わたしはかもめ2008年鴎の便り(5月)

便

5月4日

千葉ロッテ0−4埼玉西武(千葉マリン)

西武は今季4度目の完封勝利で、千葉マリンで2006年9月以来の勝ち越し。貯金を今季最多タイの8に戻した。西武は4回に、G.G.佐藤の8号2ランで先制すると、その後石井義の犠飛、ボカチカの6号ソロで1点ずつ追加し逃げ切った。先発・帆足は123球3安打5奪三振1四球で、今季初、去年9月以来となる自身4度目の完封で自身2連勝。今季3勝目。ロッテは散発3安打、今季4度目の完封負けで、借金1。先発・小林宏は5回3失点で自身4連敗、リーグワーストの5敗目。05年から続いていた5月の連勝も10でストップした。

123456789R
埼玉西武0002110004
千葉ロッテ0000000000

◇里崎とサブローを登録抹消

ロッテは4日、里崎智也捕手(31)とサブロー外野手(31)の出場選手登録を抹消した。里崎は開幕当初から痛みがあった右ひじの治療に専念する。「治るのに時間がかかっている。長引いてもチームに迷惑をかけてしまうだけ」とコメントした。サブローは2日に左太もも痛から復帰していたが、同じ個所に痛みが再発した。

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オーティズ、グラブ投げ打球止め三塁打罰[ニッカン]

前代未聞の珍プレーが飛び出した。ロッテのホセ・オーティズ二塁手(30)が西武戦の5回、栗山の一、二塁間の打球をグラブを投げて止めた。野球規則7・05に抵触するため三塁打となり、痛い1点を献上した。結局0−4の完封負けで再び借金1。前日のルーキー唐川の完投勝利の勢いに水を差す痛恨の黒星を喫した。

まるで漫画「ドカベン」の1ページのような珍プレーだった。5回、栗山の一、二塁間への打球を一塁手のズレータがタイビングして止めようとしたが、グラブに当て右前へ転々…。これを追ったオーティズが突然グラブを外して右手に持ち替えると、ボールに向かって投げ付け、止めてしまった。栗山は一塁でストップしたが、その直後に審判団が協議し、野球規則に抵触していることで「三塁打」となった。

無死三塁から石井義の犠飛で1点を許し、リードを3点に広げられた。これで試合の流れが完全に相手に傾く痛恨のミスだった。バレンタイン監督は、ベンチ最前列で頭をかいて首をひねるしかなかった。すぐにオーティズに事情聴取したが、本人から「何をやったか分からない。魔が差した」と答えが返ってきたという。試合後には「ああいうプレーはこれからないと思う。これ以上聞かないでくれ」と、いら立った様子だった。

オーティズ本人はルールを把握していた。アスレチックス、ロッキーズ、日本ではオリックスにも在籍したベテラン。普段は陽気な男が、さすがに落ち込んで「I don't know。必死にボールを追い掛けていたらああいう行動に出てしまった。無意識のうちにやってしまった。今でもパニックです」と涙を浮かべながら話した。

とっさに出たとはいえ、プロとしてあってはならないプレー。西村ヘッドコーチは「こんなプレー見たことない。これから本人と話して、繰り返すことがないようにしたい」と渋い表情だった。結局、打線はわずか3安打で今季4度目の完封負けを喫した。ルーキー唐川フィーバーに沸いた翌日だけに、後味の悪い敗戦となった。

パ・リーグ前川審判部長
「ボールにグラブを投げ付けるのは何度か見たけど実際に当たったのは初めて見た。日本ではあまりないんじゃないか。」
ランペン内野守備コーチ
「オーティズのプレーは信じられない。次にどうすべきかは、本人が1番分かっているだろう。」

◇足引っ張られ…小林宏4敗目

エース小林宏が味方のミスにも足を引っ張られ、5回8安打3失点で降板。自身4連敗で今季5敗目を喫した。オーティズのプレーには「見ていなかったので、いまいち分からない。味方がミスしたからといって悪い影響を受けることはない」とかばった。立ち上がりは最速145キロ直球もコースに決まり3回無失点に抑えたが、4回に甘く入ったチェンジアップをG.G.佐藤に2ランされた。「昨日(3日)勝って、いい流れをつくってもらったのに、続くことができず悔しい」と肩を落とした。

◇里崎抹消、右ひじ痛で4年ぶり

ロッテ里崎智也捕手(31)が4日、右ひじ痛のため出場選手登録を抹消された。3月24日の開幕2カード目となるソフトバンク戦前に右ひじを痛め、それ以降は指名打者か代打で21試合に出場した。だが、完治に時間がかかっていることから「長引いてもチームに迷惑が掛かる。治療に専念し、1日でも早く1軍へ帰ってチームに貢献したい」と話した。里崎の1軍選手登録抹消は、左ひざを手術した04年4月18日以来、約4年ぶり。

◇唐川リラックス、次はマー君斬り?!

ルーキー唐川が2勝目から一夜明け、リラックスした表情を見せた。前日3日の試合後は家族、同級生ら約30人と夕食を共にして勝利を祝った。「久し振りにみんなに会えて嬉しかった」と笑顔。次回登板は11日の楽天戦が有力で、田中と投げ合う可能性もある。「1つ年上だけど、すごい選手。甲子園の決勝戦はテレビで見ていました」と、憧れの先輩との対決を楽しみにしていた。

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世紀の珍プレー…打球にグラブ投げちゃった[スポニチ]

まるで草野球だ。ロッテのホセ・オーティズ内野手(30)が4日の西武戦で世紀の珍プレーを演じた。5回に一、二塁間への打球に対し、グラブを投げつけて止めようとした。グラブがボールに触れたために、本来なら単打のはずが、野球規則7・05に該当し、記録は三塁打。これが手痛い失点につながり、意気消沈のチームは完敗で再び借金生活に入った。ルーキー唐川の快投に沸いた前日から一転、超満員の千葉マリンはお粗末プレーにあきれ返った。

誰もが目を疑った。5回、先頭・栗山の痛烈な打球。飛びついた一塁・ズレータがはじき、白球は失速しながら右前へ。二塁・オーティズは止まりかけていた打球を追う速度を緩めたように見えた。ボールまで約1メートルと接近。次の瞬間、オーティズは左手のグラブを右手に持ち替えると、ボール目掛けて投げつけた。

思わぬ“暴挙”にロッテベンチはあ然。西武からは抗議の声が上がる。今季最多3万23人の大観衆が騒然となるのも無理はない。五十嵐公式記録員が「45年間この世界でやっているが、公式戦では初めてではないか。オールスターの千葉茂さん以来だと思う」という前代未聞のプレーを審判団が協議。野球規則に従い一塁ベース上の栗山は三塁へ。普通に捕っていても、そのまま右翼のベニーに任せていても単打のはずが三塁打。続く石井義の中犠飛であっさり追加点を奪われ、流れを完全に失った。

バレンタイン監督からベンチで叱責されたオーティズは、9回の打席で左腕・帆足に対して左の福浦を代打に送られ“懲罰”交代。試合後は取材を拒否し、球団を通して「自分でも分からない。ただ必死にボールを捕ろうと追い掛けていたら、なぜかああいう行動になった。無意識でやった。今はパニックになっている。チームに迷惑を掛けて申し訳ない」とコメントした。メジャー136試合出場の経験があり、普段は陽気な焼き肉大好きドミニカンだが、目を潤ませ、かなり落ち込んだ様子だったという。

草野球でもめったに見られない珍プレー。指揮官は「魔が差したということ。ああいうものはこれから見ることがないと思う。チームへの影響?相手に1点を与えました」と厳しい表情で、それ以上のオーティズ関連の質問はシャットアウトした。ランペン打撃兼内野守備兼ベンチコーチも「信じられない。あってはならない」と話すなど、厳しい声が相次いだ。

ルーキー唐川の快投で勝率5割に戻しながら1日で借金生活に逆戻り。チームではプレー中の出来事に関して罰金などのペナルティーを科した前例はないが、今回の失態は数試合スタメンを外すなどの措置を取る可能性はある。負傷者続出もあって波に乗れないチームに暗い影を落とす凡プレー。汚名返上はグラウンドで果たすしかない。

野球規則7・05c
三個の塁が与えられる場合−野手がグラブを故意に投げて、フェアボールに触れさせた場合。この際はボールインプレーであるから、打者はアウトを賭して本塁に進んでもよい。

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唐川、マー君討ちで母の日に3勝目だ![スポニチ]

プロ初完投勝利から一夜明け、ロッテの唐川が早くも初のユウちゃん(侑己)VSマー君へ意気込みを示した。次回は母の日の11日・楽天戦(千葉マリン)で田中との投げ合いが濃厚。06年夏の甲子園決勝(早実−駒大苫小牧)をテレビ観戦し「(田中は)凄いと思った」という右腕は既に発注済みの花と共に「(3勝目を母・澄枝さんに)贈れれば」。前夜は家族、友人ら約30人と食事。ウイニングボールは両親に手渡し「前回の方が疲れはあった」と話した。

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みんなが絶句!ロッテ・オーティズ、グラブ投げボール止めた[サンスポ]

ゴールデンウイーク真っただ中。「プロ」のプレーを堪能しようと球場にやってきた3万観衆の目が「・」になった。

こんなのあり?2点をリードされた5回、一塁手がはじいて右翼に抜けそうだった栗山の打球に、二塁手のオーティズがグラブを投げつけた。見事に?当たった。そう、珍プレーが飛び出した。

「必死にボールを追いかけて無意識にやってしまった。申しわけない」とオーティズ。野球規則7・05の(C)「野手がグラブを故意に投げてフェアボールに触れさせた場合、三個の塁が与えられる」により、栗山は三塁打。直後、犠飛で3点目を奪われた。

69歳の西武・黒江ヘッドコーチが「野球人生でみたことがない」と絶句した“前代未聞”の失態。試合後、オーティズはロッカールームにこもり、球団広報を通じてコメントを出すのがやっとだった。「ああいったプレーはこれから2度とみることはないだろう」。

試合後に“事情聴取”したバレンタイン監督もおかんむり。5日の『こどもの日』を前に…。よい子の皆さん、絶対にマネしないでね。

西武・渡辺監督
「今どきあるんだな。おかげで貴重な3点目を取れた。」(オーティズの珍プレーに)
西武・栗山
「グラブを投げているのは見えた。三塁打になってラッキーですね。」
北京五輪日本代表・星野監督
「ふざけているね。(直後に犠飛で1点を奪われた小林宏は)あんなプレーが出たら、投手は(気持ちが)キレますよ。」(オーティズのグラブ投げに)
ホセ・オーティズ(Jose Ortiz)
1977年6月13日、ドミニカ共和国生まれ、30歳。94年ドラフト外でアスレチックス入団。ロッキーズを経て2003年にオリックスへ。04年オフにオリックスを解雇され、米独立リーグ、メキシコリーグでプレー。07年にロッテ入団。日本通算成績は355試合に出場、打率.274、66本塁打、203打点(4日現在)。1メートル80、90キロ。右投げ右打ち。年俸6000万円。背番号4。

◇唐川、次回登板は母の日

前日3日に高卒新人ながら10奪三振の完投勝利を挙げた唐川(成田高出)は、一夜明けて笑顔で練習に参加した。「昨日は両親と友達30人くらいでご飯を食べて楽しく過ごせました。次回登板予定は母の日?もう花を贈るようにしていますし、頑張りたいですね」と11日の楽天戦に予定されている次回登板に思いをはせていた。

◇星野監督「ストレスがたまってきた」

北京五輪日本代表の星野監督は代表1次候補77人中、16人が出場選手登録抹消中という故障者の多さに「頭が痛い」と苦渋の表情。「ストレスがたまってきた。(6月20日の期限は)しゃあないけど、泣き言も言いたくなるわ」。6月20日発表の最終候補選手について「情は持ち続けるが非情はあるわな」と口にしてきた五輪アジア予選メンバーの24人が中心ではなく、コンディションがベストな選手を優先して選ぶことも示唆した。

◇西岡ノーコメント

古閑美保との交際が報道された西岡剛内野手は“彼女”の今季ツアー初優勝にも球団広報を通じて「ノーコメントです」と発表するにとどまった。この日、千葉マリンスタジアムでの西武戦に敗れたロッテナインは試合後、5日のオリックス戦(神戸・スカイマークスタジアム)に備え、あわただしく移動した。

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オーティズ、打球にグラブ投げちゃった[デイリー]

両軍ベンチがあ然となった。「ああいうプレーは、これからは見ることがないと思う」。バレンタイン監督が怒りをあらわにする珍プレーで、ロッテが後味の悪い敗戦を喫した。

2点ビハインドの5回。栗山の一、二塁間への打球は一塁・ズレータのグラブをかすめ勢いを失い右翼前へ転がった。そのときだ。二塁・オーティズが、突然、左手のグラブを右手で外し、打球にぶつけて止める暴挙を犯した。

野球規則7・05(c)に該当する珍プレーで、栗山の記録は三塁打となり、石井義の中犠飛で痛恨の3点目を献上。ベンチでオーティズを“事情聴取”したボビーは「『自分が何をしたか分からない。魔が差した』ということだった」と苦々しい表情で説明した。

審判員として30年以上の実績を誇る前川パ・リーグ審判部長も「初めて見た」と絶句。オーティズは「何故ああいう行動に出たのか…。チームに申し訳ない」と涙目で謝罪したが、前日の新人・唐川の快投を打ち消し、チームは再び借金生活。大きな代償を払うプレーとなった。

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オーティズまるで草野球、グラブ投げて三塁打…ロッテ[報知]

前代未聞の珍プレーが飛び出した。5回、ロッテの二塁手・オーティズが、西武・栗山の一、二塁間の打球にグラブを投げつけて止める暴挙に出た。野球規則によって三塁打となり、結果的に貴重な追加点を献上。怒り心頭のバレンタイン監督が、ベンチで本人に“事情聴取”する事態に発展した。このプレーで反撃ムードに水を差されたロッテは、完封負けで再び借金1となった。

開いた口がふさがらない。オーティズが、スナップを効かせて投げたのは白球ではなかった。

5回、先頭・栗山の一、二塁間への鋭い打球は一塁手・ズレータのミットをはじき、右翼方向へ転々。打球を追った背番号4は、おもむろにグラブを右手に持ち替え、ボールめがけて投げ下ろした。

「自分でもよく分からないんだ。僕はただ必死にボールを追って、無意識にああいう行動に出てしまった」。グラブに当てて進路を変えた打球をオーティズ自身が拾って返球。その後、見てはいけないものを見てしまったかのような、微妙などよめきが球場に広がった。

普通に処理しても単打だっただけに、まったく意味不明の行為。審判団が即座に協議し、規則通り栗山に三塁打を宣告した。意気消沈の小林宏は、次の石井義に初球を中犠飛され、手痛い3点目を献上した。

“野球愛”の塊のようなボビーは、この愚行に黙っていられない。ベンチで、緊急の事情聴取を行った。「何を考えていたのか問いただした。何をやったのか分かっておらず『魔が差した』ということだった」。試合後も怒りと落胆を隠せない。報道陣をにらみつけながら言葉を選んだ。

過去、日本プロ野球では、1リーグ時代の1943年と、51年のオールスター戦での記録が残っているぐらいだが、米大リーグでは3年前に同様のプレーがあった。皮肉にもオーティズと同じドミニカ出身のサンチェス投手(ドジャース)で、当時「アドレナリンが過剰に出た」と釈明したが、まさか国民性という訳ではないだろうが…。

「起きちゃいけないこと。罰則?明日にならないと分からない」と西村ヘッドコーチは話した。3安打完封負けで、3日に新人・唐川がプロ初完投勝利で作った上げ潮ムードは霧散した。「今はパニック状態。チームに迷惑をかけてしまった」と、涙目のオーティズ。9回の打席では、左投手の帆足を相手に、左の福浦が代打に送られた。「人生、投げたらアカン」というかつての名投手の文句をかみしめて欲しい。

野球規則7・05
次の場合、各走者(打者走者含む)はアウトにされる恐れなく進塁することが出来る。
(c)3個の塁が与えられる場合−野手がグラブを故意に投げて、フェアボールに触れさせた場合。(なお、打者走者は三塁打となる)。

◇「当たったのを見たのは初めて」

パ・リーグ前川芳男審判部長
「(審判部に入って41年で)初めて見た。これまで、打球にグラブを投げつけたのは何度か見たことはあるが、投げたグラブが実際に打球に当たったのを見たのは初めて。日本ではあまりないんじゃないかな。選手はとっさに投げてしまうのだろう。今回は審判員も集まって協議し、慎重かつ非常に正しいジャッジをしたと思います。」

◇西岡ノーコメント

古閑との交際が伝えられているロッテ・西岡はこの日、西武戦(千葉)に「1番・遊撃」で先発出場したが、4打数無安打に終わった。試合後は、5日のオリックス戦(スカイ)への移動のため足早に球場を後にした。古閑の逆転Vには広報を通じて「ノーコメント」とした。

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珍プレー発生!打球にグラブ投げつけちゃった[スポニチ]

5回の西武の攻撃で珍しいプレーがあった。一塁手がはじいて右翼に抜けようとした栗山の打球に、二塁手のオーティズがグラブを投げつけて止めようとした。野球規則7・05の(C)「野手がグラブを故意に投げてフェアボールに触れさせた場合、三個の塁が与えられる」に該当。栗山は三塁打となり、石井義の中飛で生還した。オーティズは「打球を捕ろうとして無意識にやってしまった。申し訳ない」。渡辺監督は「今どきあるんだな。おかげで貴重な3点目を取れた」とニンマリ。

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ロッテ・オーティズ、グラブ投げる珍プレーで三塁打許す[サンスポ]

5回の西武の攻撃で珍しいプレーがあった。一塁手がはじいて右翼に抜けようとした栗山の打球に、二塁手のロッテ・オーティズがグラブを投げつけて止めようとした。野球規則7・05の(C)「野手がグラブを故意に投げてフェアボールに触れさせた場合、三個の塁が与えられる」に該当。栗山は三塁打となり、石井義の中飛で生還した。オーティズは「打球を捕ろうとして無意識にやってしまった。申し訳ない」。渡辺監督は「今どきあるんだな。おかげで貴重な3点目を取れた」とにんまり。

西武・黒江ヘッドコーチ
「40年以上やっているが、初めて見た。」(打球にグラブを投げたオーティズに)
バレンタイン監督
「魔が差した、ということ。これからはないと思う。」(5回にオーティズの珍プレーから手痛い失点)
小林宏
「ずっと試合をつくれていない。今日の結果では何も納得できない。」(自身4連敗)

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オーティズ、グラブ投げる珍プレー…ロッテ[報知]

5回の西武の攻撃で珍しいプレーがあった。一塁手がはじいて右翼に抜けようとした栗山の打球に、二塁手のオーティズがグラブを投げて止めようとした。野球規則7・05の(C)「野手がグラブを故意に投げてフェアボールに触れさせた場合、三個の塁が与えられる」に該当。栗山は三塁打となり、石井義の中飛で生還した。オーティズは「打球を捕ろうとして無意識にやってしまった。申し訳ない」と反省。渡辺監督は「今どきあるんだな。おかげで貴重な3点目を取れた」と喜んだ。

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ウソだろ〜グラブ投げて三塁打[ニッカン]

ロッテが前代未聞の珍プレーの影響もあり完封負けした。0−2で迎えた5回の守備でハプニングが起こった。西武栗山の一、二塁間を破る打球を、ホセ・オーティズ二塁手(30)がグラブを投げて止めてしまった。野球規則7・05に抵触するため「三塁打」となり、この回痛い1点を献上してしまった。結局0−4で今季4度目の完封負けを喫し、再び借金1となった。

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里崎、右ひじ治療で抹消…サブローも[報知]

ロッテの里崎智也捕手が4日、右ひじ痛の治療に専念するため出場選手登録を外れた。左ひざを痛めた2004年以来、4年ぶり。今季は主に指名打者として出場していた里崎は「長引いてもチームに迷惑をかける。感じはよくなってきているので、1日も早く1軍に戻りたい」と、球団を通じてコメントを発表。また、サブロー外野手も左太もも裏に張りが出たため、出場選手登録を外れた。

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49歳フランコ引退、ロッテでも活躍[ニッカン]

メジャー史上最年長本塁打の記録を持ち、95、98年にロッテでもプレーしたフリオ・フランコ内野手(49=前ブレーブス)が3日、現役引退を表明した。現在所属するメキシカンリーグの球団を通じて発表。50歳まで現役の夢を抱いていたが、地元紙の取材に「人生で最も苦しい選択だったが、私の時代は過ぎ、偉大な選手は『もう十分』と語れるタイミングを知っているものだ」と話した。

ドミニカ共和国出身のフランコは80年に同国のウインターリーグでデビューし、日本、韓国も渡り歩いたキャリアは29年。82年に初昇格したメジャーでは23シーズンプレーし、計8チームに所属。通算成績は打率2割9分8厘(2586安打)、173本塁打、1194打点だった。90年に球宴MVP、91年には首位打者を獲得。昨年5月4日、285勝ジョンソン(Dバックス)から48歳で放った最後の本塁打が最年長アーチとして刻まれている。

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星野日本非常事態16人が2軍に[ニッカン]

8月の北京五輪に出場する野球日本代表の星野仙一監督(61)が珍しく「泣き言」を連発した。4日にロッテ−西武戦(千葉マリン)を視察したが、試合前に里崎、サブローが故障で登録を抹消。候補77選手のうち、16人が2軍で調整という非常事態に陥ったからだ。「困った。泣き言も言いたくなる。イマイチ調子の出てこない選手も多い。他の3人のコーチも、イライラして、ストレスがたまってきだしたかな。機嫌が悪くなるから、知らんぞ!」。まだ笑いながら言う余裕はあるが、言葉には危機感が漂っていた。

テレビ解説のため、千葉マリンを訪れると、早速悪い材料が飛び込んできた。故障で里崎、サブローが登録を抹消。昨年12月の五輪予選の中心選手が1軍から姿を消した。さらにこの日は巨人高橋由も抹消された。これで1次候補77選手のうち、16人が2軍調整という事態。特に主戦捕手の離脱は痛い。「気になるよな。キャッチャーだから」。上原、阿部、小笠原ら巨人勢の調子が上がってこないことも不安要素のようだ。

最悪の場合、指揮官は「禁じ手」も辞さない。「ポジションのこともあるし、コンバートの問題もある。6月に入ってからかな。ここも練習しておいてくれ、と言うかもしれない。チームには言えんけど…」。選手個人への直接指示すら示唆していた。

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