わたしはかもめ2008年鴎の便り(3月)

便

3月7日

俊介も逆転候補、宏と成瀬に挑戦

ロッテ渡辺俊介投手(31)が7日、浦和球場でブルペン入りし、9日のオープン戦3度目の登板へ向けて調整した。生命線であるチェンジアップなども交えて約30球。右ひざにベッタリと土がつくほど躍動感のあるフォームでキレのあるボールを投げ込み「今のところ順調に来てますよ」と笑顔を見せた。

順調ぶりでは、開幕投手が濃厚な小林宏や成瀬に負けてはいない。例年に比べ、ここまではやや影が薄かったが「最近、僕のピッチングがあんまり報道されていないので、頑張りますよ」と言葉に力を込めた。実績と安定感では左右のエース2人を上回るサブマリンが、シーズン開幕へ向け最後の仕上げにかかる。

◇親孝行席に殺到、成瀬「嬉しい」

成瀬がファンの声援を受け、8日の横浜戦(山口)に先発する予定だ。自ら企画した「親孝行シート」に応募殺到。今季、本拠地72試合分のネット裏ペアチケットを自費で購入。応募者の中から、成瀬の心を動かした理由やエピソードを書いたファンを招待するというもの。今月1日に3、4月分のチケット募集を開始したところ現時点で約1000通の申し込みがあった。成瀬は「めちゃくちゃ嬉しいです。メッセージは全て目を通します。大変だけど、励みになりますね」と話した。

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黒木引退戦すごい人気

昨年引退したロッテ黒木知宏氏(34)の引退試合(15日、千葉マリン)の前売りチケットが異例の売り上げを記録している、現時点で1万枚を超え、近日中にも完売する見込み。球団関係者によると「当日は2万8000人くりになるのでは。オープン戦の巨人、阪神戦でも1万8000人前後なのですごい人気」と話した。試合後は、午後7時から幕張市内のアパホテル&リゾートでトークショーなどのファン交流イベントを行う。定員は300人で大人1人2000円(小学生以下は無料)。

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渡辺俊、スカイフォークでトラ斬りだ![デイリー]

サブマリンが猛虎相手に“魔球”を解禁する。ロッテ・渡辺俊介投手(31)が7日、先発予定の9日の阪神戦(デイリースポーツ主催・スカイマーク)で、新球“スカイフォーク”を試す意思を明らかにした。主力中心の猛虎打線を、驚異の新球で沈黙させる構えだ。

開幕まで約2週間。「気持ちは完全に本番モード」という渡辺俊に、主力中心で臨むことが予想される阪神打線はうってつけだ。「隠すこともないし、本気で勝負する」と意気込む理由の1つが、新球の存在だ。

大学時代から構想10年の新球は、フォークに似た握りでボールが地面スレスレから不規則に浮き上がる、物理学の常識を覆す“魔球”だ。野球漫画「ドカベン」のサブマリン・里中が投げる、高く浮き上がった球が打者の手元で急激に落ちる“スカイフォーク”が「理想の球筋」という。

「ホームラン打者に対して、新球がどうなのかを見たい。(狙いは)新井です」と虎の新戦力を標的に定めた。この日は浦和の2軍練習場のブルペンで33球を投げ「虎戦への最終調整は万全」。進化を遂げたサブマリンが、虎狩りでシーズンへの弾みをつける。

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ジョニー効果、引退試合は2万人超だ[スポニチ]

昨季限りで引退した黒木知宏氏の引退セレモニーが行われる15日の楽天戦(千葉マリン)が、3万人近いファンで埋まることになりそうだ。7日の時点で前売り券の販売数は1万枚を大きくオーバー。当日の観客数が2万人を超えることは確実で、球団関係者も「土日の巨人、阪神とのオープン戦でも(観客は)2万弱なのに…。すごい反響です」と衰えぬ“ジョニー人気”を再認識している。黒木氏はメジャーキャンプ視察から帰国。15日のセレモニーで「1つ区切りをつけて前に進みたい」。最後の雄姿。背番号54は超満員のファンに見送られることになりそうだ。

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黒木さん引退試合、売り切れ間近…ロッテ[報知]

昨季限りで引退した元ロッテのエース・黒木知宏氏(34)が引退セレモニーを行う、15日の楽天戦(千葉マリン)のチケットが、異例の売れ行きを見せている。2月23日の発売開始から7日までに1万枚以上が売れており、球団関係者は「今週中にも売り切れそうな勢い」と話している。

熱狂的なファンを持つロッテとはいえ、オープン戦で千葉マリンが満員となったのは、02年3月25日の巨人戦で3万人を集めたのが最後。ジョニーの影響力は今でもやはり大きかったようで、関係者は「黒木さんの雄姿を見たい方はお早めに」と呼びかけていた。

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肖像権問題で選手会が上告の方針固める[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(37=ヤクルト)ら33選手が肖像権使用許諾権を求めて球団側を訴えていた問題で、控訴を棄却された原告側が上告する方針を固めたことが7日、分かった。02年に東京地裁で始まった裁判は06年8月に選手会敗訴の判決が出され、知財高裁に控訴したが、先月25日の判決で棄却。協議を重ねた結果、最高裁に場を移して三たび争う方針でまとまった。2週間の上告期間が10日までのため、近日中に正式な手続きがとられることになる。

控訴審では選手の氏名や肖像の使用権は球団が持つと定めた統一契約書16条に関し、選手側が「(ゲームソフトやプロ野球カードなどの)商業的使用の場合は含まれない」と主張したが、判決は商業的使用を含めた使用許諾権を球団側に認めた。1審、2審と敗訴している現状を踏まえると逆転勝訴への見通しは厳しいが、選手側は弁護士を増やすなどの対策で闘いに臨む。

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