6月13日6月13日最下位にあえぐロッテは13日、千葉マリンで今季初の休日返上の全体練習を行った。14日の阪神戦で先発濃厚の清水は「みんな気持ちよく汗をかいてリフレッシュして明日に臨めればいい」と話した。自身は5月29日の阪神戦で4回2/3 7失点（自責2）で降板している。リベンジ登板へ向け「状態は悪くないけど勝敗は紙一重。気持ちは丁寧にボールは荒々しく行きたい」と口元を引き締めた。
右ひじ関節内遊離体除去手術のため、米国に一時帰国しているロッテ・ウインストン・アブレイユ投手（31）が現地時間10日、アリゾナ州フェニックスで手術を行った。現地でリハビリを行い、7月に再来日予定。
前日12日の広島戦で3失点降板したルーキー唐川が、一夜明けてバレンタイン監督にマンツーマン指導を受けた。配球や技術面など口頭でアドバイスされた。唐川は「的確なアドバイスをいただきました。もう1度配球とかも自分で考えたい」と前向きに話した。バレンタイン監督も「マスコミは色々指摘しているが、彼は成長しているし、そのことを私が喜んでいることを伝えた」と話した。
異例の休日練習でロッテのバレンタイン監督自ら、ルーキー唐川に熱血マンツーマン指導した。最下位低迷の危機感から開幕後初の全体練習。選手の自主性を重んじて、直接指導はコーチに一任する指揮官が唐川を呼んで、身ぶり手ぶりを交えて20分以上アドバイスだ。「彼の将来に向けて、いいアドバイスを送りました」と内容については多くを語らなかったが、課題のクイック投法、配球など細かく指導した様子で最近4試合勝てない18歳右腕の“再生”に乗り出した。唐川も「的確にアドバイスしてくれました。配球も捕手任せではなく自分でも考えないと先がない。もう1度、全部を考え直したい」と前を向いた。
ロッテは13日、最下位脱出に向け、異例となる休日返上の全体練習を行った。選手は約2時間、キャッチボールやフリー打撃などで汗を流した。「選手たちの良いリズムを崩したくなかった」とバレンタイン監督。14日の阪神戦に負ければ交流戦優勝の望みが完全に断たれる。先発予定の清水は「『負けるか』という根性で投げたい」と気合を入れていた。
ロッテの成瀬善久投手（22）が13日、ルーキー・唐川侑己投手（18）にクイック投法を伝授した。この日チームは、千葉マリンで異例の休日返上練習。成瀬は自らキャッチボールの相手を務め、18歳の苦手克服に一役買った。
弟分の唐川は、交流戦に入り4試合白星なし。特に走者への対処は急務で、4回1/3 3失点でKOされた12日の広島戦（千葉）でも楽々3盗塁を許した。成瀬は「セットでも、ワインドアップと同じように体重を軸足に乗せてしまう。構えたところから、打者側にそのまま移動させる感じを教えた」と説明。自身は昨季、規定投球回数を満たしたパ・リーグの投手中で最少の2盗塁しか許していない。身ぶり手ぶりを交え、走者をくぎ付けにするコツを教えた。
「いいアドバイスをもらいました」と唐川も感謝。次回登板予定の22日・中日戦（ナゴヤD）では“成瀬流クイック”で落合竜の鼻をあかす。