わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月19日

千葉ロッテ10−17埼玉西武(千葉マリン)

西武が今季両リーグ最多となる両軍合わせて27点の乱打戦を制し、今季最多の17点を挙げ2位日本ハムと2ゲーム差で貯金10。西武は1点を追う5回、中島の18号2ランで逆転、7回にはブラゼルのチームトップとなる22号2ラン、後藤の2試合連続4号3ランで5点、9回には松坂のプロ初3打点となる走者一掃のタイムリーで加点した。ロッテは先発・成瀬が6回2/3を自身ワーストの9失点。打線は今江の2本の本塁打を含む4安打6打点などで14安打10点を挙げるも、6カードぶりの負け越しとなる3連敗で5位転落。

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埼玉西武04002052417
千葉ロッテ02030101310

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成瀬、自己ワースト7回途中9失点

五輪日本代表発表後の初登板となった左腕エース成瀬が、自己ワーストの6回2/3、8安打9失点と炎上。「ショックです。それ以外コメントしようがありません。頭を整理させてください」と言葉少なだった。今季最多の4四死球と制球が定まらず甘いボールを2本塁打されるなど痛打された。バレンタイン監督は「体の問題は特にない。勝負どころで集中力を欠いている」と厳しかった。

◇中島の打席参考に、今江6打点

今江が今季初の2本塁打を含む4安打6打点と気を吐いた。6回には一時同点となるソロをバックスクリーンへ運んだ。「(西武)中島さんが打席でつま先立ちしていたので取り入れてみました」と、研究熱心な今江らしく即実践して、カーブをしっかりとらえた。試合に敗れヒーローになり損ねたが、「これからチームが苦しい時に打てる上体にしたい」と気持ちを切り替えていた。

◇100万人突破

ロッテは19日の西武13回戦(千葉マリン)で公式戦主催観客動員数100万人を突破した。47試合目で101万5852人を動員。昨年は46試合目での到達だった。

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成瀬ショック“取材に応じられない”9失点[スポニチ]

星野ジャパン入りしたロッテの成瀬が自己ワーストの9失点で7回途中KO。ワーストタイ4四死球と制球に苦しみ、要所で2本塁打を浴びて5敗目を喫した。味方が逆転した直後の5回は先頭・栗山に死球を与え、続く中島に逆転2ランを被弾。同点に追いついた直後の7回は2死から3連続長短打されて降板した。試合後は取材に応じられないほど落胆し、球団広報を通じて「ショックです。それ以外のコメントのしようがありません。頭の中を整理させてください」と話すのがやっと。先発の一角を担った昨年12月のアジア予選に続き、北京五輪でも先発に意欲を見せていたがアピールはならなかった。

チームは今季ワースト17失点で3連敗。バレンタイン監督は「成瀬はどうにもならない内容ではないが、大事なところで集中力が欠けていた」と険しい表情で振り返った。

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成瀬9失点KO…五輪本番に不安残る[デイリー]

五輪代表左腕が、まさかの轟沈だ。17日の北京五輪代表選出後、初登板となったロッテ・成瀬だが、6回2/3をプロ入り自身ワースト9失点でKO。五輪本番での先発入りに不安を残した。

悪夢の始まりは2回。打者9人の猛攻を受けて4点を献上。さらに攻撃陣が逆転した直後の5回には中島に逆転弾、そして再び同点とした後の7回にはブラゼルに勝ち越し弾を許した。目を覆うばかりの惨状だ。

降板後、「ショックです。それ以外、コメントのしようがありません。頭を整理させてください」と広報を通じて談話を発表しただけ。ショックからプロ入り後、初めて試合後の囲み取材を拒否した。

代表決定後「最後(の五輪)は気持ちよく星野監督を胴上げしたい」と意気込んだ成瀬だが、課題山積のマウンドとなった。

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成瀬「ショック」9失点、6回2/3自己ワーストKO…ロッテ[報知]

ベンチからグラウンドを見つめる目がうつろだった。成瀬が6回2/3を投げ、自己最悪となる9失点でKO。日本代表でも先発の一角として期待される左腕は、落胆のあまり今季初めて試合後の会見を拒否した。「ショックです。頭を整理させて下さい」と、広報を通じてコメントを出すのが精一杯だった。

2発を含む8安打に、4四死球。2回に4長短打で4失点。逆転直後の5回には中島に逆転2ランを浴びた。同点に追いついて迎えた7回には、ブラゼルに決勝2ランを献上。「左打者にスライダーで死球とか、あり得ない。意識が足りない」と受けた里崎。味方が得点した後の回をゼロに抑えるという投手の鉄則が守れなかった。

五輪本番に向けても手痛い5敗目だ。この日の不安定な内容では先発はおろか、救援としても起用に不安が残る。残された時間はそう多くはない。

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今江が2本塁打含む4安打[ニッカン]

ロッテ今江が今季初の2本塁打を含む4安打6打点と気を吐いた。6回には一時同点となるソロをバックスクリーンへ運んだ。「(西武)中島さんが打席でつま先立ちしていたので取り入れてみました」と、研究熱心な今江らしく即実践して、カーブをしっかり捕らえた。

チームが敗れたためヒーローになり損ねたが、「これからチームが苦しい時に打てる状態にしたい」と気持ちを切り替えていた。

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代表左腕、ロッテ・成瀬は大ショック9失点[サンスポ]

ロッテ・成瀬は、昨年6勝と得意にしていた西武に対し、自己ワーストの9失点。

試合後は姿を現さず「ショックです。いま、それ以外のコメントのしようがありません。自分の中で頭を整理させてください」と球団を通じて心境を伝えただけだった。

味方の拙守が失点に絡む不運はあった。打った方を褒めた方がいい球もあった。

だが、その一方でいまだに昨季のような繊細な制球力が戻ってきていないのも事実。北京五輪の日本代表でもあるだけに、一刻も早い立て直しが求められている。

バレンタイン監督
「全てにおいて集中力に欠けた。味方が点を取っているから、しっかり抑えないと…。特に体調は問題ではないと思う。」(成瀬に)

◇100万人突破

ロッテは19日、西武13回戦(千葉マリン)に2万5823人の観衆を集め、今季の主催試合で観客動員数が100万人を突破した。47試合目での大台到達は、昨季よりも1試合遅い。

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ロッテ集客作戦/上[毎日新聞]

◇双方の利害一致…「産学協同」新たな試み

様々なイベント企画などで、地域密着の人気を高め、プロ野球の集客回復のお手本にもなってきたロッテ。新たな取り組みを模索する姿勢はまだ衰えていない。瀬戸山隆三球団社長は「地域密着ではなく、地域との融合」と球団の目標を掲げる。多額の費用をかけずとも、目標を実現する策はありそうだ。

今年5月、本拠地の千葉マリンスタジアムで行われた対日本ハム戦前のマウンドに柔道着姿があった。北京五輪柔道男子81キロ級代表の小野卓志で、バレンタイン監督を相手に始球式。ユニークな取り合わせにスタンドは沸いた。

小野が所属する了徳寺学園は、千葉県浦安市で了徳寺大学を経営する。芸術学部と、理学療法士やスポーツトレーナーなどを育成する健康科学部の2学部からなる大学で、スポーツには縁が深い。同大学の講座で、ロッテのトレーナーらが特別講義をするなど、友好関係にあった。アイデアが豊富なことで知られるロッテ球団は、そこに目をつけた。

始球式だけではない。了徳寺学園は、小野をはじめ北京五輪に柔道の4選手を送り出すが、その記者会見まで、始球式と同じ日にマリンスタジアムで開いた。「野球場で五輪代表選手が会見するなんて、おそらく初めてでしょう」と球団企画広報担当の羽地朝博ディレクターが胸を張る。

学園側にとっては、五輪代表が声援を受けただけでなく「柔道を知らない層に対して、『了徳寺』の名前をアピールするいい機会」(入試広報課)という知名度アップのメリットがあった。ロッテ側も、異種競技との交流で「地元のスポーツ熱を高められる」とファン層拡大の期待をかける。

さらに、教授・講師陣に理学療法士などの有資格者を抱える学園は、選手のリハビリプログラムや、メディカルチェックなどに協力する希望も持つ。一方、羽地ディレクターは「プロ選手なので学生に(体調管理を任せるの)は難しいのでは。でも、何かできることはないか話はしてみたい」として、今後の新たな「産学協同」を考えている。

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