わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月2日

東北楽天4−0千葉ロッテ(Kスタ宮城)

楽天先発・片山が3安打7奪三振4四死球でプロ初勝利を初完封で飾った。プロ初勝利が初完封は05年7月31日西武戦の有銘以来球団史上2人目。チームは今季8度目の完封勝ちで6月15日以来の3位浮上。楽天は7回、高須のタイムリーで先制すると続く横川が3号3ランを放ちこの回4点。ロッテ先発・大嶺は6回1/3を6安打4失点でプロ初黒星。打線は6回1死二、三塁の先制のチャンスもベニー、ズレータが連続三振。打線がつながらず5月23日ヤクルト戦以来となる今季6度目の完封負けで4月1日からKスタ宮城4連敗。

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千葉ロッテ0000000000
東北楽天00000040x4

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大嶺「悔しい」初黒星

昨年のドラフト1巡目、ロッテ大嶺が1球の失投に泣いた。6回まで2安打無失点と完璧な内容だったが、7回に1点を失い、なお1死二、三塁から楽天横川へ甘く入った直球を3ランされた。「もう少し外角低めに投げていれば。体勢が崩れて真ん中に入ってしまった。本当に悔しい」とうな垂れた。

序盤は同じプロ先発2戦目の楽天片山を上回る安定感を見せた。四球で自滅した昨年とは別人のように、4回1死三塁のピンチfrもフェルナンデスを落ちるスライダーで空振り三振、山崎武は中飛に打ち取り無失点で切り抜けるマウンド度胸も見せた。バレンタイン監督は「変化球、制球力、マウンドでの落ち着きぶり、全ての面で1軍ピッチャー」と高く評価した。試合前は「(3日に先発する)唐川にいい形でつなぎたい」と話していた。6回1/3、4失点でプロ初黒星を喫したが、役割は十分に果たした。3日は「U−20コンビ」の唐川で勝ち越しを狙う。

里崎
「低めに丁寧に投げていた。本人も手応えをつかんだでしょう。次も期待できますね。」(大嶺について)

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大嶺4失点も合格点…ロッテ[報知]

右翼席に吸い込まれる打球を、大嶺は見送るしかなかった。0−0で迎えた7回、高須の適時打で1点を先制され、なおも1死二、三塁。横川へ投げた直球は、内角寄り高めに浮いた。「今日投げた全ての球の中で1番悔しい」。失投を3ランにされ、6回1/3 6安打4失点で無念の降板。プロ初勝利が消えた。

6回までは2安打無失点だった。「変化球でストライクも取れていたし、調子は良かった」。制球重視のセットポジションにモデルチェンジし、四球は1つにとどめた。今季初先発で見せた成長の跡。「片山さんには負けたくなかった」と未勝利同士の投げ合いに負けた自分を責めた。

バレンタイン監督は「制球も良く、優れた内容。マウンドでも落ち着いていた」とほめ言葉を並べ、当分の間ローテーションを任せる方針。2年目右腕は、次回登板となる9日・日本ハム戦(千葉)で1勝に再挑戦する。

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ロッテ・大嶺…収穫あり課題あり[サンスポ]

ロッテの2年目・大嶺には収穫と課題が残った。先発は昨年4月30日以来だが、今季は中継ぎなどで経験は積んできた。「これまでなら崩れていた」という4回無死二塁も相手中軸を、制球が課題だった変化球で仕留める成長ぶりを見せた。

だが、7回、未知の100球を超えるとスタミナ面に陰りが見えた。高須に許した中前への先制打は「(投げ終わりで一塁方向に)体勢を崩していなければ投ゴロだった」と大嶺。次の横川にはそこまで低めに決まっていた直球が高めに浮いて3ランを浴びた(先発6回1/3、6安打4失点)。勝負ありといえる失投に「あの1球だけが…」。守備や長打を避ける制球力、投手戦で勝るために必要な要素も浮き彫りになった。

バレンタイン監督
「球が散らばっていて的を絞れず、打ち取るのに十分な投球だった。」(片山に)
里崎
「あのフォームじゃ捕れない。でもフォームをしっかりしたら、球威が落ちるかもしれないし…。」(7回に高須の打球を捕れずに先制打にした大嶺の守備に)

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無援の大嶺よく投げた…勝たせたかった[スポニチ]

プロ初黒星と引き換えに大きな手応えと自信を得た。今季初先発のロッテ・大嶺が6回まで2安打無失点。7回に横川に3ランを浴びるなど4失点して降板も、課題だった変化球の制球に確かな成長の跡を示した。「調子は良かった。(片山に)負けたくなかったけど…。(3ランの)あの1球が本当に悔しい」。援護がない中で好投を続けた大嶺は責められない。バレンタイン監督も「大嶺は本当に優れた内容だった。いい成長ぶりを見せてくれている」と称えた。6月16日に20歳の誕生日を迎え、お酒を飲めるようになったばかりだが、近い将来のエース候補がプロ初勝利の美酒に酔う日は、そう遠くはない。

◇リベンジは唐川が

ロッテのルーキー唐川が3日楽天戦で6月12日広島戦以来21日ぶりに先発する。2試合2軍で調整登板し、崩していたフォームを修正した18歳右腕は「準備はしっかりできた。やっぱり勝ちたいです」。51日ぶりの4勝目、そして5日に迫った自身の19歳誕生日の前祝いへ気合十分だ。

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大嶺好投もプロ初黒星[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(20)が今季初先発でプロ初黒星を喫した。6回まで2安打無失点と完ぺきな内容だったが、7回に1点を失いなおも1死一、三塁から、楽天横川へ甘く入った直球を3ランされた。この回一挙4失点で降板。「もう少し外角低めに投げていれば。体勢が崩れて真ん中に入ってしまった。本当に悔しい」とうなだれた。それでも随所に成長の跡を見せ、バレンタイン監督は「変化球、制球力、マウンドでの落ち着きぶり、全ての面で1軍ピッチャー」と高く評価した。

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