わたしはかもめ2008年鴎の便り(6月)

便

6月29日

埼玉西武9−5千葉ロッテ(西武ドーム)

西武が西武ドームでの連敗を3で止め、7カードぶりの勝ち越しを決めた。西武は1回に中島のタイムリーで先制。2回には03年9月15日以来となる後藤の2ランで加点。5回には中村の3ラン、後藤の二者連続、また自身初の1試合2本塁打などで6点を奪い試合を決めた。先発・西口は5回被安打4、奪三振6の3失点で自身4連勝、西武ドームでは昨年から4連勝。ロッテは先発・小林宏が4回1/3を被安打11、自身ワーストの9失点で8敗目。里崎が自身初となる3試合連続本塁打を放つも、打線がつながらず借金11。

123456789R
千葉ロッテ0102011005
埼玉西武12006000x9

ページトップ

小林宏9失点[千葉日報]

千葉ロッテは小林宏が5回途中9失点と大炎上。同点の5回、連続本塁打を浴びるなど一挙6点を失った。里崎の3試合連続弾や大松の11号2ランも追い上げられなかった。西武は後藤が2本塁打を放つなど14安打。西口は5回3失点で4勝目。

◇大松が11号2ラン

千葉ロッテの大松が、4回の第2打席で11号2ラン。四球を選んだ里崎を一塁に置き、3球目のフォークボールをすくい上げ右翼席に運んだ。西武ドームは、プロ初本塁打となる満塁弾を同じ西口から打った相性のいい球場。「後ろにつなぐ気持ちと勝ちたい気持ちとファンの気持ちがバットに乗り移って本塁打になってくれた」。4年目に打撃が開花した左の大砲は、まだまだ本塁打を積み重ねる。

◇里崎の3戦連続弾実らず

6番中村に3ランを浴び8失点目。続く後藤には、この日2本目となる本塁打をバックスクリーンに叩き込まれた。先発小林宏は5回に一挙6失点。千葉ロッテは里崎の3試合連続本塁打も実らず、首位西武の猛打に屈した。

小林宏は打線の援護に応えることができなかった。1回に先制点を失ったものの里崎の一発で同点。しかし直後に2ランを浴び、4回に大松の11号2ランで再び追いついたが5回に大炎上した。

登板機会のない16日から1軍登録を抹消して調整、万全のはずだった。「ご覧の通りに崩れた。休養十分だったし、何が問題かを見直さないといけない」。バレンタイン監督は言葉を荒げた。

「全身全霊を傾け、最大限の準備と気力で臨んでいる」と里崎が自身初の3戦連続弾を放ったが、チームは勝利に見放された。「勝ち続けるしかない」。チームリーダーは最下位脱出へ強い決意を示した。

ページトップ

小林宏、9失点8敗

ロッテ小林宏は、負の連鎖反応を起こしている。今季最悪の9失点でKOされ8敗目を喫した。試合後、小林宏は「球自体はそれほど悪くなかったが、走者を出したところで甘く入ってしまった。いい球と悪い球の差がある」と反省の弁。昨年13勝3敗と10もの貯金をもたらせた投手が、ここまで2勝とあり、焦りも強い。「今年ずっと悪いから、ピンチになると抑えたいという気持ちが前に出すぎている。ピンチでも冷静にいかなくてはいけない」。中13日と間隔を空けての登板だが、結果を残せなかった。

バレンタイン監督は、小林宏について「何が問題だったか分かりません。これから、しっかりと見直してみたい」と語った。

ページトップ

ボビー来季も続投!球団社長が明言[スポニチ]

ロッテの瀬戸山球団社長が、バレンタイン監督の来季続投をあらためて明言した。チームは最下位に低迷し、首位・西武とは10.5ゲーム差と苦戦が続いているが「契約も来年まで残っているから。もちろん既定方針通り。球団としてもやってもらいたい」と強調した。またシーズン途中の補強については「監督とは、ひとまずこの戦力のままでいこうと話している」とした。

ページトップ

小林宏、自己ワーストの9失点KO[スポニチ]

ロッテ・里崎の3試合連続アーチなどで4回まで同点も、先発・小林宏が5回に6失点と炎上。自己ワーストの9失点で降板し、今季8敗目を喫した。「抑えよう、という気持ちが強すぎるのかも。5回も走者をためて甘く入ってしまった」。中13日と休養十分だったが、これで防御率は5.77。バレンタイン監督も「見ての通り。何が問題だったか、これからしっかり見直さないと」と厳しい口調だった。

ページトップ

ロッテ敗戦…里崎の3戦連続本塁打も実らず[サンスポ]

ロッテは里崎の3試合連続本塁打が実らなかった。2回、西口が内角に投げた初球をコンパクトなスイングでとらえると、打球は左翼席に飛び込む8号ソロとなった。「最大限の準備と気力で臨んでいる。その結果として打てた」と里崎。ただ、同点本塁打が打線爆発の呼び水にならなかったとあって「ロッテは勝ち続けるしかない」と悲壮な決意を口にした。

ページトップ

里崎が3試合連発[ニッカン]

ロッテ里崎智也捕手(32)が3試合連続の本塁打を放った。1点を追う2回表、先頭として打席に入った里崎は初球の甘いストレートを左翼スタンド上段へ運んだ。里崎は「いつも言っている通り、わが千葉ロッテマリーンズは勝ち続けるしかない。自分もそれに対して最大限の準備と気力で臨んでいる。その結果として3試合連続本塁打が打てたと思う。ホームランより、先制された直後に追い付けたことが嬉しい」と、勝利への執念を口にしていた。

ページトップ