わたしはかもめ2008年

鴎の出来事

[3月20日] ペナントレース開幕

小林宏之が初の開幕投手を務めた。日本ハム・ダルビッシュに2ケタ奪三振を喫し、0−1の完封負け。開幕戦での2ケタ奪三振の完封勝利は史上8人目。

[4月26日]高卒新人の初登板初勝利

高校生ドラフト1巡目の新人・唐川侑己が、ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)に先発でプロ入り初登板し、7回まで被安打3、1四球の無失点で勝利投手になった。ドラフト制施行後(66年)の高卒新人の初登板勝利は15人目でパ・リーグでは10人目。唐川は89年(平成元年)7月5日生まれで、プロ野球で平成生まれの勝利投手第1号。

[5月3日] 高卒新人の2試合連続勝利

唐川が西武戦(西武ドーム)で、1失点完投で2勝目を挙げ、4月26日のソフトバンク戦にに次いで2連勝。ドラフト制施行後の高卒新人投手で、2連勝以上したのは唐川で5人目、無四球完投は7人目。

2連勝以上の高卒新人投手
連勝投手所属年度
4三浦広之阪急78
3近藤真一中日87
2矢野諭日本ハム97
2ダルビッシュ有日本ハム05
2唐川侑己ロッテ08

高卒新人投手の無四球試合
投手所属年月日相手
堀内恒夫巨人66-06-18大洋
鈴木啓示近鉄66-07-24西徹
木樽正明東京66-08-05南海
西井哲夫ヤクルト70-08-29大洋
佐伯和司広島71-05-02阪神
野村弘大洋88-10-02広島
唐川侑己ロッテ08-05-03西武

[5月20日] 1球敗戦投手

巨人戦(千葉マリン)で、10−8でロッテがリードの8回表1死二、三塁で登板した新人の根本朋久が、小笠原に中前打されて10−10の同点として交代。小笠原が決勝走者となり、巨人が12−10で勝利した。根本はプロ野球史上20度目(1リーグ1度、パ・リーグ10度、セ・リーグ9度)の1球敗戦投手となったが、交流戦では初めて。根本にとってプロ初黒星だが、1球で初黒星は97年の柴田佳主也(近鉄)、05年の梅津智弘(広島)に次いで3人目。

パの1球敗戦投手
投手所属年月日相手
長光告直南海58-06-04近鉄
村上雅則南海74-04-13阪急
永射保西武82-10-03南海
森浩二阪急84-06-30ロッテ
 〃オリックス89-07-22ダイエー
渡辺久信西武85-06-06日本ハム
今野隆裕ロッテ89-09-20オリックス
柴田佳主也近鉄97-05-14ダイエー
礒恒之ロッテ99-09-16西武
根本朋久ロッテ08-05-20巨人

[6月11日] 交流戦の10勝投手

広島戦(千葉マリン)で渡辺俊介が完封勝利し交流戦通算10勝目を挙げた。05年4勝1敗、06年2勝0敗、07年2勝1敗、08年2勝0敗で合計10勝2敗。交流戦で通算10勝以上は9人。

川上憲伸(中日)
13勝5敗
久保康友(ロッテ)
12勝4敗
小林宏之(ロッテ)
12勝5敗
和田毅(ソフトバンク)
11勝8敗
西口文也(西武)
11勝7敗
斉藤和巳(ソフトバンク)
10勝1敗
下柳剛(阪神)
10勝5敗
渡辺俊介(ロッテ)
10勝2敗
涌井秀章(西武)
10勝6敗

[6月28日] 4年連続満塁本塁打

西武戦(西武ドーム)で、5回2死満塁で里崎が本塁打を放った。里崎にとっては、

05-05-29
対横浜(千葉マリン)
06-06-18
対ヤクルト(神宮)
07-06-24
対ヤクルト(神宮)

と、これで4年連続で4本目の満塁本塁打。満塁本塁打の連続記録は、駒田徳広(横浜、94〜99年)とイチロー(オリックス、95〜00年)の6年連続。

[7月5日]チーム3本目のランニング本塁打

ソフトバンク戦(千葉マリン)で、西岡が7回に打った右中間への打球が外野手の交錯を誘い、ランニング本塁打となった。パ・リーグで今年3本目のランニング本塁打だったが、打ったのは大塚明(4月25日対ソフトバンク戦:福岡ヤフードーム)、竹原直隆(6月4日対中日戦:千葉マリン)、に西岡と全部ロッテの選手。1年にランニング本塁打を3本打ったチームは、98年西武(松井稼頭央、鈴木健、大塚光二)以来10年ぶり。

[7月11日]パ・タイ記録のランニング本塁打4本

楽天戦(Kスタ宮城)で根元俊一が9回2死一、二塁に川岸強から左翼線へランニング本塁打を放った。

ロッテでは4月25日ソフトバンク戦で大塚明、6月4日中日戦で竹原直隆、7月5日ソフトバンク戦で西岡剛が打っており、チーム4本目。54年の南海が

種田訓久
5月5日対大映
堀井数男
5月17日対阪急
木塚忠助
8月4日対東映
木塚忠助
8月16日対西鉄

の4本に並ぶ、ランニング本塁打のパ・リーグの年間タイ記録となった。

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