ロッテが今季2度目の5試合連続2桁安打で快勝、借金を9に減らした。ロッテは1回、大松の9号3ラン、オーティズの4月10日以来となる3号2ランなどで、6点を先制、2回に大松のタイムリーで1点を追加した。先発・小林宏は8回1失点で3月28日オリックス戦以来の白星となる今季2勝目。自己ワーストの連敗を5で止め、ロッテ・久保、中日・川上に並ぶ交流戦通算最多タイの12勝目を挙げた。横浜は先発・ウッドが自己最短の2回、ワーストの7失点で、開幕から白星なしの4連敗。チームは今季7度目の3連敗で借金は今季ワーストの21。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
横浜 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテ | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 7 |
千葉ロッテが1回に一挙6点。相手失策に乗じて先制し、大松の9号3ランやオーティズの3号2ランで加点した。先発小林宏は1四球と安定した投球で8回1失点と好投し、3月28日オリックス戦以来の2勝目。横浜は先発ウッドの乱調で3連敗。
千葉ロッテの大松が1回に9号3ラン。1点を先制した後の1死一、二塁、「ストレート系のボール」を右翼席に運ぶ2試合ぶりの一発。「ゲーム前にみんなでここからいい形で連勝しようと誓い合っていた。みんなの気持ちが1つになり、初回からの大量得点につながったと思う」と喜んだ。しかし、2回の打席で安打を放った際、右肩に違和感を覚えて途中交代。病院には行かず、患部を冷やして様子をみる。
降り続く雨の中、右翼席のファンの大声援を背に千葉ロッテの小林宏が3月28日以来となる2勝目。8回1失点と復活を印象付けた右腕は「やっと勝ててよかった」。交流戦通算勝利数では同僚の久保、川上(中日)とトップに並ぶ12勝目となった。
4試合連続2ケタ安打と好調な打線が、この日も援護。1回に6点をもらい、相手打者の大味な打撃にも助けられていた。楽に投げられる要素はあったとしても、雨中という悪条件下で、制球力、特に抜けやすいスライダーを巧みに操るなど対応能力の幅広さが光った。「雨は全然気にならなかった。バッターだけに集中した」と四球は8回の先頭への1つだけだった。
好投の陰には里崎とのコンビ復活もあり「投げやすかった」。開幕投手を任されながらも不振が続いていた右腕は「きっかけにしたい」と巻き返しを誓った。
小林宏が8回6安打1失点で今季2勝目を挙げた。交流戦通算12勝となり、久保(ロッテ)、川上(中日)に並んで最多。「ストライク先行で投げることを意識した」とスライダーを軸に投球を組み立てた。3月28日のオリックス戦(千葉マリン)以来の白星で「やっと勝ててよかった。今まで迷惑をかけた分、取り返したい」と力強く話した。
大松尚逸外野手(33)=横浜戦(千葉マリン)の2回の打席で安打を放った際、右肩に違和感を覚えて途中交代した。病院には行かず、患部を冷やしながら様子を見る。
ロッテの小林宏がようやく長く暗いトンネルを抜け出した。雨の中、右肩の張りを訴えて中9日となった影響も感じさせずに8回6安打1失点。3月28日オリックス戦以来、実に64日ぶりの今季2勝目に笑みを浮かべることなく口元を引き締めた。
初の開幕投手を務めた3月20日の日本ハム戦。好投しながら右ふくらはぎの痙攣で降板し、全ての歯車が狂った。痙攣が“常習”でもあり、無意識に足をかばうことでフォームを崩し、球威も制球も不安定になっていた。昨季13勝3敗と1人で貯金10をつくった右腕が最近登板7試合で0勝5敗と悩み苦しんだ。その中で「また足をつってもいい」と開き直って快投。開幕戦以来となる里崎とのバッテリーも追い風になった。
交流戦トップタイの通算12勝目にも「次は最後まで投げきりたい。自分の借金4つも返さないと」。チームの浮上のカギを握る男が、力強く巻き返しを宣言した。
ロッテのエース小林宏が長いトンネルを抜け出した。3月28日のオリックス戦以来約2ヶ月ぶりとなる2勝目をマーク。「チームに迷惑ばかりかけてきたのでホッとしました」と、甘いマスクに久しぶりの笑みが浮かんだ。
雨をものともせず、初回から飛ばした。最速146キロの直球とスライダーで緩急をつけ、横浜相手に8回を6安打7K1失点。初回は大西、内川をキレのあるスライダーで空振り三振に仕留めると、5回にはビグビー、大西を外角直球で見逃し三振。テンポよくアウトを重ねた。
「小林宏ー里崎」バッテリーの呼吸もピッタリだった。これまで小林宏は「決め球がなかなか見つからない」と、自ら敗因分析していた。この日、開幕戦以来2度目のバッテリーを組んだ里崎は「スライダーが良かったから、それを主体に配球した」と、すぐに決め球を見抜いて安心感を与えた。小林宏は「今まで投げれば打たれてばかりで悩んだりもしたけど、今日は投げやすかった」と、頼もしい女房役に感謝した。
これで交流戦通算12勝目で、久保(ロッテ)川上(中日)に並んで首位に立った。だが「交流戦でたくさん投げてるからじゃないですか」とかわした。それよりも今季、初の開幕投手を務めながら2勝6敗の不甲斐ない成績に責任を感じている。「まずは借金4を取り返したい」と力を込めた。エースの復調がチーム浮上の原動力になる。
バレンタイン監督が会心の勝利で日米通算1500勝に王手をかけた。「打線はアグレッシブだし、小林もいい投球を見せてくれた」とご満悦。9回から、前回中継ぎで好投した久保を投入し、1回無失点の内容に「久保はリリーフとしても使えると思う」と太鼓判。1日は成瀬が先発予定で、一気にメモリアル白星を手に入れる。
ロッテ渡辺俊介投手が「てるてるボーイTシャツ」をプロデュースした。発端は4月13日の日本ハム戦後のお立ち台で、「てるてる坊主」を「てるてるボール」と言い間違えたところ、自身のブログに多くの問い合わせが寄せられ、そこから新キャラクター「てるてるボーイ」が誕生し商品化に至った。ここ数年、登板日やイベントが雨で中止になることが多い渡辺俊は「雨が降らないよう願いを込めて、このTシャツを着て欲しい」と話した。1日から球団オフィシャルショップなどで販売。白黒2色で各3500円。
ロッテ大松尚逸外野手(25)が、横浜1回戦(千葉マリン)の2回、第2打席でスイングした際、右肩に違和感を覚えたため大事を取って途中交代した。病院には行かずアイシング治療を行った。「癖になっているところだが、いつもより違和感が強かったので交代した。そんなに痛みはないし大丈夫です」と話した。1日の試合は当日の様子を見て決める。
「長かったですね」。そう話すと、ロッテ・小林宏の表情が少しゆるんだ。開幕投手の重責を担いながら、長く続いた不振。それを払拭する8回1失点の好投で得た、2ヶ月ぶりの今季2勝目だ。控えめな笑みには安ど感がにじんでいた。
序盤から最速146キロの直球とスライダーを軸に、凡打の山を築いた。その安定感は、捕手・里崎が「何で今まで勝てなかったのか分からない」と評するほどだ。
前回5月21日の巨人戦(千葉)から中9日のマウンド。その間、疲労性の右肩痛に襲われた。25日からの広島遠征ではノースロー調整を強いられ、予定された28日の阪神戦(甲子園)の先発を回避。それだけに「どうしても勝ちたかった」という強い思いが、降り続く雨をものともしない集中力を生み出していた。
バレンタイン監督の日米通算1500勝に王手をかける勝利で、交流戦の通算勝ち星は同僚の久保、中日・川上とトップに並ぶ12勝目。「迷惑ばかりかけてきたが、これをきっかけにしたい」。頼れる男の完全復活は、もう目前だ。
ロッテのエース小林宏之(29)が横浜打線を8回6安打1失点に抑え、3月28日のオリックス戦以来約2ヶ月ぶりとなる2勝目を挙げた。「チームに迷惑ばかりかけてきたのでホッとしました」と話した。最速146キロ直球とスライダーで緩急をつけ、女房役の里崎も「何で今まで勝てなかったのか不思議」と言うほどの安定感を見せた。これで交流戦通算12勝目で、久保(ロッテ)川上(中日)に並んで首位に立った。
ロッテ・小林宏が3月28日以来となる2勝目をマーク。交流戦通算勝利数では同僚の久保、川上(中日)とトップに並ぶ12勝目となった。
1回に6点をもらった。相手打者の大味な打撃にも助けられていた。楽に投げられる要素はあったにしても、雨中という悪条件下で、制球力、特に抜けやすいスライダーを巧みに操るなど対応能力の幅広さが光った。
好投の陰には里崎とのコンビ復活もあり「投げやすかった」。開幕投手を任されながらも不振が続いていた右腕は「きっかけにしたい」と巻き返しを誓った。
ロッテ・大松尚逸外野手(25)が5月31日、交流戦の横浜1回戦(千葉マリン)で2回の打席で安打を放った際、右肩に違和感を覚えて途中交代した。病院には行かず、患部を冷やしながら様子を見る。