わたしはかもめ2008年鴎の便り(3月)

便

3月30日

千葉ロッテ1−4オリックス(千葉マリン)

オリックスが連敗を4で止め借金を1とした。オリックスは2回に下山のタイムリーで先制、7回に早川のタイムリーで同点にされるも、8回に阿部のタイムリー、ローズの1号2ランで3点を勝ち越す。先発・川越は7回を被安打8奪三振4四死球2失点1で今季初勝利、プロ通算50勝目を挙げ、3人目加藤が4セーブ目。開幕から30打数1安打のカブレラはスタメン落ち。ロッテは10安打放つも10残塁、連勝は3、千葉マリンでの連勝も6で止まる。先発・渡辺俊は7回2/3を9安打1四球4失点で昨年から続く連勝は4でストップ。

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千葉ロッテ0000001001

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拙攻、連勝止まる、10安打でも1点…10残塁[千葉日報]

千葉ロッテは30日、千葉マリンスタジアムでオリックス3回戦を行い、1−4で敗れ4連勝はならなかった。先発渡辺俊が粘りの投球を続けていたが、8回に2点本塁打を浴びた。打線は10残塁と拙攻だった。4月1日からはKスタ宮城で楽天3連戦を行う。オリックスは先発川越が7回1失点と好投。ローズが1号2ラン。

相手を上回る“安打を放ちながら”残塁。千葉ロッテは好機をことごとくつぶし1点しか奪えなかった。

先制された直後の2回、先頭のサブローの二塁打と2死四球で2死満塁。主導権を握る好機だったが、今季初スタメンの根元は見逃しの三振。以降、毎回のように走者を出しながらも打線がつながらず、ホームが遠かった。

7回にようやく4試合ぶり出場の里崎、根元の連打などで2死二、三塁とし早川の適時打で同点。しかし、早川の適時打は投手が打球をグラブではじく幸運な当たり。畳み掛けるような攻撃ができず一気に流れをつかめないでいたところ、粘りの投球を続けていた渡辺俊がつかまり勝ち越された。

休養のため開幕から7試合連続安打の今江がここ2試合欠場。打線は前日の試合は7回まで2安打に抑えられ、この日はつながりに欠けた。キーマン不在であと1本が出なかったが、「いい当たりが野手の正面をつくこともあった。しっかりといい打球を飛ばしていればいつかはヒットになる」。バレンタイン監督は悲観しなかった。

◇ローズの一発にぼう然

千葉ロッテの渡辺俊は8回に2ランを浴び4失点で降板。「もっと慎重にいってもよかった」と自分を悔いた。

相手打線がカーブを待っているのが分かり、うまくタイミングを外す投球だったが、8回「裏の裏をかいた」とあえて投げたカーブを中前に合わされ勝ち越し打を許した。続く3番ローズには、ちょうど100球目、初球の低めのシンカーを狙い打ちされ2ラン。打球が消えたバックスクリーンをぼう然と見つめた。

自身2連勝はならなかったが、試合後はさばさばとしていた。「負けたことは悔しいが思ったところに投げられた」。敗戦を引きずる様子はなかった。

◇渡辺俊交代すべきだった

バレンタイン監督
「渡辺俊はホームランの前に疲れた様子だったので交代すべきだった。(8回の)最後のアウトを取ってくれると期待していたが、そうはならなかった。投球自体はよかったが燃料切れと感じた。(2試合欠場の)今江は休養。まだプレーするだけの段階になっていなかった。仙台(楽天戦)では問題ないだろう。」

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ボビー、継投遅れ悔やむ

バレンタイン監督が継投の遅れを悔いた。同点に追いついた直後の8回表、先発の渡辺俊が3点を失った。同監督は「(適時打を打たれた)阿部の前で代えておくべきだった。疲れが出てきたとは見ていたが、あとアウト1つと思ってしまった」。ただ、投球内容そのものは「非常によかった」と評価。打線に対しても「いい当たりをしていた。野手の正面を突いてアウトになったが、今のような打撃をしていれば結果はついてくる」と、投打とも前向きにとらえていた。

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渡辺“改シュン”の一撃…幻惑投法「裏の裏」が裏目に[夕刊フジ]

◇幻惑投法「裏の裏」が裏目に

エサをまき忘れた…。ロッテ・渡辺俊が30日オリックス戦で8回途中で4失点KO。苦い今季初黒星を喫した。

悔いが残る内容だった。1−1の同点に追いついて迎えた8回2死二塁。阿部に94キロのカーブを中前適時打されて勝ち越されると意気消沈したか、続くローズに真ん中低めの甘いシンカーをバックスクリーンに運ばれジ・エンドだ。

渡辺俊
「もったいなかった…。阿部の(中前打)を防げば次(ローズの本塁打)はなかった。あれは防げた。ゆっくりいってもいいのに簡単にいきすぎた。」

渡辺俊は、23日の日本ハム戦で今季初勝利。この日も調子は良かった。120キロ台の直球とシンカーでオリックス打線を幻惑し、7回まで散発6安打で1失点に。だが「調子がいいときに限ってこうなる。(8回は)何人かカーブを狙ってきているのは分かっていたけど、裏の裏をかいてカーブでいった。分かっていたのに打たれたのがもったいない」とガックリだ。

海風が追い風になる千葉マリンは、まさにホームグラウンド。しかも中盤から雨。昨シーズン、渡辺俊が投げた雨天のゲームでチームは、過去7戦7勝。球に変化を与える千葉の雨風を知り尽くしていただけに、敗因は、エサのまき忘れだ。

風を利用した変化球を駆使するサブマリンだが、その快投の秘密はプロセスにある。1試合平均、4打席対戦する相手打者に対し、前打席での投球を布石に、「前の打席では高めにきていたから、次の打席でも」とイメージさせ次打席の封印へつなげる。まき餌が肝心だ。

しかし、「ローズに前の打席で、もう少し高めの球を使えばよかった。(前打席で封じた)低めを狙われた。ホームランにならないように低めに投げたけどバットに届いてしまった」と、猛牛へのエサのまき忘れに反省しきりだ。

31日は星野ジャパンの代表が発表される。「俊介は外せない」と星野監督は渡辺俊のリスト入りを明言しているが、昨年12月のアジア予選で開幕直前に代表入りを逃しただけに、開幕2連勝でアピールしたかったはずだろう。悔いの残るゲームとなってしまった。

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俊介、オリックス戦1年9か月ぶり黒星…ロッテ[報知]

裏のウラはやっぱり「裏目」だった。同点の8回2死二塁。渡辺俊が阿部にカーブを投じ、勝ち越しの中前適時打を許した。「カーブを狙ってきているのは分かっていて、あえて投げたんだけど…」。危険な賭けは致命的な痛打につながった。

同点にしてもらった直後、落とし穴にはまった。阿部の決勝打の後、ローズにも2ランを浴びて降板。「もったいない。裏の裏をかいたんですけど。ローズにも狙い打たれました」。打者との心理戦で深読みをしすぎ、8回途中4失点KOだ。昨季負けなしだったオリックスに、06年7月8日以来の黒星を喫した。

北京五輪日本代表の星野監督から早々と代表入りを示唆されたサブマリンが沈んで、チームは3連勝でストップ。バレンタイン監督は「阿部のところで交代させてもよかった。投球自体はよかったけど燃料切れだった」と話しながら、早くも気持ちを切り替えていた。

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雨男のナベ俊、裏の裏かき痛打浴び崩れる[デイリー]

この日の雨は、ロッテ・渡辺俊に幸運を運ばなかった。昨季、雨の日の登板で4戦4勝。スライド登板を含め、雨の影響を受けた登板は7戦6勝でチームは無敗と強さを誇ったサブマリン。だが7回2/3 4失点でKOされ、雨の不敗神話は崩壊した。

4回から降りだした雨に誘われるように好投を続けたが、終盤に落とし穴が待っていた。「もったいなかった」と振り返るのは同点の8回2死二塁だ。試合を通じて狙われていたカーブを「裏の裏をかいた」と投げたが、阿部に中前に運ばれ勝ち越し点を献上した。

続くローズにはバックスクリーン直撃の2ランを被弾し「晴れの方がいいですね。今日は寒かったし…」。勝てば首位に並ぶ一戦を落とし、悔しさをにじませた渡辺俊。冷たい雨は試合後も降り続いた。

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雨男・渡辺俊の“不敗神話”終わる[スポニチ]

雨男の不敗神話は終わった。雨の中、7回まで1失点と粘投したロッテの渡辺俊だが、同点に追いついた直後の8回、阿部に決勝打を浴び、ローズには2ラン。「点を取ってもらった後だし、もう少し慎重にいけば良かった。防げた失点」と悔やんだ。昨季はCSを含め雨中の試合は4戦4勝。雨でスライド先発の3試合もすべて負けなかったサブマリンは「雨は相性が良かったのに…」。打線も10安打1点の拙攻で、チームの連勝は3で止まった。

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ロッテ・渡辺俊は悔い残る黒星「狙われた」1球に反省[サンスポ]

渡辺俊がローズへの1球を悔やんだ。8回2死一塁で、初球のシンカーをすくい上げられた打球はバックスクリーン直撃の特大2ラン。「本塁打に気をつけて低めに投げたけど、狙われた」と肩を落とした。チームの連勝も3でストップしたが「大体イメージした通りには投げられていたと思う」と前向きだった。

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渡辺俊、オリックスに負けた[ニッカン]

ロッテ渡辺俊が、2年ぶりにオリックスに敗れた。2回に1点を先制されるも追加点を許さず、7回まで踏ん張った。7回裏に同点となるも、8回表に阿部の適時打、ローズの2ランで力尽きた。「点を取ってもらった後の失点は反省。ただ、調子そのものは悪くなく、いい感じで投げられた。負けたことだけが悔しい」と淡々と振り返った。昨年はオリックスに5試合投げ、2勝負けなし。06年7月以来のオリックス戦の黒星となった。

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渡辺俊、好調さが裏目に…ロッテ[報知]

ロッテ先発の渡辺俊介投手は悔いが残る黒星になった。8回2死二塁、阿部にカウント1−1から3球目を勝ち越し打とされ、続くローズにも初球で2ランを浴びた。「もっとじっくりいっても良かった」と急いだ勝負が裏目に出た。「調子が良いから簡単にアウトを取りにいっちゃう」と言う好調さが皮肉にも敗因になった。

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FA短縮31日合意へ、昨秋ドラフト入団選手から適用[サンスポ]

12球団で協議しているフリーエージェント(FA)権の取得年数について、昨秋のドラフトで入団した選手から大学生・社会人は7年、高校生は8年に短縮することが30日、分かった。31日にFAとドラフトの改革を集中討議する日本プロ野球組織(NPB)の12球団代表者会議で合意する見込み。

NPBは16日の日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)との労使交渉で、現役選手も含めて一律8年への短縮を提案。選手会はこれを拒否し、「今後入団する選手だけでも7年に短縮して欲しい」とドラフトとの連動を要望した。

NPBはドラフトについてプロ志望選手に希望球団を反映させることを検討していたが、選手会は強く反対。このため、希望を聞かない代わりに大学生・社会人はFAを7年に短縮することで多くの球団が一致。短縮に反対していた球団も、31日の代表者会議で同意する方針を固めた。7年への短縮は希望入団枠が廃止された昨秋の大学生・社会人ドラフトで入団した大場(ソフトバンク)ら今年の新人にも適用される見込み。

今後はFAに伴う補償の論議に移る。NPBは球団内の年俸が高い順にA(1〜3番目)は旧年俸の80%、B(4〜10番目)は60%、C(11番目以下)はゼロとし、選手会はAとBについてそれぞれ人的補償プラス50%、30%の選択肢を残すことを提案している。

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NPBがFA取得7年に短縮、高卒は8年[ニッカン]

日本プロ野球組織(NPB)が、現行で9年のフリーエージェント(FA)の資格取得期間を大学・社会人入団の選手は7年、高卒入団選手は8年に短縮する方針であることが30日、分かった。またドラフト会議は高校生と大学・社会人を一括で開催するが希望枠のような形は取らず、1巡目指名が重複の場合は抽選で決定する方式が有力となった。31日の12球団代表者会議で正式決定させ、4月に行う選手会との交渉で了承を求める。

NPBではドラフト改革にFA短縮を連動させる形で協議を続けており、両案の同時決着を図っている。ドラフトでは選手の意見を反映させる案を巨人、阪神、広島、ソフトバンクの4球団が主張したが、裏金問題の教訓などから他8球団の反対にあった。ならばFA権取得期間をより短縮すべきとの意見が強まり、国内移籍に限り大学・社会人は7年、高卒は8年とする案が浮上した。

7年の導入には楽天、日本ハム、西武、オリックスのパ・リーグ4球団が反対していたが、選手会が7年への短縮を要求していることもあり、最終的には賛同するとみられる。

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