12月28日12月28日今年はV奪回こそならなかったが、観客動員は約156万人。売り上げ76億円（赤字28億円）と予算面も達成した。千葉マリンスタジアムの球団事務所で、瀬戸山球団社長は「総合的に判断すると、辛いようだけど80点。来年は90点を目指して戦っていきましょう」と訓示。
ロッテが28日、千葉市内の球団事務所で仕事納め。瀬戸山隆三球団社長（54）は「V奪回は果たせなかったが、若手、移籍選手の活躍でチームが活性化した」と総括した。入場料収入や広告が増えた今季の総収入は76億円（昨季は65億円）。04年の20億円からは3倍以上の増収となった。赤字も28億円と、昨季に比べ10億以上の改善。同社長は「来季は売り上げ85億円と、観客動員170万人（今季約156万人）を目標にしたい」と話した。
ロッテは28日、来年2月の沖縄・石垣島キャンプの日程を発表した。1月30日に現地入りし、2月1日にスタート。休日は4、9、14、18日で20日に打ち上げる。また球団初の理学療法士に、今季まで広島に在籍した望月一氏（39）の就任も発表した。
プロ野球は28日、コミッショナー、セ、パの3事務局と、前日27日に年内の業務を終了した中日、広島を除く10球団が仕事納め。西武の裏金問題、CS元年、ドーピング検査導入、北京五輪出場決定−と、激動の07年が暮れた。
5年ぶりに日本一をパから奪還したセ・豊蔵会長は初開催したクライマックスシリーズ（CS）に「中日の2位からの日本一には違和感もあったでしょうが、リーグの営業、動員面で成果は上げた」と振り返った。来年9月末には両リーグとコミッショナーの3事務局が統合予定で、パ・小池会長は「リーグの独自性を尊重しながら、切磋琢磨できれば」と抱負を語った。
ロッテは28日、理学療法士（PT）として、今季まで広島のPTを務めていた元広島投手の望月一氏（39）を採用した。球団にリハビリの専門家であるPTが置かれるのは初めてのことだ。
今季は今江が左手有鈎骨骨折、ズレータが左手小指骨折を負うなど、主力にケガ人が多く、リーグ2位に終わった。これを機にコンディショニング体制を見直し。「監督も含め、PTが必要という判断に至った」と本多球団部部長は説明した。また、今オフは34歳の薮田、35歳の藤田、33歳の小林雅がそろって移籍。若返りが進む投手陣の負担を、医療面からバックアップする狙いもある。望月氏は「選手がベストパフォーマンスできるよう頑張りたい」とコメントした。
望月氏は87年から96年まで広島に、97年はダイエー（現ソフトバンク）に在籍。主に中継ぎとして、通算21勝19敗7セーブをマークした。
ロッテの瀬戸山隆三球団社長は28日、今季の収支が約28億円の赤字で、昨季より10億円以上改善されたことを明らかにした。瀬戸山社長によると、総収入は約76億円（昨季は65億円）で、広告や入場料収入などが増え、設備投資が減ったことが要因。来季は広告で5億円、入場料で1億円など計9億円の増収を目指すとし「（赤字は）2年ぐらいで20億円そこそこまでいけたらと思っている」と話した。
日本プロ野球組織（NPB）は28日、コミッショナー事務局、セ、パ両リーグに加え、阪神、日本ハムなどが仕事納めをし、年内の業務を終えた。
3月に西武の裏金問題が発覚し、8月には今季から本格運用したドーピング検査で初の違反者が出た。パの小池唯夫会長は「反省材料がある訳だから、再発しないようにしていかないといけない」と振り返った。
一方、日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズが初めて導入され、セ2位の中日が日本一に輝いた。セの豊蔵一会長は「理屈は別にして、お客さんが喜んでいたのは事実。それなりに成果をあげたと思う」と総括した。
日本代表が北京五輪で金メダルに挑む来年は、3事務局統合などの組織改革も控える。小池会長は「来年1月のオーナー会議で骨子が固まると思う」と見通しを語った。