わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月11日

東北楽天0−4千葉ロッテ(Kスタ宮城)

ロッテが今季4度目6月11日広島戦以来の完封勝ち、今季7度目の3連勝でオリックスに代わり5位浮上。ロッテは8回に早川の犠飛で先制。9回には根元の自身初の2号ランニング3ランで加点。今季のリーグのランニングホームランは全てロッテで、チーム年間ランニングホームラン4本は70年以降では初。ロッテ先発・唐川は7回1/3を7安打無四球無失点。52年和田勇を抜き球団新記録の高卒新人5勝。楽天は今季7度目の3連敗、Kスタ4連敗で5月15日以来の借金2。昨年7月12日以来の先発・青山は7回1/3を1失点も3敗目、ロッテ戦4連敗。

123456789R
千葉ロッテ0000000134
東北楽天0000000000

ページトップ

唐川ロッテ高卒新人最多の5勝目[ニッカン]

ロッテ史上最強の高卒ルーキーだ。唐川侑己投手(19=成田)が降板した8回1死まで楽天打線に得点を与えず5勝目を挙げ、球団の高卒新人では単独最多となった。指の血マメもあって高卒新人では20年ぶりとなる無四球完封こそ逃したが、カーブを主体に抜群の制球を見せた。4勝目をマークした前回3日の楽天戦で「あの程度の投手」と評された野村監督に、もう一泡ふかせた。チームもオリックスを抜いて最下位を脱出した。

ロッテ・バレンタイン監督が非情の采配を下した。1−0で迎えた8回裏1死一塁。同点の走者を許した時点で、先発唐川をスッパリと諦めた。高卒ルーキーでは88年野村(大洋)以来20年ぶりとなる無四球完封まで、あとアウト5個だった。

バレンタイン監督は「指に小さい血マメができていたし、あの回の先頭2人がいい当たりを飛ばしていた。草野が前の打席でヒットを打っていたこともある」と振り返った。チームの勝利と黄金ルーキーを酷使しないための最善策だった。唐川は「まだ余力はあったけど、調子や疲れを見ての判断なので」と納得してマウンドを譲った。この状況を2番手川崎が無失点で切り抜け、9回はストッパー荻野が締め完封リレー。唐川は球団新記録となる高卒新人5勝目を手にした。

お立ち台では「そんなに状態は良くなかったけど、里崎さんのリードや守りに助けられました」と殊勝なコメントを口にした。2週続けて楽天から白星を挙げた。前回登板の3日は直球主体の配球で8回途中まで1失点に抑えた。今回は直球のキレがなかったため、制球力のあるカーブでカウントを整えたり、決め球にしたりと自在に操り、三塁を踏ませぬ技を見せた。里崎捕手も「19歳でも自分の持ち球を理解し、色々考えながらまとめることができる」と高く評価した。

楽天野村監督から前回対戦後に「あの程度の投手」と辛口評価された。返す刀で切って取ったが、唐川は「またあの程度って言われますよ」と、笑顔でかわす余裕すら見せた。新人王争いにも名を連ねる大型ルーキーが、チームを最下位脱出へと導いた。

◇根元が名を残す

根元が9回2死一、二塁からプロ初となる左翼線へのランニング本塁打を放ち、勝利を決定づけた。「抜けた瞬間行けるかなと思ったけど、三塁を回って足が絡まってしましました」と笑顔。今季、ランニング本塁打は4本目で球団新記録。パ・リーグ記録としても1季4本のリーグ記録に並んだ。「記録に名前を残せるのは光栄」と話した。

根元がランニング本塁打を放ち、ロッテのランニング本塁打は4月25日大塚、6月4日竹原、7月5日西岡に次いで今季4本目。パ・リーグでシーズン4本は54年南海に並ぶタイ記録となったが、南海は木塚2本、種田1本、堀井1本の3人でマーク。シーズンに4人がランニング本塁打を打ったチームはパ・リーグ初めてになる。

ページトップ

唐川、高卒新人56年ぶり球団新の5勝目[デイリー]

マウンド上のポーカーフェースが崩れ、笑顔がはじけた。5日に19歳の誕生日を迎えたばかりのロッテ・唐川が7回1/3、7安打無失点の快投。「素直に嬉しいです」。1952年の和田勇(当時毎日)を超え、56年ぶりの球団新記録となる高卒新人5勝目を飾った。

直球が走らず、変化球もキレを欠いた。「状態は良くなかった」と唐川。だが、ここから19歳とは思えない修正能力の高さを発揮。腕の振りをスムーズにするカーブを多投し、直球やスライダーのキレ、精度を高めた。

中指に血マメができたこともあり、8回途中で降板。プロ初完封はならなかった。だが、緊迫する投手戦にも根負けすることなく、100球を無四球で投げきった。楽天とは3日にも対戦し7回1失点に抑えている。同一球団との対戦もプロ入り初めてだったが、全く問題にしなかった。

前回の対戦後、唐川について「あの程度の投手、何がいいのか…」と酷評した野村監督にも、あらためてその力を証明。唐川は「またあの程度、て言われますよ。(評価は)変わらないと思いますよ」。そう言いながらも、してやったりの表情を浮かべた。

チームは3連勝で、最下位を脱出。勝利の立役者・唐川について、バレンタイン監督は「今日のように緩急をつけ、制球良く投げられればどのチームが相手でも勝てるだろう」。日々、成長をみせる19歳を頼もしそうに見つめた。

新人王レースでも、最有力候補に躍り出たが「欲を出さず、目の前のバッター、一球に集中するだけです」。5勝は単なる通過点。勢いに乗る19歳は、さらなる高みを目指す。

ページトップ

唐川球団新!高卒ルーキーで5勝目[スポニチ]

また歴史に名前を刻んだ。ロッテのルーキー唐川侑己投手(19)が11日の楽天戦(Kスタ宮城)で7回1/3を7安打無失点の力投。球団初の高校出新人5勝目を挙げ、チームの最下位脱出に貢献した。3日の同カードでは4勝目をマークしながら楽天・野村監督から“酷評”された右腕が、再びの快投をみせて名将を見返した。

雨の仙台で唐川がノムさんを見返した。7回1/3を7安打無四球無失点。2週連続で楽天を牛耳って、高校出新人では球団初の5勝目だ。「勝てたのは素直に嬉しい。里崎さんのリード、バックの守備にも助けられたし、全ての人に感謝したい」。

直球はほとんどが140キロ前後で最速も144キロ止まり。スライダーの切れも今一つだったが、縦に割れる大きなカーブと抜群の制球力で凡打の山を築いた。先頭打者は全て打ち取りテンポ良く力投。右手中指に血豆ができた影響もあって8回途中で交代も、三塁を踏ませず19歳初登板を白星で飾った。これでパ相手は5戦5勝。チームを今季7度目の3連勝、最下位脱出へと導いた。

51日ぶりに白星を手にした3日の楽天戦は7回0/3、1失点も試合後はノムさんに「球もそれほど速くない。あの程度の投手」と“酷評”された。それでも唐川は大人の対応。この日の試合後も「(野村監督の)評価は変わらないと思う。また“あの程度の投手”と言われますよ」。ただ、不敵に笑う顔には自信が漂っていた。

初めての2回り目の対戦にも「プロでやっていく以上、対戦は重なるし、それも勉強。負けないようにやるだけです」。夏場に向けて食事量を増やして体重はベスト76キロを少し上回る状態。新人らしからぬ活躍を続ける右腕に、バレンタイン監督も「選手の生まれた日は気にしない。唐川はたまたま若いだけ」と目を細めた。

歴史に名前を刻んだ5勝目は両リーグ新人単独トップ。2軍調整中や3日の楽天戦後、母・澄枝さんからの激励電話には「オレに言葉はいらない」と唐川は言った。弱さを見せることを最も嫌う19歳は、研究を重ねるライバル球団にも、自分にも負けない。

ページトップ

唐川「全ての人に感謝」…ロッテ高卒新人最多5勝[報知]

ゆったりとしたフォームから緩急自在に投げこんだ。唐川は100キロ台のカーブを有効に使い、集中打を許さなかった。7回1/3で降板したが7安打無四球、無失点で5勝目。「里崎さんのリード、守備に助けられた。全ての人に感謝したい」。高卒新人の5勝は1952年の和田勇(当時毎日)の4勝を上回り、56年ぶりの球団記録更新。チームも最下位を脱出した。

73歳の敵将を19歳が返り討ちにした。前回、3日の楽天戦(Kスタ)では7回1失点で勝利投手。しかし、野村監督から「手頃なスピード。あの程度の投手に…」と評された。この日も直球のほとんどが130キロ台。スライダーも抜けていた。それでも途中からカーブ中心に配球を切り替えた。「また『あの程度』と言われるんじゃないですか。(前回と)変わらないと思いますよ」と唐川は笑った。バレンタイン監督も「相手の監督の言葉で自信を揺るがそうとしていたが、立派に役目を果たした」と評価した。

中指にマメができたこともあり、初完封はお預けになった。それでも、パ相手に負けなしの5勝は、リーグの新人最多勝だ。新人王の最有力だが「欲を出さずに、目の前の1球に集中するだけ」と無関心を装った。球団の歴史に名を刻んだ右腕は、これからも進化を続けていく。

ページトップ

ロッテ・根元が第2の故郷でランニング本塁打[サンスポ]

ロッテは根元が1−0の9回2死一、二塁からランニング本塁打を放って勝利を決定的にした。得意の左方向への巧打で「(外野手が)後ろにそらした時にいけるかなと。三塁を回った時には足がからまっちゃって…」と口調も滑らか。

チームで今季4本目のランニング本塁打。東北福祉大時代に過ごした仙台で記録し「第2の故郷で活躍できて嬉しい」と笑みが絶えなかった。

ページトップ

唐川が球団記録の高卒新人5勝[ニッカン]

ロッテの唐川侑己(19=成田)が高卒ルーキーでは球団記録となる5勝目を挙げた。7回1/3を無四球無失点に抑えた。お立ち台では「そんなに状態は良くなかったけど、里崎さんのリードや守りに助けられました」と殊勝なコメントを口にした。2週続けて楽天から白星をマーク。前回は直球主体の配球だったが、この日はキレがなかったこともありカーブ主体で打たせて取った。黄金ルーキーの活躍で、チームは最下位を脱出した。

ページトップ

ロッテ、連勝の限りビール半額の300円! [サンスポ]

ロッテは8、9日の連勝を受け、15日のオリックス戦でもビール1杯半額(300円)の「ビアスタジアム」が延長されることになった。9日のお立ち台で、西岡が「負けるまでビアスタジアムを続けた方がいい」と提案したのがきっかけ。

球団広報は「連勝が続く限り、半額を検討中です」と縁起をかつぐ。入場券は通常の公式戦と同価格。

ページトップ