わたしはかもめ2008年鴎の便り(1月)

便

1月21日

ロッテ渡辺俊、魔球開発中…「ポッと浮く」実現に汗[夕刊フジ]

◇「10年近く温めていた」

ファンに夢を与えるのはプロの大事な仕事だ。これに真摯に挑戦しているのがロッテ・渡辺俊。自主トレに汗を流すサブマリンが目下、新球を開発中だ。

正月明けからグアムで自主トレをこなしてきた渡辺俊。21日には千葉マリンでの自主トレを公開したが、今季にかける意気込みを新球で表現してみせた。

「大学のときから使えると思っている球がある。10年近く温めていた。コントロールできると不自然な浮き上がり方をするんです」。日本球界の緩急王がそう強調するのは、アンダースロー版シェイク。

シェイクといえば、ロッテの大先輩・小宮山が開発した変化球。フォークの握りで球を押し出すように投げると、打者の手前でナックルのように揺れ動く“魔球”だ。だが、小宮山のシェイクはファンサービスの一環。大差をつけられた試合で敗戦処理に登板した際、ファンを盛り上げるために見せるサービス球。均衡したゲームでは決して投げていない。だが、渡辺俊は大マジメ。

「突然、ポッと浮いてくる感じ。遅いのに浮く。これが難しい。握りはシェイク、投げ方はストレートと一緒です」と、この“アンダーシェイカー”を今季の秘密兵器にするつもりだ。

それというのも、シンカー、チェンジアップ、カーブなど球界No.1の緩急を誇る右腕だが、昨季の交流戦で中日・落合監督から、「無風のドームでの効果が薄い」と切り捨てられた経緯がある。それだけに、「ドームで勝てないからドーム用に使いたい」と真剣だ。

さらに、サブマリンが目指す新球の道には、まだ先がある。漫画『ドカベン』の人気キャラ里中智のウイニングショットである「スカイフォーク」。打者の手前で浮いて落ちる魔球だ。

渡辺俊は「スカイフォークみたいに落ちたらいいけど、現実的に無理」と苦笑いするが、「アンダースローの変化球にはまだまだ可能性がある」とニヤリ。このあくなき向上心があれば、どんな魔球でも実現してくれそうだ。

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ロッテ渡辺俊が魔球ライズボール挑戦[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(31)が魔球ライズボールに挑戦する。21日、千葉マリンで自主トレを公開。「今年はより高いレベルで緩急をつけたい。変化球はまだ可能性があるし、色々試してみたい」と話した。グアム自主トレ中(7〜19日)に、手元でフワッと浮き上がるライズボールを投げたところ、楽天嶋から絶賛されたという。

ソフトボールのライズボールとは全く違う軌道を描くボールで、握りはシェイク、投げ方はストレートという魔球だ。「スカイフォークみたいになればいい。遅いのに突然フッと浮くような」と、漫画「ドカベン」に出てくるサブマリン里中の魔球をイメージしているようだ。

昨年はチェンジアップとカットボールに挑戦し、試合でも有効な球種として使った。新球も「多分、球質は重いと思うので、実際に打者が打ってみてどんな感じなのか楽しみ。ライズで振らせてみたい」と手応えを口にした。国学大時代から「使えるんじゃないかな」と思っていたというが、実際に使う必要性に迫られずこれまで温めてきた。キャンプ、オープン戦で精度を上げて、漫画を上回る変幻自在の投球を披露してくれそうだ。

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ロッテ俊介、“スカイフォーク”習得だ[デイリー]

サブマリンが“魔球”習得を目指す!ロッテ・渡辺俊介投手(31)が21日、千葉マリンスタジアムで自主トレを公開。野球漫画「ドカベン」に出てくるアンダースローの投手・里中智を彷彿とさせる新球を、今季の切り札とする考えを明かした。

まさに漫画の世界。「大学時代から10年間、温めてきた。実戦で使いたい」という新球は、地上スレスレから不規則に浮き上がるというもの。さらに「理想の球筋はスカイフォークです」と、「ドカベン」で里中が投げた魔球を挙げた。アンダースローから高く浮き上がった球が打者の手元で急激に落ちるという魔球。それを現実世界で実践しようというのだ。

ボールの握り方なども現在研究中。「アンダースローの変化球は、まだまだ可能性がある」。完成すれば、他球団の脅威となるのは間違いない。

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ロッテに魔球ブーム、渡辺俊、里中球だ[スポニチ]

ロッテの渡辺俊が千葉マリンで自主トレを公開。グアムでの自主トレ中に解禁を明言していたライズボールについて「不自然に浮き上がる、打者の感覚を惑わせるのに必要な球」と話した。将来的には漫画ドカベンで里中が投じる“スカイフォーク”も習得する考え。清水が新球クラッシュ習得に着手。成瀬はこの日、松井ブルペン捕手が「ナックルみたい」と捕球に苦戦したフォークを投げ込むなど、チーム内に魔球ブームが広がってきた。

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渡辺俊が苦手ドームへ新球[報知]

自主トレを公開した渡辺俊。苦手のドーム球場を克服するため新魔球を開発する ロッテ・渡辺俊介投手(31)が21日、苦手のドーム球場克服のため、新球を研究していることを明かした。

昨季は25試合で9勝6敗、防御率2.44と安定感を取り戻した。しかし、ドーム球場に限れば7試合0勝4敗、防御率3.56と相性は最悪。「新球?ドームで勝てないのでドーム用ですね」。

ヒントとなるのは、先輩の小宮山が操る「シェイク」だ。握りはフォークのようだが、押し出すように投げることで、揺れながら落ちる。「僕のは握りはシェイクで、腕の振りはストレート。遅いのにフワッと浮き上がるイメージです」と打者を幻惑して、鬼門の突破口を開く構えだ。

この日は、千葉マリンで自主トレを公開。「味方の打者に投げてみたい」と2月の石垣島キャンプでも出し惜しみせず、魔球を試投していく。

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ロッテ・渡辺俊が自主トレ公開…今季目標は魔球習得&「8回」[サンスポ]

ロッテ・渡辺俊が21日、自主トレを公開し、キャッチボールなどで汗を流した。グアムで7日から12日間、矢野(巨人)らと共に行った自主トレについて「朝から晩まで練習ができた」と充実した表情で振り返り、今季の目標として「(先発として)平均8回を投げてゲームを作りたい」と気合を入れた。さらに10年以上研究しているという、打者の手元で浮く“ライズボール”習得を誓った。

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ロッテ渡辺俊、余裕の自主トレ[報知]

ロッテ・渡辺俊介投手(31)が21日、千葉マリンで自主トレを公開。若手の相原らと共に寒空の下、キャッチボール、ランニングなどを精力的にこなした。年始はグアムで初の海外自主トレを行い、体をいじめ抜いてきた。「調子が上がってくるのを遅めに設定している。オープン戦ですごくいい結果を出す必要はないし、シーズンに入ってから最高の状態になれば」と、8年目の余裕を漂わせた。

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実行委員会、交代所要時間表示を決定[デイリー]

プロ野球の実行委員会が21日、都内で行われ、試合のスピードアップのため、今季から投手交代時などの所要時間を全球場でスコアボードに表示することを決めた。攻守交代は2分15秒以内などの決まりはあるが、現状では必ずしも守られていない。罰則規定は設けないが、長谷川コミッショナー事務局長は「監督、コーチ、選手に認識を改めてもらいたい」と話した。

スピードアップのため打者が打席に入る際のテーマ曲を廃止する案も出たが、複数球団が反対。今後も各球団がアイデアを出し、話し合いを続けていく。

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投手交代まであと10秒!…交代時間スクリーン表示[報知]

プロ野球の実行委員会が21日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、試合時間を短縮するため攻守交代とイニング途中の投手交代の時間を、球場のスコアボードの大型スクリーンに表示することを決めた。

昨季の試合時間はセが平均3時間19分、パが平均3時間18分。昨年12月の事業委員では、在京テレビ局の担当者が放送時間内に試合が終わるようスピードアップを訴えたばかりだった。

現場は06年1月の12球団監督会議で「イニングインターバルは2分15秒以内とする」「イニング途中の投手交代の所要時間は2分45秒以内とする」と申し合わせながら、実際には守られていない。そこで、スコアボードでかかっている時間を示し、迅速化を促すことになった。コミッショナー事務局の長谷川一雄事務局長は「どのチームの誰が遅いのか自覚を促す意味もある」と話した。

具体的には、審判が球場の係員に指示して計時がスタート。表示方法は未定だが、時間切れになったチームに審判が注意する。違反時のペナルティーについては今のところ設定していないが、「ルールが守られないことが続いたら、次はそういう話になるでしょう」と長谷川事務局長。設備が整い次第、球場ごとにオープン戦から導入する。

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