1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
紅組 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 |
白組 | 0 | 0 | 4 | 1 | 1 | 0 | 6 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 渡辺正 | 4 | 0 | 0 |
2 | 中 | 早川 | 3 | 1 | 0 |
3 | 右 | 大松 | 3 | 1 | 1 |
4 | 左 | 竹原 | 2 | 0 | 0 |
5 | 一 | ズレータ | 3 | 1 | 1 |
6 | 捕 | 金澤 | 2 | 1 | 0 |
7 | 二 | 堀 | 2 | 0 | 0 |
8 | 三 | 細谷 | 3 | 2 | 1 |
9 | 指 | 今江 | 2 | 0 | 0 |
計 | 24 | 6 | 3 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 早坂 | 3 | 2 | 0 |
2 | 一 | 福浦 | 3 | 1 | 1 |
3 | 左 | ベニー | 1 | 1 | 0 |
4 | 指 | サブロー | 3 | 1 | 3 |
5 | 捕 | 里崎 | 2 | 0 | 0 |
二 | 根元 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 二捕 | 田中雅 | 3 | 0 | 0 |
7 | 三 | 塀内 | 2 | 0 | 0 |
8 | 右 | 神戸 | 2 | 1 | 0 |
9 | 中 | 南 | 2 | 0 | 0 |
打 | 橋本 | 1 | 1 | 1 | |
打 | 今江 | 1 | 0 | 0 | |
計 | 24 | 7 | 5 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
服部 | 2 | 8 | 1 | 0 |
下敷領 | 2 | 11 | 5 | 5 |
中郷 | 2 | 6 | 1 | 0 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
田中良 | 2 | 9 | 4 | 1 |
根本 | 2 | 11 | 2 | 1 |
伊藤 | 2 | 7 | 0 | 0 |
お互い一歩も譲らなかった。ロッテの大学・社会人ドラフト1巡目の服部泰卓(25=トヨタ自動車)と同4巡目の伊藤義弘(25=JR東海)両投手が15日、紅白戦で好投し開幕1軍へ猛アピールした。
まずは技巧派左腕・服部が先発し、2回を1安打2奪三振の無失点。前回11日の登板で2回1失点とキレがなかったが、この日はチェンジアップを効果的に使い修正した。「疲れもあるが、悪いなりにどれだけ投げられるか試した」。課題だった左打者の内角をつくチェンジアップで、塀内を空振り三振に仕留めるなど収穫はあった。
最速153キロ右腕、伊藤も負けてはいない。右打者の内角に食い込む146キロシュートで果敢に攻め、外角スライダーで打たせて取るお手本のような投球で、2回を無安打無失点。ズレータ、今江、細谷から三振を奪った。「多分枠は1つだと思うので、新人の中では絶対1軍に残ってやろうという気でいる」と強気に言い切った。
キャンプ中は同部屋。大学は同じ東都リーグ、社会人は同じ東海地区と常にライバルだった。初のチームメートとなり、刺激しあいながら生き残りをかけている。バレンタイン監督は「2人とも投げるたびに良くなっている。伊藤はクローザーになる素質を持っている」と高評価。即戦力ルーキーが投手王国ロッテを盛り上げる。
ロッテの大学生・社会人ドラフト4巡目の伊藤義弘投手(25)=JR東海=が15日、沖縄・石垣島キャンプの紅白戦に登板。2回を無安打無失点と好投した。
キレのあるシュートとスライダーに、打者のバットが次々と空を切る。3三振を奪う好投にも伊藤は「攻めていった。一軍に残らないと意味がないですから」と強気の姿勢を崩さなかった。
生まれつき、右手中指が人指し指よりも第一関節分長い。このため中指がボールに引っかかりやすく、回転のいいスライダーやシュートが投げられる。
「彼は、クローザーになる素質を持っている」とバレンタイン監督。インディアンスに移籍した小林雅から背番号「30」を受け継いだ右腕が、抑え候補に名乗りを上げた。
前日14日の紅白戦で2本塁打を放ったサブローが、この日も3ランを右翼席へ運んだ。大学生・社会人ドラフト5巡目の下敷領(日本生命)の外角直球をとらえたもので、本人によると「推定飛距離75メートル弾」。今オフに体重が5キロ増え「腹が出た分、飛距離が伸びたね。ポイントがしっかりしてきた」と手応えを口にした。
14日の紅白戦で左太もも裏の張りを訴えていた西岡剛内野手(23)が別メニューで調整。16日以降は状態を見て決める。
ロッテは今季から千葉マリンスタジアムに新シートを設置すると発表。3塁側内野席に最大5人まで収容可能なボックスシートを36ボックス、外野左翼席にはスタンドデッキ約120人分を設置する。
ロッテのズレータが石垣島キャンプ4度目の紅白戦で“今季1号”を放った。2回。田中良から放った一撃はライナーで左翼ネット中段へ。「どう打ったか覚えていないが本塁打になって良かった」と笑顔がはじけた。
“丸刈り効果”の一発だ。前夜、ベニーらと外国人5人で1月下旬に通訳に採用されたばかりの堀口氏をつかまえ、バリカンで頭を刈り上げた。後頭部にはカミソリで「26M」のマーク。1メートル79と決して小さくない堀口通訳も大男に囲まれては抵抗の余地がなく「頭が寒い。これも新聞に出るんですか?」と苦笑いするしかなかった。“新人”への洗礼をズレータは「通訳も優勝するための大事なチームの一員。チームに溶け込めるようにやった」と説明。しかし根本と伊藤にはそれぞれ空振り三振を喫し、バットで新人に洗礼を浴びせることはできなかった。
ロッテ・サブロー外野手(31)の“太っ腹打法”が、またも炸裂した。15日の紅白戦に白組の「4番・DH」としてスタメン出場。3回に右越え3ランを放ち、14日の2打席連発と合わせて2日で3ホーマーの大爆発だ。
昨季7本塁打の「つなぐ4番」が、大砲に変身した。新人サブマリンの下敷領と対決した第2打席。フルカウントからの直球をとらえた打球は、強い追い風にも助けられ、低い弾道で右翼フェンスを越えた。「推定75メートル弾でしょ。でも真ん中から外よりの球に対して、打つポイントがしっかりしてきた」前日から、アーチは3本とも右越えとなった。
キャンプでは「腰で打つ」をテーマに掲げてきたが、「腹」も飛距離アップの一因という。「オフで4、5キロ太って腹が出たぶん、打球が飛んでるんじゃないですか。キャンプに入ったら体重が落ちると思っていたけど、このまま行こうかな。でも足が遅くなったら、守備範囲が狭くなるなあ」自慢のモデル体形に戻すか、それとも一発をとるか。嬉しい悩みを告白した。
昨年12月に出場した北京五輪アジア最終予選で、同じユニホームを着たヤクルト・青木、中日・和田らから積極的に打撃理論を吸収した。「今年は野球への楽しさが増してきている。いいプレーができると思います」14年目を迎えて新打法へ取り組む背番号3。貪欲な姿勢に変わりはない。
大嶺祐太投手(19)が闘牛パワーで2度目の紅白戦に登板する。15日夜に石垣市内でバレンタイン監督、里崎捕手らと闘牛を観戦。最後は牛の上に乗って踊るパフォーマンスを披露した。大嶺は「闘牛を見るのは中学3年以来。牛に乗るのはちょっと怖かったけど、人生で1度あるかないかの経験なのでやってみました」と笑顔で振り返った。
期待の3年目、ロッテ細谷圭内野手(20)が紅白戦で攻守に存在感を見せた。打っては二塁打を含む2安打で3試合連続安打をマーク。三塁守備では強風の中、フェンス際の飛球や強い当たりのゴロを無失策で処理した。「打撃では球に入っていく感覚とかタイミングをつかめた」と、ポスト今江を目指し着実に成長している。
ロッテ西岡は15日、別メニューで軽めの練習を行った。14日の紅白戦の2打席目に左太もも裏に違和感を訴えたため。立花ヘッドコンディショニングコーチは「ちょっと張りがある。剛が練習したいと言っても、このクールは別メニューでやってもらう」と慎重に対応する構えだ。プールや筋力トレで調整し、19日の第5クールから復帰する予定。
ロッテ・西岡剛内野手(23)が15日、左太もも裏に張りを訴え、別メニュー調整となった。14日の紅白戦の際、強い張りを感じたもの。この日は室内でエアロバイクをこぐなど軽く汗を流し、宿舎に戻って治療に専念した。「時期が時期だけに、無理はさせられないということ」と球団関係者。16日以降の練習については、患部の様子を見て決めていく。
唐川のバレンタインデーは、少し寂しいものになってしまった。ファンからもらったチョコレートは1個だけ。「思い出と言えば、毎年ソワソワしたわりには空振りしたことばっかり」どうも相性はよくないらしい。
とはいえ、今はルーキーとして日々の練習に打ち込む身。「持っている能力を1つ1つ上げることに集中したい」と、鹿児島・薩摩川内市で行われている2軍キャンプに、強い自覚で臨んでいる。
そんな野球漬けの毎日でも、3月上旬の母校・成田高の卒業式は待ち切れないようだ。「クラスメートのみんなに久々に会えるので、楽しみにしてます」成長した姿を見てもらいたいという思いが、慣れない生活を支えている。