わたしはかもめ2008年鴎の便り(6月)

便

6月1日

千葉ロッテ4−12横浜(千葉マリン)

横浜が今季3度目の2桁得点、12点を挙げ連敗を3で止めた。横浜は2回に金城の3号ソロで同点、4回に仁志の走者一掃3点タイムリー二塁打で加点。その後も吉村の12号ソロ、石井琢の1号2ランなどで加点。先発・那須野は6回6安打2失点で自身最多タイの4勝目、05年からのロッテ戦連敗を3で止めた。2人目の小林が3回を投げ自身初セーブ。ロッテは1回里崎の犠飛で1点を先制、11安打ながら12残塁で4得点のみ。先発・成瀬は今季最短の4回を5安打、自身初の押し出しを含む3四球5失点で3敗目。チームは再び借金10。

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投手陣もたず大敗、2発浴びた大嶺、変化球に課題[千葉日報]

千葉ロッテは投手陣が踏ん張れなかった。先発成瀬は、球が高めに集まり4回5失点で3敗目。2番手大嶺が2発を浴びるなど終盤に失点を重ねた。打線は6試合連続2けた安打を放ち9回に2点を返したが、2度の満塁を生かせなかった。横浜は3本塁打を放ち連敗を3で止めた。

大嶺が5月29日の阪神戦に続き中継ぎで登板し、3回2/3を投げ2本塁打を浴び4失点。変化球に課題を残した。

5回から2番手でマウンドに上がり、先頭の4番村田を144キロの直球で空振り三振に仕留めた。制球重視のためすべてセットポジションからの投球で直球は常時140キロ超。最大の武器に磨きがかかったところを見せた。

しかし、変化球は相手打線に通用しなかった。4イニング目の8回、「2死を取って気持ちが緩んだ。自分ではコースはよかったと思うが、バッターが上だった」と石井に初球のカーブをとらえられ2本目の本塁打を浴びた。バレンタイン監督は「もう1つでも効果的な球を覚えてくれれば」と、直球以外の球のレベルアップを求めた。

1軍戦では初の千葉マリンだった。「たくさん人が入っていて楽しかった。次は勝ちたい」。2年目右腕は、昨年4月30日以来の先発マウンドを目指す。

◇成瀬初の押し出し

千葉ロッテの成瀬は、初の押し出しで失点するなど制球力を欠いた。立ち上がりから球が高めに浮き、3回2死満塁で野球を始めてから「記憶にない」と言う押し出しで勝ち越しを許した。大量点を与えないようにと際どいコースを突いたことが、自らを苦しめる結果となってしまった。「もうちょっとアバウトに投げられればよかった」。昨季、唯一黒星を喫した横浜から今季も白星を挙げることができなかった。

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ロッテ2年目・大嶺を先発起用…ボビー苦脳の若手頼み[夕刊フジ]

勝負師として、忸怩たる思いだろう。セ・パ最下位対決となった1日のロッテVs横浜戦は、横浜打線が15安打の爆発で12点を奪い圧勝。第1戦で7−1と快勝したロッテとまさに痛み分けだ。

「ファームでは多くの試合に先発したし、様々な球種も投げている。必要なら先発してもらおうと考えている…」。試合後の監督室でこぼしたバレンタイン監督の言葉だ。実に11カードぶりの勝ち越しの期待を背負って先発した成瀬が、悪夢の4回5失点KO。そこで指揮官は次代を担う先発候補の大嶺を2番手で起用したが、こちらも3回2/3で4失点。交流戦中の先発起用を模索していた2年目右腕が伸び悩み。「今日はいい内容だったが、これからはもう1つでも効果的な球を覚えてくれれば、さらにいい投手になると思う…」と指揮官の顔もこわばるばかりだ。

育成、育成と言うが、言うは易く成すは難し。目下、借金10。CS出場権のある3位争いに踏みとどまりたい状況で、頼みは若手の新しい力。だが、そのためには時間も場数も必要。勝ち星のみで結果が問われる勝負師としては、実に悩ましい状況だろう。

一方の横浜・大矢監督も状況は同じ。

交流戦でのビジター初勝利となったこの日、スタメンマスクに起用したのは6年目の23歳・武山。先発・那須野を好リードし、チームの勝利をもたらしてくれたが、「浮足立つことなく、よくやってくれた。昨日(5月31日)の終盤に出したとき、(今日)イケると思った。投手も若い捕手なら投げやすいと思った」と、こちらも苦肉の策だ。

横浜も白星こそあげたが借金は20とドン底。主力の高齢化と若手の底上げの不調がもたらした状況だ。その中で選択したのがやはり、若手の登用。4点リードの7回から、新人・小林を起用。9回に2点を奪われながら最後まで投げさせ、プロ初セーブ。これも若手に自信をつけさせようという指揮官の配慮だ。

それでもファンは決して見放してはいない。この日の千葉マリンは2万9682人と盛況。ドン底の最下位対決にもかかわらず、外野スタンドは両チームカラーの白と青で染まった。この熱気を、両軍フロントは無視してはいけない。

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成瀬、最短4回KO

◇「人生初押し出し」

左腕エース成瀬が今季最短の4回5失点KOで3敗目を喫した。16勝1敗をマークした昨年、唯一敗れたのが交流戦の横浜だった。「うーん。内角を意識しすぎて四球を出してしまい、今度は少し甘くなってタイムリーを浴びた。習性できなかった。押し出し四球は人生初で本当に情けない」と悔しがった。3回2死満塁から4番村田にストレートの四球で押し出し。これが尾を引いて、4回2死満塁から甘く入ったストレートを仁志に3点に塁打された。プロ入り後、満塁機は12度あるが犠飛1本に抑えてきた勝負強さを発揮できず、バレンタイン監督の日米通算1500勝も持ち越しとなった。

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成瀬今季最短KO…まさかの押し出しも[デイリー]

ロッテ・成瀬が4回5安打5失点で今季最短KO。プロ入り後、満塁の場面で1安打も許していなかった左腕が、同点の3回2死満塁で村田に「(野球人生で)初めて。記憶にない」という押し出し四球。4回2死満塁では、仁志に左中間へ3点二塁打を浴び、初めて安打を許した。不甲斐ない投球を「自分に腹が立つ。本当に情けない」と悔やんだ。

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成瀬“因縁”の横浜にまたもや…[スポニチ]

ロッテの成瀬が今季最短の4回5失点でKOされた。持ち前の制球力に精細を欠き、3回2死満塁からプロ初の押し出し四球で勝ち越し点を献上。「(押し出しは)野球人生で記憶にない」と振り返った。4回にも2死満塁から初球が甘く入り、仁志に走者一掃の二塁打を許した。この試合前まで通算46試合321回1/3を投げ、満塁での失点は犠飛による1点と強さを見せていた左腕だが、らしくない乱調。昨年唯一の敗戦を喫した横浜に借りを返すことができず肩を落とした。

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ロッテ・成瀬5失点KOで3敗目…3回には“人生初”押し出し[サンスポ]

ロッテ・成瀬が4回5失点で降板。3回に2死満塁から村田に「野球人生で記憶にない」という押し出し四球を与えた。さらにプロ入りしてから12度の満塁の場面で適時打を許していなかったが、4回2死満塁から仁志に走者一掃の適時二塁打を浴びた。3敗目に「際どいコースに投げようとして(自分を)追い詰めてしまった」とうなだれた。

データBOX
ロッテ・成瀬が今季3敗目。16勝1敗の昨年、唯一黒星を喫した横浜にまた敗れ、このカード連敗となった。カード別で連敗を喫したのは、横浜のほかにオリックス(06年7月9日と同30日)だけだ。これで横浜戦は2勝2敗で防御率3.65。通算24勝9敗、防御率2.35からみてもこのカードは苦手!?

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ロッテ・成瀬、制球ミスで5失点、失投招いた力みを反省[サンスポ]

勢いに乗れないロッテの現状と、要所で制球ミスを繰り返した成瀬の姿が重なった。

球種、球威に欠ける左腕にとって、この日は生命線とも言える右打者への内角直球の制球が甘かった。同点の3回2死満塁では、村田に対して内角に投げ切れず、「(野球人生で)記憶にない」という押し出し四球を与えた。

4回2死満塁でも内角直球が高めに上ずり、仁志に走者一掃の二塁打を浴びた。抜群の制球力を誇った昨季からは信じられない崩れ方だ。成瀬は「際どいところを意識したのがああいう形になった」と失投を招いた力みを反省した。

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成瀬今季最短4回5失点KO[ニッカン]

ロッテ成瀬が今季最短の4回5失点KOで3敗目を喫した。「際どいコースを狙いすぎてカウントを悪くしてしまった。押し出し四球は人生初で本当に情けない」と悔しがった。3回2死満塁から4番村田にストレートの四球で押し出し。これが尾を引いて、4回2死満塁から今度は甘く入った初球ストレートを仁志に3点二塁打された。「修正できずに大量失点してしまい、チームに迷惑をかけた」と肩を落とした。

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