4月8日4月8日西武が今季初のサヨナラ勝ちで昨年5月17日以来の貯金4とし、単独首位をキープした。1点を追う西武は9回、中島の内野安打などで2死一塁からG.G.佐藤が自身初のサヨナラ本塁打を放ち、連勝を昨年9月以来の6に伸ばし、昨年から続くロッテ戦の連敗を4で止めた。4人目小野寺が今季初勝利。昨年4月28日からロッテ戦に勝ち星の無い先発・西口は6回を102球5安打1四球3失点。ロッテは今季2度目のサヨナラ負けで借金2、オリックスと同率の最下位。先発・小野は6回1/3被安打5四死球5失点3。9回から登板の4人目・荻野が今季初黒星。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 埼玉西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2x | 4x |
最終回、荻野が1点を守りきれなかった。2死一塁。打者G.G.佐藤を追い込みながらも勝負球のカットボールが浮いた。サヨナラ2ランを浴びた荻野は「低めを狙ったが高くなった。勝負を焦ってしまった」とうつむいた。米国に移籍した小林雅に代わり、新たな守護神候補として期待される右腕が今季7試合目で初失点。バレンタイン監督は「あそこは外を攻めるしかなかった。（相手が）難しい球を打った。今日投げた投手はみんなよくやった」と、選手をねぎらっていた。
ぼう然と打球を見送るしかなかった。1点リードの9回に登板した荻野。2死一塁、カウント2−1と追い込みながらG.G.佐藤に一発を浴びた。「低めを狙ったが浮いてしまった。有利なカウントなのに早く攻めすぎた」。今季7戦目での初失点がサヨナラ弾。チームも5割復帰に失敗した。
荻野にとっては鬼門だった。昨年も4月30日に開幕から6試合目で初失点、初の敗戦投手になったのが西武ドーム。17戦連続無失点を続けていた7月11日には、この日先発の小野を救援。しかし中島に決勝満塁弾を浴び、2敗目を喫したのもこの球場だった。
荻野は「この失敗を生かせるようにしたい」と切り替えた。7年間抑えを務めた小林雅（現インディアンス）に代わる新守護神として期待され、すでに3セーブ。首脳陣の信頼をつかみかけた矢先の救援失敗。バレンタイン監督は「（G.G.佐藤が）難しいボールをよく打った」とかばったが、1敗以上に重い敗戦になった。
ロッテ・荻野には痛恨の1球だった。勝利目前でG.G.佐藤に一発を浴び「（外角への）カットボールが曲がらなかった。低めを狙ったのも浮いてしまった。早く勝負し過ぎた」と制球ミスを悔やんだ。プロ2年目で抑えに定着しつつあった右腕は「今日の失敗を生かせるようにしたい」と前を向くしなかった。
勝利目前の9回2死からロッテ・荻野がサヨナラアーチを被弾。再び借金2となり、オリックスと同率での最下位に転落した。荻野はここまで6回2/3を投げ無失点。3セーブを挙げるなど「YFK」が抜けた穴を埋めていた。カウント2−1と追い込んでからの一発に「カットボールが曲がらず、低めを狙ったボールが浮いてしまった。有利なカウントだったのに…」。痛恨の黒星だが、バレンタイン監督は「（相手が）難しい球をうまく打った」と投手陣を責めることはしなかった。
ロッテ荻野が1球に泣いた。1点リードの9回2死一塁、西武G.G.佐藤を追い込みながら右翼席に逆転サヨナラ2ランを浴びた。「低目を狙ったが浮いてしまった」と荻野。チームは7勝9敗でオリックスと5位に並んだ。
9日先発のロッテ清水が必勝を期して今季3度目の先発マウンドに上がる。前回2日の楽天戦（Kスタ宮城）は6回途中5失点で降板。立ち上がりに失点しバレンタイン監督からは「集中力が足りない」と厳しく指摘された。この日8日、西武ドームで登板前日の調整を行った清水は「前回の反省を生かし、最小失点で試合をつくりたい」。ここまで2戦2敗。08年1勝に燃えていた。
ロッテ里崎が嬉しい今季初打点を挙げた。1点先制後、なお無死一、三塁攻めた初回の第1打席。カウント0−1から西武先発西口の外角スライダーに食らいついた。三遊間を抜ける適時打は今季チーム16試合目での初打点。「当たりは良くなかったけど飛んだところが良かった。ラッキーです」と笑顔だった。