12月20日12月20日ロッテ高校生ドラフト1巡目・唐川侑己投手（18＝成田）が高卒新人では異例ともいえる「デビュー前マネジメント契約」することが20日、分かった。関係者も「プロで1球も投げていない選手なのに、すごいことですよね。（契約する会社があるのは）期待の表れでしょう」と驚いた。
テレビ出演や税務業務などのサポートのため、野球界でもマネジメント契約する選手は少なくない。今年新人王に輝いた楽天田中も今秋に契約を結び、多忙のオフに備えたが、実績のないルーキーがデビュー前に契約するとなれば珍しい。
時期尚早とする声があるのも確かだ。それでも、今高校ドラフトでは日本ハム中田やヤクルト佐藤由と並び「ビッグ3」と呼ばれ、既にテレビ出演も行うなど注目度は高い。周囲の大事に育てたいという思いも重なり、サポート体制を整えることになった。
最有力候補に挙がるマネジメント会社は、楽天田中など多くの選手が契約する、西武などで活躍した新谷博氏が実業家・七海秀之氏と設立したディレクトリ・アスリーツ社だ。期待の右腕も大きなバックアップを受け、プロ人生の一歩を踏み出すことになりそうだ。
ロッテが来春の沖縄・石垣島キャンプに、島民限定のボランティアスタッフを大量投入する。20日から現地で本格的に平日60人、土日祝日100人の募集を開始した。
キャンプは2月1日から20日まで4勤1休ペースの予定。この間のボランティアは、約4万8000人の島民のうち、のべ1360人にのぼる計算だ。午前10時から午後5時までの仕事の内容は、警備、球場の受け付け、選手移動の誘導など。円滑なキャンプ運営に不可欠な役割を任せる。
例年、鹿児島キャンプなどでは、警備員は現地の警備会社から雇用し、その他はアルバイトでまかなっていた。大人数のボランティアに頼るのは初の試み。球団関係者は「石垣島でキャンプをするのは初めてだし、力を借りたい」と、沖縄に伝わる「ユイマール（助け合い）精神」に期待した。
大学生・社会人ドラフト1巡目でロッテに入団した服部泰卓投手（25）＝トヨタ自動車＝が20日、社会人野球ベストナイン表彰式に出席した。11月の日本選手権では3試合で完投勝利をあげ、チームの日本一に貢献。「完投にはこだわりがあります」と言いながらも、「ロッテでは必要とされるポジションで頑張りたい」と中継ぎ、抑えでもOKの姿勢を見せた。
ロッテの高校生ドラフト1巡目、唐川侑己投手（18＝成田）が新人では異例のマネジメント契約を結んだ。唐川をサポートするのは西武などで活躍した新谷博氏（43）が社長を務めるディレクト・アスリーツ社で、楽天・田中も今オフ契約している。同社は50人以上のプロ選手を抱えており、唐川は大きな後押しを得て1年目から1軍で勝負する態勢を整えていく。「まだプロで1球も投げていない選手と契約するなんて聞いたことがない。それだけ期待が大きいということ」と関係者は説明。唐川は「将来性という言葉にとらわれず、少しでも早く上で投げたい」と意欲十分で、球団関係者も「体さえできれば、すぐに1軍で出てくる力がある」。黄金ルーキーが期待とバックアップを受けてプロの世界に飛び込む。
ロッテの来春の石垣島キャンプは約4万5000人の島民が一体となった手づくりキャンプになる。球団は地元のキャンプ協力会を通じてボランティアスタッフの募集を開始。警備員、アルバイト以外に練習日の平日は60人、土・日祭日は100人のボランティアを動員する。「島民みんなで盛り上げてくれれば」と球団関係者。既に島民ファンクラブも4000人を突破。2月の石垣島はロッテ一色になる。
楽天の本拠地、県営宮城球場（仙台市）の命名権を購入する製紙大手の日本製紙（東京）と、宮城県、楽天野球団は21日、球場の新名称をグループ企業の人気商品名を取り入れた「日本製紙クリネックススタジアム宮城」、呼び名を商品の頭文字から「Kスタ宮城」とすることを正式発表した。
Kスタ宮城との呼び名については会見に同席した、クリネックスの製造会社・日本製紙クレシアの酒井一裕社長が「クリスタではクリスタルを連想する。難産の結果だが、Kスタでクリネックスを連想してもらえるといいなと思う」と話した。
命名権の契約期間は来年1月から3年間。1年当たりの売却収入は2億5000万円で、県が25％、楽天野球団が75％を得る。
日本製紙は、国内製紙業界2位の日本製紙グループの中核子会社。宮城県では石巻市と岩沼市で工場が稼働している。
楽天の本拠地、県営宮城球場の命名権を購入することが内定している日本製紙（グループ本社・東京）や宮城県などが20日、球場の新名称をグループ企業の人気商品名を取り入れた「日本製紙クリネックススタジアム宮城」とすることを決めた。呼び名は商品の頭文字から「Kスタ宮城」となりそうだ。21日に正式表明する予定で、命名権の契約期間は来年1月から3年間。売却収入は2億5000万円とみられ、県が25％、楽天球団が75％を得る。同球場は、人材派遣大手・フルキャストが来年3月まで命名権を持っていたが、同社が厚生労働省から8月に事業停止命令を受け、県などが9月に契約解消していた。
07年社会人野球ベストナイン表彰式が20日、都内のホテルで行われ、ロッテ入りするトヨタ自動車の服部泰卓投手（25＝駒大）らが出席した。服部は日本選手権で3勝を全て完投でマークしてMVPを獲得するなど、高い完投能力が評価された。「プロでもベストナインに恥じないプレーをしたい。ロッテでは先発をやりたい気持ちもあるが、チームに必要とされるポジションで結果を出したい」と意欲を見せた。