5月27日5月27日ロッテのルーキー唐川侑己投手（18）がアニキとの真っ向勝負を誓った。28日の阪神戦での先発が濃厚で、この日は甲子園でランニングとキャッチボールで約1時間半汗を流した。昨春のセンバツ以来約1年2ヶ月ぶりにマウンドに上がり感触も確かめた。「センバツの時より傾斜があるような気がする。まだ高校球児が抜けていないから嬉しいですね」と、マウンド上でVサインをつくっておどけた。
だが、阪神打線の話題になると表情は一変。「そうそうたるメンバーですけど、まずは1、2番を出したくない」。さらに金本が警戒を強めていることを報道陣から伝え聞くと「そう思ってもらえるのはありがたいです。勝負するからには大打者も1年目も関係ないので、しっかり向かっていく気持ちで行きたい」と口元を引き締めた。
前回登板の巨人戦は5回途中で13安打6失点KOされた。「自分では気づかないところで疲れていたのかなと思って、この1週間は練習量を落として調整しました。今日のキャッチボールの感覚はいいですね」と状態は万全だ。井上投手コーチも「変に力まなければ大丈夫。7回まで試合をつくってくれれば」と期待を込めた。肝っ玉ルーキーがチームの連敗を止める。
前日26日に急性胃腸炎のため登板回避した清水が27日、チームと共に大阪へ移動した。発熱などの症状も治まり、状態は安定しているという。井上投手コーチは「明日の状態を見てみないと何とも言えない」と話した。体調に問題がなければ、次回登板は先発ローテの順番を入れ替えて前倒しする可能性も出てきた。
ロッテのルーキー唐川が思い出の甲子園で新人単独トップの4勝目を狙う。28日の阪神戦に先発予定の右腕はチームでただ1人、休日を返上して甲子園で調整。昨年センバツ以来の“里帰り”となる聖地を独り占めした右腕はマウンドの感触も確認。Vサインする余裕まで見せた。「（新装甲子園は）結構変わっている。マウンドもちょっと傾斜が急になったかなと感じました」。前回20日の巨人戦は4回2/3、6失点でプロ初KO。中7日となる今回は力んで乱した投球フォーム、苦手のクイック投法を修正しつつ、疲労回復へ軽めの練習メニューに切り替えて調整してきた。相手は好調・阪神。猛虎ファンの大声援も気になるが「いい経験。楽しみたい」と意気込んだ。
ロッテ・唐川侑己投手（18）が、虎狩りで最下位のチームを勢いづける。成田高時代に2度、センバツに出場した唐川は28日の阪神戦に凱旋先発。27日は、甲子園で約1時間の調整を行った。快調にセ首位を走る猛虎打線の中、赤星、平野の1、2番に要注意マーク。2人の足攻を封じ込め、聖地での勝利をつかむ。
昨年のセンバツ以来の甲子園。「（改装されて）結構、変わったような気がします」という印象を語った後にはマウンドの感触も確めて、4勝目への近道を明かした。「阪神はそうそうたるメンバー。1、2番が出てから、というのがパターンなので出したくない」金本ら勝負強い中軸は当然だが、その前に好機をおぜん立てする快足コンビに強い警戒心を示した。
赤星の15盗塁と出塁率4割3分5厘は共にセ・トップ。平野も5盗塁を決めるなど、塁に出せばうるさいことこの上ない。「安打を打たれることはあるけど、極力塁に出さないようにしたい」もともとゆったりしたフォームのため、セットポジションでの投球には課題も多い。四球など、無駄な走者を背負わないことに全神経を傾ける構えだ。
前回登板の20日・巨人戦（千葉）では4回2/3で13安打6失点KOされ、プロの洗礼を浴びた。この1週間は、練習量を抑えめにし、再び調子を上げてきた。「今日のキャッチボールの感触も悪くない。投げるからには勝ちたいです」。チームは今季最多の借金10というどん底。その右腕で、何とか事態を好転させたい。
06年と07年のセンバツに連続出場。2年生エースとして臨んだ06年は、初戦で小松島（徳島）を5安打10三振で完封し鮮やかな全国デビュー。2回戦で、神港学園（兵庫）に4盗塁を許すなど0−2で敗退した。3年春は1回戦で広陵（広島）と対戦。中指の爪が割れた状態で154球の熱投を繰り広げたが、延長12回1−2で惜敗した。
アニキと真っ向勝負だ！！28日の阪神戦（甲子園）に登板予定のロッテ・唐川侑己投手（18）＝成田高出＝が27日、甲子園球場を“独り占め”して調整練習。金本知憲外野手（40）との対戦に、「向かっていく気持ちで投げたい」と闘志を燃やした。
金本が対戦を熱望していることを聞いた唐川の表情が引き締まった。「ありがたいです。勝負するからには大打者も1年生でも関係ない」。
この日はオフ返上で高校球児の聖地を独占。約1時間、キャッチボールなどで汗を流した。最後は高3のセンバツ以来のマウンドで記念撮影。Vサインで締めくくり、普段はポーカーフェースの18歳が無邪気に喜んだ。
デビューから4戦4勝を狙った前回20日の巨人戦（千葉マリン）は、黒星こそつかなかったが13安打6失点で5回途中降板した。高3のセンバツは1回戦で広陵（広島）に延長12回を投げきったが、1−2で敗退。悔しい思いは2度としたくない。甲子園で勝利のVサインを決める。
「マツダオールスターゲーム2008」（7月31日＝京セラドーム大阪、8月1日＝横浜）の開催要項が27日に都内ホテルで発表され、選手選抜方法に初めて「選手間投票」が導入されることになった。従来のファン投票、監督推薦に加えて実施されるもので、12球団の全支配下選手が自チーム以外の選手（セ9ポジション9人、パ10ポジション10人）に投票し、両リーグ各ポジションの最多得票選手に球宴出場資格が与えられる。
通常のファン投票も従来通り実施され、ファン投票と選手間投票を合わせて各チーム28人に足りない部分が監督推薦での出場枠となる。コミッショナー事務局の長谷川事務局長は「選手が投票すれば、本来のスター選手の集まりになる。選手会も大歓迎だった」と導入の経緯を説明した。
会見に出席した日本ハム・ダルビッシュは早速投票を済ませ「こういうのを考えるのは好きなんでスラスラといきました」と話した。巨人小笠原も「新しい試みは非常にいいこと。どんどん刺激を入れてみんなが楽しんでくれればいいと思う」と歓迎の意向。人気投票の要素が強いファン投票だけでなく、実力を知る選手達がメンバーを選ぶことによって「夢の球宴」に新たな一面が加わることになりそうだ。
プロ野球のオールスターゲーム運営委員会は27日、「マツダオールスターゲーム2008」の開催要項を発表した。第1戦は7月31日午後6時10分から京セラドーム、第2戦は8月1日午後6時10分（雨天などによる予備日の場合は2日午後5時）から横浜で開催される。今季から自動車メーカーのマツダが特別協賛する。
出場選手の選出は従来のファン投票、監督推薦に加え、初めて「選手間投票」を実施。12球団の支配下選手が自球団を除く選手に投票し、各ポジションの最多得票選手が出場する。ファン投票は今月31日から6月29日まで、公式戦開催球場などに設置された公式投票用紙、官製はがき、インターネット、携帯電話などで受け付け。ファン投票、選手間投票の結果発表は7月7日。
各試合前に実施する「ホームランダービー」は、初めて出場選手（セ、パ各2人）を公式サイト内でファン投票を実施して決める。出場資格はオールスター選出選手のうち、昨季20本塁打以上または7月14日時点で今季10本塁打以上に限られ、見応えのあるアーチ合戦が期待できそうだ。
ファン投票、入場券など詳細は、マツダオールスターゲーム2008公式サイト、日本野球機構。
ロッテの新人唐川が27日、甲子園で練習し、登板が予想される28日の阪神戦に向け「足が速い1、2番は走者に出したくない」と赤星、平野の機動力を警戒した。
前回の巨人戦ではプロで初めて打ち込まれ、その一因にはクイック投法のつたなさがあった。「継続してやってきた」と言うように、この1週間も弱点の克服に努めた。
だが、一朝一夕に身に付くものではないだけに「走者が出たら出たで考える。どんな時も自分のベストピッチングを求めたい」と唐川。不安があるからこそ、千葉・成田高時代にも踏んだマウンドには自然体で臨む。
今年のオールスターのメンバー選出では、選手が選手を選ぶ「選手間投票」が実施される。12球団の支配下登録選手全員が自チーム以外の選手へ投票し、ポジションごとの最多得票選手に出場資格が与えられる。普段しのぎを削り合うライバル達が、どういったラインアップを選ぶのか注目される。過去の球宴では、特定の球団、選手に票が集中することがあった。15年ぶりに仙台で開催した昨年は、発表当時は5位だった地元の楽天から2軍調整中の選手を含めて8人が選ばれた。
ファン投票は人気面が大きく影響するが、実力を肌で感じている選手同士がメンバーを決めることで、新たな一面が加わりそう。コミッショナー事務局の長谷川事務局長は「選手が投票すれば、本来のスター選手の集まりになる。選手会も大歓迎だった」と語った。
巨人の小笠原は「（ファン投票と）どちらでも選ばれたい」と楽しみな様子。日本ハムのダルビッシュは「ファン投票では、田中君（楽天）がいて難しいと思う。選手間投票での選出を目指す」と冗談交じりに話した。
ファン投票を最優先にすることは変わらないが、球宴の価値、選手への栄誉が増す意義深い試みとなる。
プロ野球オールスターゲーム運営委員会は27日、今年のマツダオールスターゲームの開催要項を発表した。第1戦は7月31日（木）に京セラドーム大阪で、第2戦は8月1日（金）に横浜スタジアムでいずれも午後6時10分から行われる。ファン投票は31日に始まる。
選手選出は従来のファン投票と監督推薦に加え、今年から支配下選手全員による「選手間投票」を初めて実施する。ファン投票1位と重複した場合は2位からの繰り上げ選出は行わず、その枠は監督推薦枠に移行される。セ、パ各リーグは28人でチームを編成。昨年の優勝チームのセ・原（巨人）、パ・梨田（日本ハム）両監督が指揮を執る。試合は9回打ち切りとし、指名打者制を採用する。
ファン投票の締め切りは6月29日で、最終結果発表は選手間投票とともに7月7日に行われる。同14日に監督推薦を含む全陣容が出そろう。
ファン投票方法は
がある。入場券は第1、2戦とも6月14日から先行予約が始まり、7月19日からは電子チケットぴあなどで一般発売される。
オールスター戦についての一部情報、投票などについてはマツダオールスターゲーム・ホームページ（http://allstar.msn.jp/）日本野球機構ホームページ（http://www.npb.or.jp/）など。
今年のオールスター戦の練習中や試合前イベント時に限り、セ、パそれぞれで特別ユニホームを着用することが発表された。セは緑色、パは水色が基調で、リーグ名が胸に刻まれる。
また、本塁打競争の出場選手もファン投票で決めることになった。球宴出場予定選手から
のいずれかの規定を満たす選手が対象となり、球場別に各リーグから2選手ずつ選出される。
今年のオールスターのメンバー選出では、選手が選手を選ぶ「選手間投票」が実施される。
12球団の支配下登録選手全員が自チーム以外の選手へ投票し、ポジションごとの最多得票選手に出場資格が与えられる。普段しのぎを削り合うライバル達が、どういったラインアップを選ぶのか注目される。
過去の球宴では、特定の球団、選手に票が集中することがあった。15年ぶりに仙台で開催した昨年は、発表当時は5位だった地元の楽天から2軍調整中の選手を含めて8人が選ばれた。
ファン投票は人気面が大きく影響するが、実力を肌で感じている選手同士がメンバーを決めることで、新たな一面が加わりそう。コミッショナー事務局の長谷川事務局長は「選手が投票すれば、本来のスター選手の集まりになる。選手会も大歓迎だった」と語った。
昨季の両リーグの最優秀選手、小笠原（巨人）とダルビッシュ（日本ハム）が会見に出席。小笠原は「（ファン投票と）どちらでも選ばれたい」と楽しみな様子。ダルビッシュは「ファン投票では、田中君（楽天）がいて難しいと思う。選手間投票での選出を目指す」と冗談交じりに話した。
昨年の試合では、ダルビッシュが直球勝負で二ゴロに抑えた。小笠原は「自分が言うまでもなく、球界を代表する投手。対戦すれば、思い切って振りたい」。ダルビッシュは「去年は変化球を投げられる雰囲気はなかった。多分真っ直ぐだけになる」と、球宴ならではの真っ向勝負の再現を誓った。