わたしはかもめ2008年鴎の便り(2月)

便

2月10日

小林手応えは「十分」、成瀬「意外にいけた」

ロッテの五輪候補が火花を散らした。第3クール初日の10日、主力投手陣が初のフリー打撃に登板。開幕投手候補の小林宏は福浦、里崎、ズレータと対戦し、60球を投げてヒット性11本とまずまずの仕上がりを見せた。ズレータには直球を場外まで運ばれたが、チェンジアップで空振りを奪うなど収穫十分。「去年と同じくらいの仕上がりですね。十分に大丈夫だと思う」と手応えを口にした。

バレンタイン監督も頼もしげに見守った。「小林は昨年トップ選手の一員になったという自信をつかんだはず。今年は日本で5本の指に入る選手になるだろう」と、事実上のエースに指名した。

対する左腕エース成瀬も負けてはいない。今江、大松、南に対してヒット性の当たりはわずか5本に抑えた。変化球の制球にばらつきがあったものの、左打者へのチェンジアップで空振りを奪うなど持ち味を発揮した。成瀬は「ちょっと疲れているかと思ったけど、意外に投げられました」と笑顔を見せた。ネット裏のソフトバンク、楽天、阪神のスコアラー陣もうならせた。

バレンタイン監督は開幕投手について「楽しみな選手がたくさんいる」と、左右のエースの順調な仕上がりに嬉しい悲鳴を上げていた。

◇神戸が連発!!成長証し

背番号55で「幕張のゴジラ」の異名を持つ神戸が、フリー打撃で小宮山から連続アーチを放った。左から右への風にも乗って2本とも右方向へ放り込んだ。「風ですよ」と謙遜したが、連日の特打ちの成果は確実に表れている。バレンタイン監督も「このキャンプで1番成長している」と、和製大砲に期待を寄せていた。

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小林宏、フリー初登板今年こそ大役[報知]

ロッテ・小林宏之投手(29)が、初の開幕投手に名乗りを上げた。キャンプが第3クールに入った、フリー打撃に初登板。制球を重視した内容で、順調な仕上がりをアピールした。

福浦、里崎、ズレータの主力級を相手に、43スイングで許した安打性の当たりは13本。「今日のテーマはとりあえずストライクを投げること。初めにしては良かった」里崎に1本、ズレータにも左翼場外への特大弾を含む2本のサク越えを喫したが、全て想定の範囲内だった。

昨年は開幕投手狙いを公言しながら、オープン戦で結果を求めすぎて調子を崩し、清水に譲った。苦い経験から明言を避けていたものの「やりたくないと言えばウソになる」と再チャレンジを表明。井上投手コーチも「あとはケガのないようにいってくれれば。開幕の有力候補?そうでしょうね」と信頼している。

開幕カード(3月20、22、23日、札幌ドーム)の相手となる日本ハム・中田が“プロ1号”を放ったことを聞き、「(対戦が)楽しみですね。抑える自信?ありますよ」と語気を強めた。真のエースと呼ばれるためにも、今年こそ大役は譲らない。

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開幕戦“中田斬り”に自信!ロッテ・小林&成瀬が猛アピール[サンスポ]

ロッテの開幕投手候補の小林宏之投手(29)と成瀬善久投手(22)が10日、沖縄・石垣島キャンプでそろってフリー打撃に登板し、順調な仕上がりをみせた。3月20日の開幕カードは日本ハム戦(札幌ドーム)。両投手とも怪物ルーキー、“中田斬り”に自信をみせた。

先に登場したのは小林。60球投げて被安打は13本だったが、スライダーとチェンジアップに手応えをつかんだ。一方の成瀬も外角低めの直球が決まり、60球で被安打5本と、順調な仕上がりをアピールした。

開幕投手について小林が「ないと言ったら嘘になる」と意欲を口にすれば、成瀬も「指名されれば全力でやります。(開幕投手が有力な)ダルビッシュに勝ちたい」と負けてはいない。

2人は、日本ハムの“中田攻略”にも自信をみせた。中田がこの日の阪神との練習試合で本塁打を打ったことを知り、成瀬は「甘い球でしょ?高めの直球で三振をとります」。小林も「討ち取る自信?もちろんありますよ」と不適な笑いを浮かべた。開幕投手争いが激化してきた。

◇大嶺が地元で紅白戦先発へ「コントロールに気をつけたい」

11日に行われる紅白戦に、地元出身の大嶺が白組で先発することが決まった。紅組の先発は田中良。他に服部、伊藤ら若手の登板が予定されている。大嶺は「力まないようにチェンジアップのコントロールに気をつけたい」と抱負を語った。

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初の開幕投手へ、小林宏、順調アピール[スポニチ]

ロッテ・小林宏が初の開幕投手へ大きく前進した。石垣島キャンプは第3クールに入り、主力級が続々とフリー打撃に初登板。小林宏は福浦、里崎、ズレータに60球を投げ、サク越え3発を含む11安打を喫したが、直球で再三詰まらせるなど安定した投球を見せつけた。「初登板にしては良かった。開幕に投げたい気持ちはある。投げろと言われれば、いけるように準備します」。

昨年も開幕奪取を宣言したが、オープン戦で結果を残せず清水に大役を譲った経緯もあり、今年は控えめなコメントに終始していた。それでも昨季は自己最多13勝と3年連続2ケタ勝利。今キャンプはここまで順調とあり再び開幕宣言だ。バレンタイン監督も「小林宏は去年、一時期は日本最高の投手だった。今年も5本の指に入るぐらいの投球を見せてくれるだろう」と信頼を寄せた。

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里崎がフリーで小林宏撃ち[ニッカン]

ロッテ里崎が打撃好調だ。フリー打撃でエース小林宏から20スイング中4本のヒット性の当たりをマークした。小林宏が「力を入れて投げた」という直球をしなやかにはじき返し、フェンス直撃2本を放った。「いい感じで打てています。でもまだ40%くらい。これからですよ」と余裕の笑みを浮かべた。

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ファンから「千てるてる坊主」[ニッカン]

1月30日にロッテナインがキャンプ地の石垣島入りしてから初めて青空が広がった。フリー打撃に主力投手が登板することもあり、朝から多くの市民が詰めかけた。それと同時に雨続きの天候を心配したファンが、この日から千羽鶴ならぬ「千てるてる坊主」をつくり始めた。地元後援会関係者は「1000個を目標に雨払いします」と話し、右翼フェンスにぶら下げた。実戦が増える第3クールだけに、選手、ファンとも快晴が続くことを祈るばかりだ。

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ロッテ・小林宏、2本のサク越え許す[報知]

ロッテの小林宏が10日、フリー打撃に初登板した。この日のテーマは「とりあえずストライクを投げること」。47スイング中安打性の当たりを14本許し、ズレータには左翼場外弾を含む2本のサク越えを許した。「外で練習できてよかった。でも、お客さんが多かったので、何本もサク越えを打たれて恥ずかしかった」と、ちょっぴり反省も。「今季無敗」を掲げる右腕は、これから徐々にペースを上げていく。

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