わたしはかもめ2007年鴎の便り(12月)

便

12月8日

成瀬背番悩む、左投手の「47」か愛着ある「60」か

ロッテ成瀬が8日、継続か、心機一転か、悩める胸中を明かした。里崎と都内で行われたバッテリー賞授賞式へ出席後、来季の背番号について「迷っています」と、本音を吐露した。

防御率と最優秀投手(勝率)のタイトルを獲得する活躍で、球団は背番号の変更に備えている。成瀬も、横浜工藤やソフトバンク杉内ら球界を代表するサウスポーが「47」を付けていることで「左投手といえば47。憧れますね」と言う。

一方で、プロ入りからパ2冠に輝いた今季まで4年間、そして星野ジャパンでも背負った「60」は愛着ある番号だ。「周りに60=成瀬の印象ができたと思う。自分の番号にしたい思いもある」と心は揺れている。新入団選手の背番号が17日の入団発表までに決定するため、近日中に行われる契約更改交渉の席まで悩み抜き、“若返る”か否かの決断を下すつもりだ。

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成瀬に20勝厳命…里崎が一喝高い目標持て[報知]

ロッテの成瀬善久投手(22)が8日、里崎智也捕手(31)から20勝を厳命された。2人は都内で行われたパ・リーグの「最優秀バッテリー賞」の表彰式に出席し「来年は20勝2敗くらいの成績は残して欲しい」と、今季16勝1敗からの上積みをノルマに課された。

最優秀防御率(1.817)と最高勝率(9割4分1厘)の2冠に輝いたが、来季の目標は「最低限2ケタか、今季と同じくらい勝ちたい」と現実的なものだった。だが里崎から飛んだのは「向上心がなくなったら終わり。20勝っても30勝っても、より高い目標に向けてチャレンジするのが成長の近道」との鋭い指摘。「“2年目のジンクス”とは言われたくない」との思いから、素直に上方修正を受け入れた。今オフは「直球を常時140キロにすることと、制球の追求」をテーマに掲げる。「期待しているからこそ要求する」という女房役の厳しい言葉を糧にレベルアップする。

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バッテリー賞賞金で成瀬はスーツ購入[スポニチ]

ロッテの成瀬は、今季年俸1600万円から大幅アップは確実。94年・榎の377%増(440万円→2100万円)の球団最高昇給率の更新にも注目が集まるが、本人は「実質1年目なんで、そんなに強くは言えない」と控えめ。それでも「1敗しかしていない点、12月まで野球をやったことをどう評価してくれるか」と楽しみな様子。なお、今回の賞金100万円は「あまり持っていない」というスーツの購入代になる予定だ。

◇里崎の契約更改は、恒例の越年決定

里崎の契約更改が早くも越年決定した。台湾から帰国後もスケジュールがびっしりで、年末年始は実家がある徳島で過ごす予定。もっとも里崎の場合は越年が毎年“恒例”となっており「不満があるから越年する訳じゃない。キャンプまでに契約すればいいだけのこと」。星野ジャパンで阿部と正捕手を争うロッテの主将は、来季に向け「投手の成績は僕の成績のようなもの。投手全員の成績を残したい」と頼もしかった。

巨人・高橋尚成投手
「シーズンを通してローテーションを崩さず投げられたことが評価されたと思う。自分だけでなく阿部と力を合わせて取れたということが嬉しいです。」(初受賞)
巨人・阿部慎之助捕手
「価値のある賞をいただき、喜びをかみしめています。キャプテンの大役を任されて心機一転頑張れたのがよかった。来年は日本シリーズに出場して、もう1度受賞したいですね。」(5年ぶり2度目の受賞)
ロッテ・成瀬善久投手
「今年はできすぎた部分もあったが、受賞は里崎さんあってのもの。来年は今年と同じぐらいか、最低でも二ケタは勝てるように頑張りたい。」(初受賞)
ロッテ・里崎智也捕手
「シーズン当初からどうしてもこの賞だけは取りたいと思っていました。成瀬は2ケタと言ってますが、20勝ぐらいしてもらって、また2人で受賞したいです。」(2年ぶり2度目の受賞)

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成瀬、新球&17で来季も負けん![スポニチ]

社団法人・電池工業会とスポーツニッポン新聞社制定の「2007プロ野球最優秀バッテリー賞」(協賛・ミズノ、協力・全国野球振興会、カルピス)の表彰式が8日、東京・有明コロシアムで行われた。巨人・高橋尚成投手(32)−阿部慎之助捕手(28)、ロッテ・成瀬善久投手(22)−里崎智也捕手(31)の両バッテリーが受賞。本間充・電池工業会会長から各選手に賞金100万円、山本進スポーツニッポン新聞社代表取締役社長から表彰盾が贈られた。今季パ2冠に輝いた成瀬は背番号60から17への変更が内定。新球を引っさげて無敗&20勝を来季の目標に掲げた。

ロッテの新エースとしての自信、そして星野ジャパンの先発の柱に成長した自覚は十分だった。代名詞となった「負けない男」。新たな勲章に照れ笑いした成瀬は、話題が来季の目標に及ぶと一気に表情を引き締めた。

「防御率はもちろん意識するけど、それ以上に来季は勝ちにこだわりたい。負けないってイメージが強いし、負けないことも続けたい。それが五輪へのアピールになる」。

今季はパ相手に不敗。北京五輪アジア予選でも韓国との大一番に先発して力投した。来季はあと1勝届かなかった最多勝に加え、北京五輪金メダルという目標を持つ左腕は「やったろうというのはある」とさらに口元を引き締めた。

さらなる飛躍へ球団側の期待も大きい。背番号は手嶌が17から47へ変更するのに伴い、成瀬は60から17になる。「60を自分の番号にしたいのはあるけど、若い番号も格好いいし…」と話した成瀬はエース級の背番号を発奮材料にするつもりだ。投球の幅を広げるためシーズン中から速く、落ちるスプリット系の新球習得にも着手。「まだ試合で1球も投げていないし言えない」と具体的な球種には言葉を濁したが、代表合宿中に「中島さん(西武)らに“来年は新球があるから打たれませんよ”と言いました」と宣戦布告したという。スライダー、チェンジアップしかなかった変化球にもう1つ大きな武器が加われば、無敗進撃の再現は現実味を帯びてくる。

「球の切れを良くして(直球が)常時140キロ出せるようにしたい。コントロールも、より追求しないと」。タイトルも五輪代表も譲らない。スケールアップを続ける負けない男は、どこまでも貪欲だ。

◇野球教室で柏崎の少年らにエール

昨年に続いて表彰式後に野球教室が開かれ、10チーム125人の野球少年を松沼博久氏(元西武)、橋本清氏(元巨人)、松本匡史氏(元巨人)、笘篠賢治氏(元ヤクルト)の4講師が指導した。今夏、中越沖地震に見舞われた新潟県柏崎市から参加した「柏崎スターズ」の秋山蓮矢君(12)は「来てよかった。滅多にない経験です」と笑顔。松本氏は「(震災地の)ハンデを乗り越えて将来巨人に入ってもらいたいね」とエールを送った。

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ロッテ成瀬、年末は実家で休養[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(22)が8日、マイペースで来季へ向けて自主トレを行うことを明かした。里崎と都内で行われたバッテリー賞授賞式へ出席後、「年末は実家に帰って、ゆっくりしたい。自主トレは年明けから浦和や千葉マリンでやりたいと思う」と話した。横浜工藤に米国アリゾナでの合同自主トレを呼び掛けられたが、北京五輪アジア予選の疲労を考慮し「『いや、勘弁して下さい。休みたいです』と言いました」と、辞退していたことも打ち明けた。

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ロッテ里崎、更改は越年覚悟?[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(31)が8日、来季の契約更改交渉の越年を早くも宣言?した。「来年の1月31日までに契約をすればいい。今年中にやらなきゃ、とは思っていない」。北京五輪アジア予選が終わったばかりで、短いオフも取材などで多忙な日々が続く。27日には故郷へ帰省する予定で、第1回交渉が年明けの可能性も出てきた。

この日は、成瀬と一緒に都内で行われたバッテリー賞の授賞式に参加し「成瀬には来年、20勝2敗ぐらいやってもらいたい。高いハードルじゃないと思っている」と、ハッパを掛けていた。

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元ロッテ立川が連勝!81秒殺!…K−1ワールドGP決勝T[報知]

81秒殺!K−1に転向した元ロッテの4番打者の立川隆史(32)=TRYOUT=が、初のKO勝利を飾った。前座試合で韓国の元剣道家、キム・キミン(32)と激突し、1回1分21秒、豪快な右ローキックで沈め、2連勝。立川は「野球で言えばサヨナラ・ホームランを打ったみたい」と興奮を抑えきれなかった。ロッテでチームメートだった小野晋吾投手、橋本将捕手が応援。次戦は未定だが、大みそかの「Dynamite!」への前座出場が濃厚だ。

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立川が「サヨナラ」の初KO勝利/K1[ニッカン]

立川隆史(31)が右ローキックでキム・キミン(韓国)をマットに沈め、デビュー2戦目で初のKO勝ちを収めた。1回1分21秒、右アッパーで相手をのけぞらせたところに会心の一撃を見舞った。「(野球にたとえるなら)サヨナラホームランぐらいの快感、感動がありました」。美樹夫人(33)長女七菜ちゃん(6)長男正真君(3)も応援に駆けつけたが正真君に「頑張ったね」と声をかけられ、満足げな表情だった。

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立川初KOは「サヨナラ本塁打」[スポニチ]

元プロ野球選手の立川がオープニングファイトでキム・キミンを初のKOで下し、デビュー戦に続いて連勝を飾った。右アッパーで相手をぐらつかせると、最後は強烈な右ローキックで仕留めた。初のKO勝ちに「試合が無事に終わってよかった。8月のデビュー戦と同じように興奮しました。KO?サヨナラ本塁打ぐらい快感。満足ですね」と笑みをこぼした。

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ロッテ元4番・立川は81秒殺[サンスポ]

プロ野球ロッテの元4番打者、立川隆史が、前座試合でキム・キミン(韓国)を右ローキック4発で81秒殺。500人を超えるロッテ応援団の大声援に、「サヨナラホームランを打ったみたいにうれしい」。夫人の美樹さん(33)、6歳の長女と3歳の長男と抱き合い、観戦に訪れたロッテ時代の同僚小野晋吾投手とガッチリ握手。次戦は大みそか「Dynamite」出場が決定的となった。

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