わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月26日

福岡ソフトバンク2−1千葉ロッテ(ヤフードーム)

ソフトバンクが連勝で貯金3、3位は変わらずも2位日本ハムとゲーム差なし。1点を追う2回1死二、三塁から辻の右前2点タイムリーで逆転しロッテ戦3連勝。先発・ホールトンは先発転向3試合目で先発初勝利の3勝目、来日最長の7回を自身最多126球6安打4四死球6三振1失点。8回2人目・高橋秀、9回から今季初登板の3人目・馬原が昨年10月2日オリックス戦以来となるセーブ。ロッテは1回福浦のタイムリーで先制も連敗で4位オリックスと1.5ゲーム差に拡がる。先発・成瀬は8回6安打2失点も6敗目、プロ入りヤフードームで初黒星。

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千葉ロッテ1000000001
福岡ソフトバンク02000000x2

◇五輪前ラスト登板、成瀬2回悔いる

左腕エース成瀬が五輪前ラスト登板で8回2失点、119球と好投したが、白星を逃した。フォームのバランスを修正するため、初めて1回からセットで投球。2回に2者連続四球でピンチを広げた後に2点適時打を浴びたが、その後は立ち直り、内角直球と外への変化球の幅を使った投球で追加点を許さなかった。「あの回だけ悔やまれる。厳しいコースを狙いすぎました」と反省しきり。6敗目を喫したが「それなりにいい投球ができて良かった」と五輪本番へ向け手応えを口にしていた。

◇判定2度抗議も、連敗にボビーぶ然

バレンタイン監督が審判の判定に2度抗議したが覆らず、連敗を喫した。1度目は3回、ソフトバンク松中の天井に当たった打球を福浦が捕球したが、アウトではなくファウルと判定され試合続行。2度目は西岡の盗塁をソフトバンク川崎がタッチしていなかったがアウトと判定された。バレンタイン監督は「その時の状況でルールが変わったり、1メートルも離れているのにアウトになるミスジャッジがあった」とぶ然とした様子で振り返った。

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成瀬、完投も6敗目…ロッテ自力V消滅[スポニチ]

北京五輪前ラスト登板となったロッテの成瀬が、2回に連続四球から2失点。以降は立ち直って約3ヶ月半ぶりの完投も6敗目を喫した。初めて初回から走者なしでもセットポジションから投げた左腕は「それなりの投球はできただけに、2回だけが悔やまれます」。3回の守備では松中の天井に当たった打球を福浦が捕球しながら、2度天井に当たったと見た審判団の判断でファウルになるなど、判定にも泣いて惜敗。チームは自力Vが消滅し、4年ぶりの前半戦負け越しも決まった。

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成瀬、2失点完投も打線の援護に恵まれず…ロッテ[報知]

ロッテの先発・成瀬は8回2失点と完投したが打線の援護に恵まれず6敗目を喫した。1回、3人の左打者へ外角の直球、スライダーがストライクゾーンをかすめながら決まった。「ボールはいっていた」と成瀬。左は内野安打3本に抑え、外にゾーンが広いとされる五輪でも威力が期待できる制球だった。

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ロッテ・成瀬、本来の姿封印で五輪へ[サンスポ]

投げ方に手を加えた姿に、並々ならぬ危機感が透けて見えた。

ロッテ・成瀬は北京五輪前最後の登板で普段のノーワインドアップをやめ、プロで初めて無走者でもセットポジションでの投球を貫いた。

制球に苦しむ今季、前回は自己最悪の9失点。「フォームのバランスが課題だったので」。今季1度だけ試合中にセットに変えている。そこで得ていた好感触を確かにする必要があった。

1回、3人の左打者へ外角の直球、スライダーがストライクゾーンをかすめながら決まる。「ボールはいっていた」と成瀬。左は内野安打3本に抑え、外にゾーンが広いとされる五輪でも威力が期待できる制球だった。

最大の課題、右打者への内角直球の精度も増した。前回見られたシュート回転もほぼ皆無で、2失点で完投し「それなりの投球ができ、収穫はあった」と新たなスタイルに手応えを感じていた。

一方で「内角が甘めにいったり、逆球もあった」と言うように、昨季の精密さは戻っていない。「ノーワインドアップにしたいが、このままいこうかな」。金メダル獲得のため、不本意ながら本来の姿は一時封印する。

里崎
「俺の中の評価基準には達していない。ラッキーな面も、打ち損じもあった。」(成瀬に)

◇想定外のファウル

ルールにも想定されていない珍しいケースが起きた。3回にソフトバンク・松中の放った飛球がヤフードームの天井に当たり、跳ね返ったところをロッテ・福浦が捕球。球場の特別ルールでは、グラウンドの真上の天井に当たった打球はフェア、ファウル地域にかかわらず、捕球すればアウトになる。しかし、今回のケースはパ・リーグによると、1度グラウンド上の天井に当たった後、さらにもう1度天井に当たったと見た審判員の判断でファウルになったという。

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成瀬、北京へ“モデルチェンジ”[スポニチ]

投げ方に手を加えた姿に、並々ならぬ危機感が透けて見えた。ロッテ・成瀬は北京五輪前最後の登板で普段のノーワインドアップをやめ、プロで初めて無走者でもセットポジションでの投球を貫いた。制球に苦しむ今季、前回は自己最悪の9失点。「フォームのバランスが課題だったので」。今季1度だけ試合中にセットに変えている。そこで得ていた好感触を確かにする必要があった。

1回、3人の左打者へ外角の直球、スライダーがストライクゾーンをかすめながら決まる。「ボールはいっていた」と成瀬。左は内野安打3本に抑え、外にゾーンが広いとされる五輪でも威力が期待できる制球だった。

最大の課題、右打者への内角直球の精度も増した。前回見られたシュート回転もほぼ皆無で、2失点で完投し「それなりの投球ができ、収穫はあった」と新たなスタイルに手応えを感じていた。

一方で「内角が甘めにいったり、逆球もあった」と言うように、昨季の精密さは戻っていない。「ノーワインドアップにしたいが、このままいこうかな」。金メダル獲得のため、不本意ながら本来の姿は一時封印する。

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成瀬8回2失点も6敗目[ニッカン]

ロッテの左腕エース成瀬が五輪前ラスト登板で8回2失点、119球と好投したが、惜しくも6敗目を喫した。フォームのバランスを修正するため、初めて1回からセットで投球。2回に2者連続四球でピンチを広げた後に2点適時打を浴びたが、その後は立ち直り、内角直球と外への変化球の幅を使った投球で追加点を許さなかった。「あの回だけ悔やまれる。厳しいコースを狙いすぎました」と反省しきりだった。

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ロッテ集客作戦/中[毎日新聞]

◇子供向けの教室…将来のファン層に期待

「地域との融合」と目標を掲げるプロ野球のロッテ球団にとって、子供達とのつながりは欠かせない要素だ。1つは、少年を対象にした野球教室「マリーンズ・アカデミー」。さらに、若い女性が華やかに応援を繰り広げる球団のチア・パフォーマー「M☆Splash!!」を動員したダンスの指導にも乗り出した。

ダンス教室は、中日のチアダンサーが文化センターなどで指導している例もあるが、ロッテは球団が主体で行う。小学生を中心に約220人が指導を受けており、メンバーはほとんどが女子だ。担当する振興部の久世幸郎ディレクターは「プレーする人と応援する人がいてこそ、野球は盛り上がる」と話す。受講生に示す目標は「プロのチアダンサー」。千葉マリンスタジアムの観客の前でチアダンスをするなど、発表の場も用意されているから、教室にも活気があるという。

男子を対象とした野球教室は当初、球団側がボランティア的に開いていたが、「単なるイベントに終わっている」「指導技術が足りない」などの声が出て内容を充実させた。

ロッテのOB選手らが、子供から大人までを対象に、マリンスタジアムなどで、野球技術を教えると共に、少年野球チームなどの指導者を対象に「コーチング」も教える。基本的には有料。コーチング指導では、実際にマリーンズで行っている打撃や守備などの練習方法を指導するとともに、「子供をやる気にさせる方法」「楽しく練習させる方法」といった、メンタル面まで教える。シーズンオフにはバレンタイン監督によるセミナーも計画している。振興部の丸山一仁シニアディレクターは「将来、アカデミーの出身者がプロに入って活躍してくれれば、地域との融合がより進む」と考えている。

こうした教室を開設する目的について球団側は「子供達に野球のプレーも、応援も好きになってもらうこと」という。球団が持つ人材やノウハウを生かしながら、野球好きを増やし、将来のファン拡大に期待をかけている。

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