5月10日5月10日| 打順 | 守備 | 名前 |
|---|---|---|
| 1 | 遊 | 渡辺直 |
| 2 | 二 | 高須 |
| 3 | 左 | リック |
| 4 | 指 | 山崎武 |
| 5 | 一 | フェルナンデス |
| 6 | 右 | 横川 |
| 7 | 三 | 山下 |
| 8 | 中 | 鉄平 |
| 9 | 捕 | 藤井 |
| 投 | ドミンゴ | |
| 打順 | 守備 | 名前 |
| 1 | 遊 | 西岡 |
| 2 | 二 | 根元 |
| 3 | 一 | 福浦 |
| 4 | 指 | オーティズ |
| 5 | 左 | 大松 |
| 6 | 右 | 神戸 |
| 7 | 中 | 早川 |
| 8 | 三 | 今江 |
| 9 | 捕 | 金澤 |
| 投 | 清水直 |
ロッテのルーキー唐川が交流戦で巨人、阪神との“4番勝負”に臨む。10日に先発予定の清水がスライド登板するため、11日に先発予定だった唐川は13日の日本ハム戦（東京ドーム）に回る。楽天・田中との注目の10代対決は流れたが「スライドはそんなに気にならない。プロ初勝利の時もスライドだったし、縁起がいい」。
今後のローテーションも変更となり、交流戦では20日の巨人戦を皮切りに、以降は阪神、巨人、阪神の順で計4試合に投げることになる。人気球団のGT相手に快投すれば、フィーバーに拍車がかかるのは確実だ。甲子園登板なら昨年センバツ以来となるが「ヤジが凄そう。でも、盛り上がっている方が楽しい。球場の雰囲気、マウンドの傾斜を知っているのは多少強みになる」と“里帰り”を楽しみにしていた。
試合開始10分前と突然のドタバタ中止劇に、楽天野村監督がロッテを「逃げたな」とチクリとやった。さらに「今日は（降水確率が）90％なんだろ。そんなの100％と一緒だろ」と言い放った。9日にはロッテのバントシフトに「古いよ。1世紀前の野球だ」と批判したが、この日の中止劇で再びノムさんが“舌好調”となった。
伏線は3週間前だった。4月17日の千葉マリンは、この日以上に雨が降り続いていた。しかし3連勝を狙ったロッテ側は強行開催。結果はエース岩隈が好投し勝利した。「楽天は重馬場に強いんだよ」と野村監督はコメントした。今回は一転して開始直前の中止発表。「ファンは大丈夫なのか？怒ってたぞ！無視なのか？」とファンを気遣う余裕すら見せた。
急な予定変更にも慌てる様子は見せなかった。先発が前回3日に3回4失点KOされたドミンゴだっただけに「黒星1個、得したな」と挑発した。日本ハムが敗れたことで、戦わずして単独2位に浮上。9日までの11日間で10試合とハードな日程をこなしたこともあり、選手にはいい休養日となった。「楽天に運が向いてきたな」。ノムさんは雨空を見上げながら、ほくそ笑んでいた。
ロッテ・バレンタイン監督がノムさんの“口撃”に応戦した。10日楽天戦（千葉マリン）が試合開始10分前の午後1時50分に雨天中止となった。すでに観客が入り、試合前セレモニーも終了していただけに、唐突な感はあった。橋本が出場選手登録抹消されるなどケガ人続出だけに、ロッテには恵みの雨ともとれる中止。楽天野村監督の「逃げたな」発言を知ってか知らずか、バレンタイン監督はすぐに憶測を否定した。
皮肉たっぷりに野村監督に言い放った。9日の試合についても怒りの発言だ。0−2で迎えた4回無死一、二塁から楽天山下のバントが、バントシフトの投手と三塁手の間を抜けて左前へ転がり、適時打となるミスを犯した。一、三塁手が前進守備で遊撃手が三塁に入る併殺シフトだったが、裏目に出た。これについて野村監督が「1世紀前のプレー」と批判した。
そう言い残すと足早に監督室に消えた。11日は清水のスライド登板が決定。現在5連敗中とチーム状態は最悪だが、今度はグラウンドで反撃に転じる。
デビュー2連勝で勢いに乗るロッテ唐川侑己投手（18＝成田）が当初予定していた11日の楽天戦から13日の日本ハム戦（東京ドーム）の先発に変更される可能性が高くなった。ローテーションを守る投手起用が身上のバレンタイン監督だけに、この日先発予定だった清水のスライドを受け、13日以降に変更された。
唐川は4月26日のプロデビュー戦のソフトバンク戦も、雨天中止によるスライド登板（当初は25日）だった。「縁起いいんじゃないですか。そんなに気にしないで臨みたい」と話した。これによりローテ通りに登板すれば、交流戦では今月20日の巨人戦、28日の阪神戦での先発が有力。「巨人、阪神と対戦するなんて不思議な感じですね。巨人は小学生の頃テレビでよく見ていました。阪神は応援がすごそうですね。高校時代に甲子園のマウンドに立っていることはプラスになるかもしれない」と楽しみにしていた。
楽天戦が雨で中止となり、11日に先発予定だった高校生ドラフト1巡目の唐川（成田高出）は13日の日本ハム戦（東京ドーム）に登板することになった。「（登板日変更は）そんなに意識していません」と唐川。また13日の登板後はセ・パ交流戦開幕試合となる20日の巨人戦（千葉マリン）、28日の阪神戦（甲子園）に先発することが濃厚になった。
雨天中止で思わぬ場外バトルのゴングが鳴った。まずは楽天・野村監督だ。試合開始10分前に中止が決定したことにかみついた。試合開催も可能と思われる千葉マリンの雨空を見上げると「お客さんは怒んないのか？“え〜”って言ってたぞ。ファン無視もいいところだ。逃げたな」と笑みを浮かべてベンチから引き揚げた。楽天側はロッテ先発の清水がブルペン投球していなかったことは情報収集済みだった。前日、ロッテのバントシフトを「古いよ。1世紀前の野球だ」と切り捨てた野村監督は、連敗中に加えて捕手不足などの事情で“敵前逃亡”したかのような中止決定を皮肉ってみせた。
一方、バレンタイン監督は「野村さんが中止にした方がいいと言っていた。正しい情報を持っているんでしょう」と真っ向から反論。さらに「1世紀前の野球」発言については「100年前のプレーを知っているのは確かに野村監督ぐらい」として“舌戦”に応じると「うちは4年前から使っているプレー。4年たって他球団がその解決法を見いだしたのだと思う」と説明した。
連勝中の楽天はこの日、日本ハムが敗れたため、戦わずして単独2位に浮上。バレンタイン監督の“反論”も何のその。余裕しゃくしゃくの野村監督は「いよいよツイとる。楽天に運が向いてきた」と、にんまりして球場を後にした。
ロッテのルーキー唐川侑己投手（18）が、交流戦開幕となる20日の巨人戦（千葉）に先発することが濃厚となった。10日、楽天戦（千葉）が雨天中止になったことで登板機会がずれ、大役が巡ってきた。
スーパールーキーが昨年のセ・リーグ覇者に立ち向かう。この日の中止を受け、先発予定だった清水が11日にスライド。11日に登板予定だった唐川は、13日からの対日本ハム3連戦（東京D）初戦に回ることになった。中6日での登板順を考えると、その次は20日。ビッグネームがずらりと並ぶ原巨人を、本拠で迎え撃つことになる。
クールな18歳は、巨人との対戦について聞かれると一瞬顔をしかめた。「長打もホームランもあってすごいバッターが多い」。小学生時代には東京Dに観戦に出かけたこともあるそうで、「子供のときからテレビで見ていた巨人と対戦するのは何か不思議な感じです」と、初々しく話した。
ここまで2戦2勝、防御率0.56と、高卒新人として記録的な快投。練習の合間に先輩の成瀬からチェンジアップのレクチャーを受けるなど、勝利に向けて貪欲だ。「周りから騒がれるのは嬉しいし、期待してもらうのも嬉しい。変な意味で重圧にならないよう、うまく味方につけられるようにしたい」大物食いで、スター街道を突き進む。
ロッテの橋本が10日、出場選手登録を外れた。9日の楽天戦の1回に本塁でのクロスプレーでフェルナンデスと激突し、「右足首捻挫」と診断されていた。ロッテは里崎も4日に右ひじ痛治療専念のため登録を外れており、1軍経験豊富な“スタメン捕手不在”に陥った。
ロッテは11日の楽天戦（試合開始午後1時）と18日のオリックス戦（同）に、川崎球場を本拠地にしていたオリオンズ時代の2選手のカードを千葉マリンスタジアムで入場者に配布する。11日は90年入団の小宮山悟投手、18日は88年入団の堀幸一内野手。いずれも先着1万人限定で各入場ゲートでプレゼントされる。
ローテーション通りなら、11日に楽天・田中との対戦が予想されていたロッテ・唐川。しかし、10日の試合が中止となり、予告先発の清水がそのままスライドとなったため、田中との十代対決はお預け。06年夏の甲子園の決勝再試合をテレビで見て、「すごい投手」と思っていた田中との対戦が流れたが、「自分は相手を意識するほどのレベルではないから」と至ってクール。デビュー戦に続いて、2回目のスライド登板が濃厚だが「気になりません」と落ち着き払っていた。