わたしはかもめ2008年鴎の便り(5月)

便

5月28日

阪神4−5千葉ロッテ(甲子園)

ロッテが今季最多の15安打で4点差を逆転し昨年5月27日から甲子園3連勝。ロッテは4点を追う4回大松の8号2ラン、5回里崎の犠飛、今江のタイムリーで同点とすると、6回里崎のタイムリーで逆転。ロッテ先発・唐川は3回6安打4失点。2人目・久保が4回無失点で今季2勝目、交流戦最多の通算12勝目。荻野が4月23日以来の6セーブ目。阪神は金本が今季甲子園初の7号2ランを放つも連勝は3でストップ。2人目・江草が07年9月9日以来28試合ぶりの失点で06年7月16日以来の黒星。阪神の4点差逆転負けは07年4月19日の中日戦以来。

123456789R
千葉ロッテ0002210005
阪神1120000004
久保
「久し振りの勝利なので素直に嬉しいですね。今まで結果が出せていなかったので精一杯自分の力が出せるように頑張りました。今日はリリーフでの登板でしたが、与えられたチャンスの中で結果を出そうと思っていました。甲子園のマウンドは気持ちが良いですね。チームはなかなか波に乗れませんが、ここから何とか巻き返して行きたいですね。」(4回無失点の好リリーフ、今季2勝目)

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中継ぎ久保、交流戦トップ12勝

最下位に低迷するロッテ・バレンタイン監督がついに決断した。4失点の先発唐川を3回で諦め、4回からローテの一角・久保を起用した。短いイニングなら150キロを超える直球を投げる本格派だが、先発としては今季1勝3敗と乗り切れなかった。

そんな右腕の適正と、チームの現状を照らし合わせ、今季初めて中継ぎ起用した。25日の広島戦で4回1/3 5失点KOされたが、この日は別人。里崎は「完投を意識しない使われ方の方が、集中力が増すから久保には合っているかもしれない」と2試合を比較して評価した。今季最速の152キロ直球とフォークのコンビネーションで、セ首位の阪神を4回2安打無失点に抑え、チームの逆転勝ちを呼び込んだ。

今季低迷の一因に救援陣の不調が挙げられる。昨オフに小林雅、薮田、藤田の「YFK」が抜けた。若手を育てるために結果が出なくても使い続けてきたが、理想通りにはいかなかった。5点差以上の逆転負けがすでに3度あり、これは90年(3度)以来18年ぶりのこと。さらに7回以降の失点はリーグワーストの86点で、最少の日本ハムとは32点も開きがある。

昨年は先発投手わずか8人と12球団最少で、元々先発ローテを守る方針だが、それを崩してまで中継ぎを厚くした。久保は「強い球を意識しているのでまだまだです」と話したが、交流戦トップの12勝目をマーク。久保の起用法が浮上のカギを握りそうだ。

◇唐川3回KO、黒星はつかず

ルーキー唐川が甲子園で3回6安打4失点降板。しかし、味方が逆転したため勝ち負けはつかなかった。試合後は「左打者のインコースを投げ切れなかった」と反省点を口にした。初回2死二塁で迎えた4番金本には、初球、2球目とも逆球で外寄り直球を投げ、甘く入った2球目を右中間へ運ばれた。さらに2度目の対決となった3回無死一塁からは真ん中直球を左中間へ運ばれた。「本能的に甘く入ってしまった」とガックリしていた。

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唐川“里帰り”甲子園で4失点KO[スポニチ]

昨年センバツ以来の“里帰り”となった甲子園で、ロッテのルーキー唐川がプロ最短の3回4失点KO。チームの逆転勝ちで初黒星は免れたが、20日の巨人戦(千葉マリン)に続くKOに「調子は悪くなかったけど、左打者への内角に投げきれなかった。もう少し長く投げたかったけど…」とうつむいた。初回にプロ2個目の四球を与えるなど制球が今一つ。金本に打たれた先制打と2ランはいずれも直球が甘く入ったものだった。それでも徐々に復調の兆しは見せており、バレンタイン監督は「金本以外にはいい球が行っていた。そういう球をしっかり投げれば、これから多く勝てる」。唐川も次回先発予定の6月6日巨人戦(東京ドーム)でのリベンジへ気持ちを切り替えていた。

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ロッテ・久保が交流戦最多12勝目、4回無失点の好救援![サンスポ]

4回から登板の久保が4回2安打無失点と好投。通算最多の交流戦12勝目を挙げ、「強い球を意識して投げた。雨中の投球?気持ちよかった」。前回先発の25日の広島戦(広島)は5失点で5回途中降板。球数が少なかったため中継ぎでの起用に、バレンタイン監督は「スピードも乗っていて見事な投球だった」と絶賛した。

◇唐川、不完全燃焼…センバツ以来の甲子園

高校生ドラフト1巡目の唐川(成田高出)は、3回6安打4失点。3回に金本に2ランを許し、「左打者のインコースに投げ切れなかった。甘く入った」と悔やんだ。昨春のセンバツ以来の甲子園のマウンドだったが、「もう少し投げたかった」と不完全燃焼。

里崎
「自分が戻ってきてから、ようやく勝てた。」(6回に勝ち越しの右前適時打)
大松
「よく伸びてくれた。同じ左打者の金本さんの本塁打をお手本にさせてもらった。」(4回に8号2ラン)

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大嶺29日に今季初先発へ…ロッテ[報知]

ロッテの2年目・大嶺祐太投手(19)が28日、1軍に緊急合流。29日の阪神戦(甲子園)で今季初先発する可能性が浮上した。本来先発予定だった小林宏が、疲労性の右肩の張りを訴え、登板間隔を空ける必要が出てきたため。26日の広島戦(広島)を急性胃腸炎で登板回避した清水直も先発候補だが、体調面を考慮し、31日からの横浜2連戦(千葉)以降に回りそうだ。

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3回4失点!唐川最短KOも黒星消えた…ロッテ[報知]

唐川が顔色を失った。3回、金本に2ランを浴びた。「内角に投げ切れなかった」1回の中前適時打と同じく、甘い直球をとらえられた。

4回の打席で代打を送られ、プロ5戦目で最短の3回6安打4失点降板。「久し振りでも変わりなく上がれた」というものの、成田高のエースとして出場した昨年センバツ以来の甲子園は苦い味だった。だが、ルーキーのプロ初黒星を阻止しようと、チームが奮い立った。4、5回に2点ずつ奪い4点差を追いつくと、6回1死一、二塁から里崎が決勝の右前適時打。「自分が戻ってから勝ってなかったんで、勝ちたかった」という主将の一振りが18歳を救った。

唐川は初回、4試合ぶりの四球を与えるなど持ち前の制球力を欠いた一方で「球自体は悪くなかった」と手応えもつかんだ。洗礼を糧に、一回り成長する。

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唐川、不惑の金本に脱帽…先制打&2ラン[デイリー]

聖地・甲子園は、再び18歳右腕に試練を与えた。ロッテの唐川が自己最短KOの3回6安打4失点。4回は真っ向勝負を宣言していた金本に左中間への2ランを浴び、“着弾点”を見つめ続けた。決して表情を変えなかったのが、精一杯の意地だった。

初回1死。平野に与えた自身23イニングぶりの四球で、リズムを崩した。「左打者の内角に投げきれなかった。四球の影響?あります」。2死二塁から金本に中前に運ばれる先制打。そして4回の金本の2ラン。投じた3球全て、内角を狙った直球が甘く入ったものだった。

「もう少し投げたかったですね」。1年ぶりの甲子園。高校3年春、1回戦広陵戦で延長12回を戦い涙をのんだ。「一瞬静まりかえって相手が騒いで、不思議な感じ。スローモーションで映画みたいだった」。その時の甲子園の砂を選手寮に持ち込み、雪辱を誓った舞台での快投はならなかった。

だが、強運の男だ。打線は5回に今江の左前適時打などで同点に追いつき、黒星が消えて連勝記録は継続。6回に里崎の右前適時打で勝ち越し、チームは逆転で連敗を止めた。「いい球を投げていた。それを続ければ多くの勝ち星を挙げられる」とバレンタイン監督。聖地が与えた試練を飛躍の糧に、唐川が次の戦いに臨む。

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唐川、苦手クイックで失投…ロッテ[報知]

ロッテの唐川は黒星こそ免れたが、2試合連続の乱調。苦手のクイック投法で制球の不安定さが浮き彫りになった。

対金本が象徴的だった。走者を背負って浴びた1回の適時打と3回の一発は、ともに内角を狙った直球がシュート回転。「狙い過ぎた。内角を攻め切れずに甘く入った」と失投に肩を落とした。

ゆったりと振りかぶって投げる時と球筋の違いは明らか。早く投げようとするとどうしても体が開き、シュート回転する。ただセットポジションでの投球のマスターは容易でないだけに「これからは(走者がいないつもりで)割り切って投げることが必要になるかも」と苦肉の策を口にした。

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唐川3回4失点KOに反省[ニッカン]

ロッテのルーキー唐川が3回6安打4失点降板も、味方が逆転したため勝ち負けはつかなかった。試合後は「左打者のインコースを投げきれなかった」と反省点を口にした。初回1死二塁から4番金本に甘く入った直球を右中間へ運ばれると、3回無死一塁からは真ん中直球をバックスクリーン左へ運ばれた。バレンタイン監督は「金本以外にはいい球を投げていた。これくらいキチッと投げていれば勝負できる」と評価は変わらなかった。

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唐川、思い出甲子園でKOもロッテ逆転勝ち[サンスポ]

千葉・成田高3年生だった昨春のセンバツ以来となる甲子園のマウンドに唐川が立った。

「足の速い1、2番を出さないようにしたい」。だが、意識しすぎたためか、制球が定まらない。1回、1番の赤星は何とか遊ゴロに打ち取ったものの、続く2番の平野には四球を与えてしまった。その四球がきっかけで2死二塁から、金本に144キロの直球を中前に運ばれ、先制を許した。

さらに、3回無死一塁から、金本に直球で再び勝負を挑んだが、左翼席への2ランとなった。結局、4回の攻撃で打順が回ってきたところで代打が送られ、3回6安打4失点でKO降板となった。

前回登板の20日の巨人戦(千葉マリン)は、勝ち投手の権利を得るまであと1死のところで、3連打を浴び、13安打6失点で5回途中降板。黒星はつかなかったが、プロ野球記録のデビューから4戦4勝はならなかった。疲れの影響もあったため、これまでよりも走りこみの量やキャッチボールなどを少なめにしたが、疲労は完全には抜けなかった。

昨春のセンバツは1回戦で広陵(広島)に延長12回の末、1−2で惜敗。18歳右腕にとって、甲子園のマウンドは再び試練の場となったが、なんと打線が奮起して、最大4点差をひっくり返す逆転勝ち。やはり、このルーキーは何かを持っているようだ。

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唐川に負けるな!大嶺が今季初の1軍合流[スポニチ]

2年目のロッテ・大嶺が今季初めて1軍に合流した。キャンプは1軍で過ごしたが、開幕は2軍。ここまで、この日先発のルーキー唐川は3勝を挙げ、目標に掲げてきたプロ初勝利も先を越された。2軍では6試合で防御率1.11。役割は「まだ言われていない」と話すが、先発する可能性はある。「調子はいいので」と準備はできていることもアピールしていた。

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