わたしはかもめ2008年鴎の便り(4月)

便

4月16日

千葉ロッテ2−1東北楽天(千葉マリン)

ロッテが、今季初の4連勝で貯金を1とし3位浮上。千葉マリンでも4連勝。ロッテは1回に角中のプロ1号ソロで先制。同点で迎えた5回、大松のタイムリー二塁打で1点を勝ち越しそのまま逃げ切った。先発・清水直は、9回を5安打6奪三振3四球115球の1失点で、04年7月以来となる2試合連続完投勝利で今季2勝目。楽天は連敗で借金が2。千葉マリンで昨年8月23日から4連敗、ビジター球場では8連敗。1点を追う2回に山下のタイムリーで同点とするが、5回以降は安打も出ず。先発・ドミンゴは7回を6安打4奪三振2失点で2敗目。

123456789R
東北楽天0100000001
千葉ロッテ10001000x2
バレンタイン監督
「角中はアイランドリーグがなければプロになれなかった。うちの選手であることに誇りを感じている。」
角中
「追い込まれていたのですが、結構普通に打つ事ができました。ホームランになった瞬間本当に嬉しいとしか言いようが無いです。四国アイランドリーグ出身として始めてのホームランを打つ事ができたのも嬉しいですね。ホームランは本当に気持ちがいいですね。これからも、チームのため、自分のために頑張ります。」(プロ入り初ホームラン)

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清水5安打1失点完投、大松5回決勝打[千葉日報]

千葉ロッテは清水の2試合連続完投勝利で4連勝。清水は打者の手元で微妙に変化する球を効果的に使い、5回以降安打を許さず2勝目。角中のプロ初本塁打で先制し、5回に大松の右翼線への適時二塁打で勝ち越した。楽天は先発ドミンゴが立ち直ったが、3併殺など打線の援護がなく連敗。

◇大松、連日の活躍

千葉ロッテの大松が勝ち越しの適時二塁打。前日は逆転3ランを放っており、連日の活躍で勝利に貢献した。5回2死一、二塁。素早いクイックで投げ込むドミンゴの直球に振り負けなかった。「難しいボールだったけど、うまいこと体が反応した」と右翼線にはじき返し、全力疾走で二塁へ滑り込み。今季初安打の二走早坂がホームを踏んだ。1回には同じ石川県出身の角中が本塁打。同郷の後輩の一発に刺激を受け「燃えないわけないですよね」と好機できっちり4番の仕事をした。

◇角中「素直に嬉しい」

千葉ロッテ2年目の角中が先制点となるプロ初本塁打。「素直に嬉しい」と喜んだ。1回の第1打席、追い込まれてからの抜けたチェンジアップを思い切りよく引っ張った。「うまく打つことができた。低かったのでホームランになるか分からなかった」と振り返った打球は、ライナーで右翼席に飛び込んだ。四国アイランドリーグ出身選手で最初の本塁打となった。11日にけがのサブローと入れ替わりで1軍に昇格。この日は2番中堅で今季2度目の先発出場。「最低限の仕事はしたい」と話していたが、それ以上の結果を残した。

◇05年以降最高の投球

バレンタイン監督
「清水はエースのような投球内容だった。リードをもらってからは気迫の投球で、2005年以降最高のピッチングを見せてくれた。角中の本塁打には正直言って驚いたが、ずっといいバットが振れていた。大松はまた必要としているところでヒットを打ってくれた。」

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ロッテ角中、球界に歴史的一発!独立リーグ出身者で初[夕刊フジ]

◇ボビーのマイナー拡充構想後押し

歴史的な一発は、歴史を動かす一撃となるのか−。16日、千葉マリンでの楽天戦。1回1死で飛び出したロッテ・角中の打球は右中間スタンドへ。2年目のスラッガーが放ったプロ第1号は、球界の歴史に刻まれるアーチとなった。

「うっ、嬉しいしかないです。ほっ、本当に気持ちいい限りです」。人生初めてのお立ち台で声はうわずり、言葉もかんだが仕方ない。角中は一昨年ドラフトで、四国アイランドリーグ(IL)高知から入団。この日の本塁打が同リーグ出身選手の初アーチであり同時に、日本列島で続々と誕生している独立リーグ出身の選手としての第1号本塁打だった。

「四国リーグがなかったらプロにも入っていない。四国で育ててもらったから、少しでも1軍で活躍して恩返しがしたいんです」。高知では、オーバーな表現をすれば、食うや食わずの毎日。「給料のほとんどが野球用具と食費で消えました」。それだけにプロ2年目で飛び出したアーチに、喜びもひとしおだ。が、それ以上に喜んだのがロッテ球団。バレンタイン監督だった。

昨年のこと。経営難にあえぐ四国ILに対し、支援の声をあげたのがロッテ。同リーグの徳島との提携を発表した。球界の底辺を広げるためのマイナーリーグ拡充を主張するバレンタイン監督の構想の一環だが、野球機構サイドからドラフトでの不正の温床になる可能性を指摘され、頓挫している。

バレンタイン監督にしてみれば、日本球界の発展のためにとアピールした構想にクレームを突きつけられた形だった。それだけに指揮官もこの日のメモリアルアーチには、「独立リーグ出身の選手で初めての本塁打が、ウチから出て幸せだ。彼がウチのチームにいてくれて誇りに思う」と大興奮。積もり積もった憤りも飛び出した。

「独立リーグが存在しなければ、角中はプロでのプレーのチャンスをもらえなかった。NPBが1人でも多くの選手にプレーする機会を与えるためリーグを拡張せず、どれだけプレーの機会をつみとってきたことか。マイナー、独立リーグの組織は現在以上に必要だと思う」と強調している。

現在、四国ILに対し、球界では同リーグへの育成選手の派遣について協議が行われている状況だが、この日のメモリアル弾が球界の歴史を動かすか、注目だ。

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ロッテ角中「恩返し」四国IL出身1号[ニッカン]

2年目のロッテ角中が、球界初の記念アーチを放った。1回裏1死から、楽天ドミンゴのチェンジアップを右翼スタンドへ運んだ。先制1号ソロはプロ初本塁打。しかも四国アイランドリーグ出身の選手としては初めての本塁打となった。

「真っ直ぐ待ちで、ちょっと遅れてチェンジアップに合った。入るとは思わなかったが、嬉しくて仕方がない」。慣れないヒーローインタビューに言葉は少なかったが、四国リーグに話しが及ぶと表情を引き締め「四国がなければプロにも入れなかった。入団したときから活躍して恩返ししたいと思っていた」と、力強く語った。

バレンタイン監督は帰り際に自ら報道陣の元へ出向き「角中は素晴らしい選手だが、独立リーグが存在しなければプロ野球でプレーするチャンスさえなかったかもしれない。独立リーグ、マイナーの組織が今以上に必要。今日は、いい例になったでしょう」と持論を展開した。球界改革の話題まで飛び出す本塁打だった。

◇大松、12勝のうち6V打

またも大松の一打が勝利を呼んだ。同点の5回裏2死一、二塁から右翼線への二塁打で勝ち越し点を挙げた。これでチーム12勝のうり、6試合が勝利打点だ。大松は「チャンスで回ってくるのも何かの縁。力まないよう打席に入っています」と話す。試合後は新しいファンサービスの一環として、角中と共に右翼スタンドまで出向いてファンに囲まれていた。

◇清水、貫禄の連続完投勝利

清水が2試合連続の完投勝利を挙げた。5回以降は無安打で、1点のリードを守りきった。失策によるピンチもあったが「今年のテーマは焦らず、ゆっくり。フォームも気持ちも。そうやっていると余裕も出てきます」。バレンタイン監督は「エースの投球内容だった。速球が速いだけでなくムーブしており非常に効果的。これぞピッチャーという印象を受ける」と大絶賛。昨年は6勝に終わったが、今季は再び投手陣を引っ張る存在になりそうだ。

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四国IL出身・角中、歴史的一撃[スポニチ]

初のお立ち台、そしてサプライズ演出だ。勝利に酔う右翼席のロッテファンの中に、角中が大松と共に“乱入”。初回に歴史的な一撃が飛び込んだ右翼席に、ひときわ大きな角中コールが起こった。「試合より緊張しました。(本塁打は)正直言うと、真っ直ぐを待っていて少しタイミングが遅れて、たまたまチェンジアップに合った感じ」。

今季初安打は四国アイランドリーグ(現四国・九州IL)出身選手初アーチ。昨年7月26日、ソフトバンク戦での同リーグ出身選手初安打&初打点に続き歴史に名を刻んだ。5回も四球を選んで大松の決勝二塁打につなげた。4試合連続1点差で今季初の4連勝を呼び込み「四国(IL)がなければプロに入れていない。恩返ししたい」。四国IL時代は月給約12万円だった。物静かな男は、プロで稼げる選手へとステップアップを続ける。

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角中、四国IL出身者初本塁打!![デイリー]

“独立リーグの一番星”が千葉の夜空に輝いた。「本当に嬉しくて…それしか考えていなかった」。初回1死。四国アイランドリーグ(IL)出身者初の本塁打となるプロ1号先制ソロを右翼席へ運び、ロッテの20歳の若武者・角中の笑顔がはじけた。

「正直言うと、真っ直ぐを待っていたのがタイミングが遅れて…。それがチェンジアップに合いました」と頭をかいた。スタンドに消える白球を見つめて思うのは、“古巣”への感謝の思い。「四国ILがなかったら、僕もプロに入っていなかった」。

06年に日本航空第二高から四国IL・高知へ入団。月給12万円の環境下で「精神的に成長させてもらった」と野球漬けの生活を送った。角中のたくましさに導かれるように、チームは同点とされながらも5回に大松の適時二塁打で勝ち越し。今季初の4連勝を飾った。

新人の昨季は7月に1軍昇格し、同26日のソフトバンク戦でプロ初安打。それも四国IL出身者初の快挙だった。「少しでも活躍して恩返しがしたい」。今も大好きな漫画を読む時間以外は、バットを握る角中。一途な努力が開花の時を迎えた。

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“独立リーグの星”ロッテ・角中が四国IL出身者初アーチ![サンスポ]

四国アイランドリーグ(IL、現四国・九州アイランドリーグ)出身者がプロで初めてアーチをかけた。1回1死、カウント2−0。角中のバットが楽天・ドミンゴの134キロのチェンジアップをとらえた。打球は低い弾道で右中間席に飛び込む先制弾となった。

「追い込まれていたけど、結構普通に打てました。本当に嬉しい限りです」。物静かな雰囲気が漂う20歳の若武者は試合後、応援団が陣取る右翼席に足を運び、祝福の声にお辞儀を繰り返した。

日本航空第二高を卒業後、四国IL・高知ファイティングドッグスで1年間プレーしたが、当時の月給は約12万円。ほとんどが食費と野球の道具代に消え、「お金の余裕はあまりなかった」。プロに入る日を夢見て練習に明け暮れ、「精神的にも大人の仲間入りができた」と振り返る。

11日に出場選手登録を抹消されたサブローに代わり1軍に昇格。この日は「2番・中堅手」で先発出場し、チャンスをものにした。チームは3月31日以来の貯金1。「四国ILがなかったらプロには入っていなかった。1軍で活躍して恩返ししたい」。“独立リーグの星”は力強かった。

角中勝也(かくなか・かつや)
1987(昭和62)年5月25日、石川県生まれ、20歳。日本航空二高から四国IL・高知を経て07年大学生・社会人ドラフト7巡目でロッテ入団。1年目は2軍で79試合に出場し打率.335をマーク。今季は4試合に出場し打率.167、1本塁打、1打点。通算成績は13試合、打率.217、1本塁打、3打点(16日現在)。1メートル80、80キロ。右投げ左打ち。独身。年俸550万円。背番号61。

◇清水、完投勝利…3年9ヶ月ぶり

清水が5安打1失点で、9日の西武戦(西武ドーム)に続く完投勝利。04年7月以来となる2戦連続の完投勝利で2勝目を挙げた。「常にこの試合が最後だと思って投げている。前回ほど球にキレがなかったが、力のある球が投げられた」と直球中心の配球で楽天打線をねじ伏せた。バレンタイン監督は「ただ、ボールを投げているのではなく、投手として投げていた」とたたえた。

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角中、四国に恩返し弾!IL出身1号、雑草男報われた…ロッテ[報知]

カーテンコールに応える角中のしぐさがぎこちない。初回1死。簡単に2球で追い込まれた後の真ん中低めのチェンジアップに、バットを最短距離でぶつけた。「正直入ると思わなかった。いやもう本当に嬉しいと言うしかないっすね」。

低い弾道で右翼席まで届く先制1号ソロは、プロ入り2年目の初アーチ。そして、四国(現四国・九州)アイランドリーグ出身者として記念すべき第1号となった。「四国リーグがなかったら、プロに入ってない。活躍して恩返しをしたいと思っていた」。朴訥な口調が、このときばかりは強く滑らかになった。

日本航空二高卒業後の06年に、同リーグの高知に入団した。月給はわずか12万円前後。家賃と食費でそのほとんどが消えた。ロッテ球団関係者が「バットを振っているか、漫画を読んでいるか」と評するほど、年俸550万円の20歳は外で遊ぶことを知らない。昨季は同リーグ出身者として初安打と初打点を記録。「精神的に成長した。少しでも大人の仲間入りができたかな」若きパイオニアとして、また1つ歴史を作った。

角中の一撃と、同じ石川県出身の大松が適時二塁打で挙げた2点を、清水が完投で守り切り、チームは今季初の4連勝で貯金1。ソフトバンクと同率で3位に浮上した。「角中はずっといい振りをしていた。四国リーグ出身者の初本塁打が、ウチのチームから出たことに幸福感を感じる」とバレンタイン監督も手放しで褒めた。

試合後には、右翼席に大松と乗り込み、ファンと喜びを分かち合った。サブローら主力の故障で巡ってきたチャンスを生かした雑草男。3年ぶりV奪回を目指すチームに、また頼もしい戦力が加わった。

角中勝也(かくなか・かつや)
1987年5月25日、石川・七尾市生まれ。20歳。日本航空二高から四国アイランドリーグ高知を経て、2006年大学・社会人ドラフト7巡目でロッテ入団。1年目の昨季はイースタン・リーグ2位となる打率3割3分5厘をマーク。1軍では7月24日に昇格即先発出場を果たすなど9試合に出場した。180センチ、80キロ。右投左打。年俸550万円(推定)。独身。
四国アイランドリーグ出身のプロ選手
05年の育成ドラフトで指名され、06年5月に支配下選手登録、1軍デビューしたソフトバンク・西山道隆のほかに支配下登録されているのは巨人・深沢和帆、ヤクルト・伊藤秀範の3投手、野手では角中以外に広島・中谷翼内野手、ヤクルト・三輪正義内野手の計6人。深沢、三輪以外の4選手は1軍の公式戦に出場している。育成選手は現時点でロッテなど3球団に計5人いる。

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ロッテの唐川が初勝利…2軍戦ですが…[デイリー]

ロッテの新人・唐川が神奈川・横須賀で行われたイースタン・リーグの湘南3回戦に先発し、7回を3安打無四球の11奪三振で無失点に切り抜け、初勝利をマークした。三塁を踏ませない好投の唐川は「調子はすごく良かった。直球で押すことができたのが良かった要因だと思う。今回でまた課題をみつけることができたので、さらに練習を積み重ねて結果を出したい」と、さらなる飛躍を誓った。

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唐川7回11K!2軍でも“プロ初勝利”[スポニチ]

ロッテのルーキー唐川がイースタン湘南戦(横須賀)に3度目の先発。プロ最長の7回を3安打無四球無失点、11三振を奪って“プロ初勝利”を挙げた。自己最速にあと1キロと迫る147キロも計測。ゴールデンウイーク中の1軍昇格にまた一歩前進した右腕は「直球で押せたのが良かった。初勝利は嬉しいけど、満足せず練習を重ねて結果を出したい」と話した。

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ロッテ・唐川が2軍戦初勝利…三塁を踏ませず[サンスポ]

高校生ドラフト1巡目の唐川(成田高出)がイースタン・リーグの湘南3回戦に先発し、7回を3安打無四球の11奪三振で無失点に切り抜け、初勝利をマークした。1回から5者連続三振に仕留める抜群の滑り出しで、降板するまで三塁を踏ませなかった。「調子はすごく良かった。直球で押すことができたのが良かった要因」。試合はロッテが2−1で勝った。

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ロッテのルーキー唐川が2軍で初勝利[ニッカン]

ロッテのルーキー唐川侑己投手(18=成田)は16日のイースタン・リーグ湘南戦に先発し、7回を3安打無四球の11奪三振で無失点に抑えて初勝利をマークした。降板するまで三塁を踏ませなかった。唐川は「ストレートで押すことができたのがよかった要因。初勝利は素直に嬉しいが、また課題も見つけることができた。さらに練習を積み重ねて結果を出したいと思います」と話した。

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ヒーロー大松、角中が右翼席に[ニッカン]

ロッテが新しいファンサービスを実施した。グラウンドでのヒーローインタビューを終えた決勝打の大松、プロ初本塁打を放った角中が、何と右翼スタンドに登場。ファンに囲まれながら、挨拶していた。球団が新しいファンサービスを模索する一環として行った。ファンに囲まれた角中は「試合より緊張しました。ありがとうございましたと言いいました。ファンの皆さんから、色々な声をかけてもらった」と話していた。

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清水完投で2勝目…今季初ロッテ4連勝[報知]

清水が低めにボールを集め、2試合連続完投で2勝目。打線は初回に角中のプロ初本塁打で1点を先制。1−1の5回には大松の適時二塁打で勝ち越した。ロッテは今季初の4連勝。

好投の清水は「きれいな回転のボールにはこだわっていない。05年とは違うが、ボールに気持ちが乗っていると思う」と話した。バレンタイン監督も「直球が違う。ただ投げる人ではなくピッチャーだ。2005年以降で1番いい投球だった」と大絶賛した。

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唐川が2軍戦で初勝利…ロッテ[報知]

ロッテの高校生1巡目ルーキー・唐川侑己投手(18)=成田=が先発し、7回を3安打無四球の11奪三振で無失点に切り抜け、初勝利をマークした。

初回から5者連続三振に仕留める抜群の滑り出しで、降板するまで三塁を踏ませなかった。唐川は「調子はすごく良かった。直球で押すことができたのが良かった要因だと思う。今回でまた課題を見つけることができたので、さらに練習を積み重ねて結果を出したい」と、さらなる飛躍を誓った。

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