わたしはかもめ2007年鴎の便り(11月)

便

11月24日

雅、例年より早めの始動[報知]

ロッテからFA宣言し、米大リーグ・インディアンス移籍が決まった小林雅英投手(33)が、例年より早めに調整を始めることになった。昨年はペナントレース終了後、3ヶ月間、ボールを握らずに肩を休めていた。しかし、今オフは「いつもよりは早く調整することになる」と明言。万全の状態で来年2月のキャンプインを迎える。

毎年、ボールを全く握らない期間を設けてきた小林だが、新天地に挑むこのオフはそういう訳にはいかない。「ボールにも慣れないといけない。軽くでも投げていかないと…」メジャー使用球を2ダース持ち帰り、キャッチボールなどで慣らしていくことにした。

この日は千葉マリンを訪れ、ロッカーの荷物を整理。その後、千葉・勝浦市内のホテルで行われた納会でチームメートに別れを告げた。フロリダ州でのイ軍のキャンプまでは日本で自主トレを行う予定。準備はしっかり進めていく。

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ロッテ納会出席、薮田「進展ない」

ロッテからFA(フリーエージェント)宣言している薮田安彦投手(34)が24日、千葉県内のホテルで行われたロッテ納会に出席した。MLB公式ホームページにロイヤルズと契約間近と報道されたが「進展は何もない。(来日中の)ヒルマン監督と会う予定も、渡米する予定も今のところありません」と話した。メジャー移籍が実現すれば、この日の納会が最後の球団行事となる。だが「マサ(小林雅)はインディアンスに決まりましたけど、僕はまだですから」と、送られる立場でないことを強調した。

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来季のボビー構想では「抑えは清水」[デイリー]

ロッテの清水直行投手(32)が来季ストッパー候補に挙がっていることが24日、分かった。昨年までは主に先発で4年連続2ケタ勝利を挙げていたが、今季は6勝10敗と不振。来季は抑えとして再起を目指すことになる。

今季まで7連続20セーブを記録した小林雅が、FAで大リーグ・インディアンスへ移籍。セットアッパーの薮田もFAでの大リーグ移籍が確実となっている。バレンタイン監督は「来季、大きな課題を残している。薮田、小林雅の穴を埋めなければいけない」と話しており、守護神探しは急務だ。

そこで先発投手を抑えに回す案が浮上した。「(先発からの)配置転換も考えている」と本多球団部部長。最終的に小林宏らの候補から、バレンタイン監督は経験豊富な清水に白羽の矢を立てた。清水自身は「できれば先発をやりたい」としながらも、「誰かが(小林雅の)穴を埋めなければいけない」と危機感を持っている。

清水については、先発補強を目指す阪神がトレードを打診していたが、ロッテは清水を放出しない方針を決定し本人にも通達。清水の抑え転向により、球団は先発ができる外国人投手の補強に動く方針だ。

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イ軍移籍の小林雅がボビーに挨拶[ニッカン]

インディアンス移籍が決定した小林雅英投手(33)が24日、千葉マリンでロッカー整理を行った後、ロッテ納会に出席した。移籍決定後、初めてバレンタイン監督に会い「『シュートをいっぱい投げろ』と言われました」。昨年はシーズンラスト登板から約3ヶ月ボールを握らなかったが、今年は「ボール(メジャー使用球)にも慣れないといけないので、キャッチボールぐらいはしていきます」と話した。

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ロッテ清水、来季抑え候補に[報知]

ロッテの清水直行投手(32)が来季の抑え候補に挙がった。7年間抑えを務めてきた小林雅英投手(33)がFAでメジャー移籍。その後任として球団が打診した。今季6勝の元エースが新境地で復活を目指す。

抑えについて、ロッテの本多球団部部長は「配置転換もある」としてきた。清水も「誰かが(小林雅の)穴を埋めなければいけない」と危機感を感じている。候補は昨年まで5年連続2ケタ勝利の清水。球威とフォークを持ち、セットアッパーの経験がある。条件は合う。

清水にとってもメリットはある。毎年ポスティングでのメジャー移籍を求めてきた。今オフは希望を封印しているが、夢は捨てていない。岡島(レッドソックス)、斎藤(ドジャース)らの成功で日本のリリーフ投手の評価は上昇。抑えの適性が証明できれば、メジャー移籍の可能性も広がる。FA権の取得は09年。清水の決断がチームを救い、メジャーへの道を開く。

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2人抜けても優勝デス…納会でボビー挨拶[報知]

24日行われたロッテ納会の席上、バレンタイン監督は「来年は薮田、小林雅両選手が抜け、大きな課題が残ります。しかし、偉大な両選手が去った後でも日本シリーズ、アジアシリーズを優勝できると信じている」と挨拶した。選手会長の清水も「目指すのは優勝奪回しかない」と、今季2位に終わった雪辱を誓っていた。

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薮田がロッテ納会出席「渡米まだです」[報知]

インディアンス移籍が決まった小林雅英投手同様、FAでのメジャー移籍を目指す薮田安彦投手もロッテの球団納会に出席した。前日(23日)、カンザスシティーの地元紙が「ロイヤルズと契約合意間近」と伝えたが、この日は大リーグ公式HPが「ロイヤルズ入り間近」と紹介した。「代理人からそこまでの話は来ていません」と薮田。代理人の団野村氏とは電話で連絡を取っているが「渡米する予定もありません」と説明した。

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薮田ロイヤルズ入り秒読み段階へ[スポニチ]

ロッテからFA宣言した薮田のロイヤルズ入りが秒読み段階となった。大リーグの公式サイトが23日、ロイヤルズとの契約が合意間近で、薮田が近日中に渡米し、身体検査をパスすれば、正式契約に至ると報じた。薮田は「代理人からそこまで(合意間近という)話は来ていない」としながらも「(希望)球団は絞りました」と明言。5球団からのオファーがあった中で、ヒルマン新監督が指揮を執るロ軍入りを決意したもようだ。

この日、ロッテは健康診断を行ったが、薮田はインディアンス入りが決まった小林雅とともに検診は行わなかった。夜には納会に出席してナインとの別れを惜しんだ。

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ボビー「来季は薮田いない」明言[スポニチ]

千葉・勝浦市内のホテルで納会が行われた。日本代表組や戦力外となった黒木らを除く球団関係者93人が出席した中、バレンタイン監督は「来年は小林雅と薮田の両選手がいない。大きな課題が残った」と挨拶。薮田の移籍を想定した発言には本人も苦笑いだった。また、重光オーナー代行は「ここ数年で体質が大幅に改善した」として売り上げが伸びる一方で、今年は10数億円の赤字が改善されたことを報告した。

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ロッテ・薮田26日にも渡米−ロイヤルズとの契約は秒読み段階[サンスポ]

米大リーグの公式ホームページは24日(現地時間23日)、ロッテからFA宣言した薮田安彦投手(34)がロイヤルズと契約間近と報じた。この日、薮田は千葉・勝浦市内のホテルで催された球団納会に出席。現状について明言は避けたものの、契約合意は秒読み段階に入った。メディカルチェックを受けるため、週明けの26日にも渡米する。

米大リーグの公式サイトのニュースコーナーに「Yabuta」の名前が躍った。

「ロ軍と薮田の契約は間近に違いない」。前日23日にはロイヤルズの地元紙「カンザスシティー・スター」(電子版)が「契約合意」と伝えたが、今度は大リーグの公式ホームページ。「同投手が近日中に渡米し、正式契約は病院で検査した後だ」と断定した。

薮田はこの日、球団の納会に出席。米メディアの報道について「ロイヤルズは絞り込んでいる球団の1つですが、代理人から(合意間近とは)聞いていません。状況は変わっていない」と説明した。これまでロ軍のほか、ホワイトソックス、インディアンス、レイズ、パイレーツの5球団が獲得に興味を示している、と明らかにしていた。正式契約に必要なメディカルチェックを受けていないことが「合意間近」を明言できない背景にあるともみられる。

ただ、すでにメジャー移籍の意向は固めている。12年間を過ごしたロッテとの別れを惜しむかのように、納会ではナインと熱く語り合う姿もみられた。

今季の年俸は1億1300万円。ロイヤルズの条件は2年総額500万ドル(約5億5000万円)から600万ドル(約6億6000万円)プラス出来高払いとも報じられており、破格の厚待遇。米国では現地時間25日まで感謝祭で休日。「渡米の日程は決まっていないが、早いにこしたことはない」と薮田。26日にもカンザスシティーに向かう。

薮田安彦(やぶた・やすひこ)
1973(昭和48)年6月19日、大阪府生まれ、34歳。上宮高から新日鉄広畑を経て、96年ドラフト2位でロッテ入団。04年から中継ぎに転向し、05年ロッテの日本一に貢献。昨年3月のWBC日本代表。1メートル83、85キロ。右投げ右打ち。既婚。今季年俸1億1300万円。

◇ボビーが雅にエール

インディアンスに入団が決まった小林雅が球団納会に参加し「日本で自主トレを行って1月末に渡米する」と話した。渡米した際に大リーグの使用球を2ダース持ち帰り「慣れて行きたい。キャッチボール程度はするつもり」と意欲満々。バレンタイン監督から「メジャーでは、もっとシュートを投げろ」とアドバイスを受け感慨深げだった。

◇上向き球団経営

今季は2位に終わったが、経営状況は上向き。球団納会に出席した重光オーナー代行が、02年は17億円程度だった球団の売り上げが、今季は約80億円になったと明かした。5年間で5倍増。「優秀なスタッフがいて経営が改善されてきた。仮に試合で負けても経営で勝つのがうちの方針」と説明した。

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小林雅、日本で自主トレ[報知]

インディアンスに入団が決まった小林雅英投手が24日、千葉県勝浦市で行われたロッテの納会に参加し「日本で自主トレを積み、キャンプインの時期に合わせて1月末に渡米する」と今後の予定を話した。

小林はイ軍との契約で渡米した際に、大リーグの使用球を2ダース持ち帰った。昨オフは自主トレ開始まで球を握らなかったが「ある程度慣れて行きたい。ピッチングはしないが、キャッチボール程度はするつもり」と語った。

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トヨタ自動車服部、1失点好投

第34回社会人野球選手権10日目は24日、京セラドーム大阪で準決勝を行い、愛知勢のトヨタ自動車と三菱重工名古屋が共に初の決勝進出を決めた。トヨタ自動車は4回に3点を先制して、そのままリードを守り切り王子製紙(愛知)に3−1で勝った。

ロッテから1巡目指名を受けた服部泰卓投手(25=駒大)が要所を締めて8安打1失点と好投した。今大会は3試合21イニングを投げて3失点と、抜群の安定感を見せている。展開次第では、25日の決勝で連投の可能性がある。服部は「ここまできたら、みんなの力でもう1つ勝ちたい。準備はしておきます」と意気込んだ。

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