオファーが来るかもしれない」と未練はある。それでも「考えはまとまっている。やれる自信はあるけど、色んな人に迷惑も掛けるので、辞めるという方法もありかなと思った」と、心境を語った。

日本ハムは、沖縄・名護での秋季キャンプ開始前日の10日に新体制を発表する予定で、吉井は11日からのキャンプに参加する見込みだ。日米通算24年の現役生活にピリオドを打ち、経験と技術を選手に伝えていく。

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小林雅SFXと代理人契約結ぶ[報知]

ロッテからFA宣言した小林雅英投手(33)が、米国大手エージェント会社「SFXベースボール」と、代理人契約を結ぶことになった。今春設立された同社の日本窓口「SFXベースボールジャパン」が業務を行う第1号となる。「FA宣言する前から声をかけてもらえたのが嬉しい」。メジャー移籍の場合は家族を日本に置き、単身渡米することも決定。

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吉井が現役引退、日本ハム投手コーチ就任へ[報知]

ロッテから10月27日に戦力外通告を受けた吉井理人投手(42)が現役を引退、来季から日本ハムの1軍投手コーチに就任することが5日、明らかになった。日本ハムが秋季キャンプ地の沖縄・名護に入る10日に発表され、合流する。

メジャーの5年間で32勝(47敗)した吉井は、経験を高く評価した日本ハムから投手コーチ就任を打診され、最近になって受諾。千葉マリンで退団挨拶した右腕はこの日、「(選手としての)契約がなかったらしょうがない。やめる方法もありと思っている」と説明した。

吉井は箕島高から1983年のドラフト2位で近鉄入団。ヤクルトを経て、98年にはFAでメッツ移籍。02年までメジャーの計3球団でプレーした。03年にオリックスで日本球界復帰。今季途中でロッテ移籍も、1勝もできなかった。日本通算は89勝82敗62セーブだった。

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FA宣言のロッテ・小林雅が代理人契約、福浦は残留が基本線[サンスポ]

FA宣言したロッテ・小林雅が、米マネジメント会社「SFXベースボール社」と代理人契約を結んだと明かした。同社はレッドソックスの主砲オルティスら大物と多数契約。「一流選手が多く、安心して交渉を任せたい」と説明した。一方でFA権を得ている福浦は、6日に残留を基本線に交渉。同じく薮田も近日中に交渉する予定だが、メジャー志向もあり残留は微妙だ。

◇来季コーチに成本氏らが就任

ロッテは5日、前ヤクルト1軍投手コーチの成本年秀氏(39)と、前楽天2軍コーチの上川誠二氏(47)が来季のコーチに就任すると発表した。担当は後日発表される。

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元ロッテ・吉井、日本ハムから投手コーチ就任要請受ける[サンスポ]

ロッテから戦力外通告を受けた吉井理人投手(42)が5日、日本ハムから投手コーチへの就任要請を受けたことを認めた。吉井はこの日、ロッテ・バレンタイン監督への退団報告のために千葉マリンを訪れた。その後「話は聞いています」と、日本ハムからの要請を認めた。

日本ハムは抑えと先発の経験を持つ吉井の日米でのキャリアと人望を高く評価。梨田監督とも近鉄時代に一緒にプレーしたことがあることから、投手コーチに適任と判断した。吉井は「まだ決まっていないが、考えはほぼまとまっている。正直『なんで自分が?』と驚いた部分もある。ただ自分の中に『やれる』という部分もある」と話した。日本ハムと契約交渉がまとまれば現役引退し、11日からの沖縄・名護秋季キャンプで第2の人生を踏み出す。

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吉井現役引退、ハム1軍投手コーチへ[ニッカン]

ロッテから戦力外通告された吉井理人投手(42)が5日、現役引退し、日本ハム1軍投手コーチへ就任することが分かった。この日、挨拶のため訪れた千葉マリンで「全くの素人なので驚いているところがある。やれる確信はない」と苦笑交じりに話した。

84年の近鉄入団から、メッツやロッキーズなどメジャーを含めて7球団を渡り歩いた。パ最年長投手として迎えたプロ24年目の今季は、オリックスで10試合に先発し1勝6敗。6月下旬にロッテへ移籍も、4戦0勝3敗の成績に終わった。

現役続行を希望していたが、クライマックスシリーズ終了翌日に、メッツ時代の恩師でもあるバレンタイン監督から来季の戦力外を通達されて翻意。年齢の問題など現状も直視し「辞めるという方法もありかなと思いました」と、ベテラン右腕は引退を決意した。日本ハム梨田新監督とは、同監督が現役時代にバッテリーを組み、厚い信頼を受ける。ダルビッシュら成長著しい投手陣に、これまで培ってきた経験を伝えていくことも期待される。10日にも正式発表され、11日からの沖縄・名護で行われる秋季キャンプで、新監督の右腕となって指導を始める。

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成本、上川氏がロッテコーチに就任[報知]

ロッテは5日、前ヤクルト1軍投手コーチの成本年秀氏(39)と、前楽天2軍コーチの上川誠二氏(47)が来季のコーチに就任すると発表した。担当は後日発表される。

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ロッテ・福浦は残留の意向[報知]

フリーエージェント(FA)の資格を満たしているロッテの福浦は5日、残留を基本線に球団と交渉に臨むことを明らかにした。福浦は「ロッテが自分の能力をどう評価してくれるか。(結論は)何回か話を聞いてからと思っているが、基本的に他球団は考えていない。残りたいのが1番」と話した。6日に球団と話し合う予定。

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吉井が現役引退…日本ハムコーチに就任[報知]

ロッテを戦力外となった吉井理人投手(42)が今季限りで現役を引退し、来季から日本ハムの1軍投手コーチに就任することが5日、分かった。吉井は現役続行を希望していたが、豊富な経験を評価した日本ハムのコーチ就任要請を受諾した。

この日、バレンタイン監督らに退団の挨拶をした吉井は「考えはまとまっている。選手としてやれる自信はあるけど、色んな人に迷惑も掛けるので、やめるのもありかなと考えるようになった」と話した。11日から沖縄・名護で行われる日本ハムの秋季キャンプに参加する見込み。

吉井は和歌山・箕島高から1984年にドラフト2位で近鉄に入団。ヤクルト移籍を経て、98年にフリーエージェント(FA)で米大リーグ、メッツ入り。ロッキーズ、エクスポズ(現ナショナルズ)でもプレーし、メジャー通算32勝(47敗)を挙げた。2003年にオリックスで日本球界に復帰、今季途中にトレードでロッテに移籍した。日本での通算成績は89勝82敗62セーブ。

吉井理人(よしい・まさと)
和歌山・箕島高から84年にドラフト2位で近鉄入団。88年に10勝24セーブで最優秀救援投手に輝いた。95年にヤクルト移籍、98年にフリーエージェント(FA)で米大リーグ、メッツ入りした。ロッキーズ、エクスポズ(現ナショナルズ)でもプレーし、メジャー5シーズンで通算32勝47敗。03年にオリックスで日本球界に復帰、今季途中にトレードでロッテに移籍した。日本での通算成績は89勝82敗62セーブ、防御率3.86。188センチ、95キロ、右投げ右打ち。和歌山県出身。42歳。

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吉井が今季限りで現役引退[ニッカン]

ロッテを戦力外となった吉井理人投手(42)が今季限りで現役を引退し、来季から日本ハムの1軍投手コーチに就任することが5日、分かった。吉井は現役続行を希望していたが、豊富な経験を評価した日本ハムのコーチ就任要請を受諾した。

この日、千葉マリンスタジアムでバレンタイン監督らに退団の挨拶をした吉井は「考えはまとまっている。選手としてやれる自信はあるけど、色んな人に迷惑も掛けるので、やめるのもありかなと考えるようになった」と話した。11日から沖縄・名護で行われる日本ハムの秋季キャンプに参加する見込み。

吉井は和歌山・箕島高から1984年にドラフト2位で近鉄に入団。ヤクルト移籍を経て、98年にフリーエージェント(FA)で米大リーグ、メッツ入り。ロッキーズ、エクスポズ(現ナショナルズ)でもプレーし、メジャー通算32勝(47敗)を挙げた。2003年にオリックスで日本球界に復帰、今季途中にトレードでロッテに移籍した。日本での通算成績は89勝82敗62セーブ。

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