わたしはかもめ2008年鴎の便り(5月)

便

5月17日

千葉ロッテ12−7オリックス(千葉マリン)

ロッテは今季2度目の先発全員安打で今季最多の12得点を挙げ、連敗を3、オリックス戦の連敗を4で止めた。ロッテは6点を追う2回、今江のタイムリーなど打者11人の猛攻で逆転。6点差の逆転勝利は、04年7月31日西武戦の7点差逆転勝利以来。2人目・神田が06年8月以来の勝利。オリックスは今季6度目の2桁失点、連勝が3でストップ。打線は2回までに6点を挙げるが、先発・オルティズが7失点。2人目・吉野が2敗目。なお、ローズが9回に審判への暴言で自身のプロ野球記録を更新する通算13度目、今季2度目の退場となった。

123456789R
オリックス2410000007
千葉ロッテ07200201x12
今江
「やっとここ(ヒーローインタビュー)に立てました。嬉しいです。まず、ファンの皆さん僕達を信じて応援してくれて有難うございます。今日の試合前に監督がミーティングでどんな場面でもベストなピッチング、スイングを皆でしようと誓ったので、いい形になって本当に良かったです。自分自身のバッティングも、だいぶ良くなってきているので、この調子でこのまま行きたいです。今いる位置は関係ありません。シーズンの最後には必ず1番上にいます。明日の試合も頑張ります。」(2安打3打点)

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ロッテ6点差逆転、4年ぶり最下位免れた

ロッテ今江がヒーローインタビューで言ってのけた。「負ければ最下位転落でしたね」の問いに、堂々と「そこで負けないのが強いチームなんです!」と声を上げた。「今いる位置(5位)は関係ありません。最後は上に行きます」。先発小野が乱調で2回までに6失点。前日16日も渡辺俊が2回までに8失点して大敗しているだけに、嫌なムードが漂った。

しかし、この日は違った。2回に4安打と相手のミスなどで一挙7点で逆転。その後も得点を重ね、計12点と打ち勝って連敗を3でストップさせた。試合前のミーティングで、バレンタイン監督が「こういう状況だが、諦める必要はない。ベストなピッチング、ベストなバッティングをしよう」とナインの語りかけた。2安打3打点の今江は「みんなでベストを尽くそうと誓い合っていたし、最下位の危機といっても試合になったら関係ない。強い気持ちを持って集中してプレーしました」。最下位に転落すれば04年5月以来だったが、同年7月以来となる6点以上のビハインドを逆転した。

転落は免れたが、2試合連続で先発の序盤KOは今後の巻き返しに向けて不安が募る。小野の投球について、バレンタイン監督は「小野の投球は悪い要素だった。しかし、今日はほかにたくさんいい点があったので、いい点について話したい」と、中継ぎや打線をほめた。先発連続KOと大逆転劇。今後のロッテには、どちらが影響していくのだろうか。

小野
「チームに申し訳ない。投球内容が悪すぎてコメントが出てこない。」(2回途中6失点KO)

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負けたらビリのロッテ、6点差逆転勝ち[スポニチ]

今季初のお立ち台でロッテ・今江の声が弾んだ。負ければ04年5月31日以来、4年ぶりに単独最下位に転落する危機。2本の適時打で3打点のヒーローは、6点差をはね返しての大逆転勝ちに「そこで負けないのが強いチームなんです。シーズンが終わったら必ず1番上にいます」と胸を張った。

今江だけじゃない。全員が泥くさく、必死につないだ。6点を追う2回、4安打に四死球、2つの敵失にもつけ込んで一挙7点。同点に追いつかれた3回は3連打などで2点を奪って突き放した。試合前の緊急ミーティング。バレンタイン監督の「1球1球に集中してベストを尽くそう」の猛ゲキに一丸となった。小野が1回2/3で6失点KO。2試合連続で先発が2回持たず降板も、諦めずに食らいつき先発全員安打で、いずれも今季最多となる15安打12得点。中継ぎ陣も懸命につないで4回以降はゼロを並べて連敗を3で止めた。

今季4試合目の観戦となった重光オーナー代行も「勝てて良かった」と安堵の表情。指揮官も「決して諦めない姿勢を持つチーム」とナインを称えた。まだ5月。目の前の試合を粘り強く戦い、反攻の道を切り開いていく。

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最下位はイヤ打!ロッテ、0−6から1イニング7点で逆転[サンスポ]

ロッテが2回までで6点のビハインドを跳ね返した。今季最多の15安打12得点で大逆転。04年5月31日以来、4年ぶりの単独最下位の危機を免れた。

ワッショイ、ワッショイ、お祭り騒ぎのベンチ。3回に中前へ勝ち越し打を放つなど2安打3打点で、今季初のお立ち台に上がったのは今江だ。

「どんな場面でもベストのピッチング、ベストのスイングをしようとみんなで誓っていました」。試合前の緊急ミーティングで、バレンタイン監督が選手達に語りかけた言葉をそのまま、引用してみせた。

大逆転の立役者には、家族の強力サポートがあった。家では優しいパパとして、2歳の息子とトスバッティングをして遊んでいる。そんな時、プラスチックのバットを振る息子を見て「こんなボールの見方もあるんだ」と、ふと気づきヒントにした。無邪気に笑う息子を思いだし、打席では余計な力が抜けていた。

試合後、ヒーローだけがもらえるチームのキャラクターのぬいぐるみ「ヒーローマー君」はもちろん、息子にプレゼントした。

「今いる位置は関係ない。シーズンが終わってから見ていてください。必ず1番上にいます」。順位はまだ5位。それでも今江がナインの思いを力強く代弁した。

データBOX
ロッテが2階表終了時0−6から逆転勝ち。ロッテの6点以上ビハインドからの逆転勝利は、04年7月31日の西武戦で5回表終了時の7点差(1−8→9x−8)を逆転して以来4年ぶり。また、2回裏に7得点。チームの1イニング7得点は、昨年9月20日ソフトバンク戦(2回裏に7点)以来。
バレンタイン監督
「試合前、選手達に『諦めずにベストを尽くそう』と話したが、それを実践してくれた。」
金澤
「試合に勝ててよかった。投手の良い球を引き出していい感じで打ち取れた。」(3打点と活躍)

◇神田が2年ぶり勝利

神田が2回途中から先発の小野を救援。2回1/3を3安打1失点で、2年ぶりの勝利を挙げた。2回2死一塁の場面でマウンドに上がり「自分の投球をすれば抑えられると思った」と後藤を二ゴロに打ち取った。ウイニングボールは6月下旬に出産を控える夫人に「お守り代わりにあげたい」と顔をほころばせた。

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最下位イヤだ!ナイン一丸12点…ロッテ[報知]

大量リードを許しても、ロッテナインはひるまなかった。2回表を終わって0−6。しかし、その裏だ。1安打2四死球で無死満塁とすると、ベニー、今江、金沢の3連打で塁上の走者が続々と生還。マウンド付近に打ち上がったズレータの飛球を三塁手の北川が落とすタイムリーエラーも飛び出して、スコアボードに「7」を刻む大逆転だ。

3回表、追い付かれたが、また打線に火がつく。早川、ベニー、今江の3連打ですぐに勝ち越し。負ければ4年ぶりに最下位に転落するピンチを、今季初の先発全員、今季最多の15安打、12点ではねのけた。2安打3打点でお立ち台に上がった今江は「(最下位ピンチで)そこで負けないのが強いチームなんです!」と逆襲を宣言だ。

試合前の練習が終わった直後。選手全員がロッカー室に集められた。バレンタイン監督が「決して諦めるな」「どの1球にもベストを尽くせ」と、10分にわたって熱っぽく訴えた。指揮官が復帰後、あまり行われていなかった全体ミーティングで、選手の気持ちは奮い立った。6点差以上をひっくり返したのは、04年7月31日の西武戦(千葉)以来4年ぶり。指揮官は「このチームは諦めない姿勢を持ち続けている。まさに今日、それを出してくれた」とたたえた。

データやコンディションなどに応じて柔軟に打順を入れ替えるのがロッテ打線の特徴だが、この試合では7、8番にベニー、今江を入れた。里崎、橋本らに代わってマスクをかぶる9番・金澤も打撃好調。今江が「8番や9番が多い僕が塁に出れば上位に回る。つなぐ気持ちを変えないようにしています」と言うように、パンチのある下位打者が強引に引っ張らず、つなぎ役に徹したことで上位につながり、打線に勢いがついた。

重光昭夫オーナー代行も観戦した“御前試合”で猛攻を披露し、連敗を3で止めた。この勢いに乗り、上位浮上を狙っていく。

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今江のコーチは2歳長男!?[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(24)は、2歳の長男から打撃を教わった?この日は2安打3打点と大活躍。前日16日も3号ソロを放つなど打撃の調子が上がってきた。今江は「少し前まで構えた時に窮屈に感じていたので、ボールの見方を変えたんです。トス打撃を打つ延長だと考えるようにしました」と説明した。悩んでいる間は自宅で長男と遊んでいるときも、打撃のことが頭から離れなかった。「息子がおもちゃのバットでボールを打つ姿も、ヒントになりました」。この日の試合後は、観戦に訪れていた“名コーチ”にマスコットのぬいぐるみをプレゼントしていた。

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勝ち越し打のロッテ・今江、愛息から復調のヒント得る[サンスポ]

6点差逆転勝利の乱打戦で、ロッテ・今江の勝負強さが光った。2回、1−6から2点二塁打、さらに7−7の3回には勝ち越し打。8番打者は「いい形で上位に回そうと意識した」と胸を張った。

下位で得点源になっていた男は一時、調子を落としていた。抜け出すため、映像で構えの研究を重ね、スイング量も増やした。さらに息子とプラスチックのバットで遊んでいるとき「こうやったほうがボールを見やすいかなと思うことがある。子供からヒントを得た」。復調の陰には意外な要因もあった。

神田
「おまけです。」(2季ぶりの勝利)

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2回一挙7点!6点差逆転!連敗ストップ…ロッテ[報知]

ロッテが連敗を3で止めた。0−6の2回無死満塁から3連打と2失策で7点。同点とされた直後の3回は今江の中前打などで2点を勝ち越し、その後も加点。15安打12点はともに今季チーム最多。神田が2季ぶり勝利。

勝負強さが光った今江。2回、1−6から2点二塁打、さらに7−7の3回には勝ち越し打。「いい形で上位に回そうと意識した」と胸を張った。

一時、調子を落としていた今江、息子とプラスチックのバットで遊んでいる時「こうやった方がボールを見やすいかなと思うことがある。子供からヒントを得た」思わぬとこで復調の切っ掛けをつかんだ。

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小野も2回持たずKO[ニッカン]

ロッテの先発投手が、2試合続けて2回も持たなかった。小野晋吾投手(33)が先発するも、1回に3安打で2点を失った。さらに2回表にはローズの11号2ランなど5安打を浴びて1回3分の2で降板した。前日16日には渡辺俊が1回3分の1で8点を失ってKOされた。高卒ルーキーの唐川が3勝を挙げて注目されているが、これまでロッテを支えてきた投手陣が散々な結果になっている。

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