西武が今季3度目の3連勝で両リーグ1番乗りの20勝到達。昨年8月15日からの千葉マリンの連敗を7で止め今季最多の貯金8。西武は3回G.G.佐藤の7号2ランで先制、7回中村のタイムリー三塁打、8回栗山のタイムリー三塁打、石井義のタイムリーで加点。先発・岸は9回自己最多の144球で2安打7三振2四球、3塁を踏ませず自身4度目、今季2度目の完封勝利で3勝目。ロッテは今季最少2安打、今季3度目の零敗、千葉マリンで4連敗、06年9月以来の5連敗で4月9日以来の借金1。3連勝中の先発・清水は8回8安打5失点で3敗目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテは2安打で三塁を踏めなかった。2回に橋本が二塁打を放って以降、得点機をつくれず、中軸に当たりがなかった。先発清水は長打を集められ8回5失点で3敗目。
ケガのため2軍で調整していた千葉ロッテのサブローが2日、出場選手登録され4番・右翼で先発出場した。7回で交代し快音は聞かれなかったが、4月10日の試合中に痛めた左太もも裏は「もう大丈夫です」。第1打席に四球で出塁しアウトにはなったものの二盗を試みるなど、足の状態は全く心配ないようだった。
3連続完投勝利中だった千葉ロッテの先発清水は、長打で5点を失った。1死後に二塁打された4回、G.G.佐藤に投じた4球目はど真ん中へ。バックスクリーン左横中段まで届く今季初被弾の先制2ランを浴び、マウンド上で顔をゆがめた。切れのある変化球で9三振を奪ったが、7、8回いずれも連続長打で失点。許した8安打中6本が長打だった。「少しボールが集まり過ぎたのかもしれない。チームを勝たせることができなくて悔しい」と肩を落とした。
試合後のミーティングを終えたバレンタイン監督は、口を真一文字にしてロッカールームから出てきた。打線が深刻な不振に陥りわずか2安打。千葉ロッテは泥沼の5連敗を喫した。
なす術がなかった。2回、先頭のサブローが四球で出塁したが、続くオーティズはヒットエンドランのサインに一飛。さらにサブローが二盗に失敗した直後に橋本が二塁打を放つなど、攻撃がちぐはぐだった。6回にも右前打の西岡を一塁に置いて再びヒットエンドランを仕掛けたが、大塚の打球はファウル。鋭い打球が野手の正面を突く不運もあり「勢いがあると抜けるんだけどね」と高橋打撃コーチ。バットが振り切れていない打線を嘆いた。
3連続完投勝利中の清水でも連敗を止められなかった千葉ロッテ。3日の先発予定は初登板で初勝利を挙げたばかりの唐川。「ホームで初めての登板なので楽しみ」と指揮官。新人右腕に連敗ストップを託すしかなくなった。
打線が今季最少の2安打に抑えられ、3度目の完封負けを喫した。左太もも痛完治でこの日1軍選手登録されたサブローが4番に座ったが、2回に盗塁失敗するなど起爆剤にはなれなかった。これで06年以来2年ぶりの5連敗。高橋打撃コーチは「みんな勝ちたい気持ちで大事にいってしまい、思い切り振れなくなっている。気持ちだけは負けるなと言ったが」と首をひねった。連日、選手は特打ちを行うなど必死にもがいている。
3連勝中の清水が8回8安打5失点で3敗目を喫した。「チームを勝たせることができず悔しい。後半はボールが集まりすぎて、そこを逃さず打たれた」と唇をかんだ。3回までは無失点に抑えたが、4回にG.G.佐藤にバックスクリーン左へ先制2ランを運ばれた。雨が激しくなった終盤は制球も定まらず追加点を許した。「次はチームを勝たせるよう強い気持ちを持って投げる」と巻き返しを誓った。
4月26日のソフトバンク戦で初登板初勝利を飾ったルーキー唐川が、3日の西武戦で2度目の先発をする。「勝った後も特に変わらない。普通に自分のペースで調整してきました」。前日1日にブルペンで45球。真っ直ぐの精度を上げることにポイントを置いてフォームチェックした。いよいよ地元千葉でのデビュー戦を迎える。「家族や同級生が40人くらい応援に来てくれるので抑えたい」と話した。
雨中の力投もロッテ・清水が長打攻勢に沈んで8回を今季ワーストタイの5失点。打線も今季最少の2安打で今季3度目の零敗を喫した。2年ぶり5連敗で借金1。試合後にロッカールームで緊急ミーティングを行ったバレンタイン監督は「清水はいい投球だったが西武がよく振れている。岸も良かったし、うちの打線が振れていない」。今季初被弾の清水は「チームを勝たせることができず悔しい」と肩を落とした。
今季ワーストの5連敗を喫し、借金生活に突入した。特に、打撃が不調でこの日はわずか2安打。緊急事態に試合後、ロッカールームで約5分間の異例のミーティングを行った。「選手と話をしておきたかった」とバレンタイン監督。連敗ストッパーの役目は、3日先発のルーキー、唐川(成田高出)に託される。
ロッテのルーキー唐川が連敗を止める。チームは西武岸に2安打完封され2年ぶり5連敗を喫した。バレンタイン監督は試合後、「岸が良かったことと、うちの打線が振れていないことの相乗効果で完封負けした」と苛立ちを募らせた。3日の西武戦は唐川が先発する。「明日は多くのファンが応援に来てくれるだろうし、私自身、彼を応援している」と連敗ストップを託した。
ロッテはわずか2安打での零敗。試合後にはバレンタイン監督がミーティングを開くなど、極度の打撃不振に危機感が漂ってきた。故障で2軍調整していたサブローの4番復帰も起爆剤にはならなかった。それほど各打者の状態が悪い。2回には先頭打者が四球を得ながら、盗塁死で好機をしぼませ、直後に二塁打が出るなど、ちぐはぐな攻撃。その後は好機をほとんどつくれず、同監督は「今、うちの打者は振れていない」と嘆くしかなかった。
ロッテの新人、唐川が3日の西武戦(千葉)に先発する。成田高出身の右腕は地元デビューを前に、この日はノースローの軽めの調整。「家族、同級生が来ると思う。せっかくなので勝ちたい」と意気込んだ。前回の初登板は7回無失点で勝利。ただ、先発入りが保証されている訳ではないだけに「変な評価にならないように」と意欲を見せた。
ロッテの高校生ドラフト1巡目ルーキー・唐川侑己投手(18)が、3日の西武戦(千葉)に先発する。成田高出身の右腕は地元デビューを前に2日、ノースローで軽めの調整を行った。「家族、同級生が来ると思う。せっかくなので勝ちたい」と意気込んだ。前回の初登板は7回無失点で勝利も先発ローテ入りが保証されている訳ではないだけに「変な評価にならないように」と意欲を見せた。