わたしはかもめ2008年鴎の便り(6月)

便

6月12日

千葉ロッテ5−8広島(千葉マリン)

広島は11試合振りの2ケタ14安打、05年6月1日からの千葉マリンでの連敗を8で止め、3位巨人と1.5ゲーム差。2点を追う7回、前田智のタイムリーで1点を返し、続く代打・嶋が今季2本目・通算8本目の代打ホームランとなる2号2ランを放ち逆転、交流戦初のロッテ戦勝ち越し。4月5日横浜戦以来の先発・前田健は5回0/3を5失点。3人目・横山が交流戦初勝利の今季2勝目。5人目・永川は3年連続4度目の2ケタ10セーブ目。ロッテは連勝は3で止まり5位オリックスと2.5ゲーム差。先発・唐川は自身最短の4回1/3で降板し3失点。

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足攻め分かっていても止められず、唐川「今の力」また勝てず

ロッテのルーキー唐川侑己投手(18)が5月13日の日本ハム戦以来、約1ヶ月間白星から見放されてしまった。4回1/3を8安打3失点降板で、勝ち負けはつかなかった。直球、スライダー、カーブとどの球種も悪くなかったが、それだけに課題が明確になった。唐川は「セットになって走られるのは分かっているんだけど、でもできないのが今の力。どても悔しい」とうつむいた。

失点した3回は左前打の梵に、初球盗塁を許し失点につなげてしまった。ゆったりしたフォームが特徴でクイック投法は苦手。5回も1死一塁からランエンドヒトでスタートを切ったアレックスが、栗原の二塁打の間に生還。いずれも足で崩された。唐川は「間や牽制のタイミングを頭で考えて次につなげたい」と雪辱を誓った。バレンタイン監督も「ランナーを背負った場面でピッチドアウトすれば良かったのに、指示を出さなかった監督の責任」とかばった。次回登板予定の22日中日戦で真価が問われる。

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ロッテ唐川“3失点KO”…松坂、田中から学べ[夕刊フジ]

12日広島戦で連勝が3でストップしたロッテ。先発した黄金ルーキー唐川が5回途中3失点KOされ、快投復活はならなかった。「走ってくるのは分かっていた。頭では分かっていてもできないのは、今の(自分の)力です…」。

3勝目をあげた先月13日日本ハム戦から、遠ざかっていた白星がまたも逃げていった。この日も3盗塁を許し打者に集中できず自滅。「井上投手コーチからセットでの間が一緒。間を変えて投げろといわれました」。が、本来ゆったりとしたフォームからキレのある球を投げるのが信条だけに、リズムを崩せばフォームも崩れる可能性がある。そんな新人にゲキを飛ばしたのがバレンタイン監督。「セットは騒ぐほどのことじゃない。学ぶべき点の1つは持ち球を生かすこと。いいチェンジアップがあるのに使っていなかったし、キレの悪いカーブを多投していたことも問題だ」。

要するに打者への集中。モデルは楽天・田中だ。昨季のマー君は、唐川同様にクイックの甘さをつけ込まれ苦戦。しかし、走られても動じず、打者との勝負に集中したことが10勝をマークした原動力となった。

セットの善後策もある。目での牽制だ。唐川が参考にするレッドソックス松坂も西武時代に東尾監督(当時)から「投げなくても目で牽制することもできる」とアドバイスされ、メジャーでも実践中。フォームのリズムを狂わさなくとも、ニラミを効かせて投げることもできる。「頭の中でしっかり考えて次の登板に臨みたい」。次回先発が濃厚な22日中日戦で進化を見せたいところだ。

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川崎被弾、逆転負け[千葉日報]

千葉ロッテは逆転負け。同点で迎えた6回に今江の適時二塁打で2点を勝ち越したが7回に5番手川崎が逆転2ランを浴び、守備も乱れ追加点を許した。先発唐川は4回1/3を8安打3失点で勝敗はつかなかった。広島は代打の嶋が2号決勝弾。

◇弱点つかれ3盗塁許す唐川

3点のリードを追いつかれ自身2番目に短い4回1/3で降板。「初回にせっかく味方が3点も取ってくれたのに申し訳なく思う」。唐川は視線を下に落としたまま小走りでベンチに引き揚げた。

弱点を徹底的につかれた。1回2死から右前打されると、一走は次打者の初球にすかさず盗塁。クイック投法の未熟さから簡単に走られた。先頭打者を出した3回にも盗塁で無死二塁とされ失点。4回には完全にモーションを盗まれ自己最多の1試合3盗塁を許した。

9日に神宮球場のブルペンで約60球を投げ込んだ際、力を抜いた柔らかい腕の振りを体に覚えさせるためカーブを多投した。前回の登板ではそのカーブを有効に使い中盤から立ち直ったが、今回は変化球が高めに集まった。「セットポジションでの投球が多くなり自分で自分を苦しめてしまった」。毎回走者を背負い相手の機動力に翻弄された。

この日は母校・成田高のマーチングバンドが試合前の国歌を演奏し、小泉一成市長らが始球式を行う“成田市デー”だった。「チームの連勝といういいリズムに乗れずとても悔しい」。4試合白星に見放された右腕は、後輩たちに快投を披露することはできなかった。

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唐川KO…4試合連続勝ち星なし[デイリー]

ロッテ・唐川が絞り出すように言った。「さすがにこれだけ勝てないと、悔しい気持ちが強いです」。課題は解消されず、4回1/3を3失点でKO。5月13日の日本ハム戦で3勝目を挙げて以降、交流戦に入って4試合連続で勝ち星なしとなった。

球威が落ち、クイックができないセットポジションを攻められた。「走られて苦しくなる。頭では分かっても、できないのが今の力」。3盗塁を許し、5回1死一塁ではエンドランでスタートを切った走者が、栗原の左翼線二塁打で一気に同点の本塁を駆け抜けた。

チームは、久保を中継ぎに回し、代わりの先発がいない状況。バレンタイン監督は「まずまずのできだった。セットでの投球が言われているが、大きなことではない。3点しか失っていないのが事実」と評価。唐川を今後も先発ローテで起用し続ける意向を示した。

「(クイックは)高校でやっていないので、今すぐにできる訳ではない。勉強をしてしっかりやりたいと思う」と唐川。プロの壁に阻まれながら、それでも懸命に、打開策を模索し続けている。

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唐川勝てん…セットに課題の大きな試練[スポニチ]

ロッテのルーキー唐川に、大きな試練が訪れている。初回に3点の援護を受けながら4回1/3、3失点KO。毎回の8安打を喫し、課題のクイック投法も克服できず3盗塁を許して崩れた。デビュー3戦3勝後は4試合連続で白星がない現状に「こうも勝てないとさすがに悔しい。チームにも迷惑をかけて申し訳ない」。セットポジションでは間合いを変え、何度も牽制を交える工夫も実らなかったが「球自体は良かった。セットでの投球を見つめ直して次に臨みたい」と次回先発が濃厚な22日の中日戦へ気持ちを切り替えた。救援陣も打たれてチームは3連勝でストップ。バレンタイン監督は唐川について「まずまずの出来。3点しか取られていない」と評価していた。

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唐川4勝目あと2人で…3失点KO…ロッテ[報知]

あと2人。5回1死、1点リード。4勝目の権利を目の前にして、唐川に試練は訪れた。アレックスに外角低めのスライダーを拾われ、左前安打。続く栗原には高めに浮いたスライダーを狙われた。エンドランのかかっていた走者が一気に生還し、同点にされた。

KOのタオルは投げられた。5回途中3失点。88球でプロ7試合目の先発マウンドを後にした。「今日は変化球が高めに集まってしまった。球自体はよかったのに。毎回走者を出し、自分で自分を苦しめてしまった」。初回にもらった3点を吐き出しての降板だった。

課題が浮き彫りになった。勝負どころでの詰めの甘さ。もう1つ。走者を置いてからのモーションが大きく、3盗塁を許した。「牽制のタイミングとか、走者を出してからの投げ方をもう1度、見つめ直したい。すごい悔しいし、申し訳ない」。3連勝中のチームを止めて、自分を責めた。試練を必ず乗り越えてみせる。

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1ヶ月勝てない唐川「今の力」[ニッカン]

ロッテのルーキー唐川が5月13日の日本ハム戦以来、約1ヶ月間白星から見放されてしまった。この日は4回1/3、8安打3失点で降板し、勝ち負けはつかなかった。直球、スライダー、カーブとどの球種も悪くなかったが、盗塁、ランエンドヒットなど足で崩された。唐川は「セットになって走られるのは分かっているんだけど、でも出来ないのが今の力。とても悔しい」とうつむいた。

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ロッテ・唐川に危機感…4戦連続で結果出ず[サンスポ]

ロッテ・唐川は3点のリードを守れず、チームも逆転負けで連勝を伸ばせず。ルーキーは「悔しいし、申し訳ない」と肩を落とした。またも課題のセットポジションでの投球で立て続けに失点した。この日も直球で二盗を許すなどクイック投法が遅いだけに、走者を背負うと「なかなか自分のリズムで投げられない。(走ってくるのは)頭では分かっているが…」。前回までと同じく投球だけに集中できずに制球が乱れ、球威も落ちるパターンに陥った。4試合続けて好結果を出せなかった右腕は「もう1度見つめ直して次に備えたい」と危機感を漂わせた。

バレンタイン監督
「セットポジションであれこれいわれているが、大げさにいうことではない。」(唐川に)

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