わたしはかもめ2008年鴎の便り(5月)

便

5月15日

北海道日本ハム6x−5千葉ロッテ(東京ドーム)

日本ハムが98年6月以来10年ぶりの2試合連続サヨナラ勝ちで3カードぶりの勝ち越し、貯金2とした。日本ハムは同点で迎えた9回1死二、三塁から、森本の自身2本目のサヨナラ安打となるタイムリー内野安打で試合を決めた。5人目・建山が昨年5月3日以来の白星で今季初勝利。ロッテは先発・成瀬が7回1/3、8安打、自己ワーストタイ5失点で降板。3人目・アブレイユが来日初黒星。チームは去年8月以来の2試合連続サヨナラ負けで、2カード振りの負け越し。借金今季ワーストタイの5となり最下位オリックスと1.5ゲーム差となった。

123456789R
千葉ロッテ0100120105
北海道日本ハム010020021x6x

ページトップ

5度目サヨナラ●、川崎投入失敗

2夜連続の系統失敗で今季2度目のサヨナラ負けを喫した。7回3失点の成瀬が8回に連打を浴びたところで降板。左の田中の場面で、前日打たれた川崎を投入したが四球でピンチを広げてしまった。3連投となる抑えのアブレイユも2点差を守り切れず痛恨の逆転サヨナラ。バレンタイン監督は「成瀬降板の場面は、打者が田中というより成瀬がいい投球ができないから代えた。川崎は試合前に本人が行けると話したので大丈夫と判断した」とぶ然とした表情で話した。

◇スタミナ切れ、成瀬8回降板

左腕エース成瀬の好投が報われなかった。初回から140キロ直球とチェンジアップを低めに集め、7回まで3失点ながら無四球の力投を見せた。だが8回にスタミナ切れ。「昨日嫌な負け方をしたので何とか止めたいという気持ちで最初から全力で投げた結果、後半変化球が曲がらなくなってしまった。ペース配分がうまくできなかった」と肩を落とした。日本ハム戦は昨年から6連勝と相性抜群。この日は勝敗がつかなかったため、次回登板で連勝を伸ばす。

西岡
「成瀬も頑張っていたので、何とかしたかった。昨日ああいう形で負けたのでリベンジしたかったが…。」(5回の今季4号を含む2安打2打点)

ページトップ

連夜の逆転サヨナラ負け、救援陣守りきれず[千葉日報]

千葉ロッテは競り負けた。西岡の中犠飛で先制するなど常に先手を取ったが、八回に2点差を追いつかれ、最後は3番手アブレイユがつかまった。日本ハムは9回1死から二、三塁とし、森本の内野ゴロの間に三走がかえり連日のサヨナラ勝ち。

◇前夜のリベンジならず

9回1死二、三塁。前進守備を敷いていた二塁手根元に転がった打球はボテボテだった。根元は懸命に打球に向かい本塁に送球しようとしたが、しっかりと握りかえることができなかった。千葉ロッテはこの日も救援陣が踏ん張れなかった。

先制機を逃し、何度もあった勝ち越しの好機をつぶした前日とは違い、2四球を絡め1死満塁とした2回に西岡の中犠飛で先制。序盤から主導権を握ったが、先発成瀬が不調。先手を取りながらすぐに追いつかれる苦しい展開となった。

8回、連打を許し成瀬が降板しマウンドに立ったのはバレンタイン監督が「試合前に話して十分できると判断した」と自信を持って送り込んだ川崎。しかし、打者を仕留めることができず四球。前日同様に走者を出し、さらに代わったアブレイユは簡単に中前打を許し2点差を追いつかれてしまった。

5回に4号ソロを放った西岡は「前日に嫌な負け方(逆転サヨナラ負け)をしたので、リベンジがしたかった」と口びるをかんだ。

ページトップ

ボビー浮かぬ顔…“新・勝利の方程式”に威圧感なし[夕刊フジ]

◇今季8度目の継投失敗

どうにも逃げ切れない…。15日、日本ハム戦でロッテが5−6のサヨナラ負け。負けパターンでも最もダメージが残る惨事は今季5度目だ。

「(報道陣の)皆さんは、選手にどういう気持ちを持っているか分からない。信じていないかもしれない。だがコチラは違う。力を信じて使ってるんだ」。試合後の東京ドームの通路でバレンタイン監督が声を荒らげた。8回に2点のリードを追いつかれ、9回1死二、三塁で日本ハム森本の内野安打でジ・エンド。連夜のサヨナラ負けに指揮官の顔は真っ赤だ。

先発が粘投もリリーフ陣が辛抱しきれずガタガタッ。このパターンが定着した感すらある。原因は“勝利の方程式”の不成立。今季は45試合を消化した時点で継投失敗での負けが8度だ。これでは上位には食い込めない。

昨季までリーグ屈指の防御力を誇った薮田、藤田、小林雅のYFKがそろって流出。今季はシコースキー、アブレイユの助っ人に3年目左腕・川崎、2年目右腕・荻野で“新・勝利の方程式”の構築を狙ったが、いまだ果たせず。なぜか。その理由は“顔”だ。

「昨季までいた藤田には内角攻めでよくノケぞらされて、ニラみつけたらアイツは逆にニヤリと笑ってきた。コッチの腰が引けたもんだけど今は怖くない。ひとニラみしたら向こうが引いてくれるからね」(某パ球団主力選手)

要するに打者を封じる“顔”の威圧感がないということ。とはいっても、この威圧感を身につけるには一朝一夕では無理。長い戦いの経験と怯まぬ度胸で会得していくものだ。バレンタイン監督にしてみれば、その実践期間として割り切るしかないだろうが、交流戦を目前にして借金5。その代償は決して小さくはない。

ページトップ

ロッテ、村田兆治、オリックス戦で“復活”[スポニチ]

16日に千葉マリンで行われるロッテ−オリックス(午後6時15分開始予定)で1988年に特別版としてつくられた、通算215勝投手のロッテOB、村田兆治投手のビックリマンシールが先着1万人にプレゼントされる。成瀬善久投手のバージョンとセットで共に非売品。オリオンズ、マリーンズファンにはちょっとしたお宝シールになりそうだ。各ゲートで入場の際に配られる。

ページトップ

ハイペースで燃料切れ?ロッテ・成瀬が自己ワーストタイ5失点[サンスポ]

成瀬が5回に鶴岡に2ランを浴びるなど自己ワーストタイの5失点で8回途中降板。「最初から飛ばしたので、最後は変化球が曲がらなくなった。ペース配分がうまくいかなかった」。黒星はつかなかったが、チームは2日連続のサヨナラ負けで借金5。「前日の悪い流れを断ち切りたかったが…」と悔やんだ。

アブレイユ
「高めの直球を投げようと思ったが甘く入った。チームに貢献したかったが…。」(森本にサヨナラ打を喫し)
バレンタイン監督
「いつもと違った。燃料切れという感じだった。」(5失点の成瀬に)

ページトップ

成瀬2年ぶりの5失点でサヨナラ負け[スポニチ]

ロッテは西岡の4号ソロなどで3度もリードを奪いながら、成瀬が2年ぶりとなる自己ワーストの5失点。救援陣も崩れ、連夜のサヨナラ負けで今季最多タイの借金5となった。YFKが抜けた影響か早くも今季5度目のサヨナラ負け。繰り返される救援陣の不安定な投球にも、バレンタイン監督は「十分できると判断し、信頼して起用している」と立ち直ることを期待していた。

ページトップ

成瀬「簡単に打たれた」と反省…ロッテ[報知]

ロッテの成瀬は打線が援護してくれた直後の失点を繰り返した。2回は小谷野に2ストライクからの3球目を同点打され、5回は9番の鶴岡に2ランを許し「せっかく2度リードしてくれた後、すぐに追いつかれた」。8回も鶴岡に許した中前打からピンチを招いて降板し「簡単に打たれた」と反省した。

ページトップ

ロッテ・成瀬は反省のマウンド、バレンタイン監督「燃料切れ…」[サンスポ]

ロッテ・成瀬は打線が援護してくれた直後の失点を繰り返した。2回は小谷野に2ストライクからの3球目を同点打され、5回は9番の鶴岡に2ランを許し「せっかく2度リードしてくれた後、すぐに追いつかれた」。8回も鶴岡に許した中前打からピンチを招いて降板し「簡単に打たれた」と反省した。いずれも避けられた失点ばかり。バレンタイン監督は「いつもの成瀬ではなかった。最後は燃料切れという感じ」とガッカリだった。

井上投手コーチ
「制球がなかった。勝負どころで甘くなった。」(成瀬に)

ページトップ

連夜のサヨナラ敗因たくさん[ニッカン]

2夜連続の“逆転”サヨナラ負けを喫した。8回に同点に追いつかれ、5−5で迎えた9回裏1死二、三塁から森本に内野安打を打たれた。バレンタイン監督は「敗因はたくさんあった。だが、私は選手を信頼している」とまくしたてた。先発成瀬は2点リードの8回途中で降板したが、川崎−アブレイユの継投で守りきれなかった。

ページトップ