わたしはかもめ2007年鴎の便り(12月)

便

12月10日

契約更改

選手名年俸前年比
今江保留

※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン

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今江、五輪本戦出たい

今江が、北京五輪本大会出場へ意欲を見せた。今年5月の星野ジャーアン第1次候補選手に選出されたが、その後左手有鈎骨骨折で、アジア予選の最終メンバー入りはならなかった。「みんなが熱い戦いをしているのを見て、入っていないのが本当に悔しかった」。来季は開幕から星野監督へアピールしていきたいと鼻息を荒くした。また、この日の契約更改交渉では、金額提示に至らず保留した。

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ロッテ今江、公傷継続…切なる訴えも見通しは暗い[夕刊フジ]

“ミスターロッテ”今江が10日、千葉マリンで契約交渉に臨んだが、今季負傷した左手首の公傷をめぐって更改には至らず…。「今年はケガが全て。ケガをどう考えてもらっているか、聞きたかったんです」。

今季は左手首の有鈎骨を骨折し、5月27日に1軍登録を抹消。約2ヶ月間の戦線離脱後に復帰し104試合に出場したが打率.249、9本塁打、42打点と精彩を欠いた。大幅ダウンの危機だが、「プレー中のアクシデントで防げないケガ。考えて欲しい」と公傷としての配慮を求めた。

とはいえ、公傷の評価は各球団が最も頭を悩ませるところ。「ピンからキリまであって難しい」と本人も認めるが、やはり今江への満額回答は厳しそうだ。

今季のロッテは2位通過し2年ぶりV目前まで進んだが、CS第2Sで日本ハムに敗北。その要因を、「今年はケガ人が多すぎた。夏場、交流戦終盤辺りからドッと出た。いかにオフにケアをしていなかったか」(球団関係者)とみている。

今江をはじめ、ズレータ、ベニー、青野、久保と、バレンタイン監督が期待をかけた主力が次々と離脱したことが敗因となった。そのために「今オフは各自にしっかりした強化メニューを作るし、自主トレ期間に入ってもチェックする。サボっても筋力測定などで一発で分かるからね」(同関係者)。もし怠れば測定→サボリ発覚→指揮官に報告。主力といえど最悪、来春キャンプは2軍スタートという厳しい姿勢で臨む構えだ。

そんな状況での、切なる訴えはどこに反映されるのか。予定される次回交渉の17日までに「しっかり整理して言いたいことを言えるようにしたい」という今江だが、銭闘と同時に来季へのケアも怠れない厳しいオフとなる。

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ロッテ・今江、星野ジャパン入り熱望[報知]

ロッテの今江敏晃内野手(24)が10日、北京五輪での星野ジャパン入りを熱望した。今月のアジア最終予選での代表入りこそ逃したが「送りバントとか、細かいプレーをどんどんやってアピールしていきたい」と、来季はスモールベースボールを体現していく構えだ。

同予選では、成瀬、西岡ら12球団で最多となる5人のチームメートが五輪切符獲得に貢献するのをテレビ観戦。「みんなが熱くなってプレーしているのを見て本当に悔しかった」と唇をかみしめた。

この日、千葉マリン内で行われた契約更改では、5月に負った左手有鈎骨骨折を公傷扱いするかの話し合いに終始し、金額提示に至らなかった。この故障が原因となり、今季は102試合出場で打率2割4分9厘、9本塁打、42打点。それでも、三塁で3年連続ゴールデングラブ賞に輝いた堅守は健在。「成績を残して、選んでもらえるように」06年WBCの世界一戦士が、逆襲へ気合を入れ直した。

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今江、日本代表復帰したい![スポニチ]

ロッテの今江が、日本代表復帰を誓った。星野ジャパンでは第1次代表候補に選出されたが5月に左手有鈎骨を骨折。約2カ月の離脱が響いてWBCに続く代表入りを逃しただけに「本当に悔しい。バントや細かいプレーは好きだし、シーズンでどんどんやってアピールしたい」。第1回契約更改交渉では条件提示はなく骨折が公傷になるかなどの話に終始。年俸6500万円からダウンは必至だが、球団側はゴールデングラブ賞獲得など復帰後の活躍を考慮する考えだ。

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Gグラブ賞、星野ジャパンから9人[スポニチ]

守備のベストナインに贈られる「第36回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が10日、都内のホテルで行われ、記者投票で選ばれたセ・パ17選手にトロフィーと副賞賞金50万円が贈られた。ロッテと中日から最多の5選手が選ばれ、北京五輪出場に貢献した星野ジャパンのメンバーからも9選手が名を連ねた。

◇ロッテ勢は5人

ロッテ勢は05年に続いて5人が壇上に並んだ。星野ジャパンでは二塁手として北京五輪出場に貢献した西岡は、遊撃での初受賞に「05年にセカンドで獲れたけど、2つのポジションで受賞できるのは光栄」。チームでは右翼も、星野ジャパンでは左翼で攻守に奮闘したサブローも「個人的に1番欲しい賞。ずっと連続していただきたい」と笑顔を振りまいていた。

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FA8年NPB譲らず、選手会は訴訟か[ニッカン]

NPB(日本プロ野球組織)の実行委員会が10日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、選手会対策を講じた。労組日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)が6日の総会で、NPBが示した国内移籍に限りFAを8年に短縮する案を不服とし、見直しがなければ訴訟する強い意志を表明した。NPBは訴訟を避けたいところだが、選手関係副委員長の楽天井上オーナー代行は「裁判は意識しないで、今出せる最善の案をまとめて示したい」と方針を語った。選手会の意思を示す正式文書が届いておらず、この日は具体案まで検討されなかった。来年1月22日の事務折衝までにNPBとしての最終案をまとめていく。

ただ、FAを7年以下に短縮することはなさそうだ。日本ハム島田取締役連盟担当は「前回示した8年は全会一致なので、そういう考え方ではないか」。井上代行も「各球団とも8年より下げることはないだろう」と見通しを示した。NPBとしては国内8年を動かさず、補償制度や移籍の活性化といった他の部分で妥協点を探していく。ただ、本筋のFA年数を譲らずに選手会を納得させることは難しい。来年3月以降に訴訟問題に発展する可能性は高い。

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NPB実行委、来年1月に具体案提示−FAなど保留制度改革[サンスポ]

日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会が10日、都内で開かれた。日本プロ野球選手会が訴訟も辞さない構えを崩していないFA(フリーエージェント)など保留制度改革は今月21日にNPBが選手関係委員会を開催し、具体案を煮詰めることになった。その結果を来年1月22日の選手会との交渉で提示する。

また今年発行した小学生むけの副読本「夢の向こうに」が約40万部配布と好評だったことをうけ、来年度は北京五輪に出場する「星野ジャパン」を取り上げた改訂版を約70万部印刷する方針を承認。今年度版は12球団本拠地のある11都道府県に限定されたが、今後は全国に拡大して配布することにした。

◇ロッテなどユニホーム一部変更

ロッテが、パ・リーグ理事会で来季からのユニホームの一部変更を申請し、承認された。関係者によれば、左胸に位置するイニシャル「M」を強調した新デザインをホーム、ビジターで採用するという。また西武が球団創設30周年のロゴを右胸に付けるほか、楽天はファン考案のユニホームで、計9試合行うことも認められた。

◇新理事長

セ、パ理事会がそれぞれ都内で開かれ、来年度の理事長に、セは横浜・山中正竹球団常務(60)、パは楽天・井上智治オーナー代行(52)が選任された。

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NPB、訴訟問題で1月に選手会と協議[報知]

プロ野球の実行委員会が10日、東京都内で開かれ、選手会が訴訟を前提として要求しているFA取得期間の短縮、FA移籍の補償金撤廃などの問題に関し、日本プロ野球組織(NPB)は来年1月22日に選手会と直接、話し合うことを決めた。

NPBは選手会に対し、

(1)
FA取得年数を国内限定で現行の9年から8年に短縮
(2)
FA補償金の緩和

などの調整案を示した。しかし、選手会は6日の定期大会でこの内容を不服とし、訴訟については来年3月までに決定されるNPBの成案を受け、最終決断する方針を決めていた。

選手関係委員会の井上智治副委員長(楽天オーナー代行)は「NPB内で年内に1回、来年1回の会議を行い、選手会に最善の案を出す」と話した。

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