1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 |
東北楽天 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 二遊二遊二遊二遊 | 根元 | 5 | 3 | 0 |
2 | 中 | 南 | 5 | 2 | 0 |
3 | 三 | 細谷 | 3 | 2 | 1 |
4 | 左 | 竹原 | 4 | 1 | 1 |
5 | 捕 | 金澤 | 4 | 0 | 0 |
6 | 右 | 神戸 | 3 | 0 | 0 |
7 | 一 | 渡辺正 | 4 | 1 | 1 |
8 | 指 | 塀内 | 3 | 0 | 0 |
9 | 遊二遊二遊二遊二 | 早坂 | 4 | 2 | 0 |
計 | 35 | 11 | 3 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 聖沢 | 4 | 2 | 0 |
2 | 遊 | 渡辺直 | 1 | 1 | 1 |
遊 | 塩川 | 0 | 0 | 0 | |
3 | 三 | 草野 | 2 | 2 | 1 |
走三一 | 大広 | 2 | 0 | 0 | |
4 | 指 | 山崎隆 | 3 | 2 | 1 |
指 | 横川 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 右 | 鉄平 | 3 | 0 | 0 |
打右 | 平石 | 1 | 1 | 0 | |
6 | 一 | 山下 | 2 | 0 | 0 |
三 | 西谷 | 1 | 0 | 0 | |
7 | 二 | 枡田 | 3 | 1 | 1 |
8 | 左 | 中島 | 1 | 0 | 0 |
打左 | 中村 | 2 | 0 | 0 | |
9 | 捕 | 井野 | 1 | 0 | 0 |
捕 | 嶋 | 1 | 0 | 0 | |
計 | 28 | 9 | 4 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
田中良 | 2 | 8 | 3 | 1 |
下敷領 | 2 | 10 | 3 | 3 |
根本 | 1 | 5 | 2 | 0 |
伊藤 | 1 | 3 | 0 | 0 |
荻野 | 1 | 4 | 0 | 0 |
中郷 | 0 2/3 | 3 | 1 | 0 |
神田 | 0 1/3 | 2 | 0 | 0 |
名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
片山 | 4 | 16 | 5 | 0 |
朝井 | 2 | 9 | 2 | 0 |
永井 | 1 | 6 | 1 | 0 |
青山 | 1 | 4 | 1 | 1 |
小山 | 1 | 6 | 2 | 1 |
千葉ロッテは21日、若手選手だけで今季初の練習試合を沖縄・久米島で楽天と行った。
ルーキー3投手が登板し、下敷領、根本は制球が定まらなかったが、伊藤は1回を3人で抑える好投。打線は3年目の細谷が二塁打2本と打力をアピール。渡辺正は右越え本塁打を放った。3−4で敗れたが、バレンタイン監督は「良い内容の試合だった」と満足そうに話した。
主力組はキャンプを行っていた石垣島に残り調整した。23日には沖縄・名護で日本ハムとの練習試合が組まれており、大学・社会人ドラフト1巡目の左腕・服部が登板予定。
キャンプ中から打撃が好調だった千葉ロッテの細谷が連続二塁打を放ち、首脳陣にアピールした。「タイミングを合わせ強く振っただけ」といずれも得点には結びつかなかったが、2本とも鋭い当たりを左中間方向に飛ばした。特に2本目はフルカウントで2球ファウルで粘ってから。「1球1球気を抜かず考えながらやっている」と集中力を高めていた。「自分ができることをやって、試合でアピールしていきたい」。1軍生き残りに必死だ。
初めて対外試合のマウンドに登った千葉ロッテのルーキー3投手は、明暗が分かれた。
2番手で登板した下敷領(日本生命)は、先頭に死球を与えるなど制球に苦しんだ。ストライクを取りにいったところを狙われ、連続適時二塁打や1発を浴び2回で45球を投げ3失点。下手投げからの緩い球で空振りを奪ったが「全然ダメだった。コントロールをつけないと勝負にならない」と反省しきり。
続く左腕・根本(横浜商大)は1回2安打とまずまずの出来。スライダーとカットボールに切れはなかったが、右打者のバットを折った直球は球威があった。「攻めていこうと力が入り過ぎた。次はいいボールを投げたい」と前向きに話した。
リリーフ候補の伊藤(JR東海)はキャンプの仕上がりのよさを見せた。「ブルペンから調子がよくないのは分かっていた」と少し力みもあったが、変化球が決まった。得意のスライダーでバットの芯を外し、初めてバッテリーを組んだ金沢の要求でいつもはあまり使わないチェンジアップを多投。1回を3人で仕留めた。「最初は(チェンジアップのサインに)首を振ったけど、打ち取れてよかった。勉強になった」。開幕1軍の手応えを十分に感じたマウンドだった。
ロッテの6年目の捕手・金沢が強肩をアピールした。見せ場は初回。内野安打の一塁走者・聖沢を牽制で刺すと、四球で出た渡辺直の二盗も阻止。さらに右前打で出塁の草野が暴投で一塁から一気に三塁を狙ったが、矢のような送球でタッチアウト。バレンタイン監督も「(捕手が)一、二、三塁と違ったベースでアウトにするという、見たことのないものを見せていただいた」と目を丸くした。4回も中村の二盗を阻止し「いい結果につながって良かった。自分の売りは肩」と金沢。4三振の打撃が課題だが、北京五輪で里崎が抜けることが濃厚なだけに「今年はチャンス」と意気込んでいた。
ロッテのルーキー、伊藤義弘投手(25=JR東海)が、勝負度胸を見せつけた。21日、楽天との練習試合で初登板。1イニングを3人で抑えた。内容が光る。立ち上がりは「緊張して力んだ」と言うように、ボールが2つ続いた。するとマウンド上で2、3度ジャンプして全身をリラックスさせた。「あのままではストライクすら入らなかった。うまく切り替えられましたね」。ここからは新人離れした落ち着いた投球に変わった。
カウント2−3まで追い込むと、捕手の金沢が出したチェンジアップのサインに首を振り、スライダーで三ゴロに打ち取った。「ワンバンでも空振りが取れる球種だし、自信があった。曖昧なときは捕手に任せるが、先輩が相手でも投げたい球は主張したい。新人でも、もう今年で26歳ですから」。バレンタイン監督も「いい投球だった」と評価。小林雅(インディアンス)の背番号「30」を受けた新人は、救援陣の一角に食い込んできそうだ。
捕手の金澤が「三者凡退」に打ち取った。1回裏。無死一塁を送球で走者を刺し、1死一塁からは盗塁を刺した。さらに2死一塁からの暴投で、一塁走者が一気に三塁を狙うと三塁へ送球してアウトにした。何と2安打1四球で三者凡退。全て金澤がアウトを奪った。バレンタイン監督も「初めてのプレーを見せてもらった」。金澤は「肩で投手を助けたい。今度は打撃もアピールしたい」と、4三振に終わった打撃の奮起も期していた。
楽天・野村克也監督(72)が21日、久米島キャンプ最終日に“ボヤキ節”を爆発させた。ロッテとの練習試合に臨み、4−3と初の対外試合を勝利で飾ったが、「今年も1年、ボヤキにボヤキまくって終わりましょう」と不満を爆発。Aクラス入りを狙うチームに活を入れた。
問題は朝井、永井、青山ら1軍クラスの投手陣が、ロッテの2軍メンバー相手に苦戦したこと。昨季16セーブを挙げた守護神候補の小山も四球絡みで1点を失った。「みんな不合格。2軍相手にさ…。相手からすれば格の違いを見せないと。草野球だな」と憤慨。23日からは沖縄本島で練習試合4連戦となるだけに、今季のスローガン「考えて野球せぇ!」をあらためてナインの肝に銘じさせていた。
ロッテ金沢岳捕手(23)が「三者凡退」に打ち取った。楽天との練習試合。先発の田中良が初回、2安打1四球と荒れ気味も、すべて金沢が救った。無死一塁をけん制で刺し、1死一塁から盗塁を刺した。さらに2死一塁から暴投が出て、一塁走者が一気に三塁を狙うも、金沢が刺した。田中良は2回に楽天山崎隆の1発を浴びるも、2回1失点でしのいだ。
ロッテの金沢岳捕手(23)が、21日の練習試合・楽天戦(久米島)で強肩を披露した。「5番・捕手」でスタメン出場。初回無死一塁から、素早い牽制で一塁走者の聖沢を刺した。なおも1死一塁から盗塁を試みた渡辺を二塁で、最後は2死一塁から暴投で一気に三塁を狙った草野を刺し、1人で3アウトを奪った。試合には敗れたが、バレンタイン監督も「いいものを見せてもらった」と笑顔。遠投120メートルを誇る背番号62は、「後はバッティングですね」と、4三振に苦笑いしていた。