わたしはかもめ2007年鴎の便り(12月)

便

12月7日

契約更改

選手名年俸前年比
高木3200△800
7000▼1800

※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン

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堀は1800万円減[千葉日報]

千葉ロッテの堀幸一内野手(38)は7日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉を行い、1800万円減の7000万円でサインした。「20%ダウンです。お金のことは何も言えない」とさばさばとした表情を浮かべた。

開幕前のけがの影響もあり、わずか61試合の出場にとどまり、2年連続して100試合を大きく下回った。安打数も38本だけで、打率2割5分3厘、2本塁打、15打点と低迷した。「出たところで結果を出さないといけない立場なので言い訳はしたくない」。

2000試合まで残り33試合、2000本安打まで残り221安打。来季はプロ21年目のベテランは「体が万全ならまだまだ負けない。試合に出ないことには結果もついてこないので、1試合でも多く出るために努力し、しっかり整えてやっていきたい」と巻き返しを誓った。

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高木800万円増[千葉日報]

千葉ロッテの高木晃次投手(39)は7日、千葉マリンスタジアムで契約交渉を行い、800万円増の3200万円で更改した。「ブルペンの大変さとか、評価してもらった」と笑みがはじけた。

プロ21年目のベテランは今季、救援投手の不調もあり「負担はあった」というものの、自己最多の43試合に登板。1勝、防御率3.79をマークした。本多球団部部長は「スピードは衰えず、コントロールも安定し、1年通じて貢献してくれた」と好評価。

すでに来季に向けて浦和で始動している高木。「長期間何もしないとガクッと来るので体力的なものを維持したい」と言い、「もう若くないんで、ガーと急に変わることはない。何とか1年、チームに貢献できるようにコンディションを整えたい」と続けた。

来季は40歳となる左腕は「マウンドに多く上がれるのはいいこと。来年は登板数も増やし、防御率も低くしたい。若い選手に負けないように強い気持ちを持ってやっていきたい」と意気込んだ。

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ベテランの堀、高木が更改[共同通信]

ロッテの堀は7日、1800万円減の7000万円で契約を更改した。今季は61試合で打率2割5分3厘と不振で「何も言えない」とさばさば。「体が万全ならまだ負けないし、1試合でも多く出たい」と21年目の来季を見据えた。

今季、自己最多の43試合に登板した高木は800万円増の3200万円でサイン。来年で40歳になる高木は「マウンドに多く上がれるのはいいこと。ちゃんと練習をすれば、若手に負けずに投げられるところを見せたい」と意気込んだ。(金額は推定)

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ロッテ・高木50歳まで現役!…最多43戦登板で800万円増サイン[報知]

ロッテの高木晃次投手(39)が、50歳現役に意欲を燃やした。7日、千葉マリン内で800万円アップの年俸3200万円で契約を更改。今季21年目にして自己最多の43試合に登板した内容を評価された。来季中には40歳の大台を迎えるが「これだけやれるんだってところを若い人には見せたい」と気合を入れ直した。

オリックス時代の90年に年間42試合に登板した自己記録を17年ぶりに更新し、1勝0敗、防御率3.79をマーク。「年を取って逆によくなることを目指している。50歳まで現役?本音ではそうですよ」。

来季は、最強救援陣YFKがそろって移籍したため、負担も大きくなりそうだ。「勝っている場面で期待に応えられれば。今年以上の試合数に投げたいね」今でも直球のMAXは140キロ後半。剛球オヤジが新しい勝利の方程式に割って入る。

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成瀬、大幅増更改、バッテリー賞で弾み[スポニチ]

スポーツニッポン新聞社制定、(社)電池工業会と共催する「2007年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が、8日に東京・有明コロシアムで行われる。セは巨人・高橋尚−阿部、パはロッテ・成瀬−里崎が受賞。成瀬は2日の北京五輪アジア予選・韓国戦に先発。五輪切符獲得に貢献した。ロッテの本田球団部部長は「選手の価値も上がるし、年俸にも自然と反映される」と明言。防御率、勝率の2冠に輝いた今季成績と合わせ、来季年俸は1600万円からの大幅増が確実だ。

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オーティズ残留

ロッテは7日、ホセ・オーティズ内野手(30)と年俸6000万円(推定)プラス出来高の単年契約で、来季契約が合意に達したと発表した。ズレータの故障離脱の影響で、今季中盤に加入し7本塁打、打率2割8分4厘。「08年は開幕からチームに貢献できるように頑張りたい」と、広報を通じてコメントした。

オーティズ
「2008年にマリーンズの一員として戻ってくることができることを本当に嬉しく思いますし、今回機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズに感謝します。2007年シーズンは後半しかマリーンズでプレーできなかったので、2008年は開幕からチームに貢献できるよう精一杯頑張りたいと思います。新たなシーズンの幕開けを今から楽しみにしています。」

◇田村領平投手(元阪神)、育成枠入団

元阪神タイガース・田村領平投手(23)の育成選手としての入団が決定した。

田村
「また野球ができることの幸せを感じ、精一杯頑張りたいと思います。育成枠での入団ですが、1つ1つしっかりとアピールして支配下登録選手になれるよう、そして1軍のマウンドに立てるよう頑張りたいです。」

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ロッテがオーティズと契約更新…今季途中に加入し7本塁打[サンスポ]

ロッテは7日、ホセ・オーティズ内野手(30)と来季の契約を結んだと発表した。1年契約で年俸は6000万円プラス出来高。オーティズは今季途中に加入。67試合に出場し打率.284、7本塁打、39打点をマークした。

◇元阪神の田村を育成選手で獲得

ロッテは元阪神の田村領平投手(23)を育成選手として獲得したと発表。年俸240万円だが、支配下登録された場合は見直す。田村は11月にロッテが実施したトライアウトで合格し、入団が決まった。

◇四国ILの2選手と契約

ロッテは育成ドラフト3巡目で指名した四国アイランドリーグ・徳島の小林憲幸投手(22)と、4巡目で指名した同・高知の白川大輔内野手(19)と契約したと発表。両選手とも支度金100万円、年俸240万円で、支配下選手登録されると出来高払い500万円がつく。

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ヒルマン監督「薮田クローザー」構想も[ニッカン]

ウインターミーティングで最も注目された監督の1人、ロイヤルズのトレイ・ヒルマン新監督(44)がカンザスシティーへの帰途に就く前、FAで加入した薮田安彦投手(34)について「場合によってはクローザーをやってもらうこともある」と語った。また日本ハムの教え子ダルビッシュ有投手(21)については「今メジャーにくれば松坂かそれ以上の成績を残す」と絶賛した。

ヒルマン監督は薮田の起用法に関してはすでに「7回、8回のセットアッパーを任せる」という基本構想を打ち出していたがこの日はクローザー構想も持ち出し、薮田に寄せる期待の大きさをのぞかせた。

ロイヤルズは今季メジャーデビューし、ブレイクしたホアキン・ソリアー(23)を来季もクローザーに据えることが決まっているが、1シーズンの長丁場、何が起こるか分からない。「彼の経験と闘争心が必ずやチームを助けてくれる」とゲーム後半戦の締めに自信を持っている。

一方、北京五輪の切符をかけたアジア予選の第3戦の台湾戦で好投し、日本の優勝に貢献したダルビッシュについて「彼が国際大会で勝ったからといって何も驚かない。それだけの能力を持っている投手だから」とべた褒め。さらに今メジャーにくれば何勝できるかという問いには「15勝以上できる。松坂と同じか、それ以上の結果を残す」ときっぱり言い切った。この日終了したウインターミーティングでは日本で成功を収めたヒルマン監督自身も大人気だった。

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楽天本拠地、来季はクリネックス球場?[デイリー]

宮城県教育委員会は7日、楽天の本拠地、県営宮城球場の命名権の売却先を、製紙業界2位の日本製紙(東京)に内定した。楽天側とも協議し近く正式発表するが、球場名に社名だけでなく同グループの人気商品「クリネックス」を入れる案も浮上している。

この日は購入を希望した3社のうち1社が辞退したため、日本製紙を含む2社を審査。購入金額は2億円以上が条件だが、同社は金額面でリードし、経営状態なども評価された。命名権の契約期間は来年1月から3年間。売却収入は県が25%、楽天が75%を得る。

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楽天本拠地命名権は日本製紙に内定[ニッカン]

東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、県営宮城球場(仙台市)の命名権の売却をめぐり宮城県教育委員会は7日の審査委員会で、製紙大手の日本製紙(東京)を売却先に内定した。

楽天側とも協議し近く正式発表するが、球場名に社名だけでなく日本製紙グループの人気商品「クリネックス」を入れる案も浮上している。

この日は、購入を希望した県内外の3社のうち1社が辞退したため日本製紙を含む2社を審査。購入金額は年2億円以上が条件だが、同社は金額面でリードし経営状況なども評価された。日本製紙は、国内製紙業界2位の日本製紙グループの中核子会社。宮城県では石巻市と岩沼市で工場が稼働している。命名権の契約期間は来年1月から3年間。売却収入は県が25%、楽天野球団が75%を得る。

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楽天本拠地“クリネックス球場”に?[スポニチ]

楽天の本拠地、宮城球場の命名権の売却先として日本製紙(グループ本社・東京)が有力となった。宮城県教育委員会が7日、審査委員会を開いて売却先として内定。週明け以降にも正式決定する。球場名については今後、球団との協議になるが同社ブランド「クリネックス」「クレシア」などが付けられる可能性もある。命名権の契約期間は来年1月から3年間で年2億円以上が条件。売却収入は県が25%、楽天が75%を得ることになる。

また、宮城県では楽天の今季本拠地での主催試合が同県に与えた経済波及効果は約129億円との推計結果を発表。試合数が9試合増えただけでなく、田中ら人気選手が活躍し、2年連続最下位から今季4位に浮上したことなどから1試合当たりの観客数や関連グッズの売り上げが伸び、昨年の試算(約97億円)より32億円のアップとなった。

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楽天本拠地の命名権、日本製紙へ売却…経営状況なども評価[サンスポ]

東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、県営宮城球場(仙台市)の命名権の売却をめぐり宮城県教育委員会は7日の審査委員会で、製紙大手の日本製紙(東京)を売却先に内定した。購入金額は年2億円以上が条件だが、同社は経営状況なども評価された。日本製紙は、国内製紙業界2位の日本製紙グループの中核子会社。命名権の契約期間は来年1月から3年間。売却収入は県が25%、楽天野球団が75%を得る。

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楽天本拠「クリネックス球場」へ!?…命名権売却先に日本製紙内定[報知]

楽天の本拠地、県営宮城球場(仙台市)のネーミングライツ(命名権)の売却をめぐり宮城県教育委員会は7日の審査委員会で、製紙大手の日本製紙(東京・千代田区)を売却先に内定した。楽天側とも協議し近く正式発表する。

球場名に社名だけでなく日本製紙グループの人気商品「クリネックス」を入れる案も浮上しているが、県教委は売却先の社名について「正式に決まるまで公表できない」とするにとどまった。

この日は、購入を希望した県内外の3社のうち1社が辞退したため日本製紙を含む2社を審査。購入金額は年2億円以上が条件だが、同社は金額面でリードし経営状況なども評価された。

同球場は、人材派遣大手フルキャスト(東京)が来年3月まで命名権を持っていたが、同社が厚生労働省から8月に事業停止命令を受け、県などが9月に契約を解消した。

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楽天本拠地の命名権、日本製紙へ[報知]

プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、県営宮城球場(仙台市)の命名権の売却をめぐり宮城県教育委員会は7日の審査委員会で、製紙大手の日本製紙(東京)を売却先に内定した。

楽天側とも協議し近く正式発表するが、球場名に社名だけでなく日本製紙グループの人気商品「クリネックス」を入れる案も浮上している。

県教委は売却先の社名について「正式に決まるまで公表できない」としているが「球場名が県民に長く親しまれることを願っている」と話した。

この日は、購入を希望した県内外の3社のうち1社が辞退したため日本製紙を含む2社を審査。購入金額は年2億円以上が条件だが、同社は金額面でリードし経営状況なども評価された。

日本製紙は、国内製紙業界2位の日本製紙グループの中核子会社。宮城県では石巻市と岩沼市で工場が稼働している。

命名権の契約期間は来年1月から3年間。売却収入は県が25%、楽天野球団が75%を得る。

同球場は、人材派遣大手フルキャスト(東京)が来年3月まで命名権を持っていたが、同社が厚生労働省から8月に事業停止命令を受け、県などが9月に契約解消した。

このため、今回の選考では購入金額だけでなく、経営状況や過去の法令違反なども調査した。

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最後まで千葉を愛した[朝日新聞・千葉]

ロッカーをのぞいても、もう彼の姿を見ることはできない。黒木知宏投手(33)。ジョニーの愛称でロッテのエースとしてファンからの絶大な人気を誇ったスーパースターが今オフ、チームを去った。

私事で恐縮だが、私も黒木という投手の生き様に共鳴した1人だった。新聞記者時代、マウンドから記者席まで聞こえる雄たけびに身震いを感じた。04年11月に千葉ロッテから広報部員として入社を誘われた時、最終的な決め手となったのは「黒木という熱い投手が愛する球団が悪い球団な訳がない」という考えだった。

そんな私の人生さえも変えた投手がチームを去る。これほど寂しいことはない。ファンにいたっては、もっと辛い気持ちでいるだろう。なによりも、引退選手ではないが、サヨナラを言える舞台が欲しかった、と望む声はいたるところから耳に届いた。

私自身もこの件はずっと心の中で引っかかっていた。そこで先日、久し振りに千葉マリンスタジアムに姿を現した黒木に素直に聞いてみた。すると、こう返された。

「気持ちはありがたい。でも、それは違うと思うんだ」。黒木は首を横に振って静かに笑った。そして続けた。

「あの時、チームは優勝するかしないか。クライマックスシリーズに2位で進出するかしないかの局面だった。そんな時に個人的な事で登録されて投げることはオレの考え方、生き方と違う。それで1人の選手が抹消される訳だから。チームにとってマイナス。ファン感謝イベントで、と考える人もいるかもしれないけど、他のクビになった選手ができないのに、オレだけ特別にというのもおかしい。球団の人、監督もその決断に苦しんだと思う。でも、これでいい」。

ここまで話し終わると天井を見上げた。他には誰もいない一室での会話。一呼吸置くと、また力強く話し出した。

「それに、オレにとってこれはサヨナラではない。終わっていないのだから。まだ、ユニホームを脱ぐなんて言っていないのだから。ファンは気持ちを分かってくれると信じている。オレの生き様を理解してくれると信じている。どういう形になるか分からないけど、黒木という人間の野球人生を最後まで見届けて欲しい。そうすれば、分かってもらえると思う」。

ここまで聞き終えるとスッキリとした自分がいた。ただ、もう1つ聞きたいことがあった。

「愛するロッテを離れて寂しくないですか?」。部屋は静寂に包まれた。間を置いて、ハッキリと答えた。

「寂しいかと聞かれたら間違いなく寂しい。できればロッテで野球がしたい。でも、こればかりは仕方がない。ここ数年ほとんど1軍で投げていない選手。普通に考えればクビ。オレでもクビにするよ。そこは、ケジメが必要だと思う。オレの人生が良かったかどうかを決めるのはオレではない。周りの人やファンから評価してもらえるように頑張りたい」。

11月上旬、都内で退団者を集めての選手達による送別会が行われた。この席で黒木は挨拶を述べた。「これから、どうなるかは分からない。他のユニホームを着て野球をやれるかもしれない。それでも、ボクはロッテの大ファンだから。誰にも負けないロッテのファンとしてみんなを応援するから」。

誰よりも千葉を愛し、ロッテを誇りにした男。最後の最後まで彼らしいスピーチだった。黒木に憧れ、尊敬していた若手選手の目は充血し、いつまでも拍手はやむことがなかった。そして最後にこう付け加えた。「他のユニホームを着てロッテ相手に投げることができたら、死に物狂いで投げるよ。絶対に打ち取ってやるよ」。

魂の男がまだ燃え尽きていないことを強く証明する言葉であり、愛するチーム、後輩への檄だった。黒木は現在も現役続行を希望し、日々、練習に取り組んでいる。だから、サヨナラは言わない。(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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