わたしはかもめ2008年鴎の便り(6月)

便

6月14日

千葉ロッテ10−6阪神(千葉マリン)

ロッテが今季5度目の2ケタ得点、昨年8月4日日本ハム戦以来の千葉マリンでの3本塁打で借金9とした。2点を追う1回、サブロー、大松、里崎の連続タイムリー、オーティズの犠飛、ベニーの3号2ランで逆転。2回サブローのタイムリー、3回オーティズの5号ソロ、西岡の6号2ランで加点。先発・清水直は6回9安打4失点で5勝目、交流戦の阪神戦は初勝利。阪神は今季2度目の2ケタ失点、今季3度目の連敗も交流戦首位はキープ、貯金20。先発・アッチソンは自身最短の2回0/3、自身ワーストの9失点で4敗目、5月6日巨人戦から白星無し。

123456789R
阪神2000021106
千葉ロッテ61300000x10
ベニー
「ホームランは打った感触が非常に良かったです。今年はここまでバッティングが不調だったのですが、この後必ず調子を上げていってチームに貢献できるバッティングをして行きたいです。今日は暖かくて気持ち良く野球ができました。これからはどんどん暖かくなってくるので自分のシーズンになっていくと思います。」(ホームラン含む3安打の猛打賞)

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10得点で快勝、継投で逃げ切る[千葉日報]

千葉ロッテは序盤に大量点。1回、里崎の逆転適時打やベニーの3号2ランなどで一挙6得点。3回にはオーティズ、西岡の一発でリードを広げた。先発清水は走者を出しながらも6回を4失点でしのいだ。阪神は先発アッチソンが大乱調だったが、打線が13安打し追い上げた。

◇清水1ヶ月ぶり白星

千葉ロッテ先発の清水は5月11日以来の勝ち星を挙げ、渡辺俊に並ぶチームトップタイの5勝目。1回、球が真ん中に集まり3連打で2点を先制された。連続三振を奪い立ち直ったかに見えたが、切れを欠いた変化球をはじき返され毎回のように走者を背負った。

この一戦がチーム浮上の鍵を握ると考え「気負ってしまった部分があったかもしれない」。6回を9安打4失点と先発投手の責任は果たしたが「あと1イニングは投げたかった。次の登板はビシッといきたい」。納得の投球には遠かった。

里崎
「打ったのはスライダー。とにかくコンパクトに打ちました。」(1回、勝ち越し適時打)
オーティズ
「31歳になって最初のホームラン、忘れられないものになったね。」(3回に5号ソロ)
西岡
「応援に来てもらった親友の千代大海関にいい姿を見せることができてよかった。」(3回に6号2ラン)

◇一気に畳み掛け阪神撃破

リーグ戦、交流戦ともに首位に立ち、チーム防御率が2点台だった阪神から3本塁打を含む12安打10得点。安打数こそ相手が上回ったが、千葉ロッテ打線が一気に畳み掛けた。

1回の攻撃が全てだった。西岡が四球を選び4試合連続第1打席で出塁。すかさず盗塁し相手投手に揺さぶりをかけ、4番サブローの中前適時打で1点を返すと、打線に火が付いた。

大松、里崎が適時打で続き逆転。さらにオーティズが犠飛、ベニーは21試合ぶりの3号2ラン。「やっぱり気持ちがいい」。左翼席上段に6点目となる一発をたたき込んだ。

2点を先制された直後の大量得点にバレンタイン監督は「積極的に向っていかなければならない攻撃で、全てが重要なプレーになったことは間違いない」。不利なカウントからでも思い切りよくバットを振った打線をたたえた。

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千代大海がロッテ試合前「行くぞコラッ」[ニッカン]

ロッテのヒーローは大関千代大海だった?千葉マリンになぜか響き渡る「千代大海コール」の中、西岡と並んでお立ち台に上がった大関が満面の笑みでファンに手を振った。

西岡
「試合前の円陣で大関が「さあ行くぞ、コラッ!」とカツを入れてくれたんです。これでチームが勝てたんで、ヒーローは大関です!僕がホームランを打った打席でも、バックネット裏から「しっかり狙っていけ」と言う声が聞こえた。一発を狙って行く意識ができて本当に打てました!」

8−2で迎えた3回1死一塁。カウント1−2から阿部のカーブをうまく捕らえ、右翼席へ運ぶ今季6号2ラン。貴重な追加点でセーフティーリードを作った。プライベートでも仲の良い大関は「つよポンは天才ですね。鳥肌立ちました」と興奮気味だった。

西岡の応援に駆けつけ、西岡のすすめで始球式で打席にも立った。始球式後は西岡にトスを上げてもらいスタンドに打ち込むバットコントロールの良さも見せた。

その大関のパフォーマンスに発奮したのかセ・リーグ首位を独走する阪神に、パ・リーグ最下位のロッテが土を付けた。初回に2点をリードされたが、その裏サブロー、大松、里崎の3連続適時打で逆転。なおも2死一塁からベニーの3号2ランと、久しぶりにマリンガン打線が爆発だ。バレンタイン監督は「初回は西岡、福浦が四球で粘ったことでサブローにつながった。ベニーも価値ある一発だった」と、5月20日巨人戦以来の2ケタ得点に目を細めた。

5位オリックスとの差はまだ2.5ゲーム。だが、ここ5試合で4勝1敗と潮目が変わってきた。

◇清水1ヶ月ぶり○

先発清水が6回4失点で、5月11日以来の今季5勝目を挙げた。初回2失点も、すぐに味方が逆転に成功し2回以降は球に力が戻った。「調子はあまり良くなかったので腕を振ることだけ考えた。味方が大量点を取ってくれて乗っていけましたね」と笑顔で話した。試合前からチーム浮上のきっかけになると話していた阪神戦で勝利。「もっと勝ちぐせをつけていきたい。次はビシッと投げますよ」と頼もしく締めくくった。

サブロー
「いい攻撃のリズムが自分の打席も良くしている。最近は打席に入る前にタイミングの取り方の準備ができている。」(1日横浜戦以来の4番で2安打2打点)

◇唐川企画の弁当

ルーキー唐川が千葉マリン内飲食店で販売する唐揚げ弁当8種類をプロデュースした。この日試食会を行った唐川は「全部美味しい。ユニークな物やおつまみになる物などそれぞれ特徴があっていいですね」と笑顔。手羽ギョーザや唐揚げうどん、唐揚げサンドなどに舌鼓を打った。7月4日から販売開始。

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ロッテ、千代大海パワーで虎飲んだ[デイリー]

大関パワー注入でロッテが虎を撃破した。本塁打を含む2安打2打点でお立ち台に上がった西岡が叫んだ。「今日のヒーローは僕なんですかね。試合前の円陣で気合を入れてくれた、今日のヒーローは千代大海関です!」。

その掛け声で大関・千代大海が登場してお立ち台へ。満員のファンから大歓声を浴びた。

西岡の親友である千代大海が応援に駆けつけた。試合前の円陣では異例の声出しを務め、「さあ行くぞ、コラ!」とナインに闘魂注入。その効果は初回から表れた。

2点を追う初回、西岡の四球出塁を足がかりに打者9人で6点を挙げて逆転。3回は「バックネット裏から『ホームラン打て』と大関の声が聞こえた」という西岡が、右翼席へ6号2ランをたたき込んだ。序盤から10得点でリードを広げ、継投で虎の反撃をかわした。

お立ち台では猛打賞のベニーとともに、異色の“三役そろい踏み”。「嬉しかった。今日はしびれた」と声を弾ませた思わぬ“26番目の戦士”の活躍?で、屈辱の交流戦V消滅を回避。セ界最強の猛虎に快勝し、最下位からの大反攻に追い風が吹き始めた。

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千代大海パワーだ、ロッテ立ち合い電車道[スポニチ]

逆転勝利を呼んだのは西岡と“強力助っ人”だった。お立ち台。西岡は「僕がヒーローなんですかね?」と前振りすると「試合前、円陣で千代大海関が気合を入れてくれた。今日のヒーローは千代大海関です」と言って大関を呼び、2人並んで笑顔をはじけさせた。

西岡は今年、知人を通じて知り合い、急速に親交を深めた千代大海を初めて千葉マリンに招待。始球式は自ら捕手を買って出て「僕のお兄ちゃん」という大関を打席に立たせる演出でわかせた。円陣では「さあ、いくぞ、コラーッ!」と気合を注入してもらってプレーボール。いきなり2点のビハインドも“大相撲パワー”で押し返した。

初回、先頭での第1打席は8球粘って四球で出塁。すかさず二盗を決めるとサブローの中前打で反撃のホームを踏み、一挙6点のビッグイニングにつなげた。2回は中前打し、再びサブローの適時打で生還。3回はバックネット裏で観戦する千代大海から「しっかり狙っていけよ」と指をさされ「任せろ」と人指し指をさし返して2ランだ。

肉体改造の成果を証明する67試合目での自己最多タイ6号。8点差に突き放す一発が効き、終盤追い上げられたが“寄り切った”。「しびれた。鳥肌が立った。(西岡は)天才ですよ」と千代大海。勝てば翌日も同じ人が行う円陣の声出しは西岡が引き継ぐ。「大関にいいところを見せたかった。持ってるなあ、オレ」と笑ったリードオフマンが、最下位からの“番付”アップへ牽引する。

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ロッテ、千代大海パワーで虎を寄り切り![サンスポ]

ロッテのヒーローは、本塁打を放った西岡でもベニーでもなかった?「今日のヒーローは千代大海関です!」。西岡に迎えられ、大相撲の大関千代大海がお立ち台へと上がった。

西岡とは知人を介して知り合ったという千代大海は試合前、円陣に加わり「いくぞコラァ〜」と気合を注入。2点を先制された1回、西岡は「塁に出たかった」と8球粘り、四球で出塁。根元の1球目で二盗し、サブローの中前適時打で生還した。この回、計6点を奪って逆転に成功した。

さらに、3回1死一塁。バックネット裏で観戦していた千代大海は打席に入る前の西岡に「ホームラン打て」と外野席を指差して合図。「来た球を思いっきり振った」と西岡は6号2ランを右翼席へと運んだ。

今年に入ってから千代大海と親しくなったという23歳の西岡は「自分が違う道にそれたら注意してくれる。“お兄ちゃん”みたいな存在」。女子プロゴルフの古閑美保との熱愛が話題の西岡。悩み事も真っ先に32歳の千代大海に相談しているという。

チームは連敗は免れたが最下位に低迷。千代大海も名古屋場所はかど番で臨む。「まだまだこれから。大関も横綱になって欲しい」と西岡。お互い逆境を跳ね返し、勝利へと突き進む。

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千代大海ゲキ効いた、突き押しで虎退治…ロッテ[報知]

「さあ行くぞコラッ!!」試合前、ドスの利いた声が、ロッテの円陣の中で響き渡った。声の主は大相撲の大関・千代大海。始球式を務めた後、そのまま浴衣姿でゲキを飛ばした。この声の一撃がナインの闘争本能を刺激し、3発を含む12安打10点のド派手な虎退治を呼んだ。

2点を先行された初回、ド迫力の突き押しを思わせる攻撃が炸裂した。1死一、二塁からサブロー、大松、里崎の3連続適時打で即座に逆転。2死後ベニーに特大の左越え2ランが飛び出すなど、打者9人で6点を奪った。「諦めずに戦ってくれて誇らしい」と、バレンタイン監督も胸を張る速攻だった。

千代大海を球場に呼んだのは西岡。西岡が8歳年下だが、今年に入り知人を介して知り合い「僕のお兄ちゃん」というほどの仲になった。その目の前で、初回は四球で出塁後、盗塁も決め猛攻をお膳立て。3回には、右越えに6号2ランを叩き込んだ。今季2ケタ失点がわずか1度という虎の強力投手陣から、10点目となるトドメの一発。「バックネット裏から『打て』という大関の声が聞こえていた。自分自身が鳥肌ものでした」と笑った。

負ければ2年ぶりの交流戦優勝が消えるところだったが、ひとまず可能性は残した。西岡はお立ち台に千代大海を呼び込み「まだまだこれからです」と、大逆転Vを宣言した。リーグ首位の西武とは11.5差。ロッテが、土俵際で粘り腰を見せる。

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ロッテ猛攻の核は西岡!千代大海も後押し[サンスポ]

ロッテ・西岡が序盤の猛攻で核になった。2点を追う1回に四球で出塁すると、初球に盗塁。この回一挙6点の切り込み役になった。

仕上げは3回の2ラン。早くも自己最多に並ぶシーズン6本塁打目は友人の大相撲、大関千代大海がスタンドから送った「しっかり狙え!」とのジェスチャーに応えた一打だった。

満員の観衆を集めたセ首位との一戦での活躍に、西岡は自画自賛するように一言「(自分は何か)持ってるな」−。

清水直
「すごい久しぶり。大量点を取ってくれて乗せてもらえた。いい守備もあって、本当に野手に助けてもらった。」(約1ヶ月ぶりの5勝目)
バレンタイン監督
「1回に2点を失った後、走者を三塁に止める投球をしたことが、その裏の攻撃につながった。」(清水に)

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清水4失点も1ヶ月ぶり5勝目[ニッカン]

ロッテ清水が6回4失点で、5月11日楽天戦以来の5勝目を挙げた。初回2失点も、すぐに味方が逆転に成功し2回以降は球に力が戻った。「調子はあまり良くなかったので腕を振ることだけ考えた。味方が大量点を取ってくれて乗っていけましたね」と笑顔で話した。次回登板へ向け「次はビシッと投げます」と頼もしく締めくくった。

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