7月28日7月28日ロッテが今季7度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止め借金を5とし、対楽天戦5連勝。ロッテは3点を追う4回に大松の18号3ランで同点に追いつくと、延長10回にも2死満塁から大松が自身2度目となるサヨナラタイムリーを放ち試合を決めた。大松はチーム記録にあと1と迫る月間31打点目。勝ちは5人目の荻野で6月15日阪神戦以来の4勝目。楽天は2回に藤井のタイムリー二塁打で先制するも、ロッテを上回る12安打を放つが今季最多の16残塁の拙攻で4度目のサヨナラ負けで借金9。5人目・川岸が打たれ5月3日阪神戦以来の2敗目。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北楽天 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 4x |
ロッテの大松が試合を決めた。延長10回2死満塁、楽天・川岸のカットボールをフルスイングでたたいた一打が、右翼フェンスを直撃。「力強いスイングを、とだけ心掛けた。前の打席で抑えられていたし」。8回2死一、二塁の勝ち越し機では捕邪飛に倒れていただけに、素直に喜びを表現した。7月に挙げた打点は31で、チーム記録に、あと1と迫った。
千葉ロッテがサヨナラ勝ちし。0−3の4回に大松の18号同点3ランで追いつき、2死満塁とした10回、大松が右翼フェンス直撃のサヨナラ打を放った。楽天は2回に藤井の適時二塁打で先制し、3回にも2点を加えたが、以降の好機を生かせなかった。
千葉ロッテの大松が、4回に7試合ぶりの18号同点3ラン。1死から橋本、サブローの連打で二、三塁とし迎えた第2打席、カウント1−1から真ん中に入ってきたカーブをすくい上げ右翼席に運んだ。
徐々に引き離されそうな流れの中での一発。「何試合か自分がチャンスをつぶしていたので、どんなかたちでもいいから打点を挙げたいという強い気持ちがあった。同点に追いつくホームランを打ててよかった」と、7月に入って7本目の本塁打を喜んだ。
千葉ロッテの西岡は5回の打席で二ゴロを放ち一塁ベースを駆け抜けた際に右足のかかとを痛め、6回の守備からベンチに退いた。病院へは行かず、アイシングで様子を見るという。
今季2度目、千葉マリンでは初の1軍先発マウンドに上がった千葉ロッテの呉偲佑は、4四死球と制球が安定せず2回途中で降板。「こんな早い回に降板してしまい申し訳なく思う」と肩を落とした。
ボール球が先行した。1回の先頭にカウント0−3とし、2ストライクを取ったが死球。打者5人中3人に3ボールとし2番打者にはファウルで6球粘られるなど、1回だけで32球を投げた。「気負い過ぎて気持ばかり先走ってテンポが乱れ、コントロールも悪かった」。
2回には、2死後にカウント0−2から甘く入った直球を左中間に運ばれる適時二塁打。さらに連続で死四球を与えて満塁としたところで交代を告げられた。
1軍初先発した5月5日のオリックス戦（スカイマーク）では、7回途中1失点と好投。救援陣が崩れなければ文句なしの勝利投手だった。同じ左腕の成瀬が北京五輪に出場するため、今回は五輪期間中に成瀬の穴埋めができるのか期待の掛かったマウンドだった。「自分の投球ができなかった。それが全て」と結果を出せず悔しさをにじませた。
落合を超えた！ロッテ大松尚逸外野手（26）が楽天戦（千葉マリン）で7月31打点目を挙げ、月間打点で落合（現中日監督）を抜いてアルトマンの球団記録にあと1と迫った。4回に18号同点3ラン。同点の延長10回には2死満塁から右翼越えのサヨナラヒットを放った。全打点をたたき出す活躍で、チームの連敗を3で止めた。
千葉マリンの夜空に舞い上がった打球が、右翼フェンスを直撃した。延長10回裏2死満塁。ロッテの「新満塁男」大松が内角高め直球を鋭く振り抜き、今季7度目のサヨナラ勝ちを決めた。これで満塁では今季12打数7安打で打率5割8分3厘、21打点。二塁ベースを駆け抜けたところでナインから手荒い祝福を受けた。「最近、満塁で回ってくることが多いのでプレッシャーを感じていたんですが、リラックスして打つことだけ考えました。詰まり気味だったけど強いスイングができました」と、お立ち台で胸を張った。
偉大な先輩を超える一振りでもあった。今月は7本塁打、31打点をマーク。ロッテの月間最高打点は71年6月にアルトマンが記録した32だが、日本人選手では3度3冠王を獲得した落合博満（現中日監督）の27が最高だった。20日の西武戦で4打点を挙げ落合監督に並んだが、その後6試合連続打点なし。「落合さんの数字を聞いて多少意識してしまった。今月は残り2試合だから開き直りました。正直、すごく嬉しいです」と目尻を下げた。
3点差の4回1死二、三塁では同点の18号3ランを放ち、その時点で「落合超え」を達成した。「札幌遠征からフォームがおかしくなったので、昨日の夜は良かった時のビデオを見て調子を取り戻した」と振り返った。6連戦を終え深夜に福岡から帰宅した後も研究を惜しまない姿勢が、同点、サヨナラの全4打点につながった。
バレンタイン監督は「大松は試合に出ずっぱりだが、疲れも見せずに常にいいスイングをしている」とほめた。毎年夏場は体重が4、5キロ減ってしまうが、今年は春先からベストの90キロをキープ。「奥さんが色々考えてくれて、毎食にんにくを取り入れてくれているので食欲が出るんです」と感謝していた。
29日の7月ラストゲームで、あと2点に迫った球団新記録への期待がかかる。「新記録を出せるように頑張ります！」。お立ち台で自信ありげに宣言した。
ロッテ西岡剛内野手（24）が楽天15回戦（千葉マリン）の3回、走塁の際に右かかとを打撲したため、大事をとって途中交代した。病院には行かずアイシング治療を行った。
高々と舞い上がった打球が、右翼手・中島のグラブをかすめるようにフェンスを直撃した。千両役者ならぬ“満塁役者”。すでに二塁を回っていたロッテの大松はガッツポーズだ。延長10回2死満塁。歓喜の瞬間は、やはりこの男が運んできた。サヨナラ打。これで今季の満塁機での成績は12打数7安打、打率.583だ。
「自分でもビックリするくらい満塁で回ってくる。最近プレッシャーになっていたけど…。開き直っていきました。落合さん？正直嬉しいです」。4回には右翼へ同点の18号3ラン。この時点で月間30打点となり、ロッテ時代に落合（中日監督）が3度マークした27打点を抜いた。サヨナラ打と合わせて31打点。アルトマンが持つ月間32打点（71年6月）の球団記録にも肉薄した。
最近6試合は打点ゼロ。疲労に加え、偉大な先輩の記録を超えようとプレッシャーを感じていた。打撃フォームも崩れ「タイミングが遅く、打席で受けるような感じになってしまって」。福岡から帰京した前日、深夜に眠い目をこすりながら自宅で好調時のDVDをチェック。その結果がサヨナラ打につながり「頭が整理できた。ちょっと差し込まれていたけど自分のスイングができたから」と胸を張った。
本拠地でアーチを放てば11戦全勝。主砲がチーム全打点を叩き出して連敗も3で止まった。29日の7月最後の試合で「あと1打点。新記録がつくれるよう頑張ります」。最高の月を、そして前半戦を快打で締める。球宴には出場しないが、この男の凄さはロッテファンの誰もが知っている。
あの偉大な“OB”を超えた。延長10回2死満塁。大松が右翼フェンス直撃のサヨナラ打を放った。大松がグラウンドで飛び跳ねる。スタンドのファンも歓喜のジャンプだ。そして、千葉マリンが揺れた。
「リラックスして強いスイングをしようと心がけた」。この日は4回にも同点3ランを放ち、サヨナラ打と合わせて4打点。月間打点を31に伸ばし、ロッテ時代の落合（中日監督）が持つ27打点の球団日本人記録を塗り替えた。
6月中旬に打撃スタンスをオープンからスクエアに変えた。「左足に体重が乗り、力強いスイングができるようになった」。7月に入り、打点を量産したが、落合の記録に並んだことでプレッシャーを感じていた。22日からのロード6連戦は打点なし。前夜、遠征先から帰宅し、6月以降のヒットを打った打席のビデオを深夜までチェックして、結果を出した。
残り1試合だが、球団記録の32打点まではあと1打点。「新記録を出せるようにがんばりたい」。本拠地で本塁打を放った試合は11戦全勝。“不敗神話”を持つ男の言葉には自信がみなぎっていた。
高々と上がった打球に、「捕るな！！」と祈った。3−3の延長10回2死満塁。大松が右翼へ大飛球を放つ。中島がジャンプするが及ばず、フェンス直撃のサヨナラ打となった。「詰まったけど自分のスイングができていた。最高です」ともみくちゃにされたヒーロー。4回には同点18号3ランを放ち、チーム全得点を1人でたたき出す4打点。7月の31打点は現中日監督の落合（27打点＝84年8月、85年9月、86年7月）を抜き、月間打点ではチーム日本人最多記録となった。
重圧があった。20日の西武戦（千葉）で27打点に並びながら、6試合打点なしが続いた。札幌、福岡での6連戦から帰った27日。自宅で自分の“ヒット集”が入ったビデオを見て、タイミングの取り方を修正、すぐに結果が出た。「札幌の前に（記録を）知って意識していた。自分の名前が残るのは嬉しい」。3冠王を3度獲得した大打者を超えたことに、笑顔をはじけさせた。
大松の勝負強さにバレンタイン監督は、「常にリラックスして打席に入り、変わらないいいスイングをしている」と褒めたたえた。今季満塁で12打数7安打（打率.583）、3本塁打、21打点と『満塁男』は健在。千葉で本塁打を打てば11戦11勝と、不敗神話も継続中だ。
「二塁まで走れば2打点になると思って走っちゃいましたよ。失敗したな」単打で1打点に終わった最後の打席に苦笑い。それでも31打点は、リーグ月間記録の35打点（近鉄・ブライアント、クラーク）にも届く数字だ。「とりあえず2打点は頑張ります」残る1試合、29日の楽天戦でまずは球団記録、アルトマンの32打点（71年6月）更新を狙う。
中日・落合監督が現役時代に作った記録を破った。延長10回2死満塁、ロッテの大松が右翼フェンス直撃のサヨナラ打。
「リラックスして、強いスイングをしようと心がけていました」。4回の同点3ランと合わせ、計4打点。7月の月間打点を31に伸ばし、落合監督が持っていた球団の日本選手記録（月間27打点）を塗り替えた。
6月中旬に打撃スタンスをオープンからスクエアに変え「左足に体重が乗り、力強いスイングができるようになった」。さらに前夜、6月以降の打席を見返してタイミングの取り方や構えを修正し、結果を出した。
外国人選手を含む球団記録の32打点まであと1打点。「球団新記録を出せるように頑張りたい」。本拠地で本塁打を打った試合は11戦11勝。満塁の場面では12打数7安打という“満塁男”が、残り1試合のチャンスにかける。
ロッテの西岡は5回の打席で二ゴロを放ち一塁ベースを駆け抜けた際に右足のかかとを痛め、6回の守備からベンチに退いた。病院へは行かず、アイシングで様子を見るという。