6月24日6月24日ロッテが今季最下位でもボビー・バレンタイン監督（58）を来季続投させる方針を固めたことが24日、明らかになった。重光昭夫オーナー代行、瀬戸山社長ら球団フロントが会談を持ち、順位に関係なく来季も指揮を任せる方針で一本化した。
同監督は04年に2度目の監督に就任後、05年に31年ぶり日本一へと導き、アジアシリーズ優勝を達成した。その手腕を買われて06年から4年契約を結び、今年は3年目のシーズン。契約は来年まで残っているが、今季は交流戦を終えて最下位と低迷。借金は一時、ボビー政権下ワーストタイとなる12まで膨らむなど苦戦している。
責任問題にまで発展しかねない状況だが、重光オーナー代行との深い信頼関係や過去の実績を踏まえ、契約が残る来季まで任せることで一致した。オーナー代行はかねて「ただ単に勝つだけではなく、メジャーのノウハウを持っているので今後もチームに反映させてもらいたい」とボビー効果を強調。選手の個性を生かした指導法や、メジャー流のきめ細かいファンサービスで、昨年は球団史上最多の154万人の観客動員を達成。人気、実力両面での手腕を高く評価しており、今後も期待を寄せている。
球団側の意向はすでに監督本人に伝えている。具体的な話し合いは行われていないが、毎年オフになると取り沙汰されるメジャー監督就任問題がクリアされれば、2期7年目のシーズンに突入することになる。
成瀬がスポンサーの君津住宅から家1軒プレゼントを約束されて一夜明けたこの日、プロ初の寝坊による遅刻で罰金を取られることになた。正午過ぎに千葉マリンにボサボサ頭で到着すると、バレンタイン監督らに頭を下げて回った。「おきたら練習が始まって（11時）いました。朝は強いだけにショックです。家のプレゼントは関係ないです。社会人として1番やってはいけないことなので、2度とないようにします」と反省しきり。同監督も「2度とないようにアラームクロックを贈るよ」と苦笑い。罰金は10万円程度とみられる。
ロッテ神田義英投手（29）の真由子夫人が香川県高松市内の病院で第一子長男（3040グラム）を出産。母子共に健康。
ロッテ・成瀬がリーグ戦再開を前に失態を犯した。午前11時開始の千葉マリンでの全体練習。最下位からの巻き返しに向け、バレンタイン監督が猛ゲキを飛ばした約30分間の青空ミーティングに日本代表候補左腕の姿が見当たらない。体を小さくしてグラウンドに出てきたのは午後0時10分。1時間10分の大遅刻に顔をこわばらせたまま首脳陣に頭を下げて回った。
前夜は飲酒も控え午前1時30分に就寝。目が覚めたら既に練習開始後の同11時半ごろだった。慌てて飛び起き、コンタクトレンズをつけて10分ほどで家を出て球場へ。髪はボサボサのまま、ランニングやキャッチボールなどの練習を行った。前日は自身初のテレビCMとなる「君津住宅」のCM撮影に臨み、同社の林社長からは条件付で家1軒プレゼント案の提示。浮かれた訳ではないだろうが、タイミングの悪さに「ショックです」と恐縮するばかりだった。
練習終了間際に「成瀬！アシタ練習ハ11時半カラデス！」とおどけた指揮官も「寝坊、遅刻は許されるものではない。罰金を払わないと。成瀬にはアラーム時計をあげる予定です」と冗談交じりながら厳しい表情で厳罰を明言。罰金約10万円が科される見通しだ。チームも成瀬も波に乗り切れていないが“汚名”はグラウンドで晴らすしかない。
ロッテ・成瀬が24日、痛恨の遅刻を犯した。午前11時開始の全体練習（千葉）に寝坊で約1時間遅刻。バレンタイン監督は「許されることではない」と罰金を科す考えを示した。23日にはチームスポンサーの「君津住宅」から、北京五輪で白星を挙げた場合、両親に2〜3000万円の一戸建てが贈られるプランが浮上。一夜明けて約10万円の罰金を支払うことになり「野球に打ち込むしかないです」と猛省していた。
ロッテが来秋のドラフト候補として、大嶺祐太投手（20）の弟で八重山商工（沖縄）の大嶺翔太内野手（2年）を徹底マークする方針であることが24日、分かった。翔太について、球団関係者は「兄以上の素材」と高評価。弟が入団すれば、ロッテでは1950年の今久留主（いまくるす）兄弟以来、59年ぶりの日本人兄弟プレーヤー誕生となる。
打撃力に定評がある翔太は1年夏から主力として活躍。守っても内野のほか、捕手、投手もこなす万能型選手だ。今夏は大会前に問題行動を起こし、ベンチ入りから外れているが、球団は実力と将来性を純粋に評価。今後もマークを続ける方針を固めた。
兄の祐太は06年の高校生ドラフト1巡目でロッテ入り。今季の春季キャンプは出身地の石垣島で行われた。翔太が加われば球団では2組目の日本人兄弟選手となり、チーム強化だけでなく、人気面での貢献も期待できる。早ければ2年後に祐太が投げ、翔太が打つ夢の共演が実現する。
日本プロ野球組織（NPB）と日本プロ野球選手会（宮本慎也会長＝ヤクルト）が25日、都内でフリーエージェント（FA）制度改革に関する交渉を行う。度重なる交渉は大詰めを迎えており、今回でようやく合意となる見通し。新制度ではFA権の取得期間を国内移籍に限り8年に短縮。さらに07年ドラフト以降に入団した大学・社会人出身選手は7年に短縮する。FA移籍に伴う旧球団への補償金は大幅に軽減される。また現在6月末までとされているトレード期限の1ヶ月延長も承認される。
日本プロ野球組織（NPB）と日本プロ野球選手会（宮本慎也会長＝ヤクルト）は25日、都内でフリーエージェント（FA）やドラフト改革などについて会談し、FA権取得期間短縮などで合意に達する見通しとなった。海外FA移籍は9年のままだが国内移籍は8年、昨秋ドラフト以降に入団の大学・社会人は国内7年に短縮。補償金も軽減される。6月末までとなっているトレード期限や新外国人獲得はNPB側の提案を受け入れ、今年から7月末まで延長となる。選手会幹部は「まだ内容に満足はしていない。2年後に見直しの場もある。動きながら考えていこうということ」と方向性を示した。
日本プロ野球組織（NPB）と日本プロ野球選手会が25日、東京都内でフリーエージェント（FA）改革などに関する協議を行う。FA取得期間を1年短縮するなどの案で合意する見通しだ。
新制度は、FA権取得期間が現行9年から1年短縮の8年（海外移籍は現行9年のまま）。また希望枠が廃止された2007年のドラフト以降に入団した選手は大学・社会人は7年、高校生は8年に短縮される。旧球団への補償金は年俸によってA（旧球団内の年俸1〜3位）、B（同4〜10位）、C（11位以下）にランク分けされ、大幅に減額される。
FA改革に関しては移籍の活性化を希望する選手会が取得期間の短縮などを求め、NPB側と協議を続けていた。FA権取得期間短縮ではここへきて両者ともに歩み寄り、合意に達する方向となった。
またFA改革と並行して協議していたドラフト改革は高校生と大学・社会人を一括開催し、1巡目は抽選、2巡目以降はウエーバーとなる。6月末までとなっているトレード期限は、今年から7月末まで延長される。
日本プロ野球組織（NPB）と日本プロ野球選手会（宮本慎也会長＝ヤクルト）は25日、東京都内でフリーエージェント（FA）やドラフト改革などについて話し合い、FA権取得期間の短縮などで合意に達する見通しとなった。
新制度では海外FA移籍は現行の9年のままだが、国内移籍は8年に短縮される。さらに2007年ドラフト以降に入団した大学生・社会人は国内7年となる。FA移籍に伴う旧球団への補償金は大幅に軽減される。
ドラフト会議は今秋から高校生と大学生・社会人を一括開催に戻し、1巡目は重複抽選制で行う。6月末までとなっているトレード期限は、今年から7月末まで延長となる。
選手会はNPBから提案があった年俸の減額制限緩和は受け入れないことにする。また、FAでの選手流出により、戦力が低下した球団の出場選手登録と支配下選手登録を拡大する案も継続審議となる。
選手会幹部は「まだ内容に満足はしていない。ただ、話し合いの成果は出ている。2年後に見直しの場もある。動きながら考えていこうということ」とNPB側と合意する方向性を示した。