わたしはかもめ2007年鴎の便り(11月)

便

11月22日

オファーない、黒木引退も

ロッテから戦力外通告を受けた黒木知宏投手(33)は22日、12月中にも現役続行以外の道へ進む可能性を視野に入れた。この日は、ロッテの投手会ゴルフコンペに参加。プレー後「他球団からオファーがない現実を受け止めないとうけない時期が来るかもしれない。外から野球を見たりすることも必要かも」と話した。ドラフト会議が終了し、今月27日の第2回トライアウトが終われば、各球団のチーム編成もほぼ固まるだけに、進路決断が迫られている時期と考えていた。

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オファーない…ジョニー引退も覚悟[スポニチ]

ロッテを戦力外となった黒木知宏投手(33)がいよいよ崖っ縁に追い込まれた。千葉県内で球団納会コンペに参加した黒木は他球団から獲得のオファーがない現状に「現状は受け止めている。12月に入ったら色々な選択肢を考えないと。外から野球を見るかもしれない」と現役引退を覚悟の胸中を語った。

今オフ戦力外となった直後は西武、ヤクルトなどが獲得に興味を示したが、ここにきてトーンダウン。大学・社会人ドラフトが終わり、各球団の来季補強は整いつつある。それでも27日の第2次合同トライアウト(ナゴヤ球場)は不参加の予定で「12月以降に海を渡っている可能性がある。でも家族を養わなきゃいけない。稼がないといけないから」。あくまで現役にこだわるか、このままユニホームを脱ぐのか。ジョニーが決断する時は迫っている。

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小林雅が松坂をお手本に…インディアンスと契約終え帰国[サンスポ]

インディアンスと3年総額1100万ドル(約12億円)で契約した小林雅英投手(33)が22日、成田空港着の航空機で帰国。今季世界一のレッドソックス・松坂大輔投手(27)を手本にすることを強調した。

電撃契約から一夜明け、帰国した小林雅が晴れ晴れとした表情を見せた。「すがすがしい気持ちで帰ってこられました。目標はチャンピオンリング。それに近づくために、いい役割を果たしたい」。

今季、ア・リーグ優勝決定シリーズで敗退したイ軍に入団。そのイ軍を破ってワールドシリーズに進出し、世界一に輝いたレ軍の松坂から大リーグの極意を学ぶつもりだ。「刺激を受けながら、アドバイスももらいたい。(松坂とは)いい関係でいたいと思う」。アテネ五輪で一緒にプレーした後輩に成功術を教わる。

小林雅は通算227セーブ。名球会入りの日米通算250セーブにも、あと23と迫っている。「(250セーブは)1つの大きな目標。いずれ達成したい。そのために自分の居場所を作りたいですね」。来季は中継ぎスタートが濃厚だが、実績を積んでクローザーの地位を奪取、記録にも挑戦する。

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小林雅がイ軍入団会見「抑えこだわらん」[ニッカン]

インディアンスと契約した小林雅英投手(33)が22日、渡米先から帰国し、千葉・成田市内のホテルで改めて入団会見を行った。新天地の空気も吸い「いい地ビールが見つかったのでよかったです」と、新天地での活躍に心を躍らせた。

メジャーリーガーとなっても、いたってマイペースだ。ボールが滑る、マウンドが硬いなどの理由から、日本から移籍した当初は苦戦する投手は多い。また、言葉の問題や食事など越えなければならない壁も待っているが「元々そういうのには疎いんです」と、周囲の懸念する声も一蹴。唯一こだわりを見せたのは、ビールだけだった。

日本通算227セーブを挙げ、目標でもある名球会入りの250セーブまで残り23へ迫っている。それでも今回「クローザー契約」は結んでおらず、セットアッパーからのスタートになる。「そこ(抑え)にこだわりはない。一からチームの中に居場所をつくっていけるようにやっていきたい」。土壇場のマウンド同様に、置かれた立場を冷静にとらえ、小林雅らしく淡々と意気込みを口にした。

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薮田「専属通訳帯同」が条件[報知]

ロッテからFA宣言をし、メジャー移籍を目指している薮田安彦投手(34)が球団に専属通訳の帯同を条件に挙げていることが22日、分かった。英語はほとんど話せない薮田は「コミュニケーションは大事。1番やっていかないといけないこと」と求めている。野球に専念できる環境を求める。

単身で米国に渡る薮田。「何でも言えるような人が必要。条件は代理人にも伝えているし、自分でも当たっている」とすでに選定に入っている。さらに「トレーナー的なこともできる人がいい」という希望もある。

複数のオファーが届いている中、2年契約の提示を受けているロイヤルズなどに絞った模様。インディアンスの小林に続き、“メジャーリーガー・YABUTA”の誕生も近づいている。

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小林雅“世界一&守護神奪取”宣言…インディアンス電撃契約から帰国[報知]

ロッテからFA宣言し、米大リーグ・インディアンスと契約した小林雅英投手(33)が22日、ユナイテッド機で滞在していたクリーブランドから帰国、会見を行った。小林雅は「目標はチャンピオンリングを取ること」と宣言。ロッテでの9年間で数々の修羅場をくぐり抜けて来た経験を生かし、チームを世界一に導くことを誓った。

2泊4日の渡米にも、疲れを感じさせず晴れやかな表情だった。メジャーリーガーとして日本に帰国した小林雅。「嬉しいし、すがすがしい気持ちでいっぱい」と笑顔をはじけさせた。

今月2日のFA宣言後小林雅には3球団がオファーを出してきた。その中でインディアンスは2年625万ドル(約6億8750万円)と好条件をいち早く提示。さらに「優勝を狙えるチームというのもあった」と世界一に近いチームであることも決め手になり、入団を決意した。

今季イ軍はア・リーグ中地区で優勝。しかし、リーグ優勝決定シリーズで松坂大輔投手(27)擁するレッドソックスに敗れ、頂点にあと一歩届かなかった。「チームも若いし、これから伸びるチーム。自分の経験、短期決戦での準備を伝えたい」2005年にロッテを日本一に導き、06年の交流戦ではMVPに輝いた勝負強さをチームに注入していくつもりだ。

最初は抑えではなくセットアッパーを担うが、抑えを諦めた訳ではない。「どこへ行ってもいいパフォーマンスを続けていけばいい位置で投げられる。いずれは日本と同じような最後を任せられるようになりたい」あと23に迫った通算250セーブも早ければ来季にも達成する意気込み。来季は松坂や岡島に投げ勝ち、レ軍から世界一の座を奪い取る。

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小林雅、実力でクローザー勝ち取る[スポニチ]

ロッテからFA宣言し、大リーグ・インディアンスと2年総額625万ドル(約6億8100万円)で契約した小林雅英投手(33)が22日、帰国した。シャパイロGMからはセットアッパー起用を明言されたが「いずれは日本と同じところで、最後にゲームを終わらせたい」と実力でクローザーの座を勝ち取ることを誓った。契約には225万ドル(約2億4500万円)の出来高も別に用意され「クローザーとしての項目も盛り込んだ」という。名球会入りとなる日米通算250セーブまであと23で「いずれは達することを目標にしたい」と意欲を見せた。まずは中継ぎで結果を残し、今季リーグ最多45セーブの守護神ボロースキの牙城を崩しにかかる。

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小林「チャンピオンリング取る」…米国から帰国[報知]

インディアンスと2年契約を交わした前ロッテの小林雅英投手が22日、帰国し「チャンピオンリングを取ることが目標。できることを精一杯やって貢献していきたい」と話した。

契約後、本拠地ジェイコブス・フィールドのマウンドにも立った。「ロッカールームの広さとスタジアムの大きさ、迫力には感動した。ユニホームを着て気持ちが高揚したのは、ロッテに入団した時と(アテネ五輪の)全日本の時以来」と小林。ロッテ時代とは違いイ軍では中継ぎでの起用が予想されるが「自分のパフォーマンスをして、一から自分の居場所をつくっていく」と来季に思いをはせた。

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日本が豪州に完勝/強化試合[ニッカン]

◇日本代表6−0オーストラリア代表(ヤフードーム)

日本代表は1回に1点を先制し、4回には稲葉(日本ハム)の適時打で加点した。8回には里崎(ロッテ)川崎(ソフトバンク)の適時打などで4点を加えた。先発の川上(中日)は4回を1安打無失点の好投で、5回以降も5投手が得点を許さなかった。7回には、ただ1人のアマチュア選手の長谷部(愛知工大)が登板し、三者凡退に抑えた。日本代表は23日にもオーストラリア代表と戦い、12月1日から台湾で行われる北京五輪アジア予選に臨む。

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星野ジャパン、完封リレーで豪州に快勝…最終強化試合[サンスポ]

北京五輪出場を目指す野球の日本代表最終候補は22日、福岡市のヤフードームでオーストラリア代表と強化試合第1戦を行い、6−0で快勝した。

日本は1回に1点を先制し、4回には稲葉(日本ハム)の適時打で加点。8回には里崎(ロッテ)、川崎(ソフトバンク)の適時打などで4点を加えた。先発の川上(中日)は4回を1安打無失点の好投。5回以降も5投手が得点を許さなかった。

日本は23日にもオーストラリア代表と戦い、12月1日から台湾で行われる北京五輪予選を兼ねたアジア選手権に臨む。

◇度肝抜かれた牽制

国際大会での牽制への対応という課題が浮き彫りになった。1回に西岡が左腕T・ブラックリーの牽制で刺され、サブローも逆を突かれかけた。かなり本塁寄りに足を踏み出したボーク気味の牽制。帰塁さえできずにアウトになった西岡は、思わずその場で立ち尽くした。

星野監督は「これも現実。度肝を抜かれたが、いい勉強をさせてもらった」。その後はリード幅を1歩少なくするよう指示して対応したという。

◇多村が腰痛か

多村(ソフトバンク)が出場を見合わせた。田淵コーチは「腰が痛いと言っているみたい」と話し、山本コーチは「今は言う訳にはいかない」と言葉を濁した。

岩瀬
「投げた感触はよかった。自分の与えられたところでしっかりやりたい。」(8回に登板し打者3人を仕留め)
新井
「ほっとしている。(4番は)チャンスで回ってくる機会が多いし、集中力を高めて臨みたい。」(4打数2安打)
川崎
「必死でやった。グラウンドに立っている以上、調子が悪いとかは言ってられない。」(8回に2点適時打)
里崎
「どんどん首を振っていいと言っていた。(プロの投手と)遜色はない。」(長谷部に)

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西岡牽制死、星野日本に国際試合の洗礼[ニッカン]

星野ジャパンがあ然とした。初回の攻撃、オーストラリア代表の先発左腕T・ブラックリーの際どいモーションからの一塁牽制球で、走者が刺された。星野監督も「ベンチでは『あんなのありかよ』という感じで攻撃に影響したかな」と驚いた。日本のレギュラーシーズンとはちがう「国際試合の洗礼」を受けた形だ。それでも打線はコツコツつないで12安打6点。投手陣も絶好6投手をつないで完封。強化試合第1戦を完勝した。

さすがの星野監督もボー然だった。アジア予選に向け、本番モードにスイッチを切り替えた矢先、敵陣から繰り出された牽制の落とし穴にはまってしまった。「ゲームの白星は当然だけど、西岡が強烈な牽制を受けてド肝を抜かれた。ダッグアウトでは、みんなが『あんなのありかよ』という感じで、(序盤の)攻撃に影響したかな…。器用すぎる。ちょっと戸惑った」。

1回裏。四球で出塁していた一塁走者西岡が、左腕のT・ブラックリーの巧妙な牽制に刺された。牽制はきちんと一塁方向に踏み出して投げないと行けない。

T・ブラックリーは上半身は一塁ベースに正対しているものの、かなり本塁寄りに足を踏み出したボーク気味の牽制。帰塁さえできずにアウトになった西岡は、思わずその場で立ち尽くした。プロではボークと思われるが、何もないジャッジにベンチは凍り付いた。

神戸での自主トレ、宮崎での強化合宿では、国内プロと国際審判との違いについても触れてきた。しかし、チームの常識を覆されるような巧妙なテクニックを見せられては、星野監督も「あれも現実だ」と苦笑するしかなかった。

西岡が牽制死を食らった後、2死二塁で阿部を迎えた場面でも、T・ブラックリーからの二塁への巧みな牽制で危うく引っ掛かるシーンもあった。ベンチからはリードオフを1歩少なくするように、という指示も出されたほどだ。

試合後、一塁の山野昭範塁審は「国際試合の許容範囲です。一塁への牽制は、足、ヒザとも一塁方向に向いていましたから。確かに日本では一塁も、二塁への牽制もボークになるケースがあるかもしれないが我々は両チームに平等なジャッジをしています」と説明したが、国内外の審判格差が如実に表れた。

日本代表は、この試合でオーストラリア投手陣から5度の牽制を受けた。星野監督が「いい勉強をさせてもらった」と振り返ったように、本番での課題が1つ浮き彫りになった1勝だった。

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松坂マネーで西武本拠地改修[スポニチ]

西武は球団創設30周年の来季に向けて、グッドウィルドームの改修案を発表した。天然芝に近いハイテク人工芝への張り替えや、球場内トイレの改装、老朽化したフェンスの改修のほかに、目玉としてスコアボードの全面改修を実施予定。来季はフルカラー高画質の大型ビジョンで、臨場感のある映像がファンに届けられる。改装期間は24日から3月上旬までで、総工費は昨オフに得た松坂(レッドソックス)のポスティング資金から捻出した約13億円。球団関係者は「映像や音響にもこだわりました」と話した。

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西武本拠地、13億円改修[報知]

西武は22日、創設30周年を迎える来季に向け、グッドウィルドームの改修を発表した。総工費約13億円を投じ、スコアボードに縦6.5メートル、幅50メートルの超大型カラービジョンを採用し、内野席トイレも全面改修。来季のオープン戦で初披露される。選手のプレー環境も改善し、フェンスはメジャーでも使用される衝撃吸収材に変更。最新鋭の人工芝にも張り替える。球団関係者は「けがを恐れずプレーしてもらえる」と話した。内野ファウルゾーンの特設シートの09年設置も検討している。

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