わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月12日

東北楽天5−7千葉ロッテ(Kスタ宮城)

ロッテは4月以来の今季3度目の4連勝で5月17日以来の借金5、4カード連続勝ち越しで40勝到達、4位楽天と1ゲーム差、3位ソフトバンクと2ゲーム差。先発・成瀬は6回3/1を8安打4失点も6勝目、楽天戦・Kスタともプロ初勝利でパ全球団から勝利を達成。4人目・荻野が12セーブ目。楽天は4月以来の今季3度目の4連敗で4月10日以来の借金3、Kスタ5連敗。先発・田中は8回2/3を自己ワーストの13安打、5月18日西武戦と並ぶ自己ワーストタイの7失点、今季最多の149球も6敗目で自身初の3連敗、ロッテ戦はプロ未勝利。

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千葉ロッテ0510000017
東北楽天0103000015

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ロッテ熱パ呼ぶ4連勝CS出場圏内に2差[ニッカン]

ロッテがクライマックスシリーズ出場圏内の3位ソフトバンクに2ゲーム差と迫って熱パを演出する。先発成瀬善久(22)が7回途中4失点で、楽天から初白星を挙げ6勝目。打線は6番ベニー・アグバヤニ外野手(36)が2、3回に2本の適時打を放つなど、序盤に田中将大投手(19)を攻略した。これで一時は12まで膨らんだ借金を5まで返済。13日の楽天戦で今季初の同一カード3連勝すれば4位に浮上する。

ロッテが混パの“主役”に躍り出た。楽天田中を攻略し、4月26日以来の4連勝。今カード前は最下位だったが、わずか2日で順位を1つ上げ、さらに4位楽天に1ゲーム差まで詰め寄った。バレンタイン監督は「田中はいい投手だが、こちらも優れた選手がそろっている。

ケガ人もなく健康状態がいいのが好結果につながっているんだろう」と上機嫌で話した。

好調打線が2回に早くも爆発した。里崎、大松の連打で無死二、三塁からベニーの右前打で先制。11日に右足首ねんざ完治で復帰したばかりの橋本が、左前打で追加点を挙げた。ベニーは「ミラクルを起こす準備は、確実に完成しつつある。08年を伝説のシーズンにしたい」と力強く話した。さらにこの回、重盗に2つの敵失も絡んで一挙5点を奪い、田中の出ばなをくじいた。

投げては左腕エース成瀬が6回1/3を4失点ながら、楽天から初白星で今季6勝目を挙げた。「コントロールも切れも最悪だったけど、野手の方が勝たせてくれた。楽天から初めて勝てて苦手意識がなくなった」と感謝していた。その後は久保−シコースキーー荻野の継投で逃げ切り。シーズン序盤は救援陣が不安定だったが、試合を重ねるごとに適材適所が見極められ、勝利のパターンが確立しつつある。リードオフマンの西岡も「守っていても投手がいいので安心感がある。プレーオフ出場じゃなく優勝を目指している」と景気のいいコメントが飛び出した。

13日の楽天戦でパ・リーグトップの12勝のエース岩隈から白星を挙げれば、逆転優勝も現実味を帯びてくる。

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ロッテ4連勝でAクラス射程圏に[スポニチ]

ロッテの“7月反攻”が止まらない。2回に4連打を含む6安打とマー君に襲いかかって一気に5点を先取。9回途中、13安打で7点を奪ってKOした。今季3度目の4連勝で4カード連続勝ち越し。7月はパ首位の8勝2敗と完全に勢いを取り戻した。

「田中はいい投手だけど、こちらもいい打者がそろっている。アグレッシブに全力を尽くして攻略できた」とバレンタイン監督は満足そうに振り返った。

2本の長打でチャンスメークした大松が「今は点を取られても取り返せる雰囲気がある。みんながつなぐ気持ちでやっているし、いいリズムでできている」というように攻撃陣の意識も統一。4回0/3でKOした5月11日に続いて田中を打ち崩すと、継投でリードを守りきった。

最下位に低迷し6月7日にバレンタイン政権下ワーストタイの12まで膨らんだ借金も約1ヶ月で5まで減少。13日も勝てば今季初の同一カード3連戦3連勝、楽天をかわして4位に浮上する。3位・ソフトバンクとも2ゲーム差とAクラスも射程圏にとらえ、首位・西武とでさえ8ゲーム。ナインは獅子の背中をはっきりと視界に入れている。先制打を含む2打席連続適時打のベニーが「チーム全体がまとまって、打線もつながっている。目指すところは1つ。オレ達がミラクルを起こす」と言えば、ダメ押し二塁打の西岡は「僕らが目指しているのは優勝だけですから。みんな、その気持ちが強い」と息巻いた。

目標はクライマックスシリーズ出場ではなく、あくまで3年ぶりの日本一だ。「いい形で野球ができているし、我々は優れた選手がそろっている。ペナントは最後まで激戦が続くでしょう」という指揮官の言葉が不気味に響く。ロッテが混パを引っかき回し、最後に主役は躍り出る。

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成瀬、五輪候補対決制し6勝…ロッテ[報知]

成瀬が粘投で田中との“五輪候補”対決を制した。内容的には4回に4本の長短打で3点を失うなど、6回1/3を8安打4失点で本人は不満顔。「全体的にボールが高かったし、キレもなかった。最悪です」。それでも2点差に迫られた5、6回を3者凡退に抑え勝負どころで崩れなかったのはさすがだ。

昨年の最優秀防御率、最高勝率2冠左腕も今年は苦しんでいる。ペナントも半分以上過ぎたところでようやく6勝目。この日も「右打者の内角を狙った球がシュートして真ん中に入った」と言うように、昨年のような抜群の制球は見られない。北京五輪最終メンバー発表も近づいている。「結果が出ればおのずと選ばれる」。悪いながらも防御率2.66とまとめている左腕のアピールは届くか。

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成瀬、制球に不満…6戦目[デイリー]

ロッテ・成瀬は4月以来の2試合連続勝利で6勝目。早々と大量援護を受けながら7回途中4失点で降板し「大事なところで右打者への内角がシュート回転した」。今季は精度が低くなっている生命線のコースの甘さに不満を見せた。ただ楽天からはプロ初勝利で「変な苦手意識はなくなった」と話した。

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4連勝で3位に2ゲーム差[ニッカン]

ロッテが4月下旬以来の4連勝で、プレーオフ出場圏内の3位に2ゲーム差と猛チャージをかけた。先発の成瀬善久(22)が6回3分の1を4失点でしのぎ、悪いながらも楽天から初白星で6勝目を挙げた。打線は6番ベニー・アグバヤニ(36)が2、3回に2本の適時打を放つなど、序盤に楽天田中を攻略した。これで一時は12まで膨らんだ借金を5まで返済。13日の楽天戦で、今季初の同一カード3連勝すれば4位に浮上する。

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ロッテ4連勝!2回一挙5点でマー君攻略[サンスポ]

特にベンチから指示が出ていた訳ではなかった。それでも共通した意識で好投手を攻略したところに、いまのロッテ打線の好調さがにじみ出ていた。

2回に田中から一挙5点を奪った。安打のほとんどは中堅から逆方向だった。左打席から三塁への強襲適時打を放った橋本は「追い込まれてから反対方向への意識はあった」という。不利なカウントでは各打者が大振りせず、ミートに徹していた。

単打は多かったが、ジワリと田中に圧力をかけた。田中から記録した全5打点は全てコースに逆らわない打撃から生まれた。外角へのスライダーを右前先制打するなど2打点のベニーも「みんなが自分の仕事をした結果だ」。選手たちが自然に共有できた打撃内容に胸を張った。

4月以来の4連勝。バレンタイン監督は「いい形で野球ができている」。打線の勢いが本物になりつつある。

◇成瀬、不満残る白星

ロッテの成瀬は4月以来の2試合連続勝利で6勝目。早々と大量援護を受けながら7回途中4失点で降板し「大事なところで右打者への内角がシュート回転した」。今季は精度が低くなっている生命線のコースの甘さに不満を見せた。だが、楽天からはプロ初勝利。「変な苦手意識はなくなった」とコメントした。

大松
「低めの変化球にキレがあるから、高めに目付けをしていた。(田中より)岩隈サンのほうが球持ちがいいし、直球はそれほど嫌じゃなかった。」(2回の二塁打に)

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