わたしはかもめ2007年鴎の便り(12月)

便

12月2日

清水「来季も先発」

清水が来季も先発陣の一角を担う。千葉・稲毛室内練習場で行われた野球教室に参加後に「上原(巨人)からも抑えをやるのかと聞かれて、びっくりした。まだ打診されてないので、先発のつもりで(オフは)練習してます」。小林雅がインディアンスに移籍し、今季6勝10敗のエースに守護神転向案が浮上しているが、本人は巻き返しへ向け準備を進めている。

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薮田、メジャー球自主トレ

ロッテからFA宣言しロイヤルズ入団が決定した薮田安彦投手(34)が2日、千葉マリンで自主トレを再開した。米国から持ち帰ったメジャー球で早速、遠投などを行い感触で確かめた。抜けるボールが目立ったが、06年WBC直前に同球を使用して練習していたこともあり「2日間体を動かしていなかったし、慣れてくれば大丈夫だと思う」とアピールした。メジャーのキャンプでは、ブルペンで球数制限もあるが「(例年は)納得いくまで投げて感触を確かめているので、投げ込みをさせてもらえるか(首脳陣に)確認したい」と調整方法については、希望は伝えていく意向だ。

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薮田、日本式投げ込みを希望[報知]

ロッテからFA宣言して米大リーグ・ロイヤルズに移籍が決まった薮田安彦投手(34)が2日、千葉マリンで練習を再開。ロ軍首脳陣に投げ込みを軸とした調整の許可を求める意向を明かした。

メジャー使用球で約80メートルの遠投を行った薮田。ただ、メジャー流の「なるべく投げさせない」といわれる練習法には不安も抱いている。「(キャンプでは)納得いくまで投げさせてもらえれば。球数制限のことは話していきたい」と日本流の調整を貫く構え。また、多くの球数を投げることで「ヤマ(縫い目の高さ)があるかないか」で滑りやすいメジャー球に、早めに慣れるメリットもあり、2月上旬の渡米後、ヒルマン監督ら首脳陣と会談し、独自の調整法をアピールしていく。

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薮田、メジャー球でキャッチボール[スポニチ]

ロイヤルズ入りが決定し、1日に帰国した薮田が千葉マリンスタジアムを訪れ、キャッチボールなどで汗を流した。昨年3月のWBC以来、久々にメジャー球を使用し「少し滑るがすぐ慣れる」と笑顔。球団からは練習メニューについての指示は一切受けておらず「独自にやります」と、今後もキャッチボール中心の調整を続けることを明かした。アリゾナ州サプライズで行われるキャンプは来年2月11日がバッテリー組の集合予定日。薮田は環境に慣れるため2月上旬にキャンプ地入りする。

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成瀬、期待に応える気迫の6奪三振[デイリー]

北京五輪アジア地区予選決勝リーグ(2日、台中)、負ければ今大会での五輪出場が消滅する韓国戦。大きなプレッシャーがかかる日本代表の先発の大役に、成瀬が必死の投球で応えた。

立ち上がりは異様な雰囲気にのまれた。初回一死から、高永民に右中間へソロ本塁打を浴び、先制点を献上。直後に味方が逆転に成功したが、2点リードの四回無死一塁から李宅根に左中間適時二塁打を浴びた。「変化球が甘くなった」と悔やんだが、その後は気迫の投球で4、5番を連続三振。3回2/3を2失点、6奪三振で交代した。

韓国戦はダルビッシュ先発も予想された。それでも星野監督は「韓国は右に強打者が多い。(外角に沈む)チェンジアップもあるから、右打者にも打たれない」と成瀬を評価。22歳左腕に重要な一戦を託した。

会心の投球ではなかったが、「絶対に負けられない試合で、自分の投球を貫きたい」と話した男が大仕事をやり遂げた。

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“負けない男”成瀬、充実の49球[スポニチ]

負ければ今大会での五輪切符獲得が消える大一番。成瀬が星野監督の大抜てきに応えた。4回途中2失点で川上に後を託し、勝利への流れをつくった。「ストライクを取りにいったところを打たれてしまった。韓国は本塁打があるので、注意しながら投げました」。

右打者を8人並べた韓国打線相手に、初回1死から高永民(コ・ヨンミン)にチェンジアップを被弾。そこから“外スラ”で立て直した。神戸での自主トレ中の11月4日、阿部と初めてブルペンで組んだ際に披露した得意球は49球中9球。4回1死二塁、“最後の打者”李大浩(イ・デホ)から見逃し三振を奪った球もそれだった。1ヶ月の共同生活で得た収穫を大一番で生かした。

「1人1人と思って投げた。1球の重みがありました」と振り返った成瀬。大役は十分に果たした。

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サブロー、意地の同点打![スポニチ]

サブローが意地の一打で流れを引き寄せた。1点を追う2回2死一、三塁から同点の左前打を放ち「監督からはストライクゾーンを上げていけと言われました」。自身のブログ上で、フィリピン戦での牽制死について宮本主将からカツを入れられたことを明かし「今日は一瞬たりともスキを見せず、一生懸命プレーして勝ってきます」とコメント。接戦を制して満足そうだった。

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北京五輪アジア予選

◇韓国3−4日本

韓国は初回、高永民のソロで1点先制。だが日本は2回、大村の適時打で追いつき敵失で逆転。3回にも阿部の適時打で加点した。韓国は4回、日本先発成瀬から李宅根が適時二塁打を放ち1点を返した。その後は両軍継投合戦となり、日本1点リードで終盤へ。日本は8回、稲葉の適時打で4点目。最後は継投。9回は上原で韓国を振り切った。

123456789R
日本0210000104
韓国1001000103

◇打撃成績

打順守備名前123456789
1西岡5000投ゴ投ゴ二ゴ三飛一ゴ
2川崎5120遊ゴ中安三振左邪左安
3青木4000一ゴ投犠三振左飛左飛
4新井5110左二左飛三振右飛右飛
5阿部4031三ゴ左安左安中二
荒木0100
矢野0000
6村田3020三ゴ左安右安
打指井端0000投犠
7稲葉3111四球左飛右飛右安
8サブロー3011左安四球三振右飛
9森野3000二失一犠左飛中直
354103
打順守備名前123456789
1チョン・グンウ2000三振三振
打指一チャン・ソンホ1000四球四球二飛
2コ・ヨンミン5221右本中安三振一ゴ三振
3イ・テックン4011四球左二遊失遊ゴ一飛
4キム・ドンジュ4110二併三振中直中安
5イ・デホ2000三振三振死球死球
キム・ミンジェ0000
チョン・デヒョン0000
6パク・ジンマン3000三振三ゴ一邪投犠
7イ・ジョンウク2001投ゴ遊飛四球左犠
8チョ・インソン4020三ゴ左二三振左安
イ・ヒョンゴン0000
李炳圭0000
9ミン・ビョンホン1000中直
打右イ・デヒョン2000遊ゴ三振
打捕パク・キョンワン1000三振
31363

◇投手成績

名前投球回打者球数安打三振四球死球失点自責
成瀬3 2/31449361022
川上21032111100
岩瀬2 1/31246232110
上原1312010000

名前投球回打者球数安打三振四球死球失点自責
チョン・ビョンホ2 1/31244301032
チャン・ウォンサム2931221000
ハン・キジュ2840220000
リュ・テクヒョン1415100011
クォン・ヒョク0 2/3316100000
チョン・デヒョン1417100000
日本・星野仙一監督
「もう嫌だね、こんな試合は。選手を褒めてやりたい。必ず勝てると信じていた。(8回は)岩瀬を信じていた。上原は大した男。打線は何と言っても稲葉の1点が大きかった。明日はダルビッシュにかける。」

◇成瀬2失点、「先発」役割果たす

先発成瀬が3回2/3を3安打2失点に抑えて、川上につないだ。当初宿敵韓国戦の先発はダルビッシュも予想されたが、星野監督が抜擢。「3本のヒットもカウントを取りに行った変化球が甘く入ってしまった。ちょっともったいなかった」と悔やむが、右打者を8人並べた韓国打線に対して直球とチェンジアップのコンビネーションで要所を締めた。初回に先制ソロを浴びたが、粘りの投球で流れを呼び込んだ。

◇最終戦、日本が1位通過するには

日本は台湾戦に勝てば3連勝で1位通過。台湾戦に負けた場合、韓国がフィリピン戦に敗れれば台湾が1位通過。韓国がフィリピンに勝てば2勝1敗で日本、韓国、台湾が並ぶため、「当該国間の失点率が低いチーム」での争いとなる。韓国は日本、台湾相手に6失点。日本、台湾は韓国戦でそれぞれ3、5失点している。日本は台湾相手に0−1、1−2なら1位通過が決まる。失点を守備のイニング数で割るのが失点率のため、台湾戦先攻の日本は0−2なら台湾が失点率で上回る。1−3なら台湾と韓国が並んで「当該国間の自責点率」以降での争いとなる。1−3以上のスコアで日本が敗れれば韓国が1位通過となる。

◇フィリピン0−9台湾

123456789R
台湾3002100129
フィリピン0000000000

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